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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・24遂に待望の全労交結成さる(1024号1面)

 6月24日午後1時30分より、東京・台東区生涯学習センターにおいて、全国労働組合運動交流会の結成集会が開催された。

 午後1時過ぎ、会場には全国から続々と労働者が結集してくる。呼びかけ人も次々と結集し、握手を交わしながら高揚した笑顔で会場へと向っていった。会場は用意した椅子が足りず、通路に座り込む労働者や壁際に立ったままの労働者が続出し、今や遅しと開始を待ち望む熱気で溢れかえっていた。

 午後1時30分、熱気で包まれた会場に呼びかけ人の一人である司会の神奈川県地域連合労働組合の川村朱美子氏が集会開始を宣言する。集会のはじめにシュプレヒコールがあげられる。力強いシュプレヒコールが会場に響き渡った。そして、司会が、結成集会に至る経過を報告する。元国鉄労働者・佐久間忠夫氏の代表呼びかけ人あいさつ、沖縄・首里日雇労働組合と日本基礎技術・見習い期間中解雇事件当該の本田福蔵氏のメッセージ、呼びかけ人である仙台市職労中央執行委員・石渡正人氏、同じく呼びかけ人であるパナソニックPDP争議当該・吉岡力氏、ヤンマー争議当該・稲森秀司氏、中四国地域連合労働組合委員長・浦川美貴子氏、呼びかけ人である全国寄せ場交流会・鈴木ギャー氏の発言と続き、いよいよ結成宣言の採択だ。結成宣言が、割れんばかりの拍手で採択され、その後、行動提起、「団結ガンバロー」、司会の閉会あいさつが行なわれ、結成集会は終了した。待望久しい全労交が、遂に結成されたのである。

元国鉄労働者・佐久間忠夫氏の代表呼びかけ人あいさつ

 「私は1945年の4月25日に国鉄に入りました。当時14歳でした。それですぐ8月15日に敗戦を迎えた。そのとき思ったのは、今まで『鬼畜米兵』と言っていたのに、8月15日を境に『民主主義』だ『自由主義』だとみんなが言い出した。最近自分より少し年下の人と話をしたが、その人は当時小学生だった。やはり8月15日を境にして、学校の先生が手のひらを返したように、今後は『自由だ』『民主主義だ』と言い出したと話していた。残念ながら日本人は、自分がやってきたことへの自己批判というのがキチッとできないのかと思って非常に残念に思う。その流れがずっと現在の日本の社会情勢に生きているのではないかと思う」「私もいろいろな関係で、中国やフランスに行ったりしている。確かに日本人は勤勉で優秀です。しかし残念ながら一人ひとりが自分の考えを口に出して、それを実行するということがなかなかできない。皆さんもご存知かとおもうが、日本人は『寄らば大樹の陰』だとか、『出る釘は打たれる』だとかいう思いがずっとある。私はどちらかというと言いたい放題なので『釘は打たれるためにある』と言っているが残念ながら全体的にはなっていない。先日も原発テント広場でハンガーストライキに入って、5日間やりました。報道でもありましたが、鎌田慧が中心になり瀬戸内寂聴など五人が激励に来た。瀬戸内さんが来たときあの方はもう90歳ということですが、一番印象に残った話は、自分と同じで、100人が集まれば100人が一人ひとり自分の考えがある。それは自らが考え、考えたことを実行していくということで日本人はこの訓練が足りない、残念だ、ということを話していた。私もそういうことで一人ひとりが自分で考え実行していくことが大事だと思う」「日本の労働運動は残念だが、金で済ます、しかし雇用はさせない、という。違うんです。逆なんだ。金ではない、雇用なんだと、命なんだという運動を続けていきたい。テント村はよく行きますが、毎日知らない人がきてカンパしていく。名前を書いてくれと言っても書かないで、自分もがんばるのでがんばって下さいと激励していく。組織も大事だが、組織がどうのこうのではなく、自分の思いで運動をやっていく。金より命という考えがテント村を通して全国に広がっていくと思う。私たちも本日、全労交を結成して闘う仲間と共に全国、世界に向けて闘っていきたい。今後もよろしくお願いします」。

