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4・18「井前処分を撤回させる会」結成集会が開催される〈大阪〉 (1140号5面)

 4月18日、「『日の丸・君が代』強制条例、不起立3回クビ条例をつぶせ!! 府教委は井前さんへの不当処分を取り消せ!! 『井前処分を撤回させる会』結成集会」が大阪において開催された。主催は、「井前処分を撤回させる会」結成集会実行委員会である。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間も集会に結集した。

 会場のエルおおさか南館ホールに闘う労働者が続々と結集し、午後1時30分より集会が開始される。

 まず、実行委員会代表あいさつが行なわれる。「教職員、市民の運動をリードしてきた1人である府立学校教員の井前さんが、起立・斉唱の『職務命令』もなく戒告処分をうけたのは昨年のことです。処分発令以降、市民団体・『日の丸・君が代』強制反対大阪ネットワークを先頭とする運動で集めた署名は、団体150、個人約4500筆にものぼり、大阪府・府教委に対する粘り強い反対行動が取り組まれました」「井前さんは現在処分を不当として、裁判を見据え人事委員会に提訴しています。私たち井前さんの元同僚、友人たち一同は、井前さんと共に、人事委員会、裁判での処分撤回をかちとるのみならず、この闘いを、大阪の教育をおかしくしている 愼の丸・君が代』強制条例、教育基本条例の二条例の廃止、教育長通達の撤回、松井・橋下や率いる政党による教育の政治支配を打ち破る闘いに発展させ、大阪の息苦しい教育現場に何とか風穴を開けたいと考えています」

 基調報告・会則提案の後、「君が代」不起立処分、入れ墨訴訟、橋下による組合つぶし攻撃、教職員評価・育成システム撤回裁判、大飯原発反対訴訟、玄海原発プルサーマル訴訟等の弁護活動をしてきた冠木克彦弁護士の記念講演:「全般的政治反動攻撃の中での『日の丸・君が代』闘争の意義と勝利に向けて」が行なわれ、いよいよ、井前氏のあいさつだ。井前氏は、「私は父と戦争体験について語り合ったことがあります。父は、『国のために一命を賭して戦うこと』を唯一の正義として『特攻機乗り』に志願し、生きて敗戦を迎えました」「鹿児島で飛行訓練を受けていたこと、自分は戦前の教育によって明らかに洗脳されたこと、農家の三男として生まれた自分には『お国のため』以外に選択肢がなかったことなど、教育への無念を話してくれました」「私は、父の教育に対する『無念』の責任を1人の教員として負わなければならないと考えるようになりました」「『日の丸・君が代』強制に反対した主な理由は、『国旗・国家』教育とその権力的な強制を通じて、子供たちに『国家への忠誠』を教え込んでいく戦前のような機関に学校を変質させようとする政治の意図を強く感じたからです」「起立斉唱しなかったのは、これまでの教育活動を通じて培ってきた教育者としての信念に基づくものでした。もし起立斉唱すれば、教育者としての思想・良心の核心部分を否定することとなり、教員であり続けることができないと考えたからです」「教えるとは、希望を語ること、学ぶとは、誠実を胸に刻むこと。私のすきな『ストラスプール大学の歌』にのっています」「自民党は、『国旗国歌法』の強行を皮切りに、教育基本法の改悪(2003年中教審答申、2006年改悪法強行)に入り、さらに戦争に向かって『秘密保護法』『集団的自衛権行使』容認の閣議決定から改憲へ向かって歩みを進めようとしています」「だから、たとえどんな微力でも、いま起こっていることに対する抵抗を続けなければならないと思っています。止めるわけにはいかないのです」。

 連帯あいさつは、「グループZAZA」、「大阪ネット」代表・黒田伊彦氏、「大阪ネット」事務局長、高教組組合員(泉北支部)、「子供たちに渡すな! あぶない教科書 大阪の会」、井前さんの元同僚から行なわれた。

 まとめが事務局より述べられ終了となった。