解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

11・29 全学連第54回定期全国大会の圧倒的成功かちとる (1165号3面)

 全日本学生自治会総連合(全学連)は、11月29日、東京において第54回定期全国大会を開催し、圧倒的成功をかちとった。今大会では、安倍政府の戦時体制形成攻撃が本格化し、他方で「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)」の「台頭」が喧伝され、総翼賛化が加速する中にあって、「SEALDs」なぞに学生運動を明け渡すことなく〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の一大飛躍をかちとることを確認し、岡田委員長を先頭とする確固たる新執行体制を打ち立てた。

「革命的学生運動と革労協の決意」

 全学連第54回定期全国大会は、午前10時より、大会実行委員会による開会宣言で開始された。

 まず、議長が選出される。議長は、「定期大会の成功のために全力を尽くす。すべての学生に議事への集中と活発な議論を呼びかける」という就任あいさつを行なう。

 議長が、革命軍からのアピールが読み上げる。革命軍アピールは、「革命軍は、日帝国家権力の反革命治安弾圧との死闘的攻防下、昨年10・20沖縄・名護新基地建設業者『中央開発』に対する迫撃弾戦闘と、さらに本年4・28『キャンプ座間』基地に対する迫撃弾戦闘を敢行し、唯一、日帝足下武装闘争路線を堅持して闘いぬいている。この革命的地平をさらに発展させ労働者人民の実力闘争・武装闘争の発展をかちとり、本格的権力闘争への飛躍と蜂起の陣形構築しながら、蜂起―革命戦争の勝利からプロレタリア・ソビエト権力の樹立に向けて闘う路線こそが闘いに勝利する唯一の展望である」「若き全学連戦士は、本格的権力闘争への飛躍を担いプロレタリア暴力革命の扉を押し開くべくわが革命軍に結集し共に闘おう!」という熱烈なアピールだ。革命軍アピールを受け、会場には早くも熱気が満ちる。

 革命的労働者協会の同志が、「革命的学生運動の任務と革労協の決意」と題する提起に起つ。革労協の同志は、「今はまさに、戦争とファシズムに突き進むのか、それとも労働者人民の澎湃たる革命的決起の時代を切り拓くことができるのかの、歴史の分かれ目だ」「米帝―帝国主義に、フランス・パリの『イスラム国』の武装襲撃を非難する資格はない。フランスの青年労働者たちは、オランド政権の敷く戒厳体制―デモ禁止を突き破る反戦デモに実力で決起している。時代を切り拓くのは、学生・青年の闘いだ。全世界の闘いと連帯する日帝足下の闘いに、全学連こそが先頭に起たなければならない」「全国全労働者人民が総力で決起して闘いぬきながらも『壮大なゼロ』として敗北した60年安保闘争の総括は、『労働者階級の階級的独立』とそのための党建設であった。実力闘争・武装闘争による政府打倒・日帝国家権力解体こそが勝利の道であることが示されたのだ」「『SEALDs』は、『平和と民主主義、暮らしを守れ』と主張するが、それは守旧派の主張だ。高失業や『非正規雇用』の拡大など、日帝資本の搾取・収奪が過酷を極める中、われわれに『守るべき暮らし』などありはしない。われわれに『奴隷の平和』などいらない。われわれは『変革』こそを呼びかけなければならない」「『SEALDs』が国会前闘争の現場で実際にやったことは、新左翼潮流を排除したことだけだ。そんな連中の『台頭』を許すわけにいかない」「われわれこそが『これぞ学生運動だ』を大胆に提起し、戦闘性があって献身的で誠意を持った学生を組織化して、全学連をもっと強大にしなければならない。そのために、全党全潮流が一丸となって、全学連運動を作りあげていく。その先頭に革労協が起つ!」と提起した。

闘いの指針示す議案提起

 次に、全学連中央執行委員会からの議案の提起だ。まず、「はじめに」の項で、本大会の位置づけが示される。「全学連運動の一大飛躍を実現し、〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉を、全学連こそが最先頭で担い起っていかなければならない」「〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を全面展開して、戦時下―非公認化攻撃下でも、全国学園に全学連の拠点を頑強に構築し、全学連戦士を次々と組織していくのだ」「本日の第54回全学連定期全国大会の成功をかちとり、全学連運動の飛躍・前進をかちとろう」。