沖縄・首里日雇労働組合のメッセージ

 「全労交の結成に尽力してきた多くの仲間たちに敬意を表します。全労交結成に沖縄でも闘う労働者が大きな期待をもって注目しています」「沖日労は、去る6月16日、安保粉砕・政府打倒闘争に決起しました。オスプレイ配備阻止・普天間基地解体を掲げて普天間基地に進撃する圧倒的なデモを闘いぬきました。青ヘル部隊の闘いは多くの市民の共感をかちとっています。仲間たちは『もっと闘える』と確信を強めています。わたしたち沖日労の課題は、第1に日雇い・野宿の仲間たちの要求に応えきる豊かな解決力をつけること、第2に団結を強化し基地・軍隊への怒りを具体的な闘いへ練り上げていくことです。こうした課題をすべての労働者人民に分かりやすく提起し、全労交の呼びかける『決戦を決戦として闘わない』不徹底さを突破する労働組合運動を、沖縄の地においてもすすめられるよう奮闘します。具体的な闘いの只中からともにスクラムを組む仲間を獲得し、沖縄と日本『本土』を貫く団結と末期的な資本主義社会を根底から覆す闘いをつくっていきましょう」。

日本基礎技術・見習い期間中解雇事件当該の本田福蔵氏のメッセージ

 「この度は、全国労働組合運動交流会(全交労)結成おめでとうございます。また、東京・山谷日雇労働組合の皆様には、日ごろから私の争議行動に参加いただきましてありがとうございます。本日は大阪で反原発の取り組みに参加するため結成集会には出席できず、大変恐縮ですがメッセージといたします」「私は、昨年韓国の希望のバス企画に参加し、整理解雇撤回を求め高空籠城を続けるキム・ジンスク氏を応援しようと集まった市民に対する警察権力の弾圧を目の当たりにしました。韓国では日本以上に労働者の『非正規』化が進み、若者の失業が増えています。このままでは国の経済が破滅してしまうという絶望的な不安をかかえた人たちが、その出口を探しに希望のバスに集まってくるのです。古くからある大きな労働組合がなかなか有効な手をうつことができない現状の中で、市民一人ひとりが希望を作り出そうと集まってくるのです。それを潰そうとする資本が最も懸念しているのは、人々の繋がり、連帯なのだと実感しました。ジンスク氏は言います『世紀を超えて、地域を超えて、国境を越えて、代々受け継がれている資本の連帯はこの様に強固なのに、私たちはどれほど連帯できていますか? 非正規職を、障害者、女性、農民を見て見ぬふりをしていては、我々は資本に勝つことはできません。資本が正しいから勝つのではなく、我々が連帯できていないから負けるのです』。呼び掛け文にありますように、全ての原発を廃止するためには、下支えしてきた現場の労働者、地元の方、そして消費地である都市市民が、お互いが顔の見える関係となり、先入観を払拭し、互いの立場を尊重しながら共に行動を起こさなければなりません。『派遣法改悪』『有期労働契約』の法制化や『多様な正社員論』など、資本側のさらなる分断政策が迫る中、労働者が自分の問題として闘う労働者を支援し、連帯し、団結して闘っていく労働運動のその結集軸として全労交が結成されることは大変重要だと思います。最後に、ジンスク氏の言葉を一つ。『笑って、最後まで、共に、闘おう!』」。

