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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・22 伊方原発再稼働阻止闘争に決起(1112号2面)

伊方現地で戦闘的デモ

 6月22日、反戦青年委員会と全学連中四国ブロック、「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」は、伊方原発再稼働阻止を掲げ、現地実力闘争に決起した。昨年12月、本年2月に続いて三度目の伊方現地闘争である。当日は、大雨に見舞われ、辺り一帯が濃霧で100メートル先も見通せない。デモ出発地点である伊方原発PR施設「きらら館」から、普段見下ろすことのできる伊方原発の姿も全く見ることができない。

 青ヘル部隊は、悪天候をものともせず、新たに加わった学生たちとともに、意気軒昂に戦闘的デモを闘いとったのである。

 デモに先立ち闘いの基調が提起される。
 「地元反対派住民の闘いと固く連帯しながら、すべての原発を廃止へと追い込み、日帝の改憲―核武装を阻止していこう」「九州電力・川内原発1、2号機の再稼働が、今年秋にも狙われている。伊方原発三号機は、それに続こうとしている。断じて許せない。伊方原発で『事故』が起きれば、瀬戸内海は、犹爐粒き瓩箸覆蝓⊆辺は犹爐梁臙廊瓩箸覆襦0ι欧箘吠だけの問題ではない。この佐田岬半島には、5000人が暮らしている。避難なぞできるわけがない。原発の再稼働は、地元住民の切り捨てが前提なのだ。福島や、28年経っても立ち入り禁止のチェルノブイリは、明日の伊方の姿だ」「日帝は、通常よりも、福島住民に限っては20倍もの放射線量を許容している。その中で、すでに小児甲状腺ガンと、その恐れのある子どもたちが、計89人も出てきている。伊方でも、『事故』が起きれば、『年間20ミリシーベルトまで安全』と必ずされる。労働者人民を切り捨て、現状を放置するためにだ。福島第一原発の汚染水は、コントロールされていない。それどころか、放射性トリチウムを含んだ汚染水を、意図的に海洋投棄している。ウランもプルトニウムも飛散した。『原発事故』は、誰も責任を取らないし、取れないのだ。福島で起きていることは、伊方でも当然起きる。原発の再稼働を絶対に許すことはできない」「何よりも、日帝の核武装を阻止していこうではないか。安倍は、『最小限度なら、核兵器の保有は憲法違反でない』(2002年)と公言してきた核武装論者だ。一昨年には、原子力基本法に『安全保障に資する』と追記された。要は、いつでも核兵器が作れるようにしておくということだ。潜在的な核保有のためなら、いくら金を費やしても、労働者人民を悲惨な状況に追い込んでも構わないということだ。断じて許すことはできない。原発労働者は、ストライキに起ち上がろう。再稼働阻止の現地実力闘争の大爆発をかちとろう」。

地元反対派住民が連帯メッセージ

 若き同志の音頭によりシュプレヒコールがあげられ、伊方原発ゲート前に向けた進撃を開始する。「伊方原発の再稼働を阻止するぞ!」、「現地実力闘争を闘うぞ!」、「核燃サイクル粉砕!」、「日帝の核武装を阻止するぞ!」、「朝鮮反革命戦争粉砕!」、「解釈改憲を阻止するぞ!」、「沖縄・名護新基地建設阻止!」、「右翼ファシストを撃滅するぞ!」。旗竿を振り上げてデモの隊列が呼応する。伊方原発に向かう曲がりくねった峠を降りていく主要道は、この1本のみだ。伊方原発の工事車両や、労働者を乗せたマイクロバスは、ここを通るわけだが、われわれの戦闘的デモは思うような車両通過を許さない。

 伊方原発が目前に迫る中、デモ隊の熱気も増す。われわれは、ゲート前で徹底的にシュプレヒコールを叩きつけ、戦闘的デモを貫徹した。デモの終了後、地元で長年反対運動を続けてこられた「原発から子どもを守る女の会」の代表である斉間淳子さんからのメッセージが読み上げられる。

 「私たちは、毎月11日に伊方原発ゲート前で抗議の座り込みを行なっています。『伊方には原発反対の住民はいない』という町長の言葉を聴いて、座り込みを開始しました。この6月で37回目となっています。福島の惨事を伊方で繰り返したくないとの思いです。伊方原発は40年間、住民たちを低線量被曝させてきました。いますべての原発が停まっていますが、再稼働すれば、行き場のない高レベル廃棄物が溜まり続けます。それを子どもたちが管理しなければなりません。この負の遺産を、子どもたちに押しつけてはならないと、反対し続けています。皆さんが共に声を上げてくれるのは有難いことです。原発はエネルギーや経済の問題ではありません。子どもたちの未来の問題です。党派や思想・信条を超えて、子どもたちの未来のために反対の声を上げましょう。皆さんが遠いところから集まり、再稼働反対の声を上げてくれることは、とても力強く有難いと思っています。今後とも原発を廃炉にするため共に闘いましょう」。

 われわれは、地元反対派住民の闘いと固く連帯しながら、原発の再稼働阻止を掲げ、現地実力闘争の大爆発を必ずや実現する。秋にも狙われる九州電力・川内原発の再稼働を阻止し、すべての原発・核燃を廃止へと追い込もう。