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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

10・27自衛隊中央観閲式粉砕闘争を闘いぬく(1080号7面)

反戦・全学連、朝霞駐屯地に進撃

 10月27日、反戦・全学連は朝霞駐屯地(東京都練馬区、埼玉県朝霞市・和光市・新座市)で強行される自衛隊中央観閲式粉砕闘争に決起した。朝霞一帯に敷かれた戒厳態勢を切り裂く戦闘的デモを闘い、朝霞駐屯地への進撃をかちとった。

 午前10時に反戦・全学連の部隊は東武東上線朝霞駅南口広場に登場、隊列を整えてデモに先立つ集会を開始する。まず全体でシュプレヒコールをあげる。「自衛隊中央観閲式を粉砕するぞ」「労働者人民虐殺訓練を阻止するぞ」「朝霞駐屯地に進撃するぞ」「朝鮮反革命戦争を粉砕するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。シュプレヒコールが朝霞駅一帯に響きわたる。

 全学連中央執行委員会より闘争基調が提起される。「陸・海・空3自衛隊の持ち回りで毎年開催されている自衛隊中央観閲式が、今年は陸上自衛隊朝霞駐屯地で強行されようとしている」「自衛隊は、自衛隊員の戦意高揚を図り、また各国大使たちを始めとする世界各国に対して日帝独自の軍事力を誇示し、さらに労働者人民に対する宣撫工作として自衛隊への『親近感』を醸成すべく、中央観閲式開催に踏み込んでいる」「安倍極右政府の朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を体現する場として、今回の自衛隊中央観閲式が強行されようとしているのだ。こんな観閲式なぞ、粉砕あるのみである」「10・27自衛隊中央観閲式粉砕闘争を断固闘いぬこう。策動される権力の反革命弾圧を粉砕しよう。観閲式の周辺を徘徊して自衛隊激励を煽動する右翼ファシストの敵対を粉砕し、撃滅しよう。反革命国会粉砕し、安倍極右政府打倒へ進撃しよう!」。提起された基調は、全体の拍手で確認された。

 次いで、全学連と反戦青年委員会より決意表明がなされる。全学連は、「戦闘的学生を一人残らず革命的反戦闘争に結集させ、最先頭で闘いぬく」「〈戦時下の新たな革命的学生運動の創出〉をかけ、第53回全学連定期全国大会の成功をかちとる」。全国反戦は「安倍極右政府が差別主義・排外主義を煽動し、右翼ファシストが在日韓国労働者人民への差別主義・排外主義襲撃をくり返している。右翼ファシストを撃滅し、国家権力頂点からの反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)・反中国―反共・排外主義攻撃を粉砕しよう」「朝鮮半島や、中東―アラブ諸国で、そして全世界で、労働者人民は帝国主義の世界支配と抗して闘っている。全世界労働者人民の実力決起と連帯し、米軍・自衛隊を解体する反軍・反基地闘争を爆発させよう」と、それぞれ檄を飛ばした。

 その後、再度全体でシュプレヒコールをあげてから、朝霞駐屯地に進撃するデモに打って出た。反戦・全学連のデモ隊列は、沿道の労働者人民の熱い注目を集め、中には手をふってデモ隊への声援を送る者もいた。

 デモ隊列が川越街道にさしかかる。朝霞駐屯地をとりまく機動隊が厳戒態勢を敷き、沿道や歩道橋は私服刑事であふれている。デモへの規制を強める機動隊どもと対峙しながら、反戦・全学連は意気をさらに高め、朝霞駐屯地ゲート前まで進撃した。

自衛隊中央観閲式を粉砕せよ

 朝霞駐屯地ゲート前で反戦・全学連のデモ隊列は、ゲートに居並ぶ自衛官どもに向かって怒りのシュプレヒコールを叩きつける。「朝霞観閲式を粉砕するぞ」「朝霞駐屯地を解体するぞ」。埼玉県警機動隊は「公安条例」を振りかざし、再三「警告」を発してデモ隊への弾圧を画策してきたが、難なく粉砕した。その後、反戦・全学連のデモ隊列は、埼玉県警の一切の弾圧を許すことなく、また右翼ファシストの敵対を許すことなく、進撃を続けた。デモ終了間際、航空自衛隊戦闘機の編隊飛行が行なわれ、朝霞駐屯地周辺に騒音を撒き散らしていた。デモ隊は改めて、自衛隊中央観閲式への怒りを新たにした。

 東武東上線和光市駅前までのデモを最後までやりきると、全学連中央執行委員会からの集約提起がなされ、今秋期階級攻防にさらに実力進撃することが提起された。提起が全体の拍手で確認された後、全体でシュプレヒコールをあげて、自衛隊中央観閲式粉砕闘争を終えていった。