呼びかけ人である仙台市職労中央執行委員・石渡正人氏の発言

 「私は自治労の組合で役員を30年間ほどやってきた。先ほど佐久間氏が言われたように労働組合の運動というのは、やはり組織に頼った運動で、一人ひとりがものを言って職場の中でやる運動というのがここ20年くらい欠落をしてきていると私は思っている。私自身もやはり自治労の中で1995年、オウム事件が起きた時に、ゴミの『リサイクル法』の法案対策をずっと迷っていた時があった。その時に私の主張したことに対して、自治労の幹部というか、委員長、副委員長という人たちが『あいつはつぶしてしまえ』と。つまり私は今でもそう思ってますが、『リサイクル法』を作った中身はあれは非常な折衷案で本当のやり方からすれば、そこに労働者雇用を含めてきちんと把握をしなければならなかったということがある。そういう意味では今の既存の組合、『連合』やあるいは自治労もそうですが、ここ20年くらい体たらくになっていると思う」「そういう中で、『非正規雇用』労働者がいま3割を越している。自分の組合は今、4500人いるが、そのうち『非正規雇用』労働者の組合が5つ、1000人いる。つまり自分の組合も3割が『非正規雇用』労働者です。これは単に仙台市の職員労働組合という組織だけではなく、自治労全体がそうなっていると言える。これがずっと続く中で常に『非正規雇用』労働者は今の制度のなかで雇用問題、1年雇用が何年続くのかという不安を抱いている。労使交渉の中で決められなければ、来年クビだという状況がある。そういうことに対して連帯して闘わなければならないにも係わらず、今現在、孤立無援な闘いになっていると思うし、民間でも労働組合すら作れない状況がある。実際は労働組合は作れるが、そういう認識ができなくて、困ったけど明日から来なくていいといわれれば、やめざるを得ないと思っている。こういうことをくり返していくのが日本の社会かと思う。ここに結集された皆さんが共同した闘い、そしてお互いの情報交換をしながら、これから全労交がより発展をしていくということを期待して私も積極的に参加しながらこの運動を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします」。

呼びかけ人であるパナソニックPDP争議当該・吉岡力氏の発言

 「パナソニックPDP争議当該吉岡力です。大阪では釜ヶ崎の皆さんにお世話になっていますし、また東京総行動では山谷の皆さんにいつもパナソニック東京本社前行動に参加して頂き本当に感謝しております」。「今日、佐久間さんからもあいさつがありましたが、私も組合の関係者の人から、国鉄闘争を見習ってとか言われたりするが、もちろん見習うべきところもあると思いますが、反省と言う部分がやはり戦後の労働運動をやってきた方たちの中で弱い部分があるのではないかと思う。やはり反省すべきところは反省しなければならないと思っていますし、あと、偉そうなことを言いますが、労働運動というものが、若い人たちから嫌われていると言う実情があるのは戦後の労働運動の悪い点があるからやはり嫌われているわけですので、そうではない新しいものを作っていかなければならないと思っています」「今の運動の悪い点ですが、どういうところが悪いかと言いますと、『連合』、全労連、全労協もそうだと思いますが、例えば、『労働者派遣法』については、私たちは『労働者派遣法』は無くせという運動をやっているが、『抜本改正』とかは、中途半端でしかない。『抜本改正』というのは、労働者の要求ではないと思います。そういうところが本当にダメだとおもいますし、労働組合の幹部の人たちがそういう『抜本改正』ということを言って、それに追随するような形で組織の末端の人もその運動にかり出されているという実情だと思う。例えばこの『抜本改正』という言葉について、日弁連とかが声明を出す。すると日弁連が声明を出しているからこれでいいだろうという自分の頭で物を考えないような運動、これが運動をダメにしていっているんだと思います。本当に闘っている労働者の要求、この要求に基づいた運動でなければ、多くの労働運動に関心のない人たちは理解を示さないと思います。『労働者派遣法』を無くせ、『派遣労働』という差別的な働かせ方を無くせと言う要求は誰もが当然のことだと思っている要求だと思います。まず、こうしたところで『非正規雇用』問題、『労働者派遣法』の問題と闘っている当該として『連合』、全労連、全労協、いろいろな様々なところの上の人間が何を言おうが、自分の言っていることは誰もが皆言っているんだということで皆さんと一緒に、全労交というところで、今後ともこの運動をもっと大きなものとして作り上げたいと思っています」「私はホームページとか作っていますが、タブーといわれている部分にも触れたりしている。いろいろ僕に対する批判の声とか結構あるとは思う。しかし、やはり間違っていることは間違っていると言わなければならない。言わない運動というのはダメだ、と思う。ですので労働者を裏切るようなことをしている労働弁護士の幹部の問題へも誰も触れていないことで、触れるような形で情報発信している。私は何としても『非正規雇用』という差別的な働かせ方をさせられている人たちの権利、労働者としての権利をきちんと獲得する、そして差別的な働かせ方を無くしていくためにも、今後とも皆さんと共にがんばっていきたい。また、大阪の行動、東京の行動も、そして今日、ヤンマー争議の当該の稲森さんも来ていますが、稲森さんの争議も今後ともご支援よろしくお願いしたい。以上です」。

