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5・8自衛隊ソマリア沖派兵粉砕!第19次P―3C哨戒機出撃阻止に決起 (1142号6面)

御茶ノ水駅頭で情宣行動

 5月8日、反戦・全学連は、第19次P―3C哨戒機出撃阻止に決起した。

 午前10時、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場する。青ヘルメットを装着し、横断幕を広げ、御茶ノ水一帯に響くシュプレヒコールをあげる。「P―3C哨戒機出撃を阻止するぞ」「自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「中東労働者人民虐殺を許さないぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、反戦・全学連の部隊は、ビラまき情宣を開始する。お茶の水界隈は労働者や学生たちで賑わっていたが、情宣行動への注目が集まり、配布されたビラは次々と受けとられた。ビラを受け取った労働者人民の間から「がんばって」とわれわれへの激励が寄せられた。警視庁公安刑事は遠まきに見ているだけで、手出しもできない。反戦・全学連の部隊は一切の弾圧を許すことなく情宣行動をやりぬいた。

 4月17日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第二航空群(青森・八戸航空基地)を基幹とする、P―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を新たに派兵するというものだ。4月28日に八戸航空基地からP―3C哨戒機2機が、5月8日に成田空港から要員が民間航空機定期便を使って出撃した。出撃した部隊は、ソマリアの隣国の、紅海沿岸のジブチの自衛隊基地に駐屯することになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後麻生政府は同年5月に派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸自「中央即応連隊」、C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空3自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は計21回派兵され、最近では2015年3月18日に護衛艦「むらさめ」「いかづち」が横須賀から出撃している。そしてP―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。P―3C哨戒機の運用を行なう「航空隊」(約70人)と、P―3C哨戒機などの警備や広報業務を行なう「支援隊」(約110人)に分けて配置し、労働者人民に銃口を向け続けている。さらにソマリア沖で展開する自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。

 ソマリア沖には自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。その軍事展開の一環として「多国籍任務部隊」が編成されている。安倍政府は、2013年12月以降、護衛艦一隻を「多国籍任務部隊」に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。2014年9月には、海自がアデン湾で、北大西洋条約機構(NATO)軍部隊のデンマーク海軍との共同訓練を実施している。

 さらに安倍政府は、「多国籍任務部隊」の司令官に、海自の海将補・伊藤が就任することを発表した。任期は2ヵ月とされ、5月末からペルシャ湾に浮かぶバーレーンの地で任務にあたることになる。5月7日、首相・安倍は、この海将補・伊藤を首相官邸にわざわざ呼び寄せて激励するパフォーマンスを見せている。多国籍部隊の司令官に現役自衛官が就任すること自体、以前にはありえないことであった。「集団的自衛権行使」を先取りする動きに他ならない。

 ジブチの自衛隊基地が、中東反革命戦争の恒久的な拠点として露骨に強化されている。今年に入り、安倍政府は、ジブチを「国連平和維持活動(PKO)や災害派遣などで長期にわたって活用する」ことをうちだした。ジブチを海外派兵の拠点としてさらに強化する姿勢をあけすけにしているのだ。

 安倍政府は、今通常国会で、「安保法制関連法」の一挙的な成立を狙っている。その中に、自衛隊海外派兵を恒久化させるための「国際平和支援法」が含まれている。これまで「特措法」で対処してきた自衛隊海外派兵を、政府の判断一つでいつでも制約なく可能にしようとしているのだ。しかも、この「国際平和支援法」制定の中で、「非戦闘地域」(=「後方地域」)の概念を撤廃しようとしている。政府は、「現に戦闘行為を行なっていない現場」であれば、いくらでも「他国軍隊に対する支援活動」を可能にしようとしているのだ。こうして安倍極右政府は、「積極的平和主義」を呼号しながら、「中東からの石油輸送のためのシーレーン(海上交通路)確保」を掲げながら自衛隊海外派兵の拡大を狙い、中東反革命戦争への参画強化を目論んでいるのである。

戦争遂行の安倍極右政府打倒へ

 ソマリア沖の「海賊」の活動範囲はより拡散している。「海賊」の活動範囲は、インド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていない。ソマリアでは米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされており、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓楼輿蓋紊鮴笋燭覆ぁソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、全世界労働者人民がプロレタリア国際連帯の下でやりぬいていかなければならない。

 米帝―帝国主義による中東反革命戦争が、さらに激化しようとしている。米帝―帝国主義は、ソマリアの中央政府へのテコ入れを強めている。5月5日、米国務長官・ケリーが予告なしにソマリアを訪問した。米国務長官のソマリア訪問は初めてである。ケリーは、首都・モガジシオで大統領・マハムードらと会談して「治安維持」への協力を約束し、さらに1991年の内戦激化以降閉鎖していた米大使館を再開する方針を明らかにした。米帝―帝国主義は、武装勢力への「掃討作戦」を強化している。

 しかし、ソマリアでも、武装勢力が活発に動いている。中・南部などで武装勢力が攻勢をかけ、さらにケニアへの越境攻撃も起きている。ソマリアでの武装勢力の攻撃は、自衛隊の駐屯するジブチにも及んでいる。帝国主義の制圧下にある首都・モガジシオの中枢部ですら、武装勢力が攻撃を仕掛けている。いつ自衛隊員が現地で戦闘し、労働者人民を虐殺してもおかしくないのだ。自衛隊の中東労働者人民虐殺を、何としても阻止しなければならない。

 安倍極右政府は、戦時体制形成にひた走っている。2014年7月の「集団的自衛権行使」閣議決定に続き、実効性を持たせるための「安保法制関連法」を今通常国会で成立させようとしている。4月27日、日・米の外務・防衛担当閣僚による「安全保障協議委員会(2プラス2)」において「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」改定が強行された。自衛隊と米軍の「共同作戦」において地理的制約が取り払われることが鮮明となった今、より露骨な中東反革命戦争拡大、朝鮮反革命戦争突撃が加速するのは必至だ。

 パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、実力・武装決起がうちぬかれている。中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。中東反革命戦争への参画強化を粉砕し、朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。

 闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下からの実力決起を爆発させよう。反革命弾圧を粉砕して、地域・職場・学園から革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。