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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

12・4辺野古埋め立て着工実力阻止!「県庁包囲県民大行動」を闘う (1127号24面)

「県庁包囲行動」に2200人が結集

 12月4日、「止めよう新基地建設!12・4県庁包囲県民大行動」が闘い抜かれた。主催は、「沖縄平和運動センター」「沖縄平和市民連絡会」「ヘリ基地反対協」を軸とする実行委員会である。「県庁包囲県民大行動」は、知事・仲井真が12月9日の退任前に「埋立設計概要変更申請」を「承認」する意向を示したため、急遽、設定されたものだ。11月16日投開票の知事選において10万票の大差で敗北を喫した仲井真が、最後の最後まで沖縄労働者人民を侮辱したまま去ろうとすることに大きな怒りが沸き起こった。この日、強い雨風にもかかわらず2200人が結集した。天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会と沖縄・首里日雇労働組合もかけつけた。

 正午より「県民広場」において抗議集会が開催される。参加者は、「民意は示された」「辺野古新基地NO」と書かれた青いプラカードを掲げ、集会に集中する。発言者は誰もが仲井真への激しい怒りを表明し、「『変更申請』の牴,憩┐沖瓩魑さない」と訴える。「ヘリ基地反対協」の安次富浩氏は、「今日もシュワブ・ゲート前と辺野古の浜において座り込みの阻止行動を展開している」と報告し、「仲井真知事の悪あがきを許さない。仲井真知事よ、仮病を使ってでも出勤しないで仕事をしないで静かに12月9日を迎えなさい」と痛烈な皮肉を込めて訴え、「辺野古に新基地は絶対に造らせない」と決意を表明する。その後、参加者は「県」庁舎に向ってプラカードを掲げ、「新基地建設反対!」「県民の民意を尊重せよ!」「仲井真知事の承認反対!」とシュプレヒコールを叩きつけていった。

仲井真の「承認」徹底弾劾

 12月5日、仲井真は「変更申請」3件のうち「仮設道路の追加」と「中仕切り護岸新設」の2件を「承認」した。退任4日前だった。「土砂運搬方法の変更」については次期翁長「県」政に先送りされた。

 「変更申請」は、沖縄防衛局が9月3日に「県」に提出したものだ。この「承認」は、知事選の結果いかんに関わりなく、仲井真と安倍政府の間で決められた既定方針であった。11月27日、沖縄防衛局は、「変更申請」4件のうち環境への影響が危惧されていた「美謝川の水路切り替え」を取り下げ、「承認」に道を開いた。仲井真は、11月28日に上京し、退任前最後の牋打楫悗猫瓩鮃圓覆辰拭F影、「県」土木建築部が沖縄防衛局に対し「変更申請」に関する第3次質問を送付。これに対し沖縄防衛局は12月1日に異例の速さで「回答」した。こうして仲井真は、デタラメな「申請」を行なった国の責任で審査が長引いているにもかかわらず、「同申請に関する標準的な処理期間である44日間を大幅に超過している状況にあることから、承認または不承認の判断をするべき時期に来ている」なぞと理由にもならぬ理由をつけて「承認」を強行したのである。しかも、一体不可分の「申請」を分割して「承認」するという前代未聞のやり口であった。この暴挙に対し「基地の県内移設に反対する県民会議」は、12月6日から9日までの「県庁前緊急行動」で抗議をつきつけた。「平和市民連絡会」のメンバーが中心となって「県民広場」に建てたテントでの座り込みや知事公舎前での抗議行動、「県」庁舎内での座り込み行動などが闘われた。辺野古阻止を闘うメンバーは、仲井真が「県」庁から去るまで満身の怒りを叩きつけたのである。

現地実力阻止闘争の爆発を

 10万票差の仲井真大敗という「県」知事選の結果は、「振興策」と引き換えに「埋立承認」を強行し「いい正月が迎えられる」だの「なぜ辺野古移設に反対するのか分からない」だのと沖縄労働者人民を散々侮辱し続けた仲井真への激しい怒りと、暴力的な手法で辺野古海域埋め立てに突き進む安倍政府への怒りのあらわれである。それは、仲井真陣営が「普天間基地の危険性除去」を前面に掲げたにもかかわらず、そのお膝元の宜野湾市においてさえ3000票差で仲井真が完敗していることにも明確に示されている。ウソやペテンは通用しないのだ。沖縄労働者人民の凄まじい怒りは、保革の垣根を越えて牴長知事を支える瓩箸いΑ屮ール沖縄」運動に集約できるものではない。日米安保を容認し基地の存在そのものを容認する新知事・翁長が、政府との攻防過程で妥協・屈服せざる得ないことは目に見えている。そうであるがゆえに闘うメンバーは、現場の闘いに核心をすえきり、阻止闘争のさらなる飛躍を切り拓こうと奮闘している。

 安倍政府の攻撃は凶暴だ。政府―防衛省は、「知事選の結果は関係ない」とばかりに、知事選のわずか3日後に辺野古海域での工事を再開した。闘う沖縄労働者人民は、キャンプ・シュワブゲート前では資材搬入を実力阻止するためトラックの前に身体を投げ出し、海上では海上保安庁の暴力的な恫喝・拘束をも恐れず果敢に阻止行動を展開した。いよいよ辺野古の闘いは決戦攻防に突入する。われわれは闘いの現場に立ち続ける決意である。沖縄―日本「本土」を貫く団結を強化し、日米安保を粉砕し安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体へ攻めのぼろう。革命軍による10・20戦闘を断固支持し、今こそ怒りを解き放ち、現地実力阻止闘争の大爆発をかちとれ。