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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

9・1「防災訓練」=自衛隊治安出動訓練粉砕闘争を闘う(1033号1面)

 9・1「防災訓練」=自衛隊治安出動訓練粉砕闘争を闘う 〈首都圏〉

陸自練馬駐屯地正門前に登場

 「防災の日」の9月1日、全国各地で「防災訓練」が強行された。横浜市を中央会場とした首都圏9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市)の「9都県市合同防災訓練」で約1万人が参加したのをはじめ、「全国40都道府県」で計約38万7000人が参加している。

 自衛隊はこの日、全国で陸・海・空3自衛隊の680人のほか、車両、航空機、艦艇を多数投入して各地の「防災訓練」に出動している。

 反戦・全学連の部隊は、早朝から陸上自衛隊練馬駐屯地で、自衛隊治安出動阻止の闘いを闘い、「東京都・目黒区合同総合防災訓練」粉砕の闘い、「9都県市合同防災訓練」粉砕の闘いを連続して闘った。

 午前6時30分、反戦・全学連の部隊は、陸自練馬駐屯地からの「防災訓練」出動を阻止し、首都内乱鎮圧の拠点・陸自練馬駐屯地を解体する闘いに決起した。練馬駐屯地は、首都圏を含めて関東一円を管内におさめる第一師団の司令部を置き、内乱鎮圧を存在意義とする第一普通科連隊を擁する首都内乱鎮圧部隊の拠点だ。そして、この部隊が「東京都・目黒区合同総合防災訓練」、「9都県市合同防災訓練」などに出動する。

 練馬駐屯地正門前に登場した部隊は、すばやく「自衛隊の治安出動訓練粉砕」の横断幕を広げ、「自衛隊の治安出動訓練を粉砕するぞ」「自衛官は治安出動を拒否せよ」「自衛隊主導の防災訓練を粉砕するぞ」「練馬基地を解体するぞ」「朝鮮反革命戦争粉砕」とシュプレヒコールを叩きつける。われわれの登場を予想した自衛隊は、入口の鉄柵を閉め、規制線を置き、その内側に所轄の光が丘警察と公安の私服がたむろし弾圧の機をうかがう。光が丘警察は、「警察は道路交通法に基づき部隊で規制します」「東京都公安条例違反である。ヘルメット、ゼッケンを外しなさい」など四枚のプラカードを手に執拗に妨害してくる。これを一蹴し、断固とした闘いを貫徹しぬいた。

「東京都・目黒区合同総合防災訓練」、「9都県市合同防災訓練」粉砕に起つ

 「東京都・目黒区合同総合防災訓練」は、大会場である駒沢公園のほか、西小山駅周辺、目黒駅周辺、東京港臨海部、羽田空港などで行なわれ、合計で約1万人が参加した。

 午前8時半、田園都市線駒沢大学前駅の駒沢公園口付近に反戦・全学連の部隊が登場する。「東京都・目黒区合同総合防災訓練」のメイン会場・駒沢公園の直近だ。「自衛隊主導の『東京都・目黒区合同総合防災訓練』を粉砕するぞ」「地域末端からのファシズム大衆運動形成を粉砕するぞ」「差別主義・排外主義攻撃を粉砕するぞ」「朝鮮反革命戦争突撃と一体の治安出動訓練を粉砕するぞ」とシュプレヒコールが駅頭にひびきわたり、道行く労働者人民にビラが手渡される。警視庁公安が前面に出てきて、闘いを押し潰そうとするがこれと対決して闘いぬいた。

 連続して反戦・全学連の部隊は、横浜市のみなとみらい21中央地区を中央会場として行なわれる「9都県市合同防災訓練」粉砕闘争に起った。

 横浜の会場は、横浜市のみなとみらい21中央地区のほか、みなとみらい駅、山下公園であり、消防、警察、自衛隊、米海軍など103の関係機関、地域防災組織、企業内防災組織など約1万人が参加した。

 午前10時、みなとみらい21中央地区の間近であるJR桜木町駅頭に登場した部隊は、直ちに横断幕を広げ情宣を開始する。「『防災訓練』という名の自衛隊治安出動訓練を粉砕するぞ」「内乱鎮圧訓練を粉砕するぞ」「戦時体制形成を粉砕するぞ」「関東大震災下朝鮮人・中国人虐殺糾弾」「差別主義・排外主義攻撃を粉砕するぞ」と駅頭にシュプレヒコールが響き、労働者人民にビラが手渡されていく。立ち止まって横断幕を見る人、マイクの声に聞き入る人など闘いへの共感が見てとれる。

 横浜市での「9都県市合同防災訓練」には、中央防災会議会長である首相の野田佳彦が参加・視察している。このためにピリピリする神奈川県警は執拗に妨害を試みるが、反戦・全学連の部隊はこれをはね退け闘いを貫徹した。

