解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

4・28名護新基地建設実力阻止を掲げ 沖縄人民解放闘争を闘いぬく〈沖縄〉 (1100号6面)

与儀公園で集会を開催

  4月28日、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会は、那覇市内において集会・デモを闘いとった。呼びかけに応えた沖縄・首里日雇労働組合は、協力態勢をとり、全力で闘いぬいた。

 午前11時、与儀公園の屋外ステージにおいて、沖日労の仲間による炊き出しが行なわれる。あいにくの雨模様であったが、主催者による闘争への結集を呼びかけるアジテーションに市民も足を止め、ビラを読み込む。雨足が速くなる中、正午前より集会が開始された。まずはシュプレヒコールだ。「安倍政府を打倒するぞ!」「憲法改悪を阻止するぞ!」「日米安保を粉砕するぞ!」「名護新基地建設を阻止するぞ!」「辺野古埋め立てを阻止するぞ!」「実力闘争で闘うぞ!」「知事は即刻辞めろ!」「普天間基地を返せ!」「オスプレイを撤去するぞ!」「すべての軍事基地を撤去するぞ!」「戦争反対!」「全世界労働者人民と連帯して闘うぞ!」。はじめに司会の発言で、「本闘争を闘う意義は、第1に沖縄統合支配強化を粉砕すること。第2に名護新基地建設を実力阻止すること。第3に改憲攻撃を粉砕し安倍政府を打倒することである」と端的に説明がなされる。つづいて沖日労の仲間が、「沖縄の未来のために辺野古の埋め立てを止めよう」「沖日労は現場にかけつけ闘います。団結して頑張りましょう」と力強く連帯あいさつを行なう。参加者は拍手で応えた。次に司会から基調の提起を受ける。「われわれの先達は、4・28―5・15を狹椶蠅汎いの日瓩箸靴董反戦・反安保の闘い、天皇制と日帝政府への闘いを今日に至るまで貫いてきた。われわれは、その闘いを引き継ぎ、『皇民化教育』に取り込まれアジア労働者人民虐殺の銃を手にした負の歴史を突破し闘う」「『対馬丸事件』70年を口実に、天皇アキヒトの今夏の来沖が画策されている。天皇来沖は、天皇と日帝の下に沖縄青年を取り込み、尖兵とする攻撃である。反戦・反基地闘争とひとつのものとして闘われてきた反天皇闘争の歴史的地平を解体し、沖縄の闘いを体制内運動に落とし込めようとする攻撃である。安倍政府の目論む、天皇制を前面におしだした沖縄統合支配強化を、断じて許してはならない」「仲井真は、『いい正月が迎えられる』『140万人県民を代表してお礼を申し上げる』なぞと、われわれを侮辱しきった言葉を吐いて『埋立承認』を表明した。こんな仲井真をいつまでも知事の座でのさばらせておくわけにはいかない」「安倍政府は、大弾圧を振りかざして、六月にもボーリング調査を開始しようとしている。断じて許すことはできない」「安倍政府は、海上―陸上を貫く激闘によって閣議決定を吹き飛ばした辺野古の闘いを心底恐怖している。2004年から2005年の闘いをさらに上回る実力・武装の闘いで、埋め立て強行を阻止しなければならない」「われわれのスローガンは、『戦争のための軍事基地は、沖縄にもどこにもいらない』である。『県外移設、国外移設』要求は誤りだ。そのことを何度でも確認し、沖縄―日本『本土』を貫く革命的共同をうち固めなければならない」。最後に青年実からの決意表明だ。「若者の中には、右翼ファシストの排外主義煽動に取り込まれてしまっている部分もいる。だが多くの若者は、そんな『憂さ晴らし』に反感をもち、厳しい現状を克服するために苦悩している。われわれは、そういった若者たちに本当の意味で社会変革のやり方を指し示すために、本日の闘争を最後までやりぬく」と断固たる決意を表明する。シュプレヒコールで集会を閉じ、デモ出発まで待機した。その間、青年実の同志は闘いへの決起を呼びかけ、右翼ファシストへの怒りの決起を訴えた。