ヤンマー争議当該の稲森秀司氏の発言

 「本日全労交にお集まりの皆さん、ヤンマー争議当該の稲森です。いつもヤンマーでの抗議情宣にご協力いただきありがとうございます。今後もよろしくお願いしたいと思います」「今日の集会に向けて本田福蔵さんの言葉の中で、非常に労働運動の本質に関係する一言が含まれてます。それは、『世紀を越えて、地域を越えて、国境を越えて、代々受け継がれている資本の連帯はこのように強固なのに対して、われわれ労働者が連帯できていない』ということで確かに事実です。これは今までの労働運動というのが、労働者は労働者、そして学生は学生、そして家庭の主婦は家庭の主婦、という形ですべて分断されてきた中で、労働運動という枠組みが決められてきた、そういう部分に端的に現われていると思います。すべての世の中の非合理と闘う仲間と連帯し根本的に働く人が幸せになる、そういった世の中を作っていかなければならない、このように感じています」「私自身はヤンマーという会社で解雇に遭い、現在、解雇から丸3年を経過して未だに闘っています。裁判闘争においては最高裁で原告の請求は棄却するという不当な判決が出されました。しかしながら、私の最高裁での不当判決というのは、大阪高裁で認められた『非正規雇用』の労働者であったとしても、違法行為の是正という形での行政指導があったのちの直接雇用であれば、雇用の継続を期待するのは致し方ないと、この経緯については認められたということです。私の最高裁での棄却の原因というのは大阪高裁の棄却の原因と同じ、爛蝓璽泪鵝Ε轡腑奪瓩箸いΔ笋爐砲笋泙譴覆だご屬亮詑屬あったから、直ちにヤンマーの違法性を問うことができない、そういった形で打ち切られたわけです。全面敗訴という形ではありません。この、『非正規雇用』労働者であっても雇用継続の期待権、これを認められたという判決は大きいと思います。この判決を生かし、そして今、ヤンマーが私たちに対して行っている組合差別の事実、これを相手側に突き付けた形で今後も闘ってまいります。それにはやはり多くの労働者が声を上げて、そして世の中の不条理に対して断固として闘うという姿勢を示さなければ、この運動は先詰まりになってしまい、大きな発展にはなりません。是非とも皆さんの傍にいる本当に困っている人に声をかけて、そしてそういった人たちと共に闘うそういった運動につなげていきたいと思います。本日はありがとうございました」。

