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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

山谷メーデー集会をかちとる 〈東京・山谷〉 (1016号1面)

 

 台東区清川区民館でメーデー集会

 5月1日、東京・山谷日雇労働組合は、台東区清川区民館において山谷メーデー集会をかちとった。この集会は多くの山谷労働者、支援の仲間が結集し闘いとられた。

 午後1時、司会の仲間の開会あいさつをうけ、全国各地の寄せ場でメーデー行動を闘っている仲間から山谷メーデー集会に寄せられた連帯メッセージが紹介された。

 「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、「俺たちは、4・7大飯原発再稼働阻止の現地闘争を多くの釜ヶ崎のなかまと共に闘いぬいた。来る5月4日、再び福井現地に決起し、大飯原発再稼働阻止の闘いをうちぬく! 5・1メーデーの闘いの歴史を継承し、『反戦・仕事よこせ』の闘いを爆発させ、俺たちの未来を切り拓いていこう!」。福岡・築港日雇労働組合は、「寄せ場―日雇いの労働者こそが、全国の労働者の闘いの先頭に起って、世界中の労働者とともに、資本主義に断を下す闘いをやりぬこう。『反戦』と『仕事よこせ』の闘いをやりぬこう。核武装につながる原発の廃止をかちとろう。おれたち福日労も、本日のメーデーを、福岡一の繁華街・天神でデモをやりぬく」。沖縄・首里日雇労働組合は、「4月28日には、沖縄人民解放闘争に決起し集会・デモを貫徹しました。普天間基地解体・名護新基地建設阻止の断固たる訴えに、多くの共感を集めることができました。『反戦・仕事よこせ』を鮮明にうち出し、本日のメーデーをともに闘い、さらなる飛躍をかちとりましょう」。各寄せ場の仲間からの連帯メッセージにつづいて、支援の仲間からの連帯メッセージが紹介された。神奈川県地域連合労働組合は、「労働者に大増税と福祉の切り捨て、搾取・収奪を繰り返す政府と、利益だけを追求し首切り・使い捨てを強行する資本を打ち倒す闘いがまさに求められています。このような状況を突破していくには、労働者の団結した力で闘っていく以外にはありません。共に闘う労働組合として、貴労組との連帯をさらに深め、力強い団結を形成し、全国で闘う労働者との連帯を勝ちとり、さらなる労働運動の前進にむけ闘い抜いていきます」。以上の連帯メッセージはメーデーに参加するなかまによって拍手で確認されていった。

 次に、山谷メーデー集会にかけつけた東京都地域連合労働組合が、連帯あいさつを行なった。東京のなかまは「山谷における越年・越冬、夏祭り、金町解体のための朝行動をはじめ、ともに闘ってきた。寄せ場春闘を闘いぬいた団結で本日のメーデー集会も開かれている。労働現場で過酷な仕事につきながら、権利も奪われてきた日雇い労働者の闘いが、拡大している「非正規雇用」労働者の闘いの指針にもなっていく。東京都地域連合労働組合はこれからも山谷の仲間たちとともに労働者の権利と生活を守っていくために闘っていく」。

東京・山日労を強化し、「仕事よこせ」の闘いの爆発へ

 東京・山日労の集会基調が提起される。メーデーの意義と闘うメーデーとしての復権をかちとっていくことが提起された。また、寄せ場春闘で闘ってきた地平が報告された。この中では、3・26全国寄せ場春闘集中行動で取り組んだ厚生労働省との団交の中味について提起され、東京都による山谷への仕事減らし、城北労働・福祉センターによる給食・宿泊援護の縮小に対する闘いの重要性が訴えられた。さらに世界恐慌の迫る中、全世界では労働者人民の反撃の闘いが前進していることが報告され、「米帝足下でも『ウォール街を占拠せよ』の運動が巻き起こっている」「欧州でもギリシヤやスペインで社会保障の切り捨て、労働者への首切りに対し、ゼネストが爆発している」「全世界労働者人民の闘いと結びつき、メーデーを闘っていこう」。基調が、参加者全体で確認された。

