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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

12・8 第32回反安保全国労働者研究交流集会をかちとる
(1087号1面)

革労協の連帯あいさつと基調提起

 12月8日、すみだ中小企業センターにおいて「第32回反安保全国労働者研究交流集会」が開催された。

 戦闘的労働運動を担う労働者が続々と結集してくる。午前11時、司会から開会宣言が発せられ集会が開始された。シュプレヒコールが会場に響き渡る。

 司会から簡単なあいさつのあと、革命的労働者協会からの連帯あいさつだ。「11・28反革命弾圧を徹底的に弾劾する。それは、安倍の戦時国家体制形成の攻撃と一つのものだ。猴0譴良霪派瓩箸靴董∪鏤国家体制形成に実力・武装で対決し、蜂起を準備する革労協と解放派の破壊、内戦勢力の根絶を狙ったものだ。この反革命弾圧を木っ端微塵に粉砕し、長期投獄策動をうち破り、必ずや同志たちを早期奪還する」「同じ11・28、革命軍は、米軍・横田基地に対して2門の革命的迫撃弾攻撃を敢行した。反革命戦争指令中枢に対する鉄槌だ」「世界大恐慌爆発情勢下、帝国主義の戦争と抑圧が世界を覆っている。共産主義革命という歴史的事業をやりぬくために、われわれは、全力をあげて準備にとりかからねばならない。その準備の先頭に起つのは、反安保労研でなければならない」「安倍極右政府の朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃に対して、改憲―核武装化への突撃に対して、搾取・収奪の極限化の攻撃に対して、全力の対決にうって出てよう」。「いいぞー!」「よーし!」と会場から歓声と拍手がまきおこる。

 反安保労研全国センター幹事会から集会基調が提起される。闘いの総括、情勢、方針が読みあげられ、2014年に向けた任務が明らかにされた。「改憲攻撃を打ち砕き、普天間基地解体・名護新基地建設阻止にたちあがり、自衛隊の海外派兵を阻止し、職場生産点からの革命的反戦闘争への決起を拡大しよう」「原発の新・増設、再稼働を阻止し、核武装化を打ち砕こう。大間原発建設阻止、伊方原発再稼働阻止をはじめ、すべての原発の廃止に向け闘おう」「『労働者派遣法』『労働契約法』改悪を阻止し、『労働者派遣法』の撤廃をかちとろう」「360万公務員労働者への解雇攻撃である『公務員制度改革』攻撃を粉砕し、自治体業務の民営化と『非正規雇用』化攻撃と対決する自治体労研の全国的強化をかちとろう」「教育の国家統制攻撃に対決し、『日の丸』『君が代』強制攻撃を許さず、2014年、卒・入学式での不起立闘争の爆発をかちとろう」「全国で闘われている『非正規雇用』労働者の争議への集中をさらに強化し、サントリー・SPS争議に全力で取り組み、勝利しよう」「未組織労働者の組織化を積極的に取り組み、地域連合労組運動のさらなる前進を実現していこう」「『全国寄せ場で越年・越冬闘争の勝利をかちとろう。3月寄せ場春闘集中行動に取り組もう。原発労働者の被曝労働―使い捨てに対する怒りを組織し、全力で闘いへの決起を組織しよう」「フィリピントヨタ争議への連帯行動を強化しよう。『在特会』などによる在日外国人労働者への排斥、襲撃を打ち砕こう」「資本と安倍政府への怒りを組織し、大幅賃上げを掲げて、反戦・反合・政府打倒春闘を大爆発させよう」「第32回反安保全国労働者研究交流集会の圧倒的成功をかちとり、2014年、全労交運動の先頭に起ち、階級的革命的全国統一センター建設にむけて進撃しよう」。

産別分散会と新事務局体制

 午後1時、「公務員」「寄せ場」「民間」の三つの産別の分散会がそれぞれの部屋に分かれて開始された。

・公務員分散会

 公務員分散会には、各地の自治体労働者などが参加し、活発な討論をくり広げた。

 司会の仲間の「自治労本部の制動を突破し、『公務員制度改革』攻撃を打ち破る自治体労働運動の前進を切り拓くために、議論を深めよう」という提起を受け、参加者から8月の自治労大会への批判や、都労連の賃金確定闘争の課題などが報告される。続いて、「国家公務員給与の削減に続き、地方公務員給与のカットも続いている。仙台市や札幌市などを除き、すでに全国で約7割の自治体で削減が行なわれた。政府が地方交付税を減額して自治体に給与削減を迫った。しかし自治労本部には闘う気がない」という意見や、「自治体でも『非正規雇用』の労働者がますます増えている。全国で70万人になっている。ところがそうした労働者の自治労への加入率は、たったの3パーセント。『正規』―『非正規』の分断にのっかっていては、闘わずに『非正規雇用』労働者の組織化が進むはずがない」という指摘が出される。「足立区では、警視庁出身の区長・近藤が、『専門定型業務の外部化による人件費削減』と称して、2014年度から国民健康保険業務と会計・出納業務のほぼ全部を民間に委託しようとしている。部分的な委託は各区で進められているが、職場丸ごとの委託は初めてだ。今後は戸籍事務や介護保険事務、税関連補助業務なども、ドシドシ委託を進めると言っている。全国自治体に先行した『足立方式』と呼ばれるこの大首切り攻撃を許すわけにはいかない」という怒りの報告も行なわれた。最後に司会の仲間が、「360万公務員労働者への解雇攻撃―自治体業務の民間委託・民営化攻撃を打ち破る、闘う自治体労働運動、公務員労働運動を作り上げよう。『非正規雇用』労働者と結合した闘い、生活苦のなかで苦しむ地域の労働者人民と結びついてこの攻撃を打ち砕く地区共同の闘いが必要だ。その先頭に起って、闘う労働者の組織化、自治体労研の建設を推し進めよう」と提起し、分散会を締めくくった。

