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 10・28 ソマリア沖派兵 第21次P-3C哨戒機出撃阻止に決起 (1164号6面)

JR御茶ノ水駅頭で情宣決起

 10月28日、反戦・全学連は、ソマリア沖派兵の第21次P−3C哨戒機出撃阻止闘争に決起した。
 午前10時、JR御茶ノ水駅頭に登場した反戦・全学連の部隊は、横断幕を掲げ、シュプレヒコールをあげる。「自衛隊のソマリア沖派兵を阻止するぞ」「P―3Cの出撃を阻止するぞ」「『安保法制関連法』を粉砕するぞ」「『集団的自衛権行使』を粉砕するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」というシュプレヒコールが駅頭に響きわたる。部隊は、アジテーションとともにビラ撒きを開始する。自衛隊の海外派兵が常態化するという情勢のなかでの『安保法制関連法』成立をうけ、労働者人民は自衛隊の動向に鋭く注目している。ビラを取りにくる人、立ち止って横断幕を見る人がいるなか、ビラは労働者人民のなかに吸い込まれ、用意したビラはほとんど捌けてしまう。約1時間にわたる情宣を終え、部隊は再びシュプレヒコールをあげ、この日の行動を終了した。

 10月14日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊・第五航空群(沖縄・那覇航空基地)を基幹とする、P―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は今回で21回目である。10月28日に、沖縄航空基地からP―3C哨戒機2機が出撃し、11月7日には、成田空港から要員が民間航空機定期便を使って出撃した。そして、ソマリアの隣国の、紅海沿岸のジブチの自衛隊基地に駐屯することになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自・護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、C130輸送機一機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊を統合して、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。安倍政府によるP―3C哨戒機の第21次ソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自・護衛艦二隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、計23回派兵され、直近では10月23日に、護衛艦「すずなみ」と護衛艦「まきなみ」が海自・大湊基地から出撃している。そして、P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。そして、ジブチを海外派兵の拠点として強化する姿勢をあけすけにしている。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。安倍政府は、2013年12月10日以降、護衛艦一隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに、安倍政府は、今年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員として、海上自衛隊の将補クラス約10人を派遣した。このうち、海自・将補である伊藤弘が、「多国籍任務部隊」の司令官に就任し、5月末から7月下旬まで務めている。自衛官が訓練ではなく実際の任務で多国籍部隊の司令官を務めるのは、自衛隊創設以降、初めてである。実質的な「集団的自衛権」行使だとする批判に対して、防衛省は、「司令部と参加部隊の関係は指揮・命令の関係にはなく、連絡調整であり、集団的自衛権の行使には当たらない」と強弁している。その上で、防衛相・中谷は、「海賊対策に関する各国の情報を広く得ることができるため、各国との連携をさらに強化できる」とした。

 こうした屁理屈を断じて許してはならない。自衛隊の海外派兵を常態化し、「集団的自衛権」行使―国際反革命戦争の拡大・激化へ突き進む攻撃の一環である。そのために、自衛隊の位置をより高め、確固たるものとしようとしているのだ。度重なるソマリア沖派兵を粉砕しよう。中東反革命戦争、朝鮮反革命戦争へと突撃する安倍極右政府を打倒しよう。