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11・30陸自・施設部隊のPKO―南スーダン第三次派兵阻止に決起 (1044号24面)

 反戦・全学連、情宣行動を闘う

 11月30日、反戦・全学連の部隊は、陸自・施設部隊の「国連平和維持活動」(PKO)―南スーダン第3次派兵阻止を訴える情宣行動をやりぬいた。

 午前10時、JR御茶ノ水駅頭に登場した反戦・全学連の部隊は、冒頭シュプレヒコールを御茶ノ水一帯に響かせる。「自衛隊のPKO―南スーダン第3次派兵を阻止するぞ」「自衛隊海外派兵を粉砕するぞ」「朝鮮反革命戦争突入を阻止するぞ」「日帝国家権力を解体するぞ」。続いて、部隊はビラまき情宣を開始する。アジテーションが御茶ノ水一帯に響くなかでのビラまきは道行く労働者人民の注目を集め、配布されるビラは次々と受け取られていった。警視庁公安刑事どもが弾圧を画策して監視するも、手出しすらできない。情宣行動をやりぬいた部隊は最後に再度シュプレヒコールをあげ、闘いを終了した。

 野田政府は10月16日の閣議で、「PKO協力法」に基づき「国連南スーダン派遣団」(UNMISS)で展開している陸自部隊の派兵期間を、来年10月末まで1年延長することを決定した。国連安全保障理事会がUNMISSの活動期間を延長したことに伴う措置である。そして11月15日、防衛省は「南スーダン派遣施設隊」の第3次部隊の派兵を発表した。第3次部隊は陸自・東北方面隊を主力に編成されており、総勢330人からなる部隊が、第2次部隊と交代して南スーダンに布陣することになる。既に第3次要員全体の壮行式が11月18日に陸上自衛隊青森駐屯地で行なわれ、11月21日に先発隊約30人が出発している。そして12月3日に本隊の第1波約150人、12月17日に第2波約150が出発する。第3次派兵を完了させた陸自施設部隊が、新たに南スーダンで労働者人民に銃口を向ける部隊展開を開始しようとしているのだ。

陸自施設部隊のPKO―南スーダン派兵を粉砕しよう

 2011年7月にスーダンから、南スーダンが分離・独立した。国連はただちにUNMISSを設置してスーダンと南スーダンとの衝突に身構え、両者を分離させる部隊として活動させている。

 野田政府は2012年1月に中央即応連隊(宇都宮駐屯地)を主軸とする約330人からなる第1次派兵を行ない、さらに交代要員として、6月に約330人からなる第二次部隊(陸自北部方面隊が軸)の派兵を行なった。派兵部隊は「比較的治安が安定している」とされる首都ジュバに宿営地を設営し、派兵部隊強化のための条件整備を行なうとともに、現地で道路や橋梁などの社会インフラ整備を行なってきたとされている。施設部隊の活動に必要な機材はジュバから約2000キロ離れたケニアの港湾都市・モンバサや、国連の物資集積基地があるウガンダのエンテベから輸送している。そうした条件整備の積み重ねの上に立って、今回の第三次派兵が開始された。
 さらに、二〇一一年一一月二八日には、南スーダンPKOの司令部要員として二〇一二九月末までの期限で陸上自衛官二人がジュバのUNMISS司令部に派兵された。第2次、第3次の司令部派兵も行なわれ、2012年11月26日には第3次の要員2人が出国している。

 日帝は「南スーダンの国づくりに貢献する」として、石油権益などを確保するための活動に踏み込んでいる。PKOと連動した政府開発援助(ODA)の活用を「車の両輪」に据え、医療・教育施設の建設に加え行政や衛生、農業といった分野で非政府組織(NGO)とも連携した人材育成・技術協力も進め国家の基本的機能の構築を支援するとしている。日帝は自衛隊派兵をテコに、南スーダンに食い込み、権益を確保しようというのだ。

 そもそも、スーダン自身は帝国主義のアフリカ植民地分割支配の結果、英帝の植民地として振り分けられてきた地域であり、イスラム原理主義の強いスーダン北部と、キリスト教徒の多い南スーダンとの対立は長く続いてきた。さらに、イスラエル―シオニストと南スーダンとの接近が指摘されており、南スーダン独立以降も対立の激化は必至である。しかも、南スーダンは石油資源が豊富なことから、石油権益争奪戦も激化している。野田政府がどう言いくるめようとも、いつ戦闘が激化してもおかしくないのである。自衛隊はそんな南スーダン現地で、「国益」のために労働者人民に銃口を向ける軍事展開を行なっているのだ。

 南スーダン北部では難民キャンプへの空爆や武装勢力との戦闘が頻発している。とりわけ、国境付近の油田地帯・アビエイ地区をめぐる争奪戦が激しさを増している。南スーダン政府とスーダン政府との「和平交渉」の末、昨年9月の段階で、国境への非武装地帯設定で両者は合意したものの、依然として両軍の小競り合いは続いており、どう状況が転がるか、分かったものではない。いつ戦闘が激化して首都ジュバに及び、自衛隊が中東―アラブ諸国の労働者人民を虐殺することになってもおかしくないのだ。

 陸自・施設部隊によるPKO―南スーダン派兵を粉砕しよう。自衛隊海外派兵を粉砕し、自衛隊の即時撤退をかちとろう。

中東反革命戦争粉砕し、戦争遂行の政府打倒へ進撃せよ

 パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、大衆決起が爆発を続けている。とりわけパレスチナ労働者人民は、11月14日〜21日にイスラエル軍が引き起こしたパレスチナ自治区・ガザへの大規模空爆に抗する武装闘争をうちぬき、イスラエル軍の目論見を打ち砕いている。こうした中東―アラブ諸国労働者人民の怒りの矛先は、南スーダン派兵に踏み込み、中東反革命支配への参画を強める日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。

 野田政府は、陸自のPKO―ゴラン高原派兵や海自のソマリア沖派兵を継続してきた。さらにイランへの「経済制裁」に加わっているばかりか、9月16日〜27日にイラン直近のホムルズ海峡での、米海軍主催の過去最大規模の軍事演習に掃海艦など海自艦艇二隻を参加させるなど、中東反革命戦争への参画を強化している。自衛隊による中東―アラブ諸国労働者人民虐殺を許してはならない。闘う中東―アラブ諸国労働者人民と連帯し、中東反革命戦争を粉砕しよう。

 日帝によるPKO―派兵が開始されてから20年が経過した。自衛隊海外派兵は、自衛隊にとって対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊沖猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化するためのものであった。

 その積み重ねの上にたち、いよいよ戦時体制形成が加速している。特に、総選挙を通して、自民党や「日本維新の会」などが突出を強め、民主党主導の野田政府を右の側から突き上げている。特に、自民党総裁・安倍は「自衛隊を国防軍にせよ」と公然と叫びたてるに至っている。ファシズムへの急接近が開始されようとしているのだ。中国や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への敵意を煽るだけ煽りたて、一挙に朝鮮反革命戦争に突入しようというのだ。

 朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を粉砕する実力・武装の闘いを爆発させよう。ファシズムへの接近を許さず、革命的反戦闘争の爆発かちとり、戦争遂行の政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。