解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

進撃する全学連 全国大学で大学祭闘争を闘いぬく
[東北大、宇都宮大、千葉大、明大、駒大](1125号5面)

東北大学〈12月1日〉

反核講演&ビデオ上映会を開催

 12月1日午後6時より、仙台市内の市民会場において、東北大学社会思想研究会の主催による「反核講演&ビデオ上映会」が開催された。この講演会に、東北の地で奮闘する諸人士たちが結集し、熱気のうちに成功をかちとった。

 冒頭の東北大社思研の開会あいさつに続き、まず最初にビデオ「原発導入のシナリオ」を上映する。この作品は、1950年代に日帝が原発を導入する過程を描いたドキュメントである。そこでは、米大統領・アイゼンハワー(当時)がソ連スターリン主義の核開発に対抗するためにうち出した「核の平和利用」路線に乗っかり、日帝が核武装を推進するために原発を導入したことを暴露している。当時の吉田政府の下、読売新聞社主(当時)・正力松太郎を尖兵に「世論工作」が進められ、労働者人民の間で沸き上がる反核闘争を圧殺し、その結果原発が導入されていったことを明らかにしているのだ。そもそも、原発そのものが、核武装を前提にした「国策」事業であったこと、だからこそ「福島第1原発事故」が引き起こされてもなお、日帝が原発再稼働・新(増)設に突き進んでいることを、参加者全体であらためて認識した。

 次に、日本キリスト教改革派亘理教会牧師である林茂雄氏からの講演を受ける。林氏は、まず自身が来年75歳になり、改革派教会牧師としての定年を迎えるが、今後も活動を続けていく姿勢を明確にした。その上で、2011年の東北・関東大震災以降、独自の支援団体として「のぞみセンター」を起ち上げて、現在に至るまで活動を継続していることを明確にした。次に、「福島第1原発事故」による放射能被害について、地元住民の間で「安心神話」なるものが流布されていることにへの危惧を明確にしながら「現在は放射能値こそ低くなっているが、だからといって安心できるものではない」「政府は、『30キロ圏内』と言っているが、50キロ〜60キロ圏内でも危ない」「阿武隈川河川敷とゴルフ場の放射能の値が高い」「太平洋にも放射能が流れ、魚貝類も汚染している」とし、「子供も大人も放射能によって被害を受けることがあってはならない」として、2012年から「放射能から亘理を守る会」を結成して活動を行なっていることを紹介した。さらに林氏は、聖書の1節を紹介しながら、放射能自身が細胞を破壊してガンを生み出すものであり、「放射能は生命にとって害悪であった」こと、地球誕生から45億年かけて放射能の影響がなくなり、生物が暮らしやすい環境になっていったものを、約1万年前に登場した人類が核開発を進めることで環境破壊が進み、人類全体の寿命が縮む結果に至っていることを指摘した。そして「原発再稼働はあってはならない、許されない」とし、講演を終えていった。

東北大学生運動の前進を

 全国学生社会思想研究会連合より「反核闘争の現状」の報告がなされる。「福島第1原発事故」以降、労働者人民の間でようやく反原発の機運が沸き起こっている。しかしながら、ともすれば反原発運動自体が体制内化の渦に呑み込まれ、元首相・小泉純一郎のごとき輩に簒奪されがちな現状を指摘し、その対極に立って青ヘル部隊が、大間原発建設阻止闘争をはじめとして、全国各地の原発の現場で原発再稼働阻止闘争を実力・武装の闘いとしてうちぬいてきたことを明らかにする。そして、8・6広島反戦闘争や8・9長崎反戦闘争などの反核闘争を担いぬいてきた地平の上で、革命的反戦闘争の一環としての反核・反原発闘争をさらに強化する姿勢を鮮明にし、来年2月の鹿児島・川内原発を皮切りにした全国原発の再稼働策動、関西電力による40年の「寿命」を迎える福井・高浜原発の「最長20年」延長を狙った「特別点検」強行などを許さず、核武装を目論む安倍極右政府を打倒することを明確にする。そのために、危険極まりない原発労働を強制される原発労働者の組織化を進めること、全国原発の再稼働・新(増)設を阻止するための現場での実力決起をさらに闘いぬくと言い切った。

