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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

12・21 全「障」共第2回大会がかちとられる (1129号1面)

大阪・エルおおさか(大阪府立労働センター)で第2回大会

 2014年12月21日、大阪・エルおおさか(大阪府立労働センター)で、全国「障害者」解放運動共闘会議(全「障」共)第2回大会が開催された。

 第2回大会は、午後1時から、「福岡・『障害者』解放をめざす会」の仲間の司会で開始される。
 まず最初に、「尊厳死法制化について考える〜『死の自己決定権』論議の先にあるもの」と題する児玉真美氏からの講演を受ける。

 児玉氏は、「こんにちは。今日はお招きいただいて、ありがとうございます。私は不勉強で、本当にものを知らないものですから、全国『障害者』解放運動共闘会議についても今までまったく知らなくて、このたびこのお話しをいただいてから、いろいろ教えていただいて勉強した次第です。障害からの解放ではなく差別からの解放なんだというところでは、大きなうろこが目から一つボコッと落ちた感じがしました」「全『障』共ニュースをいただいたんですけど、すごく懐かしい感じがします。私は一九五六年生まれで、世代としては学生運動世代のしっぼの先っぽの点のあたりじゃないかと思うんですけど、たまたま行った大学がそういう気風のところだったものですから、このニュースの写真のような風景にはわりと馴染んだ大学時代をすごしました」「ただ私自身は何も知らず、何も考えずに、何の問題意識もなしに郷里に帰って、母校の先生になって、結婚して子どもを産んだんですね。そしたら、出産の時の事故で、子どもが重い障害を負うことになった。そこから否応なしに、いろんなことを考えざるを得なくなって、まぁ、やっと真人間として歩き出したということなんだろうと思うんですけど、私が今日みなさんにお話させていただくのは尊厳死とか安楽死とか、いわゆる『死の自己決定権』とか『死ぬ権利』といわれる議論のあたりのことです。それで、最初に、重い障害のある子どもの親である私が、どうしてこんな問題について調べるようになったか、といういきさつからお話させてもらおうと思います」と前置きした上で、「最近、いろんなところでこういう話をさせてもらうと、最後の質疑のところでよく出てくるのは、『でも重症障害児なんて、昔は産婆さんが殺していたじゃないか』と、まるで自分が見てきたかのように言われる。しかも私は最初に、自分自身に重い障害のある娘がいるということを話しているので、それをいう人は、『アンタの娘は昔だったら殺されていたんだよ、そういう殺されも仕方がない存在じゃないか』、と私に面と向かって言っていることになる。『そういうこと、分かっているのだろうか』、と疑問に思うのだが、そのたびに、『死ぬ権利』議論の化けの皮が剥げたな、と私は思う。『ほら、やっぱり、本当は一人ひとりが尊厳ある死に方をしたいという問題ではなく、本当は障害のある人には価値がないとして抹殺する社会を正当化しましょう、という話だったんですね』、と。化けの皮が剥げたというか、最近そういう本音がどんどんむき出しになってきているような気がする」「いま見てきたように、『死ぬ権利』議論ではいろんな形の『すべり坂』が起きているのだが、一番恐ろしい『すべり坂』というのは、こんなふうに人々の間に『どうせ』という意識が共有されて広がっていって、社会の人々の意識とか社会のあり方が変質していくことなのではないだろうか。差別はしてはいけないことだったはずの社会が、『差別して何が悪い、お前ら社会のお荷物でしかないじゃないか』、と開きなおる社会になろうとしている」「日本のメディアはこの問題について、『あなたはどんな死に方をしたいですか』といった問題の立て方で報道しているが、いま世界の『死ぬ権利』議論で起こっていることをこんなふうにざっと眺めた時に、そういう問題としてだけ議論してはいけないだろう、と思う。そういう議論の先にできて行くのは、どんな社会なのか。それは言い換えてみたら、私たちの子どもや孫やその孫たちが生きていく社会がどんな場所であってほしいか、ということだ。高齢者や『障害者』や貧しい人たちを支えていく暖かい社会ではなくて、そういう人たちを『どうせ』と指差し差別して、切り捨てていこうとする冷たい社会であっていいのか。そういう問題として考えてみるべきなんじゃないかな、と思う」「そういうことを考えると、『尊厳死』法制化の問題というのは、みなさんがずっと戦ってきた『差別からの解放』と同じ文脈にあるんだな、ということを、私自身もこのたび、この機会をいただいて、改めて確認することができたように思う」と言い切った。

