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6・5 自衛隊ソマリア沖出兵粉砕!P-3C哨戒機第13次出撃阻止に決起 (1064号4面)

 反戦・全学連、御茶ノ水駅頭に決起

 6月5日、反戦・全学連の部隊は、自衛隊によるソマリア沖への第13次P―3C哨戒機出撃阻止に決起した。

 午前10時、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場する。ヘルメットを装着し、横断幕を広げ、御茶ノ水一帯に響くシュプレヒコールをあげる。「P―3C哨戒機のソマリア沖出撃を阻止するぞ」「自衛隊ソマリア沖派兵粉砕」「中東労働者人民虐殺を許さないぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、反戦・全学連の部隊は、ビラまき情宣を開始する。御茶ノ水界隈は労働者・学生たちで賑わっていたが、情宣行動への注目が集まり、配布されたビラは次々と受けとられていった。警視庁公安刑事は遠まきに見ているだけで、手出しもできない。一切の弾圧を許すことなく情宣行動をやりぬいた。最後に、再度シュプレヒコールをあげ、一連の行動を終了した。

 5月22日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第四航空群(神奈川県・厚木航空基地所属)と陸上自衛隊中央即応連隊(栃木県・宇都宮駐屯地)を基幹とする、P―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は今回で13回目となる。6月5日に羽田空港から要員がチャーター機を使って、同日に厚木航空基地からP―3C哨戒機2機が、ソマリアの隣国である、紅海沿岸のジブチに向けて出撃した。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は同年5月に派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸自・中央即応連隊、C130輸送機一機をジブチに送り込んだ。「自衛隊三軍」が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。そのうえで、麻生政府は新たに海自護衛艦派兵の根拠法として、「海賊対処法」を成立させた。こうして、陸海空三自衛隊によるソマリア沖派兵が積み重ねられてきた。民主党主導の連合政府下でも、ソマリア沖派兵は継続されてきた。

 安倍政府による第13次ソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。P―3C哨戒機出撃阻止を闘いぬこう。ソマリア沖からの自衛隊の即時撤退をかちとろう。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供を行なっている。約190人の自衛隊員を配置し、労働者人民に銃口を向け続けている。2013年4月までの累計でP―3Cを887回、6880時間も飛行させてきた。さらにソマリア沖で展開する自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。長期にわたるソマリア沖での展開をみすえた、紛れもない海外基地そのものである。自衛隊は対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。

 ソマリア沖には、自衛隊だけでなく米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。

 ソマリア沖の2012年の「海賊発生件数」は70件であったという。昨年と比べて大きく減少しているが、「海賊」たちが捕捉を避けて動いているだけのことであり、「海賊」の活動範囲がより拡散している。「海賊」の活動範囲はインド洋北西部にまで及び、スエズ運河に向かう航路だけでなく、アフリカ南端の喜望峰回りのルートも脅かし始めている。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていないということだ。ソマリアでは米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、さらに2011年には未曾有の干ばつにより飢饉が拡大し、餓死者が続出した。そんななかで、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされ、米帝―帝国主義が海軍派兵や内戦への軍事介入ばかりに熱心なのであるから、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓楼輿蓋紊鮴笋燭覆なるはずである。

 ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、全世界労働者人民がプロレタリア国際連帯の下でやりぬいていかなければならない。

 6月1日〜3日、「アフリカ開発会議」(TICAD)会議に際して安倍は、ソマリアへの踏み込みを強化する姿勢を明確にした。TICAD前日の5月31日、安倍は横浜市で「ソマリア支援」を話し合う特別会合に出席し、「生活環境の向上や治安維持に向けた支援」を続けていく考えを強調した。安倍は、「日本は引き続き、人間中心の開発を通じてソマリアの国づくりを支援し、ソマリアの人々と共に、ソマリアの明るい未来に向けて歩んでいく決意です」などと歯の浮くようなセリフを恥ずかしげもなく並べ立てた。安倍はこの会合で、「生活環境を向上させるための支援」「警察などの治安維持能力を強化するための支援」「産業の活性化に向けた支援」を表明してみせたが、要は日帝としてソマリアを食いものにするためのインフラ整備を進めようということだ。こんな安倍政府の欺瞞なぞ、許すことはできない。

戦争遂行の安倍極右政府打倒へ

 自衛隊の「国防軍」への再編を公言する安倍政府は、一挙に戦時体制形成にひた走っている。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が「米本土に到達する弾道ミサイル発射実験に成功した」として、北朝鮮への「制裁」を継続し、米帝や韓国政府との連携を強化しながら朝鮮反革命戦争に踏み込もうとしている。「領土問題」を切っ先とした、反中国、反北朝鮮―反共・排外主義攻撃を強めている。「尖閣諸島」(中国名・釣魚列島)や「竹島」(韓国名・独島)をめぐる中国・韓国との対立を契機にして、自衛隊をさらに強化しようとしている。とりわけ「尖閣諸島防衛」が先島諸島への自衛隊配備の格好の口実になろうとしている。

 安倍連合政府は、悲願の改憲へと突き進もうとしている。プルトニウムを大量保有して核保有能力を維持しつづけるために、原発の再稼働・新増設を推し進め核武装へと向おうとしている。名護新基地建設が推し進められようとしている。そして、自衛隊海外派兵がさらに強化されようとしている。5月末〜6月初旬には、南スーダンへの陸自施設部隊の第四次派兵に踏み込んでいる。さらに、今年1月のアルジェリアでの「人質殺害事件」を口実にしながら、「海外での動乱などに在外邦人が巻き込まれた場合、自衛隊の陸上輸送による救出を可能にするための自衛隊法改正」を強行しようとしている。さらなる海外派兵を画策し、本格的な交戦―虐殺へと踏み込もうとしているのだ。

 帝国主義支配に抗する全世界労働者人民の実力決起が爆発している。パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、大衆決起が爆発を続けている。中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。

 帝国主義支配への怒りの決起は、今や全世界に広がっている。現場における資本や国家権力との実力攻防にかちきることによってのみ、労働者人民の死活をかけた闘いの展望は切り拓かれる。闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下からの実力決起を爆発させよう。戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。