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10・1 自衛隊ソマリア沖派兵粉砕! 第17次P―3C哨戒機出撃阻止を闘う (1119号1面)

第17次P―3C哨戒機出撃阻止の情宣決起

 10月1日、反戦・全学連は、自衛隊ソマリア沖派兵粉砕の闘いとして、第17次P―3C哨戒機出撃阻止の情宣行動を闘った。

 午前10時、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場する。ヘルメットを装着し、横断幕を広げ、御茶ノ水一帯に響くシュプレヒコールをあげる。「P―3C哨戒機の第17次ソマリア沖出撃を阻止するぞ」「中東労働者人民虐殺を許さないぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、反戦・全学連の部隊は、ビラまき情宣を開始する。お茶の水界隈は労働者や学生たちで賑わっていたが、情宣行動への注目が集まり、配布されたビラは次々と受けとられ、終了までに撒きつくした。警視庁公安刑事は遠まきに見ているだけで、手出しもできない。一切の弾圧を許すことなく情宣行動をやりぬいた。最後に、再度シュプレヒコールをあげ、一連の行動を終了した。

 9月16日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第四航空群(神奈川・厚木航空基地)と陸上自衛隊第一空挺団(千葉・習志野駐屯地)を基幹とする、P―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は今回で17回目となった。10月1日に厚木航空基地からP―3C哨戒機2機が、同日に成田空港から要員が民間航空機定期便を使って出撃し、さらに10月10日に羽田空港からチャーター便を使って要員が出撃する。そしてソマリアの隣国の、紅海沿岸のジブチの自衛隊基地に駐屯するのだ。ジブチ国際空港内の自衛隊基地に配備されたP―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。約190人の自衛隊員を配置し、労働者人民に銃口を向け続けている。対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後麻生政府は、同年5月に派兵規模をさらに拡大し、海自・P―3C哨戒機と陸自・中央即応連隊、航空自衛隊・C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。安倍政府によるP―3C哨戒機のソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。

自衛隊のソマリア沖出兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。2009年3月以来、護衛した船舶は約3400隻に上るとし、いまだ「海賊」との戦闘はないとされるが、いつ「海賊」と衝突してもおかしくない軍事展開である。

 7月1日、自衛隊・統合幕僚監部は、ソマリア沖で展開する海自艦隊の交替部隊として、神奈川県・横須賀基地の護衛艦「たかなみ」「おおなみ」の2隻の派兵を発表した。海自艦隊の派兵は実に19度目を数えることになった。「第19次派遣海賊対処行動水上部隊」として編成されたこの部隊では、第六護衛隊司令の指揮の下、約380人の部隊が編成され、さらに海上保安庁も8人が同乗している。横須賀基地からの派兵は、2年ぶり8回目となった。そして7月15日、2隻の護衛艦「たかなみ」「おおなみ」が海自・横須賀基地からジブチ港に向かって出撃した。当日の「出港行事」で、防衛政務官・木原は「乗組員諸君が高い士気を持って任務を遂行し、全員が無事で帰国することを、ご家族とともに心から祈念する」と訓示している。今回の派兵は、7月1日の安倍政府による「集団的自衛権行使」閣議決定以降では初の海外派兵であり、より現地での戦闘―中東労働者人民虐殺が現実味をおびる中での派兵となった。出撃した2隻の護衛艦は、現地に到着した8月中旬以降、第18次隊と交代して、既にアデン湾での軍事展開に入っている。
 横須賀からの護衛艦の第19次ソマリア沖出兵を徹底弾劾する。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。安倍政府は、2013年12月10日以降、護衛艦一隻を「多国籍任務部隊」に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに今年7月18日には、国家安全保障会議(日本版NSC)と閣議で、「多国籍任務部隊」の司令官に自衛官を送り込めるようにする「対処要項」を決定した。防衛相・小野寺(当時)は「来年5月をめどに(海上自衛隊の)将補クラスを派遣する」と表明している。加えて、「海賊」対処を担う「多国籍任務部隊」へのP―3Cの参加まで検討している。そして9月25日には、海自がアデン湾で、北大西洋条約機構(NATO)軍部隊のデンマーク海軍との共同訓練を実施している。自衛隊とNATO軍の共同訓練はもちろん史上初である。これも、安倍が5月にベルギーのNATO本部を訪問した際に署名した「協力計画」の中に盛り込まれていたものである。共同訓練には海自から護衛艦「たかなみ」とP―3C哨戒機1機、NATOからはデンマーク海軍の戦闘支援艦一隻が参加し、立ち入り検査などを訓練している。安倍極右政府は、「積極的平和主義」を呼号しながら、「中東からの石油輸送のためのシーレーン(海上交通路)確保」を掲げて自衛隊海外派兵のさらなる拡大を狙い、中東反革命戦争への参画強化を目論んでいるのだ。

 ソマリア沖には自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。

 しかし、ソマリア沖の「海賊」の活動範囲はより拡散している。「海賊」の活動範囲はインド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていない。ソマリアでは米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされており、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓楼輿蓋紊鮴笋燭覆ぁソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、全世界労働者人民がプロレタリア国際連帯の下でやりぬいていかなければならない。自衛隊ソマリア沖出兵を粉砕しよう。

戦争遂行の安倍極右政府打倒へ

 安倍政府は、沖縄・名護新基地建設などの米軍・自衛隊強化を推し進めている。その中で、P―3C哨戒機の後継機となるP1哨戒機の大幅な増強を進めている。P1哨戒機は、新開発のジェットエンジン4基や最新鋭のレーダーを搭載しており、飛行速度・高度の性能はP―3Cを約3割上回るという。そのP1哨戒機20機を2015年度に一括購入するために、3781億円の予算を盛り込んでいる。現行法の上限5年を超える7年での購入を予定しており、実現には新法が必要になるが、その新法として、高額な武器・装備品を最高10年の長期契約で一括購入できるようにするための特例法案を今臨時国会に提出しようとしている。こんな野放図な軍備増強を、断じて許すことはできない。

 帝国主義支配に抗する全世界労働者人民の実力決起が爆発している。パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、実力・武装決起が爆発を続けている。ソマリア周辺も例外ではない。武装勢力の攻撃は自衛隊の駐屯するジブチにも及んでいる。帝国主義の制圧下にある首都・モガジシオの中枢部ですら、イスラム原理主義武装勢力・アルシャバーブが攻撃を仕掛けており、今年七月には大統領宮殿も襲撃している。

 米軍は、アルシャバーブへの「掃討作戦」の一環として、9月1日にソマリア南部の港湾都市・ブラバ付近で無人攻撃機などによるミサイル攻撃を仕掛け、アルシャバーブ指導者・ゴダネを殺害した。アルシャバーブは、即座に新指導者・ウバイダーを選出し、米帝―帝国主義への報復攻撃を開始している。ジブチに駐屯する自衛隊も標的になるのは間違いなく、いつ現地で戦闘になり、いつ中東労働者人民を殺害することになってもおかしくないのである。自衛隊による中東労働者人民虐殺を断じて許してはならない。

 米帝―帝国主義とアラブ反動諸国による「イスラム原理主義武装勢力『イスラム国』壊滅」を呼号してのイラク・シリアにまたがる空爆に対する、中東―アラブ諸国労働者人民の怒りも噴出している。そんな中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、「集団的自衛権行使」を掲げて中東反革命支配にさらに本格的に参画しようとする日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。

 闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下からの実力決起を爆発させよう。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。