解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・4自衛隊ソマリア沖出兵粉砕! 第10次P―3C哨戒機出撃阻止を闘う (1021号5面)

 反戦・全学連、情宣決起を闘う

 6月4日、反戦・全学連の部隊は、東京・御茶ノ水駅頭に登場し、第10次P―3C哨戒機ソマリア沖出撃阻止の情宣決起を闘いぬいた。

 午前10時、反戦・全学連の部隊は、御茶ノ水駅頭に登場すると、冒頭、シュプレヒコールをあげる。「P―3C哨戒機出撃を阻止するぞ」「自衛隊ソマリア沖出兵を粉砕するぞ」「自衛隊海外派兵を粉砕するぞ」「ソマリア労働者人民虐殺をゆるさないぞ」。その後、P―3C哨戒機のソマリア沖出撃阻止を訴えるアジテーションを開始し、道行く労働者人民へのビラまきを開始する。反戦・全学連の情宣登場は労働者人民の注目を集め、配布するビラは次々に受け取られていった。警視庁公安刑事どもやJR職員は部隊を遠巻きに見ていたが、手出しすらできない。こうして反戦・全学連の部隊は情宣行動をやりぬいていった。最後に、再度シュプレヒコールをあげて、情宣行動を終了した。

 5月24日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第五航空群(那覇航空基地所属)を基幹とする、P―3C哨戒機二機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は今回で10回目となる。要員は陸自隊員約60人を含む約180人であり、海自隊員と「拠点警備」の陸自・中央即応連隊(宇都宮駐屯地)の隊員で構成される。6月4日に那覇空港から要員がチャーター機を使って出撃し、翌6月5日に那覇航空基地からP―3C哨戒機2機がソマリアの隣国である紅海沿岸のジブチに向けて出撃した。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は同年5月に派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸自「中央即応連隊」、C130輸送機一機をジブチに送り込んだ。自衛隊三軍が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。そのうえで、麻生政府は新たに海自護衛艦派兵の根拠法として、「海賊対処法」を成立させた。こうして、陸海空三自衛隊によるソマリア沖派兵が積み重ねられてきた。

 今回のP―3C哨戒機のソマリア沖派兵は、民主党主導の連合政府が成立して以来9度目となる。民主党は野党時代には、「海賊対処法」採決時に反対票を投じていたが、政府を運営する側に回ると、政府発足直後の2009年10月以降、自分たちが成立に反対していた「海賊対処法」を行使して、P―3C哨戒機のソマリア沖派兵を命じ続けている。もはや常識となった民主党の「公約破り」は、自衛隊ソマリア沖派兵から始まったのだ。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 野田連合政府によるソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。P―3C哨戒機出撃阻止を闘いぬこう。ソマリア沖からの自衛隊の即時撤退をかちとろう。

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。防衛省発表では、今年5月だけでも、護衛艦の「護衛回数」は8回、P―3Cの飛行回数は計18回にのぼるという。護衛艦や他国海軍艦艇、民間商船への情報提供は約140回に及ぶ。さらに、4月21日には、P―3Cが「不審船情報」をつかむと、付近を航行中の民間船舶のみならず、バーレーンの有志連合水上部隊(CMF)司令部への通報までやっていることを、あけすけにしている。こうして「海賊対処」の犲太哭瓩鮴僂濔紊押△靴も他国軍隊等との連携強化を進めているのだ。

 ソマリア沖で展開する自衛隊は、昨年6月に新たにジブチ国際空港内に拠点を完成させている。長期にわたるソマリア沖での展開をみすえた、紛れもない海外基地そのものである。このように、日帝は対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。

 ソマリア沖には自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)、中国や韓国などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。「海賊」の活動範囲が広がると、艦隊もまた行動範囲を広げている。さらに、今年3月の段階で、EUは、海岸に集積されている燃料容器、小型船、トラックなどを艦艇や航空機から攻撃することを許可する決定を下した。「海賊」への直接の攻撃や地上部隊の展開は禁じているというが、5月15日にはEU9ヵ国の海軍部隊が、ソマリア中部のガルムドゥグ地方の海岸にある「海賊」の拠点を襲撃し、「海賊」の小型船を攻撃している。

戦争遂行の野田連合政府打倒へ

 2011年のソマリア沖における「海賊発生件数」は237件であったという。昨年までと比べて被害船舶数や抑留された乗員数は減少しているが、発生件数自身はむしろ増加している。外国艦隊のソマリア沖での軍事展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていないということだ。ソマリアでは米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、さらに昨年は未曾有の干ばつにより飢饉が拡大し、餓死者が続出している。しかし、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされ、米帝―帝国主義は海軍派兵や内戦への軍事介入ばかりに熱心である。ソマリア労働者人民の間に、生活破壊が進む一方のなか、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓後を絶たない状況となっているのである。

 ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、全世界労働者人民がプロレタリア国際連帯の下でやりぬいていかなければならない。

 野田連合政府は、中東反革命戦争への参画を強めている。「国連平和維持活動」(PKO)―自衛隊ゴラン高原派兵をいまだに継続しているばかりか、今年一月からはPKO―自衛隊南スーダン派兵にまでふみこんでいる。米帝―帝国主義と歩調を合わせながら、対イラン反革命戦争をみすえた「経済制裁」に加わっている。さらに、ソマリア沖で展開するP―3Cを、対イラン反革命戦争の哨戒活動に振り向ける策動までもが取りざたされるに至っている。こうして野田連合政府は、帝国主義の中東反革命支配の一角に食い込もうとしている。そして、中東反革命戦争の犲太哭瓩鮟鼎佑覆ら、総力戦としての朝鮮反革命戦争に備えようとしている。

 パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、大衆決起が爆発を続けている。中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。

 帝国主義支配への怒りの決起は、今や全世界に広がっている。闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下から革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。戦争遂行の野田連合政府打倒へ攻め上ろう。