 次に、DVD「福島原発で何が起こっているのか」の上映が行なわれた。原発の現場では日雇い労働者をはじめ下請け労働者がこれまでも被曝を強制されてきている。しかし、労災はもみ消されてきたし、ヤクザが暗躍して全国の原発、そして福島原発の事故現場では日雇い労働者の仲間が賃金をピンハネされ働かされている。こうした犠牲の上にしか成立しない原発を一刻もはやくなくしていかなくてはならない。失業に苦しむ日雇い労働者が原発労働を強制されないためにも「仕事よこせ」の闘いに取り組んでいくことが必要だ。

 山谷メーデーには、今回はじめて参加した仲間もいる。集会では初参加の仲間もまじえて討論がなされた。ある仲間は、「センターでは『利用者カード』ができたせいで、昔よりもセンターを利用しにくくなった。特に仕事の紹介が受けられなくなってアブレに苦しむおれたちが仕事にいきたくてもいけない状況をセンターが作り出している」と東京都や城北労働・福祉センターによる山谷労働者切り捨ての姿勢に対する怒りをブチまける。また、「同じ東京都が出している『仕事出し』でも待遇にバラツキがある。そうした問題もとりあげて、なくしていくべきだ」など積極的な意見が相次ぐ。こうした山谷労働者の東京都への怒りと要求を、今後集約して城北労働・福祉センターや東京都に対しての交渉で「仕事よこせ」の闘いをすすめてかなければならない。山谷労働者の結集の軸として東京・山谷日雇労働組合を強化していかなければならない。

 東京都による仕事減らし、城北労働・福祉センターによる利用者カードの発行制限やカード取り上げを許すことなく、山谷労働者の団結をうち固め闘っていくことが必要だ。積極的な討論を通じて、メーデー以降の「仕事よこせ」の闘いを参加者全体が確認していった。

 最後に、メーデー参加者全体でシュプレヒコールをあげ、山谷メーデー集会をしめくくった。

 

 センターデモ・決起集会と上映集会を闘う 〈大阪・釜ヶ崎〉

 

 早朝のセンターデモ・決起集会が成功

 大阪・釜ヶ崎では、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」が、5・1メーデーの闘いとして、早朝のセンターデモ・決起集会と午後からの上映集会を闘いぬいた。

 「釜ヶ崎労働者の会」の仲間たちは午前4時半、まだ開館していない労働福祉センターの周辺に結集する。ゼッケンとハチマキを着け、旗を先頭に「ワッショイ!」とセンター周辺を練り歩きながら、開館を待っている労働者にビラを渡し、メーデーの闘いへの参加を呼びかけていく。

 闘いに合流する仲間が出てくるなか、午前5時、センターのシャッターが動き始めると同時に、「釜ヶ崎労働者の会」の仲間たちはセンターに突入し、センター内をワッショイデモで一周する。労働者の注目を集めるなか、司会の仲間がマイクで決起集会の開始を宣言する。「釜ヶ崎メーデーを闘うぞ!」「一人の野垂れ死にも許すな! 生きてやり返そう!」「アブレ(失業)地獄―野垂れ死に攻撃を粉砕しよう!」。シュプレヒコールがセンター内に響き渡る。シュプレヒコールに続き、基調提起が行なわれる。「寄せ場春闘で俺たち『釜ヶ崎労働者の会』は、釜ヶ崎で唯一、業者(資本)に対する春闘要求を闘い、大阪府と大阪市に対しても公的就労対策事業の拡大・強化などを要求してきた。3月26日には、全国の寄せ場・日雇い労働者とともに寄せ場春闘集中行動を東京で闘いぬいた」「4・7大飯原発再稼働阻止の現地闘争への決起に続き、5月4日、再びおおい町現地に決起する。ともに闘おう!」「全世界の労働者の闘いと結びつき、国境を越えた団結をつくりあげていこう!」。基調は圧倒的な拍手で確認されていった。次は、寄せられた連帯メッセージの紹介だ。東京・山谷日雇労働組合は、「全国寄せ場で闘う仲間たち! 最も虐げられている俺たちこそが『闘うメーデー』を復権させていく資格がある。世界の労働者人民と連帯し、ともにメーデーを成功させていこう」。福岡・築港日雇労働組合は、「先達たちが血を流して闘いぬいたメーデーの荒々しい闘いが、今こそ復権されねばならない。労働者の団結した強力な闘いが、今ほど求められている時代はない。寄せ場―日雇いの労働者こそが、全国の労働者の闘いの先頭に立って、世界中の労働者とともに、資本主義に断を下す闘いをやりぬかなければならない」。沖縄・首里日雇労働組合は、「4月28日には、沖縄人民解放闘争に決起し集会・デモを貫徹した。普天間基地解体・名護新基地建設阻止の断固たる訴えに、多くの共感を集めることができた」と闘いを報告した。それぞれのメッセージに盛大な拍手が送られた。