青ヘル部隊が国際通りをデモ行進

 12時50分、いよいよデモ出発だ。横断幕を先頭に青ヘル部隊が隊列を組み、整然とデモ行進する。国道330号線沿いでは、車窓からデモ隊をじっと見つめる市民もいる。国際通りに入るとさらに注目が集まる。店先から出てきた労働者がデモ隊の登場に足を止め、訴えに耳を傾ける。観光者は携帯で撮影する。途中、ヤマトからやってきたと思われる脆弱な右翼分子が訳のわからぬことを喚くが、同志の「ファシスト撃滅するぞ!」という一喝に逃げるように去っていった。解散地点の「県民広場」では、素早く態勢を整え、「県」庁に向かってシュプレヒコールを叩きつける。「名護新基地建設を阻止するぞ!」「知事は即刻やめろ!」。青年実の同志より簡潔な集約提起が行なわれ、全体の行動を終了した。

 名護新基地建設をめぐる情勢は煮詰まっている。4月25日、オバマ来日にあわせて「日米共同声明」が発表された。日・米両政府は、「普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの早期移設及び沖縄の基地の統合は、長期的に持続可能な米軍のプレゼンスを確かなものとする」とした。事実上、未来永劫にわたって沖縄に基地を置き続けるという宣言に等しいものだ。徹底弾劾しなければならない。安倍政府に「埋立承認」の犖績瓩濃ち上げられる知事・仲井真は、安倍が「強い意志をもって早期かつ着実に工事を進める」と語ったことに対し、「いったん始めたら予定通り進めた方がいい。しっかり9・5年で完成してしまった方が、普天間の問題にけりをつけるには、それくらいの決意を持ってやったほうがいい」と発言している。まったく度し難い輩だ。沖縄労働者人民の闘いを押し潰す役回りをすすんで買って出た仲井真「県」政の協力の下で、安倍政府は凶暴な攻撃を次々と仕掛けてきている。4月11日、沖縄防衛局は、作業ヤード設置のための「漁港施設占有許可」をはじめ、「キャンプ・シュワブ内の埋蔵文化財にかかる意見照会」「県への岩礁破砕許可申請にともなう市長意見」「辺野古ダム周辺の環境調査」「美謝川の水路切り替えなど」「漁港区域内の環境調査」の計六項目を名護市に申請した。事前調整もなく業務終了間近に提出先とは異なる窓口に放り込んでいった書類の山は、「5月12日回答期限」を迫るものだった。「期限」の根拠について名護市から追及を受けた防衛局は、「法的根拠はない」と開き直っている。他方、15日には「岩礁破砕許可」手続きの一環として、名護漁業協同組合に「同意書」の提出を求めた。誘致派が牛耳る名護漁協宛ての文書には「期限」の設定がない。誘致派には「丁寧に説明し理解を求める」が、反対派には形式的な手続きすらまともにやらない。これが安倍政府のやり口である。

 闘う沖縄労働者人民は、海上ボーリング調査を阻止する態勢を構えつつ、辺野古埋め立て着工阻止に向け着々と準備を進めている。自民党と政府は、4月27日の沖縄市長選で自・公推薦候補が当選したことをうけて「知事選へ大きな弾みになる」と宣伝して回っているが、言うまでもなく知事への怒り、安倍政府への怒りは1ミリも変化していない。〈基地・沖縄〉を固定化・強化するためにカネで黙らせる自民党と政府の卑劣さ、議会主義的集約の限界が露呈しただけのことである。いっさいのカギは、建設阻止の広範かつ熾烈な大衆的実力決起の実現にこそあるのだ。辺野古、普天間、高江で闘うメンバーを先頭に、機運は確実に高まっている。われわれは、実力闘争への決起を前面に打ち出して4・28闘争を闘いぬいた地平をさらに拡大・発展させ、普天間基地解体・名護新基地建設阻止の闘いの最終的勝利にむけて奮闘する。沖縄―日本「本土」貫く団結をうち固め、日米安保粉砕・安倍政府打倒・日帝国家権力解体へ進撃しよう。