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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

 5・27「光州蜂起32ヵ年 日朝連帯集会」の成功をかちとる(1020号3面)

亀戸文化センターで集会

 5月27日、日朝連帯活動者会議は「光州蜂起32ヵ年 日朝連帯集会」を開催した。会場の亀戸文化センターの玄関前には、メモやカメラを手にした私服警官が参加者を威圧しようと構えているが、こんなものに怯む者は誰もいない。

 参加者で席が埋められる中、午後6時半に司会が集会開始を告げる。司会の同志は、韓国労働者人民が文字通り死を賭して担いぬいた光州蜂起について簡単に紹介し、本集会をとおして日朝連帯闘争の前進をかちとろうと呼びかける。「光州蜂起32ヵ年 日朝連帯集会をかちとるぞ!」「闘う韓国労働者人民と連帯して闘うぞ!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」「反北朝鮮―反共・排外主義攻撃を粉砕するぞ!」と力強くシュプレヒコールをあげ集会が開始された。

 まず、集会の最初に「朝鮮半島をめぐる戦争の危機と韓国民衆の闘い」と題して、講演が行なわれる。講師は、社会科学研究所・「日韓分析」編集長・関東学院大学の講師であり、長年にわたり朝鮮半島問題にかかわってこられた北川広和氏だ。

北川広和氏が講演

 北川氏は冒頭、「金日成生誕100年」に際して、4月中旬に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問した時の様子を語り、北朝鮮は新指導者・金正恩のもとで安定し、キャンペーンされているような餓死などはなく食糧事情は安定しているとした。

 4月13日の北朝鮮による「人工衛星打ち上げ」とこれに対する日帝の対応に関して、「3月16日に北朝鮮が発表した直後から、日本政府は『長距離弾道ミサイル発射だ』と騒ぎまくった。インドは4月19日に、中国、日本の全域とロシアの大半をカバーする射程5000キロの長距離弾道ミサイル『マグニ5』の発射実験を行なったが、一部でしか報道されていない。なぜこうも対応が違うのか。日本政府、マスコミによる露骨な二重基準だ」「日本政府の『ミサイル発射騒動』の狙いは、ー衛隊を前面に押し出し軍事力増強をアピールするため、国民の内政批判から目をそらせ、反北朝鮮の排外主義を煽るため、再び日本が朝鮮半島に軍事力をもって侵攻する国民意識を作り上げるためだ」「こうした動向に対して、日韓軍事協定締結の動きにも注意しなければならない。日・米・韓軍事一体化を許さない闘いが重要だ」。

 韓国での「北朝鮮の人工衛星打ち上げ」に対する反応として、「騒ぎ立てたのは李明博政権と在韓米軍だけ。『キー・リゾルブ』、『フォール・イーグル』、最大規模の上陸演習、空中戦闘訓練『マックス・サンダー』などを強行し、北朝鮮を挑発し続けた。マスコミも労働者民衆も冷静で、4月11日の総選挙では『ハンラナ党』から名前を変えた『セヌリ党』は下落し、野党が軒並み議席を増やし、『セヌリ党』はかろうじて第一党となった」。

 そして、「民主労総は6月ゼネスト、8月無期限ゼネストを決定している。李明博政権を打倒する労働者民衆の闘いが爆発しようとしている。これに支援・連帯していかなければならない」と結んで約1時間の講演を終えた。

日朝活が基調提起

 日朝活の同志が壇上に上がり、集会基調を提起する。

 基調は最初に、「光州蜂起32ヵ年にあたって」として、1980年光州蜂起がどのような闘いであったのかを明らかにし、「日帝足下労働者人民は、韓国労働者人民の闘いと連帯し、階級的国際連帯闘争の前進を切り拓き、朝鮮反革命戦争突入を粉砕しなければならない。日朝連動するプロレタリア革命へ」と提起する。