新役員体制と新事務局体制を確立し成功裡にかちとられた第二回大会

 第2回大会は、休憩をはさんで参加団体・個人の発言(別掲)、基調提起、会計報告と続く。

 基調提起は、事務局長の西山和行氏が行なった。「昨年12月22日の全『障』共結成大会の結成宣言の中で、『介護の商品化は、介護に資本の論理を貫徹させることによって、〈共闘・共生〉を根底から破壊するものに他ならない。これを批判しえぬ多くの運動体の体制内化と運動的衰退が進み、全障連もまた、その生命力を失うに至った。「障害者」をとりまく現実は厳しさをましている。戦争とファシズムの時代の切迫とともに、優生思想、社会防衛思想が蔓延し、「障害者」への隔離・収容・抹殺の攻撃はますます強まっている。闘いの課題は山積みしている。体制内運動を突き破る新たな運動と組織の創出が急務である。いかなる困難な状況のもとでも、差別糾弾闘争を闘い、「障害者」の〈自立と解放〉の道を切り拓いていく、分断を突破し、労働者階級との階級的共同闘争を推進していく、資本主義社会の変革―普遍的人間解放の実現をとおした「障害者」解放を展望していく』と宣言し結成大会をかちとりました」「結成大会以降の全『障』共の闘いの取り組みとしては、4月1日には、最初の取り組みとして、『障害者総合支援法』施行1ヵ年糾弾闘争を闘い抜きました。7月6日には、『心神喪失者等医療観察法』施行9ヵ年糾弾闘争を闘いました。7月20日には、入院患者差別・虐殺30ヵ年糾弾―宇都宮病院糾弾闘争を闘い抜いてきました。また、全『障』共の全国機関誌を3月20日に『全「障」共ニュース』第1号として発行し、11月20日の第4号まで発行してきました。全国幹事会の会議も定例的に進めています。しかし、全国的な闘いをかちとっている一方で、地区の運動や闘いの取り組みができていないというのも現状です」「分断を突破して、『障害』の『程度』や『種別』を超えた『障害者』の団結を形成し、『障害』からの解放ではなく差別からの解放をめざして闘うことが必要です。〈共闘・共生〉を強化し、労働者階級との階級的共同闘争を推進し、資本主義社会の変革―普遍的人間解放の実現をとおした『障害者』解放を展望していく組織と運動を確立することが今、全『障』共に強く問われています」「介護の商品化の『支援費制度』の下では、多くの『障害者』は、必要な介護時間・介護内容を受けることができません。ヘルパー利用一つとっても自治体によって差はありますが、『外泊でのヘルパー利用禁止』『政治活動のための利用禁止』などの様々な制約が課せられています。『障害者』が〈自立と解放〉を実現するために不可欠な活動を行なうことが困難なのです。『支援費制度』は、介護者が『資格』を持っていようが持ってなかろうが介護内容が何であろうが、介護時間分が『給付』される従来の『措置制度』からの明白な改悪です。『障害者総合支援法』撤廃をかちとり、介護の商品化を粉砕しよう。『心神喪失者等医療観察法』撤廃をかちとり、保安処分施設の建設阻止―解体へ。保安処分新設を阻止しよう。『精神保険福祉法』撤廃をかちとり、『病棟転換型住居系施設』構想を粉砕しよう。『脳死―臓器移植法』撤廃をかちとろう。来年にも上程が目論まれている『尊厳死法』案を許さず、阻止しよう。『安楽死・尊厳死』法制化を阻止しよう。『着床前診断』に反対し、生まれる前から選別して抹殺する『新型出生前診断』を許してはならない。『母体保護法』撤廃をかちとろう。優生思想と対決し、優生政策を粉砕しよう。分離・別学教育体制を粉砕しよう。差別糾弾闘争を非合法化するような『障害者差別禁止法』制定要求を踏み越えて闘おう。戦争とファシズムに反対し闘おう」。
 基調提起と会計報告の後、基調、会計報告、人事が一括採択され全「障」共第2回大会は、成功裡にかちとられた。

