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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・26 「労働者派遣法」改悪阻止闘争に決起(1012号6面)

国会前で怒りのシュプレヒコールを叩きつける

 3月26日、反安保労研全国センターの仲間は、参院厚生労働委員会で審議中である「労働者派遣法」改悪が今月中にも強行される状況となりこれを断固阻止すべく、国会前に登場しシュプレヒコールを叩きつけた。
 午後3時、マイクロバスとワゴン車で国会前に乗りつけた30人を越す部隊は、すでに青ゼッケン、青ヘルメットを身にまとい車中から登場した。横断幕を広げ国会に向けすぐさま怒りのシュプレヒコールを叩きつける。「『労働者派遣法』改悪を許さないぞ!」「『労働者派遣法』撤廃!」「労働者の使い捨てを許さないぞ」「直接雇用を勝ちとるぞ」「無期限雇用を勝ちとるぞ」「『労働者派遣法』撤廃するまで闘うぞ」とシュプレヒコールが叩きつけられ、国会周辺に響き渡る。虚を衝かれた警備員が慌てふためき、必死で応援を要請するなか、部隊はシュプレヒコールを叩きつけ続ける。ようやく駆けつけた国家権力どもが一斉に「やめろ!やめろ!」と恫喝し、何とか止めさせようと必死にマイクを奪おうとしてくる。部隊を取り囲み恫喝を繰り返しながら部隊を排除しようと必死に妨害を仕掛けてくる。われわれは権力との攻防を繰り広げながらもシュプレヒコールを叩きつけ続け、一切の妨害をはねのけて最後まで闘いを貫徹した。

御茶ノ水駅頭で情宣行動

 国会前行動に連続して、われわれは御茶ノ水駅頭で「労働者派遣法」改悪阻止・撤廃の情宣行動に決起した。
 駅頭で青ゼッケン、青ヘルメットに身を固め、横断幕を広げ、高らかにシュプレヒコールを響かせる。御茶ノ水駅頭は大学の卒業式を終えたばかりの若者でごったがえしている。「『労働者派遣法』改悪を許すな」「『労働者派遣法』撤廃!」とシュプレヒコールが響き渡ると駅頭を行きかう若者、労働者、市民が一斉に振りむき注目する。アジテーションが、『「労働者派遣法」が改悪されれば、今以上に労働者を使い捨てにする攻撃が強まるのは明らかだ」「『労働者派遣法』を撤廃しないかぎり、劣悪な生活が強制される状況は拡大する」「『労働者派遣法』を撤廃しよう」「若者の未来に希望が持てる社会を実現しよう」と呼びかける。行きかう若者や労働者が次々とビラを受け取っていく。中には立ち止まり手を伸ばし、ビラの受け取りを待つ労働者がいるほどだ。関心度の高さが窺われる。一時間あまりの情宣で用意したビラはすべて手渡された。国家権力はあまりの注目度になすすべもなく、遠くから傍観するだけであった。すべてのビラを撒き終わり、最後にシュプレヒコールあげ、情宣行動を終えていった。

「改悪労働者派遣法」を粉砕しよう

 「労働者派遣法」改悪案は、一昨年通常国会に「製造業派遣の原則禁止」「登録型派遣の原則禁止」、違法派遣があった場合、派遣先の企業が労働者に労働契約を申し込んでいたものとみなす「みなし雇用制度」といった内容で提出した「労働者派遣法改正案」を、民主党が寄り添った形でさらに改悪し成立を狙ったものだ。
 一昨年通常国会に提出された「改正案」は、そもそも実際には数々の「例外規定」を用意し、企業にとっての「抜け穴」だらけのものであった。ところが、昨年11月に民主党、自民党、公明党が合意した内容は、「製造業派遣の原則禁止」「登録型派遣の原則禁止」を削除し、「みなし雇用制度」の「三年猶予期間」を設け、大幅に「修正」したものとなり、それが今年3月8日には、衆院本会議で可決され、3月28日、参院本会議で成立しているのである。
 今でも労働者の3人に1人が「非正規雇用」、20代から30代に限れば4人に1人が「非正規雇用」と言われ、大学卒業後直ぐに「非正規雇用」として働かざるを得ない若者が急増し、1000万人以上が爛錙璽ング・プア瓩箸靴董崗来」のない劣悪な生活を強いられている。「労働者派遣法」改悪は、この劣悪な現状をさらに拡大し、労働者全体への使い捨て攻撃を強めるのは明らかだ。

「労働者派遣法」の撤廃をかちとろう

 2008年の爛蝓璽泪鵝Ε轡腑奪瓩砲茲辰涜舂未鵬鮓曚鬚気譴拭崘標労働者の保護」「雇用の安定」の目的でこの「改正案」が提出されたにもかかわらず、民主党は「改正案」の主要な3項目のすべてを削除する理由について「大震災や急激な円高など『労働者派遣法改正案』を作った当時とは経済状況が違う」などと言い訳している。これは「資本が利潤を上げる条件が悪くなった分、犠牲を労働者に押し付けてしまえ」ということだ。また、民主党は「貧困」「格差」を「政権奪取」のための「ネタ」として口にしても、そもそも「非正規雇用」をなくしたり、「労働者派遣法」に手をつける気なぞまったくなかったのであり、その本性があからさまになったということだ。
 野田連合政府は、世界大恐慌爆発情勢がますます深まるなかで、大資本の防衛のための「復興増税」「復興特区」「TPP」参加で労働者に極限的な矛盾を強制する攻撃を強めている。
 多くの「非正規雇用」労働者が「直接雇用」「無期限雇用」を望んでいる。現在、パナソニック、ヤンマー、キャノンなどの大資本を相手取って「非正規雇用」労働者が解雇撤回の争議を闘い、「労働者派遣法は人身売買法だ」と鋭く本質を見抜き労働者派遣法の撤廃にむけて闘いぬいている。「労働基準法」が禁止している「中間搾取」を合法化し、「職業安定法」が禁止している「人身売買」を合法化しているのが「労働者派遣法」であり、こんな「悪法」は撤廃以外ない。「労働者派遣法」改悪を諸手をあげ「前進した」と賛美し「政権を支える労働運動」を標榜する帝国主義労働運動・「連合」の敵対・制動を突破し、「非正規」争議を闘う「非正規雇用」労働者と連帯して、資本の意のままに労働者を使い捨てる「労働者派遣法」撤廃を勝ちとろう!雇用の原則である「直接雇用」「無期限雇用」を勝ちとろう!