 集会に参加した宮城県地域連合労働組合からの発言を受ける。「東北・関東大震災」以降、独自の支援活動を展開してきたことを紹介するとともに、「福島第一原発事故」がいまだ「収束」しない現状を紹介し、「廃炉作業」自体が予定より既に1年以上遅れていること、福島県内で放射性ガンの可能性のある患者が増加していることが明らかにされる。さらに、宮城県内にある女川原発も、震災の被害を受けたにもかかわらず再稼働申請しており、「女川原発反対同盟」を組織し闘ってきた故・阿部宗悦氏の遺志を継いだ地元住民の闘いと結びつきながら、頑張りぬく決意を表明した。

 講演・報告の後、参加者との間で活発な質問・意見が飛び交った。こうして、この日の講演集会は成功のうちに終了した。

 東北大でも、「非公認サークル」の解体が策動されるなど、革命的学生運動解体攻撃が進行している。東北大当局は、川内キャンパス内の至るところに「学外者の勧誘活動禁止」「政治セクトに注意」「安易に署名に応じるな」なる貼り紙や看板を掲げ、東北大生の革命的学生運動への結集を何としても妨害しようとする姿勢をむき出しにしている。しかし東北大社思研は、今回の反原発講演会の成功にむけ、ビラまきや教室内置きビラ、看板設置などの宣伝活動、さらには街頭にうって出ての宣伝を粘り強く続け、東北大生らの組織化に向けて奮闘してきた。あらゆる弾圧を粉砕し、東北大における〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出を何がなんでも成しきり、東北大の全国拠点化を実現していく決意である。



宇都宮大学〈11月23日〉

 宇都宮大学では、11月22日から23日の2日間、「第66回峰ヶ丘祭」が開催された。宇都宮大学新聞会はその期間中の11月23日、学外の市民会場において、闘う沖縄労働者人民の名護新基地建設阻止闘争の記録映画である「辺野古のたたかい」のDVD上映会を行なった。

 安倍政府が「集団的自衛権行使」を閣議決定した7月1日、沖縄・名護市辺野古での新基地建設が開始された。闘う沖縄労働者人民は、7月以降、キャンプ・シュワブのゲート前での工事用資材搬入阻止闘争を開始し、24時間の座り込みを展開している。そして、ブイ設置を阻止するための、カヌーをくりだしての海上行動をうちぬいている。安倍政府が不当弾圧を狙うなか、沖縄防衛局がさしむけるALSOCのガードマンや海上保安庁の妨害に抗した、沖縄労働者人民の体を張った激闘を知ることを通して、安倍政府の戦争政策を阻止する革命的反戦闘争への決起を訴えるべく、宇大新聞会は今回の企画をやりぬいた。

 宇大当局は、国家権力―警視庁公安部と一体となって、2011年12月、宇大で組織化にあたっていた同志に対する「電子計算機使用詐欺」デッチ上げ不当逮捕を契機に、宇大新聞会の非公認化に踏み込んだ。そして、今回の企画に対しても、「峰ヶ丘祭」当日までの宣伝期間中、新聞会の仲間が宇大正門前において情宣活動を開始するや否や、公安刑事がコソコソと情宣活動を監視し、そして宇大当局職員が前面に出て、正門前路上での情宣活動でさえも執拗に妨害してきた。宇大新聞会は国家権力と一体となった宇大当局による情宣活動に対する妨害を許さず、くり返し宇大正門前に登場して宇大生に対してビラを手渡していった。そして宇都宮市内でもビラ撒き情宣行動をやりきり、「辺野古のたたかい」DVD上映会を貫徹したのである。

 宇大新聞会を排除した上で開催される「峰ヶ丘祭」は、政治・社会問題に鋭く切り込もうという企画は皆無であり、ましてや独自の文化・芸術・学問を創造しようという気概なぞまったくない。あるのはお笑いタレントを客寄せパンダとするばかりの、お寒い限りの無内容ぶりである。実行委員会が作成する「峰ヶ丘祭」パンフレットも、A5版のチャチな代物を平気でこしらえる有様である。これも、学生の自主的活動全般が、当局の規制も相まって低迷していることの現れである。

 警察権力と一体となって学生支配を強化し、宇大新聞会つぶしの攻撃を続ける宇大当局を許さず、何よりも宇大生の組織化を推し進め、宇大における革命的学生運動の創出に向けてさらに奮闘していく。



