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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・9内田「死刑」判決50ヵ年糾弾! 浦和地裁(現さいたま地裁)包囲―糾弾闘争を闘う (1094号5面)

別所沼公園で決起集会

 3月9日正午、5・23闘争実行委員会に結集する仲間たちは、さいたま市別所沼公園に結集し、内田「死刑」判決50ヵ年糾弾! 浦和地裁(現さいたま地裁)包囲―糾弾闘争の決起集会を開始する。

 冒頭、神奈川で部落解放を闘う仲間が司会に起ち、開会あいさつの後に全体でシュプレヒコールをあげる。その後、全国部落解放青年同盟からのアピールが司会から代読される。「狭山第3次再審闘争は、いよいよ大詰めの局面にある。『三者協議』が16回開かれているが、東京高検は居直りを決め込んだままである。事実調べ一つ行なおうとせずに東京高裁・河合がいつ、東京高検の意に沿って『三者協議』を打ち切り、再審請求棄却を狙ってくるのか、予断を許さない状況にある」「全労働者人民の闘いとして爆発してきた狭山闘争の歴史的勝利を、何としてもかちとろう」「現場での実力攻防が闘いの帰趨を決するのは、部落解放運動も同様である。差別糾弾闘争の復権を何としてもなしきらなければならない。とりわけ排外主義デモや『ヘイトスピーチ』を繰り返す、極悪右翼ファシスト『在特会』らとの激闘は必至である」「全水以来の先達たちの地平と教訓を引き継ぎ、部落解放運動の革命的飛躍前進を切りひらこう」。

 全国学生部落解放研究会連合が集会基調を提起する。「1964年3月11日、浦和地裁・内田は無実の部落民=石川一雄氏に対して、反革命差別『死刑』判決を打ち下ろした。『部落は悪の温床』『部落民ならやりかねない』という予断と偏見に基づき、被差別部落への差別意識をむき出しにし、わずか半年のスピード審理で石川氏に『死刑』判決を強行したのだ。この内田の反革命差別『死刑』判決こそ、石川氏に31年7ヵ月もの獄中監禁生活を強制し、50年たった今日まで石川氏を『見えない手錠』で縛りつづけているのである。内田による反革命差別『死刑』判決を徹底糾弾し、浦和地裁包囲―糾弾闘争を闘いぬこう」「狭山第3次再審闘争は申請から丸8年、『三者協議』からは4年半が経過している。司法権力はこれまでも事実調べも証拠調べもおこなわず、新証拠についてもろくな検討すらせず棄却を強行し、ひたすら狭山闘争の解体を狙ってきた」「東京高裁・河合は、事実調べ一つおこなおうとせず、再審請求棄却の機会を虎視眈々と狙っている」「第3次再審棄却策動を絶対に許してはならない。東京高裁に事実調べを迫り、東京高検に全証拠開示を迫る徹底糾弾の嵐を叩きつけよう。部落解放同盟内社民・こえ派の狭山闘争幕引き策動を突破し、第3次再審闘争に勝利しよう。〈差別裁判糾弾、階級裁判粉砕、国家権力糾弾・打倒〉の闘いの旗幟をより鮮明にし、狭山闘争の歴史的勝利へ進撃しよう」「戦時下、差別主義・排外主義が激化し、全国で差別事件が激化している」「奈良の水平社博物館前で差別発言を繰り返した『在特会』なる極悪右翼ファシストは、『名誉棄損』で150万円の支払い命令が出された後もさらに差別煽動を続けている。『告訴・告発』方針では、差別がなくなるどころか拡大していることが鮮明となっているのだ」「安倍極右政府は、いよいよ朝鮮反革命戦争への突撃を加速していくなかで、部落解放運動解体攻撃を一気に推し進めようとしている。安倍は差別主義・排外主義を煽るだけ煽り、一挙にファシズムへと急接近しようとしているのだ。激発する差別事件に対しては、戦闘的部落大衆を先頭とする差別糾弾闘争で闘わなければならない」「朝鮮反革命戦争突撃を粉砕する革命的反戦闘争を闘おう。戦争遂行の安倍極右政府を打倒し、日帝国家権力を解体しよう。部落差別の根底的廃絶をなしきる部落解放運動の革命的飛躍・前進をかちとろう」。提起された基調を全体の拍手で確認する。