メーデー上映集会がかちとられる

 「大飯原発の再稼働を阻止しよう!」「すべての原発の廃止をかちとろう!」「日帝の核武装を阻止しよう!」とシュプレヒコールをあげ、決起集会を締めくくった後、仲間たちはセンターで、午後からの上映集会への結集と、5・4大飯原発再稼働阻止の闘いへの結集を呼びかけるビラまき情宣を貫徹した。

 「釜ヶ崎労働者の会」は、昼の12時半から4時半まで、西成市民館でメーデー上映集会を開催した。

 はじめに、早朝のセンターデモと決起集会の成功をかちとったことを報告する。次に、スローガンを読み上げ、基調を提起する。参加した労働者たちの大きな拍手で確認される。寄せられた連帯メッセージの紹介にも大きな拍手が送られた。続いて、5・4大飯原発再稼働阻止の現地闘争への結集を呼びかけ、パナソニックやヤンマーなどの争議当該が求める署名への協力要請も行なった。

 いよいよ上映が始まる。1本目は、「フツーの仕事がしたい」という労働争議のドキュメンタリーだ。登場するセメント輸送運転手は、月552時間(1日平均18時間以上)にも及ぶ労働時間ゆえ、家にも帰れない日々が続き、心身ともにボロボロな状態におちいる。「会社が赤字だから」と賃金も一方的にカットされ、燃料代も自腹を切らされるようになる。生活に限界を感じた労働者は、藁にもすがる思いで労働組合の扉を叩き、生きるための闘いを開始する。会社の横暴と何度も体を張って対決し、ついに違法な労働条件の撤回をかちとる。参加した労働者たちは自分自身のことと重ね合わせ、食い入るように見入っていた。

 2本目は、「放射性廃棄物〜終わらない悪夢〜」という「ドイツ=フランス共同TV局アルテ社」によるドキュメンタリーだ。数十万年にわたり危険であり続ける核廃棄物、その最終的な処理方法が技術的に確立されないまま原発を推進してきた矛盾、それを知りつつ隠蔽を続ける原子力産業や各国政府のすさまじい実態が白日の下にさらされる。上映の後、「釜ヶ崎労働者の会」の仲間は、福島第一原発事故の事故処理をはじめ、何重にも及ぶピンハネのなか被曝労働を強制されている「非正規雇用」労働者の先頭に釜ヶ崎労働者が起ち、大飯原発の再稼働を阻止し、すべての原発の廃止をかちとる闘いへの決起を訴えた。

 最後に、これからも「反戦・反失業」の闘いを団結して闘っていくことを提起し、シュプレヒコールと「団結ガンバロー!」三唱で上映集会を終えた。

 

 集会と天神デモで日雇いメーデーを闘う 〈福岡・築港〉

 

 須崎公園で決起集会

 会場の須崎公園には、集合時刻前から、「仕事よこせ」の対市役所木曜行動を取り組んできた顔なじみの仲間たちが多く集まっている。毎朝五時から仕事を求めて築港の寄せ場に立っている仲間たちも来ている。生活保護をとった仲間たちの顔も見える。もちろん、野宿生活を続けているたくさんの仲間たちもやって来た。朝九時には、60人を超す仲間たちが集まった。

