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3・21―3・28  「君が代」不起立処分撤回! 再任用拒否撤回! 教育振興基本計画反対! 中原教育長反対! 職員・労働組合の政治活動規制条例反対! 政治介入をやめろ!
大阪府・市議会採決直前 緊急集会がおこなわれる

(1055号2面)

3・21大阪府議会前集会がかちとられる

 3月21日、「私たちは黙らない! 2・11全国集会実行委員会」と「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」主催の大阪府議会採決直前緊急集会が行なわれた。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も結集し、闘いぬいた。

 大阪府庁直近の大阪城公園「教育塔」前広場に闘う労働者が結集し、午後5時45分より集会が開始された。

 集会の司会にたった「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局の井前氏は、「大阪府議会では、『大阪維新の会』が議員提案として強引に議会に提案した『職員政治活動規制条例』を本日の総務常任委員会で、委員長ポストを握っている『大阪維新の会』が強行採決しようとしている。単独で強行採決して、明日の本会議で可決・成立させようとしているという緊迫した状況だ」とした上で、「組合活動に対して強い圧力が加えられようとしており、そういう条例が可決されようとしているところで、肝心の主力の労働組合が組織的な結集をかけてこれを阻止するという体制をとっていない。私たちは少数だが、反対の声をあげなければならない。これが大阪の運動の現状だが、しかしこれを起点にして少数から多数へ拡大していくために、私たちは声をあげていきたい。教育委員会に対しても声をあげていきたい」と集会の位置と任務を明らかにした。

 議会各会派への申し入れ行動から戻ってきたばかりの「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局代表の黒田氏が発言を行なう。黒田氏は、「明日13時からの本会議で『大阪府教育振興基本計画』と昨年2012年の和泉高校卒業式での『君が代』斉唱時に口元チェックをしていた中原徹(和泉高校校長)を教育長とする人事案が可決されようとしている。これを許してはならない」としたうえで「私たちは、1月19日の『人事委不服申立者を支援する集い』と2月11日の『私たちは黙らない全国集会」で全国的なネットワークづくりの必要性を確認してきた。3月28日は大阪市議会に対する抗議集会を開催します。再度結集してともに闘いましょう」と締めくくった。

 続いて、2013年2月18日付で再任用を拒否された辻谷氏(「大阪府人事委員会不服申立」当該)が発言を行なう。辻谷氏は、2月20日と3月19日と2度にわたり、大阪府教育委員会に対し再任用拒否追及の行動を闘ったことを明らかにし、「多くの方に支援に来ていただき、心強かった。3月19日の大阪府教育委員会の吉岡参事と面会したときは弁護士の立ち会いを認めさせたが、府教委は労働組合の同席はかたくなに拒んでいる」「府教委から説明された再任用拒否の理由は 愀が代』不起立による戒告処分、◆惴修』後の『意向確認』で上司の職務命令に従う意向を示さなかった、『意向確認書』を修正したこと、の3つ。教育行政への怒りを強く感じている」と処分撤回、再任用拒否撤回の闘いへの決意を述べた。

 2013年度府立学校卒業式での「君が代」不起立処分当該の労働者、大阪教育合同労組、大阪市の「入れ墨調査」処分撤回を闘う労働者、「君が代」不起立処分当該の労働者の支援団体からそれぞれ闘う決意が述べられ、集会を終えていった。

 最後に、参加者全員で大阪府議会前に移動し、怒りのシュプレヒコールでこの日の闘いを締めくくった。

 大阪府議会は3月22日閉会し、「職員政治活動規制条例」案は「継続審議」となったが、「大阪府教育振興基本計画」と大阪府立和泉高校校長・中原徹を教育長とする人事案を可決した。

3・28大阪市議会前集会がかちとられる

 3月21日の対大阪府議会集会に続いて、3月28日、大阪市議会採決直前緊急集会が「私たちは黙らない! 2・11全国集会実行委員会」と「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」主催で行なわれた。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も結集し闘いぬいた。