浦和地裁を包囲―糾弾する戦闘的デモ

 結集した仲間からの決意表明を受ける。東京・山谷日雇労働組合からは、「山日労は一貫して狭山闘争に決起してきた。これからも石川さんと連帯して闘う」「多くの日雇いの仲間が野宿を強制されている。全国寄せ場交流会に結集する仲間たちは各寄せ場で業者・手配師に対して『生活できる賃金を出せ』『年齢制限をするな』『ピンハネ・ボッタクリをするな』と日雇い労働者の切実な要求を掲げて春闘要求の行動に起ち上がっている」「3月31日、日建連を追及し、対厚生労働省の団交を闘い、対日本経団連を弾劾する寄せ場春闘集中行動を闘う」。東京都地域連合労働組合からは、「東京都の卒・入学式での『日の丸』『君が代』強制を許さず、闘う教育労働者と連帯して都教委による処分攻撃と闘う」「3・16全労交主催の春闘総決起集会に結集し、『連合』・全労連をこえる革命的労働運動の前進をかちとろう」「サントリー・SPS争議、ヤンマー争議など『非正規雇用』労働者の闘いと結びついて闘う」。闘う「障害者」の仲間からは、「『病者』『障害者』は『何をするかわからない』と言って差別されてきた。戦争の時は殺されてきた。こういったことと対決して闘う。全国『障害者』解放運動共闘会議が結成された。この差別社会を変えるために共に闘おう。4月1日、介護の商品化粉砕、安倍政府打倒、『障害者総合支援法』施行1ヵ年糾弾の闘争を闘う」。東部朝鮮史研究会からは、「米韓合同演習は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から砲弾の一発でも飛んで来れば全面開戦だという構えで強行されている」「安倍が戦争遂行の指揮官として君臨しようとしている。日帝がアジアへ打って出ていく地盤を固めているのだ。これと対決し朝鮮反革命戦争を粉砕しよう」「ファシストの跳梁を許さず撃滅しよう」「韓国では地下鉄労働者が民営化阻止の闘いに打って出ている。こうした闘いと結びつき、日朝連帯闘争の前進をかちとろう」。全学連からは、「安倍極右政府は、狭山闘争をつぶさないかぎり戦争はできないとばかりに部落解放運動の解体攻撃に打って出ている」「労働者人民の闘いを恐れているのが安倍と支配階級だ。革命的決起の時代にあって、体制内運動に闘いを切り縮めようとする攻撃を許してはならない」「全学連は狭山闘争の歴史的勝利をかちとるために闘う」「新歓闘争に全力で決起し、戦時下の革命的学生運動を闘う。澎湃たる学生の革命的決起を組織する」。決意表明の最後は全国反戦だ。「先日の狭山東京集会でも石川氏は狭山を闘う人々に檄をとばしていた。『石川の命、わが命』として闘う戦闘的部落大衆と連帯して狭山闘争の勝利をかちとろう」「安倍政府は予算を通過させ、全面戦争にむけて『集団的自衛権行使』のできる国家体制作りへと突き進んでいる」「革命的反戦闘争に起ち上がるときが今きていることを確認しよう」「3・11大震災から3年、いまだに福島では13万5000人の労働者人民が住むところを奪われ、避難生活を余儀なくされている。7割の被災者が『復興』を感じていない現状で安倍極右政府は原発再稼働を狙い、『核燃サイクル』推進のための大間原発を新設しようとしている。3・25大間現地闘争を闘おう」「沖縄・名護新基地建設阻止、在日米軍・自衛隊の再編を許さず反軍・反基地闘争を闘おう。安倍の戦争政策推進を許さず闘おう」。

 すべての発言が終了した後、司会から「再度全体で確認しよう。戦争遂行の安倍政府を打倒しないかぎり、差別が拡大していく。労働者人民が殺されていく。これからデモにうってでる。政府はあらゆる労働者人民の闘いをつぶそうとしている。司法―国家権力への幻想を捨て去り、狭山闘争の勝利をかちとろう」と閉会のあいさつがなされ、全体でシュプレヒコールを行ない、デモにうってでる。浦和地裁正門前にさしかかるとデモ隊はただちに地裁に向かってシュプレヒコールをたたきつける。「内田『死刑』判決50ヵ年糾弾!」「浦和地裁を包囲―糾弾するぞ!」「石川氏の怒りを共有して闘うぞ!」「第3次再審棄却を阻止するぞ!」「狭山闘争に勝利するぞ!」デモ隊は一丸となって埼玉県警による不当な規制をはねのけ、内田「死刑」判決50ヵ年に対する怒りを叩きつけた。その後デモ隊は、浦和市街地の中心部を通過し、JR浦和駅西口までのデモを最後までうちぬいた。執拗に「部隊解散」をがなりたてる埼玉県警の規制―妨害をはねのけ、集約提起とシュプレヒコールをやりぬいた。