 福岡市による生活保護の受給要件の緩和策により、野宿をする仲間たちは激減している。厚生労働省などの発表によれば、今年一月時点で、福岡市内の野宿労働者の数は226人で、3年前の4分の1以下にまで減っている。その結果、ひと頃に比べて、日雇いメーデーの参加者数は減ったものの、失業と貧困の強制に歯を食いしばり、怒りを燃やしてがんばりぬいている仲間たちが集まっているのだ。その熱気で会場全体が満たされる。

 「働いて暮らしたい」「体が動くうちは仕事がしたい」。これが、日雇い・野宿の労働者の圧倒的多数の声だ。今春の福岡・築港日雇労働組合(福日労)のアンケートでは、約九割もの日雇い・野宿の労働者が「生活保護より仕事がほしい」と回答している。これが労働者の当たり前の要求だ。

 労働者たちが、カレーライスで腹ごしらえを済ませ、音楽堂ステージ前に着席する。午前九時半、福日労主催の日雇いメーデー集会の開始が宣言される。「俺たちに仕事をよこせ」「日米安保の強化を許すな」「大飯原発、玄海原発の再稼働反対」「世界の労働者と連帯して闘うぞ」「野田政府を打倒するぞ」「日雇いメーデーを闘うぞ」と、全員でシュプレヒコールをあげる。 

熱いメッセージと連帯あいさつ

 まずは、寄せられたメッセージの代読だ。東京・山谷日雇労働組合は、「東京・山谷では、石原都政によって山谷対策事業の縮小の動きが出てきている。俺たちは東京都の山谷つぶしとも言うべき攻撃に対決し、仲間の団結を鍛え『反戦・仕事よこせ』の闘いを前進させていく。国粋会金町一家解体をやりぬく。戦争と核武装、大増税の野田政府を打倒しよう。俺たちの力で『闘うメーデー』を復権させよう」。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、「原発関連の仕事では、日雇い労働者や『非正規雇用』労働者が、命にかかわる危険な被曝労働を強制され、使い捨てにされている。このようなことを絶対に許してはならない。俺たちは、4・7大飯原発再稼働阻止の現地闘争を多くの釜ヶ崎の仲間と共に闘いぬいた。メーデーの闘いの歴史を継承し、『反戦・仕事よこせ』の闘いを爆発させ、俺たちの未来を切り拓こう」。沖縄・首里日雇労働組合は、「4月28日には、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会の呼びかけに応え、沖縄人民解放闘争に決起し、那覇市内の国際通りを青ヘル部隊で制圧するデモを貫徹した。『反戦・仕事よこせ』を鮮明にうち出し、本日のメーデーをともに闘う」。参加者は、全国の寄せ場で日雇いメーデーが闘いぬかれていることを確認し、大きな拍手をもって、連帯して闘う決意をうち固めた。

 次に、長期の獄中生活を経て、この3月に大分刑務所から満期での出獄を果たしたカントーさんこと木村初雄さんの出獄のあいさつだ。木村さんは、「私が9年2ヵ月19日の刑期を全うし、生きて博多に帰って来ることができたのは、福日労の仲間の皆さんの手助けと団結の力のおかげであると思う。私は、残された人生を福日労の組合員として、仲間のみなさんとともに闘いぬいていきたい。長い間、誠にありがとうございました」と、感謝と決意をのべた。仲間たちの熱い拍手が応える。

 続いて、九州大学・社会科学研究部の学生から、連帯あいさつを受ける。「広範な人々との繋がり、団結を強めながら、一人ひとりができることを全力で、また粘り強く頑強に行なうことで、周囲を変え、政治を変え、社会を変えていくことができると思う。戦争や失業、貧困をなくし、労働者が社会の真の主人公になる世の中を創るという目標を共有する者として、立場は違えど、皆さんとともに力を合わせて奮闘していきたい」という発言に、盛大な拍手が送られた。