 新役員は、議長に西山和行氏、副議長に富山哲夫氏、事務局長に大城良二氏、会計に村松謙和氏となった。



参加団体・個人からの発言

宮城・「障害者」への公的介護保障を求める会

 全国「障害者」解放運動共闘会議の第2回全国大会に参加された皆さん。

 仙台市を中心に活動している「『障害者』への公的介護保障を求める会」の私のほうから発言します。

 私たちは、「障害者」の自立と差別から解放をめざす一環として、1991年から活動を開始し、24時間の介護保障を基本として、「障害者」が必要とする介護保障を求めて県を中心に仙台市近辺の各市と交渉などを重ねてきました。その一方で、私たちの仲間は、東北大学を中心に介護者募集を行なってきました。

 しかし、私たち「障害者」の要求を押しつぶすかのような「応益負担」、「市場原理」、「競争原理」を導入し、介護を「商品化」した支援費制度が2003年から導入され、その後の「障害者自立支援法」に変わってからは介護をめぐって更に厳しくなり、2006年の「自立支援法」の完全実施により、宮城県内では各市町村で介護の内容や支給時間に格差が生じ、私たちの「障害者」の仲間に対して、名取市行政は介護支給時間を200時間以上も削減してきました。行政との交渉や抗議行動、街頭での情宣などを繰り返して削減された時間前に近い支給時間を取り戻すことができましたが、これで良しとする訳にはいきません。あくまで〈共闘・共生〉としての介護が基本です。

 「障害者総合支援法」に変わっても支援費制度が維持される限り何も変わることはない。私たちはこれまでの総括を深めて、全ての「障害者」が必要とする介護保障をかちとる闘いの再構築をめざして頑張っていきます。

 もとより私たちは、「介護の商品化」など資本の論理に貫かれた「支援費制度」に反対し、その撤廃を掲げてきました。今後も「障害者総合支援法」撤廃に向けて闘っていきます。

 先日の衆院選挙で議席を増やした安部政府は、改憲―戦争への道を突き進もうとしていることは明らかです。「尊厳死」法や「安楽死」法の成立など「障害者」抹殺攻撃を推し進めようとしています。絶対に許すわけには行きません。

 私たちは、生活のための公的介護保障を求めて闘うと同時に、〈共闘・共生〉で介護者を自ら組織して陣形を作りながら、安部政府の戦争政策と戦時「障害者」抹殺攻撃に対しても闘っていきます。全国の全ての「障害者」と共に、全「障」共と共に闘っていく決意を明らかにして発言とします。



刑法改悪阻止関東活動者会議

 刑法改悪阻止関東活動者会議の村松です。

 まず、東京地区のこれまでの1年間の活動内容について報告します。全「障」共ニュースですが、私の方で40部引き受け東京・山谷日雇労働組合と諸個人に配布してきました。そして12月より一人の個人会員の結集を実現しました。また、勧誘活動ですが大学生に11月より1ヵ月に2回程度会い全「障」共についての話し合いの場が持てるようになりました。さらに、この大学生はこれまで何度か集会やデモに参加してきました。施設で生活している「障害者」の方に12月に初めて会い全「障」共第2回大会への参加を呼びかけましたが、条件が折り合わず、参加の取り付けには至りませんでした。しかしこれをきっかけに、今後全「障」共についての話し合いの場が持てるようになりました。

 このようにこれまで1年間においては、活動の拡大もはかれず、充実した取り組みもできませんでした。その原因は、全「障」共ニュース第4号にも記載されていた「一人一人の幹事自らが『障害者』解放運動を進める一人としての自覚と責任をもち各地での社会矛盾と闘う労働者、学生、被差別大衆・人民との積極的関係を作り、相互変革の上に連帯を築き、社会変革のために先頭に起ち『障害者』解放運動を進めていくこと」が欠けていることにあると思います。