千葉大学〈11月7日〉

 千葉大学では、10月30日〜11月2日、西千葉キャンパスで「第52回千葉大祭」が開かれた。その一週間後の11月7日午後6時45分から、医療問題研究会が学外の市民会場において、「障害者」解放企画として『養護学校はあかんねん』DVD上映会を行なった。1979年、「障害者」解放運動が勃興するさなか、全国の「障害者」たちが団結して「養護学校義務化」阻止に起ち上がった記録映画である。かつての先達たちの体を張った闘いを知ることで、新たな革命的「障害者」解放運動への決起を提起していくものとして、今回の企画に取り組んだ。

 千葉大当局は今でも医療問題研究会に対する排除攻撃を続け、南門付近での勧誘活動ですら当局職員やガードマンが監視する状況が続いている。そんな厳しい条件の下ではあったが、医療問題研究会は、千葉大生や大学祭参加者に対する宣伝活動を粘り強くやりぬいた。その上で、この日のDVD上映会をやりぬき、最後まで貫徹した。

 千葉大当局は、日常的に「公認サークル以外の勧誘に気をつけろ」「安易に署名に応じるな」などとするポスターを張り巡らすなど、課外活動に対する管理・統制をさらに強めている。加えて、大学祭や新歓活動についても、実行委員会が当局の下請け機関に成り下がっている現状がある。千葉大当局によるサークル活動への規制強化を跳ね返していかなければならない。千葉大当局の妨害を跳ね返し、医療問題研究会の再構築に向けてさらに奮闘していく。

 未だ千葉大にうごめく日共・民青との競合に勝ちきり、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出を千葉大からなし切る決意である。



明治大学〈11月1日〉

 11月1日〜3日、明大和泉キャンパスで御用大学祭=「第130回明大祭」が開催されることに対して、明大学生会中執・学苑会中執は11月1日、「明大祭粉砕」を訴える情宣行動に決起した。

 午前11時、「明大祭」が初日を迎えるなか、京王線・明大前駅に学生会中執・学苑会中執の部隊が登場する。学生会中執・学苑会中執はアジテーションを開始し、明大前駅頭を通過する明大生に対するビラまきを行なった。明大前駅頭は「明大祭」に向かう多くの明大生らでごった返していた。また明大前駅頭には「明大祭実行委員会」が道案内を行なっていたが、学生会中執・学苑会中執の登場で明大前駅頭の空気が一変した。降りしきる豪雨の中ではあったが、道行く明大生は学生会中執・学苑会中執の情宣行動に注目し、配布するビラを次々に受け取っていった。明大当局の規制や公安警察の監視をものともせず、学生会中執・学苑会中執は明大前駅頭情宣をやりぬいていった。

 そもそも「明大祭」は、学生運動解体攻撃の末に2003年に当局主導で作られた御用大学祭であり、「第130回明大祭」なる名称自体、正確ではない。正確には「第12回明大祭」とでも名乗るべきシロモノである。明大当局は、2003年に大学祭実行委員会を勝手に組織し、御用大学祭を新たに起ち上げた。しかも、駿河台地区での大学祭を廃止した上で和泉地区に無理やり統合したのである。これが御用大学祭=「明大祭」の起源である。「明大祭」には政治・社会の矛盾に正面から切り込む学生独自の文化・芸術・学問を創造しようという機運は皆無となっている。とりわけ、従来の自主大学祭で前面に掲げていた、反戦・反差別の企画は完全に排除されてしまっている。そんな御用大学祭の精神は、開催される企画にもハッキリ示されている。従来の自主大学祭の人員と予算では到底実行不可能な企画がやたら林立している。パンフレットの協賛には、大企業の社長や代議士らが軒並み名を連ねている。当局は、学生から搾り取った高い学費を惜しみなく大学祭に投入し、さらに政治家や大企業に擦り寄って、「国家と企業に貢献する大学=明大」をアピールすることで、とにかく数多くの参加者数を確保し、より受験者数を増やすための明大の宣伝に使おうとしてきた。

 しかし、当局は今年、明確に「明大祭」の縮小に舵を切った。従来は3日間の開催であったが、今年は当局の制動により2日間の開催となり、削除した1日分を前日の10月31日夕方からの「前夜祭」開催に回すことでお茶を濁す体裁をとっている。