 「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局代表の黒田氏があいさつを行なう。黒田氏は、発言の冒頭、豊中市教育委員会が豊中市立小学校教員の佐藤氏(人事委員会不服申立闘争当該)に対して、この日28日に減給10分の1、1ヵ月の処分を出したことを弾劾し、「最高裁判決での戒告以上は裁量権を逸脱しているということと、『大阪府職員基本条例』の3回の職務命令違反で免職という考え方に一歩近づくものだ。この危機的状況に対して怒りの声を叩きつけようではありませんか」と発言した。黒田氏は教育現場の問題として、安倍・「教育再生実行会議」が「道徳」をかつての「修身」のように教科として徹底していくとしていることをあげ、「教科である以上、到達度など点数をつけていく。昔の『修身』は優良可だった。福岡市の『愛国心通信簿』では、愛国心をどれほど身につけたかを、『元寇でカミカゼが吹いたことを認識すること』『廃藩置県によって、日本が天皇のもとに統一された国家になったことをよく理解しているか』の2点で判定せよとなっている。『君が代』を大声で歌えとすることは、安倍が進める『道徳』の教科化を先取りするものとして厳しく批判する必要がある」とした。黒田氏は最後に、「戦前の治安維持法のように、思想で弾圧されることがあってはならない。戦争につながる解雇を許してはならない。断固として闘いましょう」と発言を締めくくった。

 続いて、「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局の伊賀氏より大阪市議会と大阪市教育委員会の動向について報告を受ける。伊賀氏はまず大阪市議会の動向について、「『大阪市教育振興基本計画』が、明日29日に採択されようとしている。『大阪市教育振興基本計画』は橋下が主導して組織した『有識者会議』が作ったが、最初から中身が決まっている代物だ。その中には『全国学力テスト』の平均以上を目指すとして、数値目標が掲げられている。大阪府議会での『大阪府教育振興基本計画』採決は、日本共産党を除く全会派が賛成してしまった」「『大阪市職員基本条例』がこっそり改悪されようとしている。免職規定では、3回懲戒処分を受けると免職になるというだけではなくて、懲戒処分を受けてから10年以内に2回目の処分を受ければ、免職の対象になるという条項が改悪案の中に入っている。これは大改悪だ」とした。大阪市の教育行政の動向については、「大阪市の教科書採択に市長・橋下が介入しようとしている。橋下は、教科書採択から教員を排除し、学校協議会に関与させるとしている」「大阪市立学校の卒業式で『不起立』がゼロと発表されているが現実はそうではなかった。事前に教員が『不起立』すると宣言した職場では、式に絶対に出させないために、職員室での電話応対を職務命令で出して職員室に張りつけておき、教育委員会から5人ほど職員を派遣して校長室に対策本部を設置し、その教員の動向を監視するということが行なわれた。そこまでして、『不起立』を根絶やしにしたいということだ」とし、最後に「大声で『君が代』を歌うことという指導など、日常的に『日の丸』『君が代』を教えることが進んでいる。それを許さずあくまで市教委を追い詰めていく」と決意を明らかにした。

 「君が代」不起立被処分当該の支援団体や、今春の卒業式で「君が代」不起立を闘った当該の労働者、大阪教育合同労組、「なかまユニオン」、大阪市「入れ墨調査」拒否処分撤回を闘う労働者などからの発言ののち、最後に参加者全員で、大阪市議会に向けた怒りのシュプレヒコールで集会を終了した。

3・12 「『君が代不起立処分』伝達やめろ! 緊急行動」が闘われる

   3月12日、大阪府教育委員会は2月27日から3月1日までの3日間に行なわれた府立高校の卒業式で不起立した9人の教育労働者への「処分伝達」を強行した。

 「処分伝達」の3月12日、午後3時30分より大阪府庁別館前にて、「私たちは黙らない! 2・11全国集会実行委員会」と「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」呼びかけの「処分伝達」抗議行動と集会が行なわれた。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も結集し、ともに闘いぬいた。

 大阪府教育委員会は、2月27日から3月1日までの3日間に府立高校で行なわれた卒業式での「君が代」不起立を闘った七校九人の労働者に対して、3月5日、6日に「事情聴取」を行なった上、3月7日の人事監察委員会で「処分」決定を強行した。大阪府教育委員会は、「君が代」不起立当該の労働者9人に対して、3月12日午後に「処分伝達」のために校長と共に「出頭」するよう伝えてきた。

 午後3時30分、大阪府庁別館前に闘う労働者が結集し、集会が開始される。「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局代表の黒田氏があいさつを行なう。黒田氏は、「『日の丸』『君が代』強制は皇民化政策の最たるものだ」とし、「思想・良心の自由は絶対譲るわけにはいかない」と「君が代」不起立闘争の意義を強調した。