 さて、今後1年間の活動目標と具体的取り組みについて、第1の目標は、「全『障』共に集う仲間を増やす」というものです。具体的取り組みとは、全「障」共が主催する、来年4月の「障害者総合支援法」施行2ヵ年糾弾闘争、7月の「心神喪失者等医療観察法」施行10ヵ年糾弾 対国立精神・神経医療研究センター(旧武蔵病院)デモと入院患者差別・虐殺31ヵ年糾弾 報徳会宇都宮病院糾弾 現地闘争といった3つの闘争を中心に山谷近辺で生活する「精神病者」「障害者」を中心に参加を呼びかけるというものです。そして、これらの闘争に参加した「精神病者」「障害者」を中心として、全「障」共についての話し合いを持ちたいと考えています。

 第2の目標は、「学習会を開く」というものです。具体的取り組みとしては、全「障」共に集まった仲間と共に全「障」共ニュースを中心とした資料をもとに定期的な学習会を開き、仲間どうしの「障害者」解放運動の理解と相互理解を深めるというものです。

 全「障」共を力に「障害者」の〈自立と解放〉をかちとり、「障害者」解放運動の前進をかちとっていくことを明らかにして決意に変えます。



大阪・「障害者」解放をめざす会

 「『障害者』解放をめざす会」です。私たちは大阪において、関西大学を中心に「障害者」が社会のなかでおかれている現状を考え、「健常者」と共に生きていくのには何が必要かを考えていくための企画をして来ました。

今年は2回、学習会の企画をおこないました。1回目は5月16日、吹田市立勤労者会館にて、DVD『こんちくしょう ―障害者自立生活運動の先駆者たち』の上映と「障害者」解放運動を闘う「障害者」の話を聞く企画を行ないました。2回目は11月14日、吹田市立勤労者会館にてドキュメンタリー映画「養護学校はあかんねん!‘79・1・26―31文部省糾弾連続闘争より」のDVD上映会を行ないました。今はなかなか成果を残せることはできていないのですが、「『障害者』解放をめざす会」は、教育や社会の中で「障害者」と「健常者」が互いに分けられている現実を変えていくためには何が必要なのかを多くの学生に訴え、今の「障害者」の現実を考えいく企画を継続していきます。 

 2015年は、地区での学習会の回数を増やし、多くの「障害者」、学生、労働者の人たちに呼びかけて「障害者」がおかれている社会の矛盾や差別を許さない取り組みや考え方を共有化しながら、社会変革を共に進めていく活動を進めていきます。本日の全「障」共第2回大会の成功をかちとっていきましよう。



広島・「障害者」解放を進める会

 全「障」共結成から、私たち「広島・『障害者』解放を進める会」では、この1年間、4月「障害者総合支援法」施行1ヵ年糾弾闘争、7月「心神喪失者等医療観察法」施行9ヵ年糾弾闘争を全国の仲間と闘いました。広島では「医療観察法」において、国立賀茂医療センターに処遇困難者専門病棟があり運営されています。しかし、地元での取り組みが不十分で闘いが取り組めていません。今後、仲間を増やすと共に「障害者総合支援法」や「心神喪失者等医療観察法」粉砕の闘いの地元広島での取り組みが課題となっています。 「広島・『障害者』解放を進める会」として、学習会の定例化、ビラまきを行ない多くの「障害者」、学生、労働者との関係を積極的に作っていき、問題意識の共有化、「会」の拡充を行なっていきたいと思います。今回は学習会の定例化により新たな仲間を「会」に獲得し、本日の大会に参加しています。

 最後に本日集まった各団体・個人と共に、「障害者総合支援法」撤廃、「心神喪失者等医療観察法」撤廃、保安処分施設解体・新(増)設阻止、「脳死・臓器移植法」撤廃、「安楽死・尊厳死」法制化阻止の闘いを全力で闘っていく決意です。



福岡・「障害者」解放をめざす会

 福岡では毎月、例会と学習会を継続的に行なってきました。定期的に取り組みを行なうことで、「会」を大きくしていくつもりです。今後も、やはり若い「障害者」を集めていく必要があります。そういった意味で、来春は、どれだけ新しい若い力を入れられるかということに力点を置き、大きな講演集会や各大学の新歓に集中的に取り組みたい。

 「できない、できない」と嘆いているだけでは、いつまでたっても何もできません。だから、どこからでも、少数精鋭でもいいので、自分たちのできるところから取り組んでいくことで、解放運動を継続していく必要があるんじゃないかと思っています。