 次に、「第1章 情勢」が提起される。第1に、「世界大恐慌爆発情勢の深化」として世界経済について、第2に、「拡大・激化する国際反革命戦争と全世界労働者人民の死闘決起」として、中東、朝鮮半島を焦点とした国際反革命戦争の激化と国際階級闘争の現局面について、第3に、「日本階級闘争における決戦の切迫」として国内の政治過程と階級情勢について、そして第4に、「教育・学園をめぐる情勢」について鮮明に示された。

 続いて、「第2章 総括」が提起される。その第1は、「新歓・大学祭を軸とした2015年の闘い」だ。吹き荒ぶ革命的学生運動解体攻撃と対決し、全国学園で新歓、大学祭を焦点に組織化を進めてきたことの総括が提起された。第2に、「『SEALDsの台頭』を許さず総翼賛運動への集約を粉砕せよ」として、「われわれは、唯一、反革命翼賛国会粉砕を掲げ、最も戦闘的に闘いぬいた。7・15〜7・16、8・23、9・11、9・16〜9・19と連続的に反革命翼賛国会粉砕の闘いを闘いぬき、とりわけ、9月18日から9月19日未明にかけての参院本会議採決をめぐる最終攻防においては、東富士演習場での在沖米海兵隊の実弾砲撃―『本土』移転演習粉砕の現地闘争を闘いぬいた部隊の合流を実現し、参院本会議への進撃戦を闘いぬいた」「『SEALDs』は、新左翼潮流の排除に熱心に動き、闘争現場において機動隊の不当弾圧を賞賛するという、断じて許すことのできない態度をあからさまにした。『SEALDs』は、『安保法制関連法』成立後、新たな『課題』として『辺野古の基地建設反対』を掲げ、現場への登場を開始している。全国の大学にも登場を開始し、大学当局に取り入って運動を拡大しようとしている」「われわれは、こんな『SEALDs』に学生運動犲舂派瓩虜造鯡世嬰呂垢錣韻砲呂いない。『SEALDs』、あるいはその亜流を踏みしだく、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の爆発を、何としても実現しなければならない」との総括を提起した。

 最後に、「第3章 方針」が提起される。まず第1に、「東北大・徳島大の全国拠点化を完遂し、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の一大飛躍かちとれ」として、2006年以降展開してきた〈戦時下の新たな革命的学生運動〉路線を堅持し、「決意も新たに組織化の闘いに起ち、〈東北大、徳島大の全国拠点化〉の勝利を何としてもかちとっていかねばならない」とした。第2に、「革命的学生運動の任務」として、「革命的反戦闘争を基軸に、戦争とファシズムに対決する戦略的政治闘争の最前線に立つこと」をはじめとする7点が提起された。第3に、「2016年階級攻防の課題」として、「中東反革命戦争粉砕! 朝鮮反革命戦争粉砕!」「日米安保粉砕! 安倍極右政府打倒!」「改憲―核武装阻止! 反革命翼賛国会粉砕!」 「普天間基地解体・名護新基地建設阻止!」「原発再稼働・新(増)設阻止!『核燃料サイクル政策』粉砕!」の闘争課題が示され、さらに、各領域・各戦線をめぐる闘争方針が提起された。最後に、「全学連が先頭に起ち、2016年の激闘に勇躍決起せよ。反革命革マルを解体・絶滅せよ。右翼ファシストに対する先制的撃滅戦に本格的に突入せよ」と結び、議案の提起が終了した。

各地区の闘いを熱く報告

 昼休憩の後、大会の議事は、各地区報告に入った。〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の飛躍を目指したこの間の各地区・各大学での具体的な取り組みについて報告され、方針と決意が次々と表明される。

 東北ブロックは、「2005〜2006年、大学当局は、社会思想研究会など社会科学系3サークルをはじめとする計20の非公認サークルに関して、『近づかないように』とする通知を学生に配布し、2012年以降は、『学外者入構禁止』措置に踏み込んだ。当局は、『障害者』の介護募集すら妨害する暴挙を続けている。激化する当局の革命的学生運動破壊攻撃に抗し、今年も、社会思想研究会は、新歓企画をやりぬいてきた。必ずや、東北大の全国拠点化をなし遂げる」。

 首都圏ブロックは、「首都圏ならびに北関東の各大学では、大学当局と警視庁公安一体となった革命的学生運動解体攻撃が吹き荒れている。新歓闘争においては、これを打ち破って新入生の間に分け入り、『5・23全学連新入生歓迎講演集会』をかちとった。『安保法制関連法』粉砕の対国会闘争では、『SEALDs』の『台頭』を踏みしだき、最先頭で闘いぬいてきた」「創意工夫をこらした活動を展開し、首都圏・北関東の闘う学生を残らず組織していく」と報告と決意を述べた。

