解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

1・16 防衛相・小野寺来沖抗議に決起〈沖縄〉 (1047号5面)

抗議集会に150人以上が結集

 1月16日、防衛相・小野寺の来沖に対し闘う沖縄労働者人民が「県」庁前闘争に決起した。緊急の呼びかけであったにもかかわらず150人以上が結集した。天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会もともに闘いぬいた。

 正午過ぎ「県」庁舎そばの「県民広場」に参加者が結集し、昼休みに職場から出てくる労働者に向けてアピールを行なった。12時半より集会が開始された。司会は沖縄平和運動センターが務め、「安倍政府は『集団的自衛権の行使』や『国防軍創設』を叫び、沖縄では普天間基地へのオスプレイの追加配備や嘉手納基地へのオスプレイ配備、下地島へのF15戦闘機の配備など攻勢を強めている」「安倍や橋下は『尖閣諸島』(中国名・釣魚列島)を持ち出し、戦争突入策動を強めている。戦争を許さず、基地強化を許さない闘いを強化していかねばならない」と呼びかけた。

 集会を手短に終えた後、すぐに参加者全体は「県」庁車両入口に移動し、周辺に横断幕を張り出し、小野寺を迎撃する態勢を整える。「辺野古移設を許さないぞ」、「与那国の新基地建設を許さないぞ」、「国策に屈しないぞ」、「普天間基地を解放しろ」、「憲法改悪反対」、「戦争反対」というシュプレヒコールが一帯に轟く。

 小野寺がやってくるまでの間、各氏から発言を受けていった。ヘリ基地反対協の安次富浩氏は「新基地建設を『説明する』ために来るなんて冗談じゃない。民主党だろうが自民党だろうが政府は民意を無視してきた。『理解を求める』でだまされるわけがない」「抗議から行動へ移ろう。米軍が沖縄に住みづらい闘いをやろう。辺野古の埋立を押しつけるなら、さまざまな戦術を駆使して闘う」と訴えた。

 「防衛大臣の庁舎入りが早まる」という情報が流れると緊張が高まった。1時半頃、小野寺を乗せた車両がやってきた。入口では道路の横断を阻止する権力の壁を圧する勢いで「帰れ!」、「『県』庁に入れないぞ!」と怒りを叩きつけた。「県」警はいつも以上に威圧的な弾圧態勢をとったため、抗議団は「過剰警備を許さないぞ」と権力の闘争介入・破壊策動を徹底弾劾した。

 2時過ぎ、副知事面談を終えた小野寺は、抗議団の前を猛スピードで走り去った。全体は「県民広場」に再結集し、さらなる闘いに備えた。司会は「あきらめるわけにはいかない。あきらめれば、あの沖縄戦が待っている」と安倍政府の攻撃に最大限の警鐘を鳴らした。沖縄平和市民連絡会の城間勝氏は「早朝から普天間基地のゲート前に立っている。絶対にあきらめない。沖縄を踏みつける行為を絶対に許さない」「安倍は訪米する手土産として埋立申請を出そうとしている。こんな自民党政府を許さない」と表明した。最後に司会から「当面、埋立申請を出させないための闘いをつくっていこう」と提案がなされ、団結ガンバローで行動全体を終えていった。

基地強化をすすめる安倍政府を打倒しよう

 安倍極右政府の発足後、次々と攻撃が仕掛けられている。
 昨年末に名護新基地建設に関する「環境影響評価」(アセスメント)の「補正評価書」提出を強行した安倍政府は、2月安倍訪米の前に工事着工の最終手続きに当たる「公有水面埋立申請」を提出すると突きつけた。小野寺は沖縄労働者人民の怒りの爆発を恐れて「埋立申請」を口にこそ出さなかったものの、地元区長や名護市議ら誘致派を招いて密談を交わしている。11日に来沖した沖縄北方担当相・山本は「那覇空港第二滑走路の工期短縮」など「振興策」の拡充をうち出し、新基地建設受け入れを迫っている。誘致派の抱き込みと「振興策」での取り引き、そして反戦・反基地闘争の弾圧、これを民主党以上に用意周到に行なってきたのは他ならぬ自民党である。

 また、政府―防衛省は、南西諸島への自衛隊配備に関する研究調査費を2013年度予算の概算要求に盛り込むとした。狙いは3000メートルの滑走路を有する民間空港である下地島空港(宮古島市)への航空自衛隊のF15戦闘機の配備だ。小野寺は「先島諸島を含めてどのような航空態勢をとるか調査研究が必要だ」としているのだ。下地島空港は防衛省がかねてから軍事利用を狙っていた。伊良部町(現・宮古島市)議会が自衛隊機訓練誘致決議(2001年)と自衛隊誘致決議(2005年)を採択した背後では、防衛省官僚が暗躍していたのである。こうした動きに対し2005年3月、住民説明会に島民3500人が結集し、両決議を撤回させた。政府―防衛省はその後も虎視眈々と軍事利用を狙ってきたが、「尖閣諸島」問題を契機に下地島空港を一大軍事拠点にしてしまおうとしているのである。

 普天間基地に配備されたオスプレイはますますやりたい放題の訓練を強行している。米帝は今年7月までに普天間基地へ残り12機を配備すると表明している。それだけにとどまらない。2014年から16年までに、嘉手納基地に米空軍のC22オスプレイ九機を配備する計画まで明らかにしている。

 いよいよ日・米両政府は、朝鮮反革命戦争遂行にむけて態勢をうち固めるために本格的に動き始めた。一連の攻撃に対し闘う沖縄労働者人民は「沖縄戦の再来」を想起し、文字通りの正念場として安倍政府に全面的に対決し起ちあがっている。われわれは反戦・反基地闘争を実力闘争として発展するために奮闘する。安倍政府の凶暴な攻撃を必ずや粉砕する。沖縄―日本「本土」貫く闘いを強化し、オスプレイの低空飛行訓練阻止の闘いから日米安保粉砕・日米軍事基地解体の闘いを巻き起こそう。