 「処分伝達」開始予定時刻の午後3時50分を前に、不起立当該の労働者が発言する。「私は広島出身で被爆二世だ。平和・人権を教えるために教師になった。この思いは今も変わらない」と思いを語った。

 「君が代」不起立当該の労働者が「処分伝達」で、大阪府庁別館そばの知事公舎に向かう。参加者全体で激励と抗議のシュプレヒコール。

 「処分伝達」と「研修」の間、昨年の卒業式で「君が代」不起立を闘い、現在、大阪府人事委員会で「不服申立」を闘っている当該の労働者や支援団体から次々と発言を受けていく。

 午後5時前、「処分伝達」後、「研修」を終えた被処分者当該の労働者より報告を受ける。「『研修』はまったく形だけで、質問も受けつけない。起立斉唱せよという職務命令に従いますという文書を出され、署名・捺印を求められた。宛先もどこなのかわからない意味不明の文書だった」「『研修』中、みんなのシュプレヒコールがよく聞こえたので、孤立感はなかった」。

 被処分当該九人のうち、ただ1人減給10分の1、1ヵ月の処分を受けた労働者は、「根津公子さんと河原井純子さんの裁判で最高裁は、河原井さんの処分取り消しという判決を出したのに、根津さんに対しては処分を取り消さなかった。これは根津さんを1人悪者にしようとするものだ。私の場合もただ1人悪者に仕立て上げようとするものだ。トコトンやってやろうじゃないか」と闘う決意を明らかにした。

 その後も、「君が代」不起立処分当該で大阪府人事委員会で「不服申立」を闘う当該の労働者の発言などが続く。集会の最後に、3月21日の対大阪府議会集会と3月28日の対大阪市議会集会への結集が、「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」の黒田氏より呼びかけられ、不当処分を出した大阪府教育委員会への怒りのシュプレヒコールでこの日の闘いを終えた。

3・27 「『君が代』不起立処分を許すな! 再任用拒否撤回! 緊急行動」が闘われる

 3月27日、大阪府教育委員会は、大阪府立学校での卒業式で「君が代」不起立の9人に対する3月12日の第1次処分に続いて、3人の教育労働者への処分を強行した。この日の処分は、3月1日以降、行なわれた大阪府立高校や支援学校での卒業式での「君が代」不起立に対するものだ。

 3月12日の闘いに続き、3月27日、「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪呼びかけで、「『君が代』不起立処分を許すな! 再任用拒否撤回! 緊急行動」が大阪府庁別館前で闘いぬかれた。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も結集し、ともに闘いぬいた。

 午後1時、大阪府庁別館前に闘う労働者が結集し、「君が代」不起立闘争を闘った労働者に「処分伝達」を強行しようとする大阪府教育委員会への抗議集会が始まった。

 「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局代表の黒田氏のあいさつが行なわれ、午後1時30分の「処分伝達」を前に卒業式で「君が代」不起立を貫いた当該の教育労働者が発言に起ち闘う決意を明らかにする。

 「不起立」当該の労働者が「処分伝達」の場の大阪府知事公舎にむかう。全体で激励と抗議のシュプレヒコールを叩きつけた。

 「処分伝達」と「研修」が行なわれている合間に、結集している「君が代」不起立当該の支援団体や、不起立処分撤回闘争当該の労働者などのリレートークが行なわれる。「処分伝達」と「研修」を終えた当該の労働者からの報告を受けていく。府立支援学校の不起立当該の労働者に対しては、戒告ではなく、減給10分の1、1ヵ月の不当処分が強行された。卒業式当日の式場外業務の職務命令に従わず、式場に入り「不起立」したことを処分理由としたものだ。このことに対して、当該の労働者より断固として反撃し闘うとの発言がなされ、全体で確認していった。

 午後五時、「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」の黒田氏や結集した団体より、大阪府教育委員会に対して、「君が代」不起立処分への怒りの抗議文が読み上げられた。抗議文読み上げののち、翌3月28日の対大阪市議会抗議集会への結集が「『日の丸・君が代』強制反対ホットライン大阪」事務局より呼びかけられ、最後に参加者全員で、大阪府教育委員会への怒りのシュプレヒコールを行ない、この日の闘いを終えていった。