・民間分散会

 民間分散会では、資料を基に「連合」や全労連、UAゼンゼン、金属労協、日本郵政グループ労組の労働運動の現状と方針を取り上げ意見を出し合った。「労働組合が悪質化している。それぞれの既存の労組など『ブラック企業』撲滅なぞと言っても、自分の組織は見直そうとしていない」「『すかいらーく労組』は、店長の過労死問題で会社側は謝罪したのに、労組は『できる店長は、忙しい中でも休みが取れる』と発言し自己の管理ミスと暴言を吐いている」「JP労組は、『非正規化』を推進すべく『限定正社員制度』を『新一般職』として率先して導入している。雇用形態が複雑すぎて労働者が団結できないようにされている」。ヤンマー争議を闘う稲森氏は、「ヤンマーは『金属労協』。『正社員』の労組はまったく敵対的で、社前でビラまきしても受け取らないように指示を出している。まったくひどい」と怒りをあらわにした。活発な意見が次々と飛び交う。安倍政府の登場によって、労使協調の既存の労働組合は無力さを露呈するばかりか、労働者の闘いを制動し敵対を強めていることが次々と明らかにされていく。寄せ場から参加した労働者は、「本当に仕事がない。1日『立ちんぼ』しても2人か3人しか仕事にいけない」「東京のように特別就労もない」と声を荒げ、行政の日雇い労働者切捨てに対して、福岡・築港日雇労働組合と共に要請行動を行なっていることを報告した。闘う労働組合の存在が今まさに求められている。労働者を新たな「産業報国会」へと狩り立てる帝国主義労働運動を超える新たな結集軸として2012年に結成された全労交に、今後も1人でも多くの労働者を組織し、結集を呼びかけていこうという提起が行なわれる。そして「九割非正規化」が進行するなかで、ヤンマー争議やサントリー争議、パナソニックPDP争議など「非正規雇用」で不当な「雇い止め」解雇攻撃と闘う争議当該の支援を担っていくことの重要性を確認し、分散会を終えていった。

・寄せ場分散会

 寄せ場分散会では、まず前半に、各寄せ場からの報告が行なわれた。東京・山谷からは、「民間の求人も東京都の求人も減っている上に、センターの窓口による締め付けも強められている」ことが報告された。大阪・釜ヶ崎からは、「高齢者特別清掃事業(特掃)」についての資料の提出と、それについての補足説明の報告が行なわれた。福岡・築港からは、「毎週の福岡市に対する『仕事よこせ』の『木曜行動』で、毎月末に要望書を叩きつけているが、誠意ある回答がない。『公的就労対策』を求めて、闘いをいっそう強めていく」ことが報告された。沖縄からは、「首里の寄せ場では長期にわたって仕事がない日々が続いたため、朝やってくる労働者がわずか15人程度に減ってしまっている。沖縄でも『仕事よこせ』の取り組みが是非とも必要だ」ということが報告された。後半は、元原発労働者の梅田隆亮氏の話と質疑応答が行なわれた。梅田氏は、「安倍政府によって『原発ゼロ撤回』が宣言され、今後全国の原発が再稼働に向けて動き出そうとしている」「その際に、1基当たり3000人もの労働者をかき集めねばならないという時に、全国の寄せ場労働者を狩り出そうという動きが強まる」「現にこの集会の前日に、新聞記者から釜ヶ崎で再稼働のための労働者の狩り集めがやられているという話を聞いたばかりだ」と参加者に語った。そして、「今からは、寄せ場で闘っているみなさんの闘いが最も重要な闘いになるのです」と、檄を飛ばした。参加者からは、「原発をぶっ止めるためには、原発労働者のストライキが必要ではないか」という意見が出され、「首相官邸前に何万人も集まるよりも、そのストライキを守るために、電力会社や下請け企業によるスト破りを許さないために、原発の周りにたくさんの人々が集まるような闘いが重要だ」という発言もあった。さらに、梅田氏の提起に応えて、「日雇い・野宿の労働者が原発労働に狩り出されないようにするためにも、『仕事よこせ』の闘いが重要だ」という意見が出された。最後に梅田氏から、「自身の原発における被曝労働におけるリスクを、原発で働かざるをえない労働者に知ってもらうべく、原発被曝労災認定却下取り消しの裁判をがんばる」という決意が明らかにされ、分散会に参加した全員の熱い拍手で、梅田さんの闘いへの連帯を確認していった。

 ◇  ◇  ◇  ◇

 分散会が終了し、それぞれの分散会から簡単な報告がなされた。続いて、司会より全国幹事が紹介される。それぞれの地区・センターから選出された代表者が壇上へと整列し、会場全体の大きな拍手で承認された。最後に、幹事会からの決意表明だ。「労働者と向き合っていない組合が増えてきている。『非正規』ということで、支援もせず敵対さえしてくる許しがたい事態がある。そんな状況で闘っている労働者と共に反安保労研は闘っていかなければいけないと感じた。安倍政府と対決する革命的労働運動の前進に向け一丸となって闘っていこう」。会場から割れんばかりの拍手が鳴り響く。幹事会が行動提起を行ない、シュプレヒコールと、インターナショナルが高らかに響き渡り、集会を終了していった。