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9・1 「東京都・立川市合同総合防災訓練」粉砕闘争を闘う〈東京〉 (1158号6面)

陸自練馬駐屯地正門前に登場

 9月1日、「東京都・立川市合同総合防災訓練」が行なわれた。

 この「東京都・立川市合同総合防災訓練」には、陸上自衛隊・練馬駐屯地から自衛隊部隊が出動する。練馬駐屯地には、首都圏を含めて関東一円を管内におさめる第一師団の司令部が置かれ、内乱鎮圧を目的とする第一普通科連隊を擁している。まさに首都内乱鎮圧部隊の拠点である。
 反戦・全学連は、この日の闘いの第一弾として、練馬駐屯地からの「防災訓練」への出動を阻止し、首都内乱鎮圧の拠点・練馬駐屯地を解体する闘いに決起した。午前7時前、反戦・全学連の部隊は、ゼッケン、ヘルメットを装着して、練馬駐屯地正門前に登場する。ただちに、正門前に整列し、シュプレヒコールをくり返し叩きつける。

 練馬駐屯地では、反戦・全学連部隊の登場に対して、自衛官を門の外に配置し「ここから先は敷地内だ」と威嚇し、門の中からは数人の自衛官が執拗に写真を撮り恐る恐る監視している。警視庁・公安と署轄の光が丘署は、十数人が待機し、弾圧の機会を窺う。こうした動きを尻目に反戦・全学連の部隊は、断固とした闘いを展開した。

 自衛隊は、独自に、「自衛隊統合防災演習」を、6月29日から7月3日にかけて、陸・海・空の自衛隊7000人が全国各地で訓練を行なっている。ここには、在日米軍も参加している。東京では、この演習の一環として、6月30日に足立区の舎人公園で東京都が協力して「救出救助活動拠点の設置・運営」などの訓練を行ない、米軍も参加した。また、自衛隊は、「『防災の日』総合防災訓練」では、各地の「防災訓練」を主導しており、近年、防災訓練への在日米軍の参加が増加し、自衛隊と米軍が共同で訓練を行なっている。こうした訓練は、軍事訓練であり、朝鮮反革命戦争突撃と一体のものだ。断固粉砕しなければならない。

「東京都・立川市合同総合防災訓練」粉砕闘争を闘う

 今年の「9・1防災訓練」は、「第36回9都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、さいたま市、千葉市、相模原市、川崎市、横浜市)合同防災訓練」の幹事を東京都が受け持ち、「東京都・立川市合同総合防災訓練」が「第36回九都県市合同防災訓練」の中心会場となった。この「訓練」は、「国営昭和記念公園」及び周辺地域、多摩都市モノレール高松駅付近、都立木場公園、東京木材埠頭などで行なわれている。 

 午前8時半、反戦・全学連の部隊は、降りしきる雨の中「国営昭和記念公園」に近いJR立川駅北口に登場した。通勤・通学の人波の中で、「自衛隊主導の『防災訓練』を粉砕するぞ」「自衛隊の治安出動訓練を粉砕するぞ」「米軍参加の『防災訓練』を粉砕するぞ」「地域末端からのファシズム大衆運動形成を粉砕するぞ」というシュプレヒコールが駅頭に響きわたり、ビラが捌けていく。「頑張ってください」と声をかける人もいる。権力は何かとケチをつけ闘争破壊を策動するが、これを一蹴して闘いぬいた。

 「東京都・立川市合同総合防災訓練」に関して、自衛隊と米軍の動向で特記しなければならないのは次の点である。

 1つは、江東区の東京木材埠頭で行なわれた訓練で、3月に就役したばかりの海上自衛隊最大の護衛艦・「いずも」が参加したことだ。「いずも」は、全長248メートルで、空母のような全通甲板を持つヘリコプター搭載護衛艦であり、「ヘリ空母」と呼ばれる。改修すれば、米海兵隊が保有する垂直離着陸型の最新鋭ステルス戦闘機F―35Bも艦載できるようになるという。ヘリを使って負傷者を甲板に降ろし、格納庫内での医療訓練を行なっているが、「いずも」の投入の目的は戦力の誇示にある。狎鏨呂任盧匈音には役に立つ瓩肇▲圈璽襪靴燭里澄

 2つには、米軍横田基地が9月1日に「防災訓練」を行ない、自衛隊と米軍が航空機を使い、江東区の東京臨海広域防災公園と横田基地を結ぶ「日米合同訓練」を行なうとしていたことだ。実際には、雨天のため中止となっている。6月7日には、高知で南海トラフ巨大地震を想定した「日米共同統合防災訓練」が行なわれ、米軍キャンプ座間(神奈川県)の米陸軍から2機のUH60と兵士、沖縄の米海兵隊から将校らが参加し、陸自、海自と「訓練」を行なっている。こうした「訓練」は、明らかに朝鮮反革命戦争遂行のための軍事訓練である。

戦争動員態勢形成を粉砕せよ

 「東京都・立川市合同総合防災訓練」では、小・中・高の生徒が多数動員された。立川第二小学校、大山小学校、立川第四中学校の生徒、計300人強が「学校行事」として参加を強制させられている。また、立川高校、砂川高校など立川市内4つの都立高校の生徒約200人が初期消火、救助・搬送、応急救護訓練などに参加させらている。東京都では、2013年に都立田無工業高校、2014年には都立大島高校の生徒を自衛隊基地に宿泊させ「宿泊防災訓練」を行なっている。自衛隊の側は、「隊内生活体験」と言うが、学校の側からすれば「軍事教練」に他ならない。小・中・高校生を早い時期から自衛隊に馴染ませようとするものだ。戦争動員態勢形成の一環であり、許すことはできない。

 警視庁は、9月1日に「警視庁震災警備総合訓練」を行ない、大規模な交通規制訓練を行なった。環状7号線での都心方向への車両通行禁止、国道16号西側での東側(都心方向)への車両通行禁止、国道16号から東側の都県境での車両通行禁止、その他幹線道路での車両通行禁止を約100ヵ所で行なった。首都中心部から一般車両をすべて締め出し、警察、自衛隊、消防の車両のみが「緊急車両」として走り回り、中心部を制圧し、首都の治安を維持するというものだ。

 自衛隊、米軍の「防災訓練」への参加と、その主導は、内乱鎮圧を目的としたものに他ならない。そして、「安保法制関連法」攻撃など朝鮮反革命戦争突撃と一体のものである。小・中・高校生の動員、町内会などの動員は、戦争動員態勢を形成するものであり、また、下からのファシズム大衆運動の形成を見据えたものだ。こうした攻撃を許さず粉砕しよう。