2・25「狭山事件の再審を求める東京集会」に決起

 2月25日、午後6時30分より、台東区民会館・ホールにおいて、狭山東京実行委員会主催による「狭山事件の再審を求める東京集会」が開催された。

 午後5時過ぎ、反戦・全学連の部隊は、台東区民会館正面入り口前に登場し青ヘルメット、ゼッケンに身を固め、横断幕を掲げ情宣を開始する。  

 夕方とあって会場前を買い物帰りの住民や帰宅を急ぐ労働者が行きかう。また周辺は浅草寺の直近とあって大勢の観光客が浅草寺から流れてくる。われわれは労働者大衆に向けビラを手渡していく。午後6時に正面入口が閉まってからは右横の入口へと移動しビラまきを続ける。「狭山差別裁判を糾弾しよう」「第3次再審闘争に勝利しよう」「石川氏と共に闘おう」と声をかけビラを手渡していく。集会に参加する部落青年・大衆に「御苦労さまです」と声をかけビラを手渡すと部落青年・大衆は、「ありがとう」「ご苦労様」と受け取り会場に向かう。6時過ぎには石川氏が到着しわれわれのビラを受けとり、にこやかな笑顔で会場へと向かっていく。われわれは私服公安どもを寄せつけず、最後まで情宣を貫徹して集会へと合流していった。

 午後6時30分、集会が開始される。司会からこの間の「三者協議」の経過が簡単に説明されたあと、狭山東京実行委員会議長・長谷川氏の主催者あいさつ、狭山東京実行委員会事務局長・本橋氏の基調提起、部落解放同盟中央執行委員・片岡氏の「大詰めを迎えた狭山第3次再審」と題する狭山闘争の現状についての講演が行なわれた。

 石川氏の登場を司会が告げると会場からは大声援と拍手が捲き起こる。その拍手のなか石川氏が壇上に起つ。石川氏は、多くの支援の寒いなかでの結集に感謝の意を述べたあと、「1962年と1963年では、手ぬぐい(石川氏が手ぬぐいを身内から調達したことを裏付けるために配布数量が偽造されている)が全然違う。父親が大切にもっていて、両方見せている。本来ならこの時点で私は『犯人』ではないとされるはずが、裁判官は警察の言いなりになってしまった。近い内に再審開始決定がなされると確信している。できれば裁判官に現場検証をしてほしい。真相を究明できると思う。目と耳で確かめて欲しい」「自分は『三者協議』に出席できないため、裁判所前でこのことを強く訴えている。私の声は裁判官に届いていると思う。今年中に決定が100パーセントでると思う。いい決定がでるよう、より以上のご支援をお願いしたい」と正念場をむかえた第3次再審の闘いに向けた決意を表明し、われわれに檄を飛ばす。そして、恒例の「歌」を詠みあげた。石川氏の発言には再審開始に向けたなみなみならぬ決意が込められている。この決意にわれわれは何としても応えていく。

 都内各地区からアピールが行なわれる。三多摩地区、西北地区、中南地区、東部地区。それぞれから、狭山闘争の再審開始に向けた取り組みが紹介された。その後、集会決議案が提案され、集会スローガンが読み上げられ拍手で確認されていった。司会から集会参加者が256人であったことが報告され、最後に、狭山東京実行委員会議長・長谷川氏が閉会あいさつを簡単に述べ、「団結ガンバロー」で集会が締めくくられた。

 2006年5月23日に第3次再審請求がなされてから今年で9年目を迎えようとしている。まさに第3次再審闘争が正念場を迎えていることは明白だ。75歳を迎えた石川氏の不屈の闘いに応えきっていかなければならない。石川氏の無実は明らかであり、裁かれるべきは司法―国家権力なのだ。検察に対する全証拠開示と裁判所に対する事実調べを迫り、階級的共同闘争の力を背景にした実力闘争・武装闘争を叩きつけていこう。弁護団の準備する新証拠をも武器としながら、第3次再審闘争の勝利から狭山闘争の勝利へと一気に攻め上ろう。部落解放運動の革命的飛躍・前進をかちとろう。


