解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・21キャンプ・シュワブゲート前行動に決起〈沖縄〉
(1112号1面)

 6月21日、「ヘリ基地反対協」が主催するキャンプ・シュワブゲート前行動が闘われた。7月上旬にもボーリング調査が迫る中で、辺野古現地での闘いが強化されている。6月に入り、「ヘリ基地反対協」は海上に船を出し監視行動を続けている。ゲート前行動も14日から開始され、毎週土曜に行なうとしている。普天間基地ゲート前行動を闘うメンバーは、普天間の現場を維持しつつ辺野古へ重点的にかけつけている。有志によるカヌー練習も始まった。ボーリング調査―埋め立て着工阻止をかちとるため、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会もゲート前行動に結集した。

 8時半過ぎ、シュワブ第1ゲート前に参加者が結集する。権力はカラーコーンを置き、あれこれ理由をつけて介入を図ってくる。米兵と軍雇用ガードマンは、フェンスの中の高台からカメラを向け威嚇する。これらをはねのけメンバーは配置につく。「戦争につながる基地は作らせない」「屈しない」などと書かれた思い思いの横断幕を掲げて、アピール行動を行なう。9時、集会が開始される。はじめに「ヘリ基地反対協」事務局長よりあいさつをうけていく。「『制限水域』拡大が日米合意された。法律を拡大解釈したものだ。住民を弾圧するための『合意』の真相を全国の民衆に明らかにしていかなければならない」「辺野古のテント村が何者かによって壊された。『戦争のできる国』をつくり上げていく大きな流れの中で引き起こされたものだ。単なる襲撃ではない」と辺野古の緊迫した状況を訴える。

 「沖縄平和市民連絡会」のメンバーは、「制限水域」拡大について詳細な説明を行なう。「『埋立施行区域』を『臨時制限水域』とする日米合意がなされた。閣議決定され、官報告示されれば効力を持ってしまう」「キャンプ・シュワブの『制限水域』とは、『5・15メモ』で定められたもので、『第1水域』から『第5水域』まで規制が決められている。工事区域は『第3水域』にある。『第3水域』は米軍演習が行なわれるが、ひと月10回・年間120回と決められている。カヌーや阻止船も近づける。『臨時制限水域』は『常時立ち入り禁止』とされる『第1水域』の拡大である。政府は10年前の轍を踏まないとして、蹴散らしてでも埋立工事をしようとしている」「『合意』では区域の用途を、『[上施設の保安基地建設のための区域の保安J瞳蛙緡ξ祥儼盈』としている。だが『埋立工事施工区域』で米軍の演習は考えられない。の事項は、『5・15メモ』による『米軍の排他的使用の制限』という要件に無理矢理当てはめるために盛り込まれたものだ。政府は、日米合同委員会の前日まで『協議中』と答弁していた。だが翌日決定した。何が何でも好き勝手やるということだ。立ち入り禁止区域が600ヘクタールも拡がる。なのにいっさい沖縄の声を聞かない」「法的根拠はない。したがって『刑事特別法』適用はできない。私たちは自信を持って海上行動に入っていく」。氏は、くり返し「法的根拠はない」と訴え、闘いを鼓舞した。結集したメンバーは大きな拍手で応えた。

 「二見以北10区の会」の東恩納琢磨氏は、「民意を無視して何でも『日米合意』で決められるのか。それが民主主義か。『沖縄の理解を得て進める』にどうつながるのか」と怒りをぶつけ、「地域から声をあげていくことが大切。『あきらめる』ことは国の思うつぼだ」「『埋立承認取消訴訟』には10区の住民も名を連ねている。裁判中の工事強行は許さない。米国でも『ジュゴン訴訟』が再び始まろうとしている。辺野古は名護の東海岸だけの問題ではなく、沖縄の問題、日本の問題、世界の問題だ」と声をからして訴える。

 高江ヘリパッド阻止を闘う「ヘリパッドいらない住民の会」のメンバーは、「7月から工事が強行されようとしている。『高江座り込み弾圧訴訟』の上告が棄却された。だが、わたしたちは政府に屈しない。力を合わせれば阻止できる」「6月29日に『高江座り込み7周年報告会』を開催します。参加して下さい」と呼びかける。

 1時間で集会を終了し、最後に「ガンバロー」三唱を行なった。闘う沖縄労働者人民は、現場で闘う決意をうち固めている。沖縄―日本「本土」貫く革命的共同を強化し、名護新基地建設を阻止する実力闘争に起とう。