 10月27日午前10時半から正午まで、陸上自衛隊朝霞駐屯地において自衛隊中央観閲式が行なわれ、自衛隊員約4000人、戦車など車両約240両、航空機約50機が朝霞一帯に集結して、戒厳体制下で強行された。

 陸上自衛隊は3年に一度、朝霞駐屯地で観閲式を行なっている。そもそも観閲式とは、「自衛隊の創設を記念し、隊員の使命の自覚と士気の高揚を図る」「国民に、自衛隊に対する理解と信頼を深める」ことを目的に行なわれる自衛隊の行事であり、要は「国威発揚」「戦意高揚」を狙った軍事パレードそのものである。1950年より、自衛隊の前身である警察予備隊発足以来、毎年行なわれてきたが、1996年以降、陸・海・空自衛隊が毎年持ち回りで行なうようになり、今年は、陸上自衛隊が担当となっていたものである。

朝鮮反革命戦争に突進する安倍極右政府打倒へ

 当日の観閲式では、居並ぶ自衛隊員たちに対し、首相・安倍が「観閲官」として「訓示」を垂れた。安倍は、「最善の安全保障政策を絶えず追求していかねばならない。その司令塔が国家安全保障会議だ。併せて、集団的自衛権や集団安全保障に関する事項も含め、安全保障の法的基盤の検討を進める」と、今国会での「国家安全保障会議(日本版NSC)設置法」成立や、「集団的自衛権行使」容認への憲法解釈変更の強行を正当化し、「厳しい『現実』をふまえれば、これ以上、立ち止まっている余裕はない」とまで言い放ち、戦時体制構築をさらに加速させることを宣言した。さらに、「防衛力はその存在だけで抑止力になるといった従来の発想は完全に捨て去ってもらわねばならない。力による現状変更は許さないという国家意思を示すために、警戒監視や情報収集を行なっていく」「『積極的平和主義』の旗のもと、より強固な日米同盟を構築する」と、日米安保の再編・強化を加速させて、朝鮮反革命戦争に突進する姿勢をあからさまにしたのである。

 この後、安倍や防衛相・小野寺ら安倍極右政府の面々の眼前で、陸上自衛隊普通科連隊(歩兵)部隊による行進、航空自衛隊のヘリや戦闘機などによる編隊飛行、戦車などの車両部隊の行進と、軍事パレードが展開された。今回、従来通り一般市民には非公開とされたが、自衛隊のホームページ上に観閲式の実況中継の動画が掲載された。

 今回の観閲式は、自民党主導の安倍極右政府となってから初の観閲式であった。安倍が「最高指揮官」として自衛隊を謁見する姿勢をアピールすることで、改めて安倍極右政府として自衛隊を支え強化していく姿勢をあからさまにした。そして、自衛隊の戦力を内外に見せつけることで、中国や北朝鮮を牽制し、朝鮮反革命戦争突撃を内外にアピールしようとしたのだ。何より、安倍の発言を通して、戦時体制を一挙に構築しようとする姿勢がより鮮明となった。安倍は、戦時体制の中軸となる自衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓠瓠峭駛彪魁廚箸靴討気蕕忘栃圈Χ化していくことを、居並ぶ約4000人の自衛隊員たちに突きつけたのである。

 観閲式での安倍の発言に対して、早速中国側から非難の声が上がった。翌日の10月28日、中国外務省が安倍の自衛隊観閲式で「集団的自衛権行使容認」を示したことについて、「日本の政治家の思い上がりを重ねて裏づけた」としている。

 自衛隊中央観閲式強行を弾劾し、朝霞駐屯地をはじめとした自衛隊・米軍基地を解体する反基地闘争の爆発をかちとろう。沖縄・名護新基地建設などの〈基地・沖縄〉の強化を粉砕し、日米安保の再編・強化を粉砕しよう。

 自衛隊中央観閲式当日、今回もファシストどもが朝霞駐屯地周辺で街宣車両を回し、大音響でがなりたてながら自衛隊激励行動をおこなっていた。今日、朝鮮反革命戦争突撃下、ファシスト勢力が跳梁し反北朝鮮―反共・排外主義攻撃に手を染めている。戦争熱を煽るだけ煽りたてる一方で、反戦勢力への敵対―襲撃を狙う右翼ファシストを撃滅しよう。反革命革マルを解体・絶滅しよう。反革命国会を粉砕し、朝鮮反革命戦争とファシズムに突進する安倍極右政府打倒へ進撃しよう。