 明大当局は、現在でもキャンパスに監視カメラを設置し、ファシストガードマンを常駐させ、「悪質な団体(政治セクト等を含む)の活動に注意を」「安易に署名に応じるな」なる呼びかけを続けている。そして、自主的サークル活動の規制の手を決して緩めていない。気に食わないサークルに対する処分を乱発し、閉塞状況を強制している。学生会館も当局管理のサークル会館となり、厳しい使用基準に合わない学術系サークルなどを次々と排除している。その結果、サークル会館は今やお遊びサークルばかりとなっている。さらに学生課自らが「M―naviプログラム」なる課外活動を展開することで御用学生の育成に躍起となっている。

 「明大の受験者数日本一」なるバブルに浮かれる明大当局は、「世界へ! ―『個』を強め、世界をつなぎ、未来へ―」なる、どこまでも舞い上がったスローガンを新たにうち出した。「人類の未来を見据えて、『世界へ』飛び立つ人材を育成すること」なぞと露骨に言いなして、日帝の世界戦略の尖兵となる人材育成をさらに進めようとしている。朝鮮反革命戦争とファシズムが急接近するなか、明大が狄靴燭奮愿牝旭瓩棒儷謀に貢献する大学となっていくのは必至である。

 この流れを断ち切る闘いを、何としても創りあげていかなければならない。明大における〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出を何としても実現させる決意である。



駒沢大学〈11月2日〉

 駒沢大学では11月2日午後3時半から、大学近くの会場において自主駒沢祭企画として、社会福祉研究会主催の「障害者」解放企画をかちとった。1979年の文部省(当時)による「養護学校義務化」に抗して、全障連に結集する多くの「障害者」たちが起ち上がった闘いの記録である「養護学校はあかんねん」のDVD上映を行なったのだ。当日は、警視庁公安刑事どもが監視に乗り込み、企画破壊を画策していたが、一切の弾圧を許さずに企画を貫徹した。

 駒大当局は、「社会福祉研究会は、非公認サークルである」として、不当にも学内への立ち入りを禁止しているため、門の外での社会福祉研究会のビラまきを行なってきた。正門前付近でのビラまきに取り組む社会福祉研究会の仲間に対して、大勢の職員が監視し、圧殺を目論んできた。駒大の学内では公認サークルでも学生部への申請がなければ、ポスターを貼ることも、ビラをまくこともできない困難な状況が強制されている。駒大当局は、新入生の革命的学生運動への決起―合流はもとより、学生の自主的活動自身をキャンパスから一掃し、もの言わぬ学生、当局に従順な学生を育成しようとしている。駒沢大学駅から大学正門にいたる道々に「駒沢大学」の腕章をしたガードマンを配置し、登下校の時間帯には、日頃閉鎖されている裏側の門を開放して学内に出入りするよう、ガードマンが誘導している。学生の一挙手一投足を監視し、学生の管理・統制を強化しているのだ。

 今回の「障害者」解放企画は、11月1日〜2日に駒大キャンパスで行なわれた駒大当局主導の御用学園祭=「駒沢大学オータムフェスティバル2014」に対抗してかちとられた。駒大当局が、2004年に、反戦・反差別を掲げてかちとられてきた学生の自主的祭典である「駒沢祭」を大学祭実行委員会の「準備不足」を口実に「中止」して以降、駒大では新歓でのビラ、ポスターの検閲、日常的な学生に対する管理支配が強化される一方である。そして駒大当局は、学生の管理支配体制強化―革命的学生運動解体攻撃の一環として、2005年以降、御用大学祭=「オータムフェスティバル」開催を主導してきた。今回で10回目の開催である。

 「開かれた大学」を演出するためにキャンパスの軒先には出店が並び、表面上は賑わいを見せてはいたが、やはりサークル活動の規制を強化したうえでの御用大学祭であるから、教員が主導してのゼミ生の参加でようやく持ちこたえているだけの、内容的には見るべきもののないシロモノとなっている。その上で、「客寄せ」のつもりなのだろうか、「オータムフェスティバル」において今年も「ミス駒沢コンテスト」なる女性差別企画が開催され、インターネットを使った宣伝に躍起となっていた。そんな閉塞状況を食い破る、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の創出を、駒大から何としても成し遂げていかなければならない。

 駒大当局の管理支配体制強化―革命的学生運動解体攻撃と対決し、闘う学生を組織し、自主大学祭=「駒沢祭」の再開をかちとるべく奮闘する。