自衛隊・米軍共同の「防災訓練」=治安出動訓練を許すな

 7月16日から20日にかけて、自衛隊は「自衛隊統合防災演習」を行なった。5000人を動員した陸・海・空3自衛隊による独自の治安出動訓練である。この一環として東京では、陸自第1師団・第1普通科連隊が、23区区役所での宿泊、通信訓練と称する「市街地訓練」を強行した。まさに「防災演習」の名の下に首都を部隊で制圧する治安出動訓練だ。こうした訓練を通しながら自衛隊は各地の「防災訓練」を主導しているのだ。

 9月1日の「防災の日」に全国各地で投入された自衛隊部隊は、人員680人、車両39両、航空機18機、艦艇2隻であるという。

 今回の「防災訓練」の特徴の一つとして、在日米軍が参加し、自衛隊と共同した訓練が増加していることである。東京都の「防災訓練」では、ここ数年、横田基地の在日米軍が参加してきたが、昨年の東北・関東大震災での米軍の「トモダチ作戦」をうけて、各地で米軍が参加し、自衛隊と共同した訓練を行なっている。

 「東京都・目黒区合同総合防災訓練」では、厚木基地(神奈川県)を離陸した在日米海軍のC12輸送機が羽田空港に着陸し、物資を陸自の車両に積み替える訓練を行なった。米軍輸送機が「防災訓練」で羽田空港に着陸するのは初めてという。航空自衛隊のC1輸送機も羽田空港での訓練を行なっている。「9都県市合同防災訓練」では、海上自衛隊横須賀基地の護衛艦「やまぎり」、海上保安庁の巡視船五隻が出動したほか、米海軍が出動し海上からの物資輸送を担っている。9月2日の南海トラフ巨大地震による大津波に襲われたとの想定下、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)で行なわれた訓練には、陸自の部隊に加え、はじめてキャンプ座間(神奈川県)の在日米陸軍部隊が参加した。

 「防災訓練」の名の下、朝鮮反革命戦争突撃と一体となった自衛隊・米軍の共同作戦行動が展開されているのだ。

首都・東京の治安管理・治安弾圧の強化を粉砕せよ

 9月1日、警視庁は首都封鎖を目的とした「大規模交通規制訓練」を実施した。
 午前9時から10分〜20分間、都心を囲むように走る「環状七号線」の外から内へ向う車輌を、「環状7号線」上の計40ヵ所に警察官を配置して進入禁止とした。のみならず、「環状7号線」から郊外や他県に向かって放射状に伸びる「国道4号線」、「国道17号線」、「国道20号線」など主要幹線道路や高速道路計7路線についても一般車輌の通行を禁止し、パトカーや救急車、自衛隊車両のみが通行する緊急車両専用道路とし、これらの車輌が走行した。この訓練のために合計118ヵ所で交通規制を実施したのだ。

 「震度6弱以上の首都直下地震の発生を想定した訓練」と称するが、明らかにこれは、治安維持のための首都封鎖訓練に他ならない。昨年に続いて二度目の「交通規制訓練」であるが、恒常化することは明白だ。

 ファシスト都知事・石原は、局長級ポストである「東京都危機管理監」に元陸自第10師団長(陸将)の宮嵜泰樹を8月1日付けで起用した。この役職は、2003年に石原が全国の自治体に先駆けて創設した民間防衛システムを動かす部署であり、「大規模災害」、「対テロ」、「治安維持」の「司令塔」である。他の「都道府県」庁では、防災担当部署等における管理監として既に数人の幹部自衛官が就任している。

 幹部自衛官出身者をトップに置く「危機管理体制」下、治安管理・治安弾圧の強化を許してはならない。粉砕せよ。


9・1「徳島県総合防災訓練」粉砕を掲げ、徳島駅頭で闘う 〈徳島〉

 9月1日の午前11時、全学連中四国ブロックと反戦青年委員会は、「徳島県総合防災訓練」粉砕を掲げ、徳島駅頭で情宣闘争に決起した。

 「関東大震災下、朝鮮人・中国人虐殺89ヵ年糾弾!」「自衛隊参加の下での防災訓練を粉砕しよう!」「朝鮮反革命戦争粉砕!」と、徳島駅一帯にアジテーションが響き渡る。労働者・学生から圧倒的な注目を受け、「頑張れ」との激励も投げかけられ、ビラが次々と吸い込まれるように手渡されていった。

 「徳島県総合防災訓練」は、午前9時から「正午、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8・6の地震が発生」との想定で、県庁に設置される自衛隊を含む「災害対策本部」指揮の下、美馬市の「四国三郎の郷」を主会場にして強行された。陸自からは第15普通科連隊(香川・善通寺)や第14施設隊(阿南)、海自からは徳島教育航空群(松茂)や第24航空隊(小松島)などが動員され、「応急架橋」「情報収集」「物資輸送」などの名目で大手を振り「防災訓練」に参加している。

 部隊は、自衛隊参加の下での「防災訓練」の本質は、自衛隊の「治安出動訓練」であり、その下への労働者人民の動員であること、また、「有事法制」発動の訓練であり、ファシズム体制の確立を狙うものであることを徹底的に暴露弾劾し、正午までの行動を貫徹した。