中四国地域連合労働組合委員長・浦川美貴子氏の発言

 「みなさん、ごくろうさまです。本日ここに日本の労働運動の未来を切り拓いていく、全国労働組合運動交流会が結成される、そのことに本当に感動を持って参加し、そして共に新たな闘いを皆さんとやっていくそういう決意で、身の引き締まる思いを感じております」「今、本当に野田政府の下で、労働者に対する首切りや合理化、あるいは消費税の増税、そして原発の再稼働など本当に挙げればきりのないほどの攻撃がかけられてきているだろうと思います。先日16日、大飯の原発の再稼働を決めて野田が記者会見をしていましたが、まさに福島の原発事故が終わっていないし、被災者が苦しみ続けているなかで、いけしゃあしゃあと再稼働を決めるとは本当に腹が立ちました。原発で働く下請け、あるいは日雇い労働者がどんなに被曝をさせられようが苦しもうが、再稼働が資本の為だから、そして核武装の為だからとの理由でやっていることは間違いありません。そしてそのうえ、来週早々消費税増税が衆院で可決されると言われています。本当に大増税が私たちにかけられようとしている。闘わなければ生きて行けない、これがスローガンではなく実際のものとして私たちの状況があるだろうと思います。闘う労働組合が本当に必要とされているなかでの、本日の結成がとても心強くそしてさまざまな闘いを皆さんと共に開始していける喜びを感じています」「先日新聞報道にありましたが、資本と一体となって原発を推進してきた電力総連が原発に反対する議員に対して、圧力をかけてその反対を押しつぶしている、そんなことが書いてありました。原発がなくなれば、電力現場で働く労働者の仕事がなくなる、そんなふざけたことを言って原発を推進しています。労働者を被曝にさらすような、あるいは人の不幸の上に成り立つような、そんな仕事は拒否するのが労働組合ではないでしょうか。まさに『連合』はこのような資本と一体となって、資本に食い物にされたり、資本に使い捨てされたりする労働者をそれこそ守らない。だからこそ私たちはその対極でどんな労働者も、一人の労働者も見捨てない、苦しむ労働者と団結していくそういう決意です。それが当たり前の労働組合の運動であること、それを誇りにしながら闘っていこうではありませんか。このような、『連合』のようなナショナルセンターではだめだ、労働者に絶望しか与えないような労働組合運動はだめだ、まさに今こそ私たちが大失業、大増税、そして戦争遂行の野田政府を打倒する、そういう闘いを共に闘いぬいていきたいと思います。そして、私たちの闘いを大きくしながら、まさにヨーロッパの労働者がゼネラルストライキやあるいは街頭デモで果敢な闘いをしていますが、そういう大きな大きな闘いができる階級的なあるいは革命的な労働組合の統一センターに向けて闘いを進めていきたいと思います」「今、課題は本当にたくさんあります。『公務員制度改革』のもとで、多くの公務員労働者がクビ切り合理化をされ、あるいは言われのないバッシングをされ汲々としている状況があるだろうと思います。あるいは、『有期労働契約』の法制化の中でますます『非正規雇用』が拡大され、そして無権利の状況の中で苦しむ労働者が増えているだろうと思います。私たちは中四国において地域連合労組としてそういう叫びたいけれども叫べない、そういう人たちとたくさん出会いを作りながら組織し、一つ一つの闘いを大きな闘いとして勝ちとっていきたいと思います。本日の集会を何としても成功させながら、皆さんと共に団結を固めて闘っていきたいと思います。よろしくお願いします」。