3・11「浦和地裁『死刑判決』50年糾弾!狭山第3次再審勝利!埼玉集会」に決起

 3月11日午後6時より、さいたま市「ときわ会館」において部落解放同盟埼玉県連合会、部落解放埼玉共闘会議、「石川さんを支援する全埼玉連絡会」の三者共催で、「浦和地裁『死刑判決』50年糾弾!狭山第3次再審勝利・埼玉集会」が開催された。

 午後5時過ぎ、解放派と全国学生部落解放研究会連合の部隊は、「ときわ会館」入り口前で青ヘルメット、ゼッケンに身を固め、横断幕を掲げて情宣を開始する。すでに会館内に入っていた石川氏にあいさつをし、ビラを手渡す。そして、次々と会場に結集してくる部落大衆に「狭山闘争に勝利しよう」「再審開始をかちとろう」と声をかけ、ビラを手渡していく。「ごくろうさま」「がんばろう」と言ってどんどん受け取られていく。開始時間直前まで情宣行動をやりぬき、集会へと合流した。

 「うっちゃんバンド」によるオープニングのあと、午後6時20分より司会のあいさつで集会が開始される。

 主催者あいさつを片岡部落解放同盟埼玉県連執行委員長、連帯あいさつを元埼玉弁護士会会長が行ない、基調報告は全体の拍手で確認された。


 その後、特別報告として袴田事件の再審請求人である袴田ひで子さんが、3月には再審開始決定がでるのではないかという状況を報告し、さらなる支援を訴えた。

 狭山弁護団報告を中山主任弁護人が行なう。「1月31日に第16回三者協議がひらかれ、3月末に第17回がひらかれる。1月30日、弁護団は13点の新証拠を提出した。これは証拠上重要な位置をもつもの。『自白』の信用性をどう判断するか。裁判官は今まで『石川さんの記憶違い』『細部の問題』と言い放ち切り捨ててきた。脅迫状に関して、石川さんは『19時半ごろ脅迫状を届けた』と言わされている。『このとき斜め向かいの家に軽自動車が止まっていた』とし、これが『秘密の暴露』とされた。ところがこの軽自動車が止まっていた時間は16時から17時であったことが今回の証拠開示で分かった。また19時だと真っ暗で車種、色を見分けるのは不可能だと言う検証報告を一三点出した。手ぬぐいの新証拠も価値の高い証拠。今回開示された調書で改竄は明らか。これに対して裁判所がどうでるか。引き続き今まで求めている証拠の開示と検証を迫る」。

 続いて、石川氏のアピールだ。石川氏は、「今年は特に気を引き締めて運動を展開していかなければならない。手ぬぐいの改竄の証拠が出てきた以上、勝負をかけていいんじゃないかと思っている」「事実調べをさせることが第一だ。再審開始決定をさせること。これ以上の証拠は検察に隠されている中には無いんじゃないか。今度こそ勝負をかけて裁判官にせまっていかなければならない。現在の河合裁判長はあと3年で定年。河合裁判長がいる間に決着をつけたい」「第3次でだめなら生きている間に決着をつけられないのではないか。これでだめなら異議審、最高裁もだめだろう。より一層のご支援を」と訴え、「偏見で 死刑宣告50年 やるせなきも3次で究明」との俳句を披露した。そして、「皆さんのお力は不可欠。自分が部落民でなかったらこのような不当な判決ではなかった。後の裁判はないという気持ちで力をかりたい」とした。石川氏のなみなみならぬ決意に大きな拍手とともに緊張感が走る。石川早智子氏は、「出ない証拠を出させるのは弁護団の力だけでは足りない」「解放同盟の全国大会で『狭山は最大の最後の山場』と言われた」とより一層の支援を訴えた。家族からのアピールでは石川ウメ子氏からのあいさつがなされ、六造さんがぜんそくで来られないと話し、「無罪をかちとるまでみなさんの力をかりたい」と訴えた。

 集会決議が読み上げられ、全体の拍手で確認される。最後に、石川氏をはじめ集会参加者が立ち上がり、「差別裁判打ち砕こう」が高らかに歌われ、会場全体の「団結ガンバロー」で集会が締めくくられた。

 部落解放同盟内社民・こえ派による狭山闘争幕引きを許さず、犧蚤腓了馨讚瓩髻匣絞椋枷週蠱董Τ級裁判粉砕・国家権力糾弾・打倒〉の闘いの旗幟を鮮明にし、全力で闘いぬくことが石川氏の決意に応えることである。5・23不当逮捕51ヵ年糾弾闘争に総決起し、第3次再審棄却を絶対阻止する大衆的実力闘争・武装闘争、階級的共同闘争を展開していこう。