 自衛隊は、日頃、労働者人民虐殺の訓練を行なっている。日・米の「動的防衛協力」を叫び、海外派兵を繰り返す日帝自衛隊の「災害派遣」は、戦争協力のための社会的基盤の構築でしかない。「防災訓練」を粉砕しよう。


9・9 青年実と沖日労が「総合防災訓練」粉砕闘争に決起 〈沖縄〉

名護現地闘争に決起

 9月9日、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会は沖縄・首里日雇労働組合の仲間とともに、「総合防災訓練」粉砕闘争に決起した。

 早朝から陸上自衛隊の車両が次々と北上し、海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」は名護湾で待機している。こうしたなか午前七時半、部隊は主会場である名護漁港に近い城十字路に登場し、ビラ撒きとアジテーションを開始した。「陸・海・空3自衛隊が主導する『総合防災訓練』を粉砕しよう」、「『防災』を口実とした自衛隊の治安出動訓練を粉砕しよう」、「護衛艦『ひゅうが』の訓練参加を許すな」、「米軍の訓練参加を許すな」、「名桜大学構内を自衛隊が闊歩する軍事訓練を許してはならない」、「住民を組み込んだ戦争動員訓練を阻止しよう」、「自衛隊の強化阻止。与那国島への陸自・沿岸監視隊の配備を阻止しよう」、「『県民大会』にともに結集しよう。オスプレイ配備阻止・普天間基地解体と『防災訓練』粉砕・自衛隊強化阻止をひとつの闘いとして推進しよう」、「普天間基地解体・名護新基地建設阻止の勝利に向けてともに闘おう」という断固たる訴えが通りに響き渡った。

 部隊は治安出動―内乱鎮圧訓練である「総合防災訓練」の実態を徹底的に暴露し、反自衛隊闘争への決起を呼びかけた。早朝でもあり通りを歩く市民はわずかであったが、部隊は縦横無尽に動きまわり、信号待ちの運転手に精力的にビラを渡していった。わざわざ屋外に出て情宣闘争を見守る市民もいた。「県民大会」に向かうのだろうか、ビラを受け取るなり「がんばろう」と手を振り返す市民もいた。部隊は権力の介入・破壊を許すことなく、すべてのビラを撒きつくし約40分の情宣闘争を貫徹した。

 「県」と名護市など各市町村の共催による「総合防災訓練」には、自衛隊・警察・海上保安庁・在沖米軍・市町村をはじめとする104機関、2000人が参加した。多くの住民も動員された。9・9「県民大会」が大きく取り上げられる中で、普天間基地問題のお膝元である名護市を主会場として、陸・海・空3自衛隊が大々的に軍事訓練を強行したのである。

「総合防災訓練」を粉砕しよう

 今回の「総合防災訓練」の第1の問題点は、護衛艦「ひゅうが」の訓練参加である。2年前に続く2回目の参加である。「ひゅうが」は国内最大の護衛艦で全長197メートルもあり、船首から船尾にかけて広がる全通甲板でヘリ3機が同時に発着できる。そのため「ヘリ空母」ともいわれている。「ひゅうが」は9月6日に那覇新港に入港し、9月7日に特別公開を実施した。それは自衛隊強化の必要性を宣伝する宣撫工作であると同時に、「有事」の際の民間空港の軍事利用をみすえた動きでもある。「防災訓練」では「傷病者輸送」などとして、陸自・空自のヘリが甲板上で発着を繰り返した。自衛隊は3・11東北・関東大震災の際に実施した「トモダチ作戦」を大々的に宣伝し、それを弾みとして護衛艦を「防災訓練」に積極的に参加させているが、そもそも「トモダチ作戦」とは日米共同の治安出動―内乱鎮圧作戦であった。「ひゅうが」の「防災訓練」参加は、朝鮮反革命戦争遂行を視野に入れた軍事訓練以外の何物でもない。

 第2の問題点は、自衛隊が名桜大学を拠点として使用したことである。具体的には、野球場での「避難民・傷病者輸送訓練」、売店・学食など構内施設を使用した「避難所設置訓練」「救護所設置訓練」などである。これまでこうした訓練は主会場で行なわれていたが、今回はサブ会場として名桜大学を指定し強行したのである。そのほか敷地内にある「北部生涯学習推進センター」では「本部機能移転訓練」も行なっている。当日は自衛隊ヘリが飛び交い、自衛隊が住民を動員して訓練を強行し学内を蹂躙し尽くした。大学側は施設提供に関して「学生及び教職員皆様の防災訓練への参加を求めるものではない」と弁明しているが、大学内に軍隊を積極的に導き入れ学生・教職員の戦争動員に道を開いたことに変わりはなく、徹底弾劾されなければならない。

 われわれは、いっさいの諸勢力が「防災訓練」粉砕闘争を放棄する中で唯一断固として現地闘争を貫徹した。日米軍事基地解体・帝国主義軍隊解体を推進し、反戦・反基地闘争の圧倒的な飛躍をかちとる決意である。