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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・3陸上自衛隊施設部隊のPKO−南スーダン第6次派兵阻止に決起(1108号5面)

御茶ノ水駅頭で情宣決起

 6月3日、反戦・全学連の部隊は、「南スーダン派遣施設隊」第六次派兵部隊の本隊派兵が翌日に迫るなか、「国連平和維持活動」(PKO)―南スーダン第6次派兵阻止に決起した。

 午前10時、JR御茶ノ水駅頭に登場した反戦・全学連の部隊は、横断幕をひろげ冒頭にシュプレヒコールをあげる。「南スーダンへの自衛隊派兵を阻止するぞ」「自衛隊海外派兵を粉砕するぞ」「『集団的自衛権行使』を粉砕するぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。続いて、アジテーションを響かせながら、道行く労働者人民へのビラ撒きを開始する。労働者や学生たちが次々とビラを受け取っていく。中には自分からビラを受け取りにくる者まで現れた。御茶ノ水駅頭には、最初制服警官が出張り、次に慌てて駆けつけた警視庁私服刑事どもが反戦・全学連の部隊を監視してきたが、一切手出しはできない。あらゆる弾圧を粉砕して情宣行動をやりきると、最後に再度シュプレヒコールをあげて、この日の行動を終えていった。

 5月13日、防衛省・統合幕僚監部は「南スーダン派遣施設隊」の第6次派兵部隊の派兵を発表した。第6次派兵部隊は、北海道地区に配属される陸自第5師団を主力とする部隊である。そして、総勢約400人からなる「派遣施設隊」が、第5次部隊と交代して南スーダンに布陣することになる。

 「派遣施設隊」は、すでに5月20日には陸自・帯広駐屯地で「壮行行事」を行なっている。「壮行行事」後には、隊長・野村陸佐が「小競り合いがある可能性はあるので、対処の訓練は積んできた」と、激化する南スーダン内戦に身構えて、秘密裡に労働者人民殺戮訓練を積み重ねたことをあけすけにした。5月23日に先発隊85人が新千歳空港から出撃しており、その上で、6月4日に本隊の第1波175人が新千歳空港から出撃、6月18日から第2波139人が新千歳空港から出撃する。

 2011年7月にスーダンから、南スーダンが分離・独立した。国連はただちに「国連南スーダン派遣団」(UNMISS)を設置してスーダンと南スーダンとの衝突に身構え、両者を分離させる部隊として活動させている。

 PKO―南スーダン派兵は、2012年1月に野田政府(当時)が、中央即応連隊(宇都宮駐屯地)を主軸とする約330人からなる第1次派兵を行なって以降、計5次にわたる派兵が約半年交代でくり返されてきた。派兵部隊は、「比較的治安が安定している」といわれる首都ジュバに宿営地を設営した。そして、派兵部隊強化のための条件整備を行なうとともに、現地で道路や橋梁などの社会インフラ整備を行なうとされてきた。施設部隊の活動に必要な機材はジュバから約2000キロ離れたケニアの港湾都市・モンバサや、国連の物資集積基地があるウガンダのエンテベから輸送している。南スーダンPKOの司令部要員も、陸上自衛官3人がジュバのUNMISS司令部に派兵されている。安倍政府になってから活動範囲が東エクアトリア、西エクアトリア両州にも拡大されており、それに伴い人員も増員され、現在では約400人の部隊で展開している。

自衛隊の中東―アラブ諸国労働者人民虐殺を許すな

 日帝は、「南スーダンの国づくりに貢献する」と称して、石油権益などを確保するための活動に踏み込んでいる。PKOと連動した政府開発援助(ODA)の活用を「車の両輪」に据え、医療・教育施設の建設に加え行政や衛生、農業といった分野で非政府組織(NGO)とも連携した人材育成・技術協力も進め国家の基本的機能の構築を支援するという。自衛隊派兵をテコに、南スーダンに食い込み、石油資源などの権益を確保しようというのだ。

 そもそもスーダン自身、帝国主義のアフリカ植民地分割支配の結果、英帝の植民地として振り分けられた地域であり、イスラム原理主義の強いスーダン北部と、キリスト教徒の多い南スーダンとの対立は長く続いてきた。さらにイスラエル―シオニストと南スーダンが接近しており、南スーダン独立以降も対立の激化は必至であった。南スーダン北部では、スーダンとの対立が続き、戦闘が頻発している。

 そればかりか、ここにきて南スーダン内部での内戦も激化している。昨年12月以降、大統領・キールの出身民族であるディンカ人と、反乱軍を率いる前副大統領・マシャールの出身民族であるヌエル人との民族対立が激化。昨年12月16日には、首都ジュバで少なくとも300人以上のヌエル人が大量虐殺され、自衛隊が参加するUNMISSの施設でも暴力事件が起きている。この内戦で、100万人以上が避難生活を余儀なくされている。キール派とマシャール派は、5月9日に「停戦」で合意したとされたが、5月11日に北部のユニティ州と上ナイル州で再び激しい戦闘が起き、「停戦」はあっさり覆された。5月27日、国連安保理はUNMISSの任務を「市民の保護」最優先にすることを決定している。戦闘は激化の一途をたどり、首都ジュバなどの自衛隊活動地域に及んでいる。いつ自衛隊が中東―アラブ諸国労働者人民に銃口を向け、虐殺することになってもおかしくないのだ。

 中東労働者人民の怒りの矛先は、南スーダン派兵に踏み込み、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。自衛隊による中東―アラブ労働者人民虐殺を許してはならない。

 安倍極右政府は、一挙に朝鮮反革命戦争とファシズムに突き進んでいる。「領土問題」で「反中国」を煽り立てながら、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に進撃できる戦時体制形成を推し進めている。日米安保の再編・強化をおしすすめ、自衛隊や在沖―在日米軍を増強している。

 安倍は、5月15日に「安保法制懇」報告書を手にし、「集団的自衛権行使」のための憲法解釈変更を狙い、閣議決定を強行しようとしている。そのなかで、PKO活動をめぐって、「駆けつけ警護」を可能にすることを狙っている。「駆けつけ警護」とは、PKOに参加する他国部隊や文民などが武装勢力に襲われた場合、離れた場所の自衛隊が救援するというものだ。こうして、自衛隊がより本格的な交戦に踏み込めるようにしようというのだ。安倍政府は、自衛隊に実戦経験を積み上げさせることで、自衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴萄栃圓靴茲Δ箸靴討い襦今回のPKO―派兵で、自衛隊内やその家族等の間に不安が高まっているのも、その表れである。

 安倍極右政府による改憲攻撃を粉砕し、戦時国家体制形成―ファシズムへの突撃と対決しよう。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、戦争遂行の安倍極右政府打倒へ進撃しよう。