呼びかけ人である全国寄せ場交流会・鈴木ギャー氏の発言

 「日雇い労働者は土木系産業の下請け的重層構造のまさに最末端で、しかも常に景気の調整弁として、すなわち不況だったら真っ先に使い捨てられる、こういう形でこき使われ、使い捨てられてきました。結果、多くの仲間が野宿、野垂れ死にへと追い込まれています。闘わなければ『死』が待っている。これに対して私たち寄せ場の労働運動は、越年・越冬闘争、夏祭りに示されるように、『一人の野垂れ死にも許さない』『生きてやり返せ』『やられたらやり返す』、こういったことをスローガンに資本・権力・行政・ファシストとの闘いをやり抜いてきています。原発や三里塚空港、こういった建設などの国策事業などでも、多くの労働者が使い捨てられてきています。違法な中間搾取、僕らの言葉では『ピンハネ』と言っていますけども、そういったことを『こと』とする、末端の派遣業者、人夫出し業者、そして手配師、こういった連中は大体暴力団が絡んでいる場合が多いんですが、そのもとで、賃金の未払い、不払い、労災もみ消し、あるいはそういった業者による暴力といったことが日常のように行なわれてきている。こういったものと対決して闘い抜いてきています」「私は今福岡にいますので、福岡のことを話させていただきますと、福岡においていま日雇い労働者への仕事というのはほぼ無い、と言っていいような状態です。しかし、公園などでは福島への出張仕事というので声をかけられます。今も多くの日雇いの仲間が、福島第一原発の被曝労働を強いられているわけです。こういった状況が私たちの現状だと思います。これに対して、まず、資本、ゼネコンから末端の人夫出しを貫いて私たちは現場闘争を軸に労働争議をやり抜いてきています。賃上げ要求等も直接ぶつけたり、あるいはゼネコンなどは直接の雇用関係がないということで、元請責任を取ろうとしない、これに対して、追及をやり抜いてきています」「行政は私たちにアブレ地獄そして野垂れ死攻撃という形で攻撃をしかけてきているわけですが、アブレと野宿の押しつけに対する責任を取らせるべく、とりわけ『仕事よこせ』の闘いは、政府や行政に対して公的就労対策事業要求を突きつけて闘う闘いとして闘ってきました。また、野宿する仲間の叩き出しを許さない、こういった闘いを重要なものとして人民パトロールで闘っています」「ファシストとの闘い。福岡においても、『愛国党』だの『在特会』の連中が襲撃や様々な妨害等をくり返しています。とりわけ山谷において、国粋会金町一家、天皇主義を掲げる右翼ファシストとの実力攻防が続けられています。全国寄せ場交流会として、金町一家との闘いをやり抜いています」「寄せ場には多くの被差別部落出身の仲間や、在日朝鮮人の仲間などが生活しています。こういった労働者を分断・支配するための差別との闘いもやり抜いています。仲間たちを虐殺する戦争の動きが強められています。これに対決する闘いも力をいれてやり抜いています」「福岡で福日労がアンケートをしたのですが、生活保護を取った仲間のうち9割もの日雇い、野宿の労働者が生活保護より仕事がほしいと回答しています。福岡では爛蝓璽泪鵝Ε轡腑奪畍紊裡横娃娃糠、年頭から毎週市役所に押しかけ、仕事をよこせと要求を突き付けています。要求内容としては、例えば山谷では公的就労対策事業はわずかだが出ている、こういった仕事を福岡においても行政が作れと」「原発や戦争には膨大な税金を投入し、日雇い・野宿の公的就労対策事業要求にはビタ一文出そうとしない。こんな政府がのさばって、さらに私たちを搾取・収奪し、使い捨てにしようという動きが強められている。こんな政府は私たちの力で打倒していくしかない。そのように思います。そして働けるうちは働きたいと、本当に切実に願っている労働者を、飢えさせる資本主義そのものを私たちはなくしていくべきではないかと考えています。こんな資本主義はいらないんだということをはっきりさせて闘いをやり抜いていこうではありませんか」「日本の労働運動の現状は惨澹たるものです。『連合』や全労連は寄せ場労働運動を切り捨ててきました。多くの本工主義労働運動が、寄せ場労働運動を切り捨てることで、腐敗し、自ら敗北してきました。だが、全労交は違うんだ、ということで全国寄せ場交流会は全労交に結集しました。いまや多くの労働者が様々な困難を抱え呻吟しています。『正規』・『非正規』・寄せ場の労働者が団結して、戦後労働運動を塗り替えていく第一歩をここから踏み出していこうではありませんか。激動の時代を共に闘いぬいていきましょう」。