 北陸・関西ブロックは、「野垂れ死に攻撃と闘う釜ヶ崎―寄せ場労働者と共に闘う全学連運動の再生に向け、闘ってきた。60年安保闘争で国会突入闘争をやりぬいた全学連の地平を継承・発展するために、大阪の地で6・15安保闘争や10・21反帝―国際連帯闘争を闘いぬいてきた」「低賃金・劣悪な条件の下での、借金を返すためのアルバイトを強制される学生たちを組織化し、労学連帯を強化して闘いぬく」。

 中四国ブロックは、「徳島大学では、今年度に入り大学当局が、徳島大学新聞会部室の閉鎖に踏み込んだ。当局は、この部室の閉鎖を強行するにあたって徳島県警協力の下に、部室内の荷物のすべてを強奪した。御用化した文連執行部は、新聞会部室閉鎖に全面協力する有様である。4月16日、中四国ブロックは徳島大学正門に登場し、弾劾情宣をやりぬいた。当局のデタラメな攻撃を粉砕し、徳島大学の全国拠点化に進撃する」。

闘う新たな執行体制を確立

 九州ブロックは、「九州大学の革命的学生運動破壊攻撃の進行により、この10年で九州大学は大きく変貌した。九州大学のキャンパスは福岡市郊外の伊都に集約され、大学祭は2007年から御用化した。加速するサークル運動の衰退を許してはならない」「全学連は、『SEALDsの台頭』を許さず、対国会闘争に結集し、川内原発再稼働阻止闘争に結集した。行く先々で全学連への共感が寄せられた」「九州ブロックは、『政治活動への参加』が禁圧されるなかで育ち、大学に進学してくる学生一人ひとりに対し、『生き方を問う』組織化を、福岡、九州の地でやりぬく」。

 最後は、沖縄からの特別報告だ。「沖縄・名護新基地建設を阻止する辺野古での現地攻防が正念場を迎えている。しかし、沖縄では、地元の若者を闘争現場に組織化しきれていないのが現状だ。『SEALDs琉球』が8月に発足し、500人規模で活動を開始しているが、辺野古の現場で『民主主義を守れ』と叫ぶばかりであり、これでは安倍政府のやりたい放題に拍車をかけるだけだ」「10・20反帝―国際連帯全国統一行動で、辺野古現地に青ヘルメットで登場し、闘争現場からの拍手喝采を受けた。こうした闘いをさらにやりぬく決意だ。われわれは、沖縄の地で学生の組織化をやり遂げ、現場攻防の先頭に起つ」。

 全国の各地区から報告は、参加者全体からの熱い拍手を受けた。
 その後、提起された議案の採択が行なわれ、議案は、参加者全体の圧倒的な拍手で承認された。

 次に、選挙管理委員会が選出され、その選管の下に、新中央執行委員が次々に立候補する。選管が、立候補を届け出た学生の所属大学と氏名を一人ひとり読み上げていく。闘志あふれる全学連戦士たちが次々と紹介される。会場全体の圧倒的拍手による承認により、新中執が選出された。議事を無事終えた議長は、その任を解かれる。

 休憩時間中に第1回中執会議がもたれ、休憩終了後、その結果が大会に報告される。役員人事の発表に、割れんばかりの拍手と歓声が起こる。岡田委員長を先頭とした新執行体制が、ここに確立したのだ。

 新執行部を代表して岡田委員長が決意表明に立つ。「『安保法制関連法』を成立させた安倍極右政府は、改憲―核武装にに突き進んでいる。共産主義革命をいかに手繰り寄せるのかが問われるなか、『SEALDs』等の学生運動の制圧を根底から突破する、全学連運動の飛躍・前進を切り拓く」「怒りを持つ学生の間に分け入り、闘う学生を大胆に組織化する」「全学連中央執行委員会は、戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体の最先頭に起って闘いぬく。共に闘おう」と決然と表明した。大会の成功を全員で確認し、最後に、岡田委員長の音頭でシュプレヒコールとインターナショナル斉唱を行ない、大会をしめくくった。

 全学連は、第54回定期全国大会の成功を力に、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の一大飛躍に向かって進撃する。すべての闘う学生は、全学連の真紅の旗の下に結集せよ。

新三役人事

・委員長   岡田 清司(高知大)
・副委員長 長谷川 隆(東北大)
・副委員長 吉村 健(徳島大)
・書記長   杉浦 啓(明治大)