 「日・米・韓による朝鮮反革命戦争突入体制構築を粉砕しよう」では、今年春に強行された米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」、米韓野外機動演習「フォール・イーグル」、「フォール・イーグル」の一環として行なわれた米韓合同上陸訓練など、いつ朝鮮反革命戦争に突入してもおかしくないような戦争訓練を明らかにした。さらに、「日帝は、『朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の人工衛星打ち上げ』に対して、『北朝鮮のミサイル発射』を叫び危機感を煽りたて、自衛隊の地対空誘導弾パトリオット・ミサイル(PAC3)、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を前面に布陣し、朝鮮反革命戦争突入への決意と態勢をあからさまにしてきた。同時に、反北朝鮮―反共・排外主義を最大限に煽り、戦争動員体制の形成へと突き進んでいる」。

 「朝鮮反革命戦争突入に身構えた日・米・韓の連携を粉砕しよう」では、「5月1日に開催された日米首脳会談で打ち出された『共同声明』は、『動的防衛力の発展』『南西諸島地域などでの防衛態勢の強化』『アジア太平洋地域と世界の平和、繁栄、安全保障を推進するためあらゆる能力を駆使し、役割と責任を果たすことを誓う』とした」「日・韓両国が『軍事情報包括保護協定』(GSOMIA)と『物品・役務相互提供協定』(ACSA)を締結し、北朝鮮に関する軍事情報の共有および『国連平和維持活動』(PKO)での後方支援の相互提供を行なう方針を明らかにしている。日・米・韓の朝鮮反革命戦争に身構えた軍事的連携を粉砕しよう」。
 「闘う韓国労働者人民と連帯し、日帝の朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう」として、「韓国労働者人民は、朝鮮反革命戦争突入の危機の深まり―李明博政権による対北朝鮮攻撃の激化に対して、断固とした闘いを担いぬき反戦闘争の前進へと闘いぬいている。韓国労働者人民の闘いに連帯し、闘いぬこう」。

 「差別主義・排外主義煽動と対決し、日帝の朝鮮反革命戦争突撃と対決しよう」では、「反北朝鮮―反共・排外主義攻撃と対決すること。『在特会』をはじめとするファシストを撃滅すること。在日朝鮮労働者人民、外国人労働者の闘いと連帯し、朝鮮反革命戦争突撃下での戦時入管体制の再編強化を粉砕すること」。
 全体の拍手でこれを確認した。

全国反戦と全学連が決意表明

 集会の最後に全国反戦と全学連から決意表明をうける。
 全国反戦の同志は、「全国反戦は、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争を組織し闘いぬいていく。朝鮮反革命戦争突入時は、日本階級闘争の決戦時だ。決戦を決戦として担いうる組織と闘いをつくり上げなければならない。6・15闘争実行委員会が呼びかける、東京・恵比寿公園での6・17安保粉砕・政府打倒全国統一行動に、この場にいる全員が総決起しよう」と決意を明らかにした。

 全学連の同志は、開口一番、12・18「電子計算機使用詐欺」弾圧をうち破り、同志たちの団結と組織的力の中で出獄をかちとったことを報告した。そして、「韓国の学生・青年は、光州蜂起の地平を引き継ぎ韓国階級闘争の前進を切り拓いている。日帝は朝鮮反革命戦争突撃のなかで、総力をあげて学生運動を解体しようとしている。宇都宮大学でのサークル解体攻撃はそのあらわれだ。こうした攻撃を粉砕し、5・6全学連新入生歓迎講演集会の成果をさらに積み上げ、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の前進をかちとり、日本階級闘争の前進を切り拓いていく」と結んだ。

 司会の同志が本集会の成功を確認し、「北川広和氏の講演、集会基調、二つの決意表明をガッチリとうけとめ、朝鮮反革命戦争粉砕の闘いを基軸に日朝連帯闘争―国際連帯闘争のさらなる前進を担いぬいていこう」と呼びかけ、最後にシュプレヒコールで締め、本集会を終えた。