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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・16、3・17パナソニック闘争闘われる(1011号3面)

 3・16パナソニック本社への団交申し入れ行動を闘う 〈大阪〉

パナソニックPDP争議の勝利をかちとろう

 パナソニックは、吉岡力氏をはじめ多くの労働者を「偽装請負」状態にして劣悪な労働条件でこき使い、膨大な利益を上げてきた。吉岡氏が組合に加入し大阪労働局に「偽装請負」を告発したところ、パナソニックは吉岡氏を元の職場から排除し真っ黒なテントで隔離し「みせしめ労働」をさせたあげく、2006年1月、5ヵ月で「雇い止め解雇」を強行した。最高裁は2009年12月、吉岡氏とパナソニックとの間にあった「黙示の労働契約」を認めず、吉岡氏とパナソニックの雇用関係を認めた大阪高裁判決を覆し、雇用関係を認めない不当判決を下した。しかし、その最高裁ですら、吉岡氏の内部告発に対しパナソニックが報復として行なった黒テントでの「みせしめ労働」と「雇い止め解雇」を不法行為と認定し、損害賠償を認めざるをえなかった。にもかかわらず、いまだにパナソニックは不法行為の責任を取らず、吉岡氏を職場に戻していない。
 3月16日、7労組(おおさかユニオンネットワーク、全大阪労働組合総連合・全国労働組合連絡協議会大阪府協議会・全日本港湾労働組合関西地方本部・国鉄労働組合近畿地方本部・全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部・関西マスコミ文化情報労組会議)呼びかけの大阪総行動が取り組まれた。大阪総行動の一環として、パナソニック本社(門真市)に対するパナソニックPDP争議の解決を求める団交申し入れ行動も闘われ、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も参加した。
 パナソニック本社前には、争議当該の吉岡力氏をはじめ数十人が結集し、赤旗、のぼり旗を林立させている。正門には、十数人のガードマンが立っている。午後2時40分、「なかまユニオン」の委員長が司会者となり、本社前で集会が開始される。

パナソニック本社に怒りのシュプレヒコール

 全港湾大阪支部、「吉岡さんをパナソニックの職場に戻し、人権侵害・不当な雇い止めをなくす会(吉岡会)」協同代表の発言の後、吉岡氏が発言に立つ。「私の争議は7年目を迎えます。みなさんを裏切らないためにも、必ずや職場復帰をかちとります」「パナソニックは、7800億円という過去最悪の赤字になっており、今では、『売るものがない会社』『何でメシを食べている会社なのか』と言われるまでになっています。その原因は、『破壊と創造』という言葉を謳い文句に中村会長が行なってきた、儲けるためには何をしてもかまわないという、労働者を大切にしないやり方にあります」「パナソニックは、無責任にも話し合いに応じようとしません。七年続いている吉岡争議は、私だけの問題ではなくなっています。すべての『偽装請負』の解決へむけ頑張ります」と力強い決意を述べた。次に、参加団体からの連帯あいさつが、大阪全労協の代表、全港湾、連帯ユニオンからあった。
 続いて、吉岡氏を先頭とする要請団は、団交の日時や参加者、「2006年1月末の雇い止めを撤回し、吉岡力を再雇用すること」「1万4000人合理化を撤回すること」という要求事項等を記載した「団体交渉申入書」を手に、正門に向かった。パナソニックの担当者は当初、「団体交渉申入書」の受け取りを拒んでいた。しかし、要請団の厳しい追及と支援者たちの怒りのシュプレヒコールにより、最後には受け取った。申し入れの最中には、大阪教育合同労組と大阪電通合同労組から連帯あいさつが行なわれた。
 申し入れを終えた要請団が、支援の隊列に帰ってくる。吉岡氏から経過報告が行なわれる。「パナソニックは、何回かの『おおさかユニオンネットワーク』の要請行動で『申入書』をもめながらも受け取ってきたが、回答してこなかった。期限の3月30日までに回答がなければ、『おおさかユニオンネットワーク』をなめているということになる。そういうことになれば、またご連絡させていただきますし、抗議行動などよろしくお願いしたいと思います」。最後に、シュプレヒコールをあげて、パナソニック本社への団交申し入れ行動を終えた。

3・17「オキュパイ・パナソニック行動」が闘いぬかれる 〈大阪〉

 3月17日、「オキュパイ(占拠せよ)・パナソニック行動」が闘われ、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」も結集し、ともに取り組んだ。
 まず、正午から京阪京橋駅の広場で、情宣が取り組まれた。情宣では、パナソニックPDP争議の意義が訴えられ、闘いへの結集が呼びかけられた。
 午後0時30分、大阪ビジネスパーク(OBP)にあるパナソニックの象徴・「TWIN21・OBPパナソニックタワー」へむけ、10メートルの横断幕「パナソニックは首切りやめろ! 吉岡君を職場に戻せ!」を掲げ、デモが開始される。「パナソニックは不法行為の責任をとれ!」「パナソニックは吉岡君の雇用責任を認めろ!」「吉岡君を今すぐ職場に戻せ!」「大量首切りを許さないぞ!」「パナソニックは1万4000人の首切りをやめろ!」「尼崎工場の1000人の首切りを許さないぞ!」「労働委員会闘争で闘うぞ!」。デモ隊は怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
 デモ行進中に争議当該の吉岡力氏は、「パナソニックの中村会長は、とにかく人件費を削減するため、『正社員』の首を切り、『非正規雇用』労働者に対して『偽装請負』『違法派遣』という劣悪な労働条件で働かせてきた。このやり方が明らかに間違いであったことが、7800億円もの赤字にあらわれていると思います。こうした労働者を大切にしないやり方が、労働者のモチベーションの低下、開発のライバルである韓国メーカーへの人材の流出、品質の低下をまねきました」「2月28日、パナソニックの新社長が津賀氏に代わると発表されました。新社長の津賀氏は『パナソニックが復活するには、最大の資産である人の能力をいかに活かせるかにかかっている』と記者会見で述べています。人を活かす経営というのは、『偽装請負』とか『違法派遣』というやり方ではありません。本当に新しいパナソニックに変わるということは、私・吉岡力の『偽装請負』の問題を解決することにほかなりません」「これからもパナソニックが本当にまともな会社になるように頑張っていきますので、よろしくお願いします」と訴えた。
 デモを貫徹した後、京阪京橋駅とJR京橋駅を行き交う人々にビラを配布した。「パナソニックタワー」には、私服刑事や数多くのガードマンが配置されていたが、弾圧を許すことなく、「オキュパイ・パナソニック行動」が闘いぬかれた。
 闘う「非正規雇用」労働者と連帯し、「労働者派遣法」撤廃―「直接雇用」「無期限雇用」をかちとろう!