福日労が基調提起

 基調が提起される。「一、福岡日雇いメーデーを闘おう」の項目では、「本日は、世界のいたるところでメーデーが闘いぬかれている。俺たちも闘って要求をしよう。『反戦』『仕事よこせ』をスローガンに、メーデー集会と天神デモを闘おう」。「二、木曜行動の地平を拡大し、闘って仕事をかちとろう」の項目では、「東北・関東大震災の被災地では、失業者は12万人を超えており、自営業者で職を失った人を合わせれば、実際の失業者は20万人に達するとも言われている。こんな資本主義を一刻も早く終わりにしなければ、俺たち労働者に未来はない」「福日労は、市に対し、県に対し、また国に対して、これからも粘り強く就労対策を要求していく。力を合わせて闘って、必ず仕事を勝ち取ろう。アブレ―野垂れ死にの攻撃を打ち砕こう」。「三、今こそ反戦の闘いを強めよう」の項目では、「野田政府になっても戦争への道は変わらない。福岡の地で、反基地・反戦・反安保の闘いをさらに強めよう。築城基地撤去に向け闘う地元住民と連帯して闘おう。戦争につき進む野田政府をぶっ倒そう」。「四、原発再稼働を許さず、すべての原発の廃止を」の項目では、「5月5日には、もし再稼働がなければ、日本中のすべての原発が止まることになる。これに焦った政府はいま、関西電力・大飯原発三、四号機の早期稼働に躍起になっている」「野田政府が原発に固執するのは、すべて核武装のためだ。大飯原発の再稼働を阻止し、すべての原発を廃止させよう。原発の新・増設を阻止しよう。核燃料サイクル計画の完成を阻止し、核燃料サイクル基地を解体しよう」。「五、福日労のもとに、団結して闘おう」の項目では、「6・15安保粉砕・政府打倒―福岡集会に全員で参加しよう。すべての日雇い・野宿の仲間は、福日労のもとに団結して闘おう」。基調は、圧倒的な拍手で確認された。

 集会のしめくくりは福日労からの決意表明だ。「労働者には、ますます戦争と失業の押しつけが強められている。このまま黙っていたら、戦争に動員されて他国の働く仲間の殺戮に手を貸すことになるか、死ぬまで働かされて野垂れ死にを強制されるかの二つに一つだ。こんなことを絶対に許すわけにはいかない。『反戦』と『仕事よこせ』の闘いをさらに強めよう。『一人はみんなのために、みんなは一人のために』。これが福日労のモットーだ。すべての日雇い・野宿の仲間は、福日労に結集して闘おう」という発言に、圧倒的な拍手が応えた。

福岡市役所へ戦闘的デモ

 福岡市に対する要求書の案が、参加者に提案される。要求書は、「今でも公園などで、違法なピンハネ(中間搾取)をこととする手配師や人夫出し業者が、『福島への出張仕事』と称して、日雇い・野宿の労働者に声をかけてくる。原発事故の処理関連の現場で、安い賃金で危険な被曝労働をさせ、使い捨てにしようというのである。しかし、それ以外の仕事らしい仕事は、『寄せ場』と言われる築港にも、どこにも、ほとんどないのが現状である」「福岡市はこの現状を直視し、日雇い・野宿の労働者のための就労対策を講じること」を求めるものであり、具体的には、第一に「東京都が山谷で行なっている『特別就労事業』のような、『公的就労対策事業』を行なうこと」、第二に「その際、日雇い・野宿の労働者の生活実態に合わせて、|杞舛鮟弦臂貊蠅箸垢襪海函↓⇔愴崟の実施、D其發瞭払い、ず邏噺従譴悗料り迎え、テ雇い雇用保険の適用と被保険者手帳の作成を行うこと」、第三に「以上の内容について、早急にわれわれとの話し合いの場を設けること」を求めるものだ。