天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会で闘う「精神病者」

 本日結集された闘う仲間の皆さん、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会で闘う「精神病者」である私の方から発言させて頂きます。

 沖縄において、昨年12月の全「障」共結成以降、残念ながら「障害者」解放運動を具体的に展開し切れてはいません。

 沖縄において現在、名護・辺野古新基地建設阻止闘争が高揚を見せる中で、沖縄の「障害者」解放運動がそれに反して停滞状態にある事実を深く反省し、深刻に総括していかなければならないと考えています。

 そんな中、沖縄では由々しき事態が起きています。先月、11月29日に名護市のハンセン病施設「愛楽園」で行なわれた「『精神病』と『ハンセン病』を語る集い」の後援を沖縄「県」が拒否するという事態が発生したのです。大会趣意書が国の施策に反しているというのが理由です。「精神障害者」を地域移行という名の下、精神病院敷地内に造ったグループホーム等に牋呂すむ瓩箸いΩ生労働省の「病棟転換型居住系施設」構想に反するという訳です。「精神障害者」を永久に地域社会へは帰さないということです。集会実行委員会事務局と、その他の「障害者」団体も抗議しましたが、「県」側は全く意に介しませんでした。

 私は、定期的な街頭情宣、ビラ撒き、並びに定期的な学習会に今現在取り組んでいます。新たな仲間を組織化し、沖縄の中で全「障」共の運動をもっともっと展開していきます。沖縄の名護辺野古新基地建設阻止闘争を先頭で闘うとともに、沖縄の「障害者」解放運動の高揚をかちとっていく決意です。全力で闘っていくつもりです。



反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会

 釜ヶ崎には、「病者」、「障害者」をはじめ、多くの被差別大衆の仲間がいます。部落民、アイヌ、沖縄人、在日朝鮮人・中国人、在日外国人などの差別を受けている人たちです。また、文字も読めない、算数もできない人もいます。そうした中、何十年にもわたって日雇い労働者として頑張ってきました。寄せ場労働運動は、あらゆる差別を許さないところから出発しなければなりません。

 大阪市長・橋下は、タレントの時、「税金を払えないヤツは生きる資格がない」と言いました。また、「核武装発言」も行なっています。

 大阪府知事の時には、2339億円も借金を増やし、大阪府の借金は6兆円を突破しました。老人、赤ちゃん、「障害者」、一人親などの医療費の一割負担を行なっています。「カネのないヤツは、医者にかかるな」ということです。救急救命センターの廃止を強行しています。人の命を何とも思っていないのです。

 市長になってから橋下は、何をしたのか。「(朝鮮人従軍)慰安婦は必要だった」と言い続けています。まさしく差別主義者です。侵略戦争の歴史をつたえる「人権と平和博物館」を潰そうとしています。お年寄りや「障害者」の足=赤バスを廃止しました。無料だった敬老パス(市営交通)を半額負担とし、弱者切り捨てを行なっています。 

 いま、釜ヶ崎では、市長・橋下の「西成特区構想」によって「センターの縮小・移転」という攻撃がかけられています。1970年代、俺たちの先輩たちが、日雇い労働者を支配していた暴力手配師とセンターで体をはって闘い勝利しました。センターとは、日雇い・寄せ場労働運動にとってかけがいのない場所です。橋下の「西成特区構想」は、日雇い・野宿労働者の追い出し、日雇い・寄せ場労働運動解体攻撃です。

 大阪府警と一体となって大阪府・大阪市は、釜ヶ崎に新たに5年間で数10台の監視カメラを、数十億円も使って設置しようとしています。これは、大阪市長・橋下の「西成特区構想」の一環として進められているのです。日本最大の寄せ場である釜ヶ崎の闘いを潰そうとしているのです。橋下の「西成特区構想」を粉砕します。

 俺たちは、尊厳のある生き方ををするために闘っています。死ぬときになって初めて尊厳が認められるというのでしょうか。「尊厳死」などというものは、粉砕あるのみです。

 いかなる差別も許してはなりません。差別やボッタクリのない社会。俺たちを苦しめているこの資本主義社会をぶっ潰し、「病者」、「障害者」をはじめ全ての人たちが、自分自身に誇りを持ち生きていける社会をつくっていこうではありませんか。