採択された全労交結成宣言

全国労働組合運動交流会・結成宣言


 (1)

 世界大恐慌爆発情勢が深化し、失業と飢餓の嵐が全世界を覆っている。ホルムズ海峡と朝鮮半島をめぐる戦争の危機が一触即発の状態となっている。こうした時代こそ、真に解決力ある日本労働運動を建設しなければならない。ここに、全国労働組合運動交流会(全労交)の結成を宣言する。

 労働者階級への搾取と収奪、ブルジョアによる政治支配によって成り立っている資本主義世界経済は世界恐慌の爆発を目前にしている。中央銀行が紙幣を際限なく増刷してバラ撒かなければ経済活動が停止し、国家財政の破綻のために政府の財政出動による資本の救済も不可能な局面に行き着いているのだ。

 世界人口70億人のうちの14億人が1日1ドル未満の飢餓生活を強制され、世界の失業人口は2億人を突破し、ヨーロッパでは失業率が20パーセント、青年層に至っては40パーセントを上回っている。これに対して世界の労働者達は、「工場法」以前の状態に労働者階級を叩き落すことを狙った解雇、賃下げ、増税、社会保障制度の解体を内容とする「緊縮財政政策」と「非正規化」を核心とする「労働市場改革」と対決してゼネスト、工場占拠、街頭行動を激烈に闘いぬいている。
 
 (2)

 「総資本対総労働」の闘いとして「三井・三池闘争」以来の日本労働運動の「天王山」の位置を持っていた「国鉄決戦」は「政治解決」に国労、建交労などの労働組合が身を委ね、決戦を決戦として闘うことなく敗北した。闘うことなく敗北した「2・1スト」中止の教訓は活かされなかった。 

 今日、自治労をはじめとする公務員労働運動もまた「公務員制度改革」攻撃に現場からの闘いを組織せず、2012年春闘の真っ只中で国家公務員の7・8パーセントもの賃下げが決定し地方公務員や民間労働者の賃下げに道をひらくという状態になりはてている。

 しかし、日本の「非正規雇用率」が35・2パーセントに達する中、「非正規雇用」労働者は、資本の「9割非正規化」攻撃と対決し、不当判決に屈することなく「人身売買法をなくせ」「われわれがあきらめなければ、この闘いは必ず勝つ」「『正社員』とも結びつくことはできる」と、勝利にむけた不動の確信をもって闘いぬいている。

 全国寄せ場の日雇い労働者は労働組合運動の原点ともいうべき「一人の野垂れ死にも許すな、生きてやり返せ」を合言葉に貫徹した越年・越冬闘争を起点に、「反戦・反失業」の基調のもと建設資本・日本経団連・厚生労働省に対する追及・弾劾行動を貫徹し、あらゆる産別の闘いとの共同闘争を闘いぬいている。

 (3)

 全労交は、政府―軍による組合員の虐殺にもひるむことなくゼネスト、工場占拠、街頭行動を闘う世界の労働者達の如く闘う労働運動を目指し、決戦を決戦として闘いえない不徹底さをくり返してきた日本の「戦後労働運動」の根底的突破を目指して闘う。

 全労交は、「正規雇用」―「非正規雇用」の分断、「本工主義」、「労使運命共同体」への集約を突破し、「直接雇用」「無期限雇用」の原則のもと、労働者の使い捨てを強める資本の「9割非正規化」攻撃を粉砕する。

 全労交は、中国電力の豊北原発建設計画を中止に追い込んだ「電産中国」の闘いを引き継ぎ、原発労働者をはじめとする労働者人民の放射線被曝という犠牲なしには存在できないすべての原発の廃止に向け闘う。

 全労交は「連合」、全労連を超える日本労働運動の新たな結集軸の建設を目指して全国の戦闘的労働組合運動の交流を実現する。

 2012年6月24日  参加者一同