 要求書は、全体の圧倒的な拍手で採択された。この日のデモの最後に、要求書を市に突きつけていくことが提起された。

 シュプレヒコールで集会をしめくくり、いよいよデモに出発だ。デモ隊は天神の街にくり出す。「仕事よこせ」「戦争反対」「政府打倒」のかけ声に、道行く人々が注目する。「福岡市は日雇い・野宿の労働者に仕事を出せ」の大横断幕が沿道の人々の目を引く。

 デモの解散地点は市役所前だ。デモ隊はそのまま市役所の玄関前に陣取り、福岡市長、保健福祉局総務部保護課、経済振興局産業政策部雇用労働課に対する要求書を、対応に出た役人を前にして読み上げる。読み上げた福日労の仲間が返答を求めると、役人は「要求書は受け取りました」と力なく答えただけで、そそくさと市庁舎内に逃げ去った。「逃げるな」「ちゃんと答えろ」と怒号が飛ぶ。部隊は、怒りのシュプレヒコールを徹底的に叩きつける。

 天神中央公園に移動した部隊は、全体で闘いの貫徹を確認し、副委員長の音頭で「団結ガンバロー」を行なってデモを終えた。福日労は、日雇いメーデーでうち固めた団結をもって、さらなる闘いにうって出ていく決意だ。

 

 メーデー団結・交流会を開催 〈沖縄・首里〉

 
  5月1日、沖縄・首里日雇労働組合はメーデー団結・交流会を開催した。当日は早朝より首里の寄せ場において、四・二八沖縄人民解放闘争の報告とメーデー団結・交流会への参加を呼びかける情宣を行ない、夕方から寄せ場近くの公園で交流会の準備を行なった。 団結・交流会にかけつけたのは4・28闘争をともに闘いぬいたメンバーを中心に、首里の寄せ場の仲間たちだ。参加者が揃ったところで、資料が手元に配られた。組合の仲間よりメーデーの意義が述べられ、全国の仲間から届いた連帯メッセージが読み上げられた。「おれたちは東京都の山谷つぶしともいうべき攻撃と対決し、なかまの団結を鍛え『反戦・仕事よこせ』の闘いを前進させていきます。また、国粋会金町一家解体をやりぬきます。戦争と核武装、そして大増税の野田連合政府を打倒していきましょう」(東京・山谷日雇労働組合)、「俺たちは、4・7大飯原発再稼働阻止の現地闘争を多くの釜ヶ崎のなかまと共に闘いぬいた。来る5月4日、再び福井現地に決起し、大飯原発再稼働阻止を闘いぬく」(「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」)、「おれたち福日労も、本日のメーデーを、『仕事よこせ』と『反戦』を掲げて闘いぬく。福岡一の繁華街・天神デモをやりぬく。『公的就労対策事業』を求めて、市役所への要求行動をやりぬく」(福岡・築港日雇労働組合)。すべての連帯メッセージを全体で確認し、「沖日労はわれわれが四・二八闘争に決起し闘いぬいたことを全国に発信し、本日の取り組みを開催している。沖縄でも全国の仲間たちのように、より大きなメーデーの闘いを取り組むことが今後の課題だ」と、さらなる闘いを呼びかけた。

 交流会では首里の寄せ場の現状が語られた。首里ではとりわけ4月以降、仕事がない状態が続いている。「4月は3日しか働けていない」、「業者が日払いの賃金を出さなかった。腹が立つ」、「寄せ場に来なくなった業者は、さまざまな方法で賃下げをしている」など資本への怒りと厳しい生活が語られた。また、はじめて参加したメンバーからは、全国の寄せ場でどのような闘いが行なわれているのかについて質問も飛んだ。中締めでは組合の仲間が「今日ここに集まったみんなは同じ労働者として仲間だ。助け合っていこう。組合とともに頑張っていこう」、「次の機会には互いに声を掛け合って、より多くの仲間が集まれるよう協力して下さい」と呼びかけた。

 交流会はその後も続き、仲間たちの団結を深めあった。「4・28闘争、そして本日のメーデーで築いた団結を力に、5・15闘争、6・15闘争、6・23『慰霊の日』の闘いへともに起ち上がっていこう」と集約し解散した。