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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

2・2「日の丸・君が代」強制反対!教育の国家支配と闘おう!総決起集会が闘われる (1090号3面)

「教育現場に『ブラック企業』のような経営が浸透してきている」

 2月2日、午後1時から「都教委包囲・首都圏ネット(包囲ネット)」が主催する「『日の丸・君が代』強制反対!教育の国家支配と闘おう!2・2総決起集会」が東京しごとセンター(飯田橋)で開催された。この集会には現役・OBの教育労働者をはじめ約130人の労働者人民が結集し、集会賛同に名を連ねた東京・山谷日雇労働組合、東京都地域連合労働組合、神奈川県地域連合労働組合の仲間も結集した。

 開会あいさつを「包囲ネット」の仲間がおこない、続いて「包囲ネット」の元都立高校教員・永井栄俊氏が基調を提起する。

 永井氏は、「都教委の教育政策の流れ」について、2000年の「人事考課制度」の導入と2003年の「10・23通達」によって、教育現場に競争原理が持ち込まれ、上意下達の職務命令体制が常態化したこと、その結果およそ「民主教育」の理念とはかけ離れた荒廃が進んでる実態を明らかにした。そして、都教委はますます教職員の管理支配を強化し、超過勤務、働く権利のはく奪がなされ、教育労働者の使い捨て・使いつぶしという「ブラック企業」のような経営が浸透してきている現状を鋭く批判。

 その後、高橋哲・埼玉大准教授が、「憲法『改正』と安倍政権の教育政策の流れ」と題して講演を行ない、安倍の教育改革の役割を「.┘蝓璽箸料甦選別・教育財政の重点投資 ⊃啓由主義教育改革を実行するための支配体制作り新自由主義に伴う社会病理への治安対策としての保守主義・復古主義教育」として要約し、さらに安倍政府の目指す国家戦略を自民党の「日本国憲法改正草案」の条文を具体的に示しながら明らかにしていった。

「『口元チェック』にまで踏み込む『日本維新の会』と対決しよう」

 休憩をはさんでの後半では現場からの報告・闘争課題などが提起される。

 まずはじめに、田中聡史氏が「『君が代』不起立を闘うということ」に関して、報告をおこない、2012年卒業式、2013年入学式と「不起立」で闘ったことに対する都教委の「再発防止研修」の実態を暴露した上で、「あくまでも『君が代』強制には従わない」との強い決意を語った。

 次に、元世田谷区立小学校の教員の仲間が「教育委員会による業績評価をめぐる裁判闘争」で勝利したことを明らかにし、全国でも業績評価の不当性を追及する教育労働者の裁判提訴が続いていることを紹介した。

 現役の高校教員でもある「包囲ネット」の伏見氏は、都教委が「最高裁で断罪された『減給』以上の処分について、あらたに『戒告』として処分をし直す」という暴挙に踏み込んできたことを報告する。そして、これに対して伏見氏をはじめ『戒告』を受けた当該の現役の仲間たちがこの「再処分」に対して、撤回を求める闘いへの決意を固めていることを明らかにし、その支援を訴えた。

 また、福嶋常光氏は、「授業してたのに処分」の裁判の勝利報告を行なった。

 大阪からは、「橋下大阪市政と松井大阪府政、『日本維新の会』との闘い」として「『君が代』強制反対・大阪ネット」の被処分者ら四人の教職員が報告する。大阪では『君が代』強制の攻撃がエスカレートしてきている。『君が代』斉唱時の起立に止まらず、今後、教員が実際に声を出して『歌っているかどうか』を確認するために新たに『口元チェック』にまで踏み込もうとしている」「大阪の仲間たちは、東京や全国で闘っている教育労働者と連帯し、今後も橋下教育行政と対決していく」。

「『戦争をする国に忠実な国民』育成のための犇軌藝得賢瓩鯤敢佞靴茲Α

 次に、「さまざまな闘いの現場から」とのテーマで、教育課題にとどまらず地域での取り組みに関して闘う仲間からの報告を受けていく。「田無工業高校の自衛隊駐屯地宿泊防災訓練に抗議・監視」の取り組みと「『秘密保護法』も『共謀罪』も、『盗聴法』もいらない」という「共謀罪」反対運動に関わっている仲間からそれぞれ現状の報告や課題について提起がなされた。

 長時間にわたる闘いの報告の後、「包囲ネット」の仲間から今後の行動提起がなされる。都立高校における2013年度卒業式でのビラまき・情宣活動の取り組みについて説明がなされ、各学校の卒業式のスケジュールリストが配られ、「それぞれの地域で1人でも多くの仲間が、卒業式当日に学校の正門前に結集してビラまきの行動に起ち上がっていこう」と呼びかけられた。

 そして、「包囲ネット」が集会決議案を提案する。「『戦争をする国に忠実な国民』育成のための『極右』安倍内閣による犇軌藝得賢瓩次の通常国会で本格化しようとしています」「現場の闘いに連帯し、不起立者への一切の処分を許さず、都教委の暴走と安倍犇軌藝得賢瓩卜ちはだかる幅広い運動をつくりだしていこう」との決議案が読み上げられ、集会参加者全員が拍手で確認した。

 最後に、「包囲ネット」の見城氏が閉会とまとめのあいさつをおこない、熱気ある集会を閉じていった。

 2013年度卒業式を控え、都教委はあらためて「君が代」強制の職務命令を各現場に発出している。処分をはねかえし、闘う教育労働者と連帯し、「日の丸」「君が代」強制に対決していこう。安倍極右政府による朝鮮反革命戦争突撃のための教育改革攻撃を粉砕していこう。