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3・6 自衛隊ソマリア沖派兵阻止 横須賀からの護衛艦「ゆうぎり」出撃阻止に決起〈横須賀〉(1175号1面)

横須賀現地闘争に決起

 3月6日、反戦・全学連の部隊は、海上自衛隊・護衛艦の24回目のソマリア沖派兵阻止の闘いに決起した。今回は、海自・横須賀基地からの護衛艦・「ゆうぎり」出撃に対する闘いだ。

 反戦・全学連の部隊は、京浜急行汐入駅から海岸沿いのヴェルニー公園西端、護衛艦・「ゆうぎり」が出撃準備をする海自・横須賀基地へ向け進撃する。神奈川県警、横須賀署の妨害をはねのけ、「ゆうぎり」を見据える地点に布陣する。午前9時、反戦・全学連の部隊は、すばやく青ヘル、ゼッケンを着け横断幕を掲げる。「護衛艦・『ゆうぎり』のソマリア沖派兵を阻止するぞ」「労働者人民虐殺を許さないぞ」「自衛隊の海外派兵を粉砕するぞ」「横須賀基地を解体するぞ」「戦争遂行の安倍政府を打倒するぞ」とくり返しシュプレヒコールを叩きつける。われわれの闘いに恐怖する権力は、前回の2015年3月に続き、横須賀市公園管理課の職員をあらかじめ呼びつけた上で「無届けの集会は禁止します」と「警告」させ、数十人の部隊で弾圧の機会をうかがう。こうした闘争破壊の弾圧と対決しつつ、断固とした闘いを貫徹した。

 その後、部隊は、京浜急行横須賀中央駅頭に移動し、9時30分から情宣を開始する。シュプレヒコールの後に、「海自護衛艦のソマリア沖派兵を阻止しよう」「自衛隊の海外派兵を粉砕しよう」とアジテーションを行ない、ビラを撒く。またしても、権力は、われわれの闘いに敵対し妨害のための「警告」を発する。それでも、行きかう労働者人民のなかには、自分からビラを受け取る者が現れるなど、ビラは吸い込まれるように受け取られた。自衛隊海外派兵への警戒と闘いへの共感が広まっていることを、肌で実感した。こうして、弾圧を一蹴し、情宣行動を断固として闘いぬいたのだ。

 2月24日、防衛省・統合幕僚監部は、東アフリカのソマリア沖で展開する海自艦隊の24回目の派兵を公表した。現在展開している海自艦隊の交代要員として、横須賀基地の護衛艦・「ゆうぎり」と青森・大湊基地の護衛艦・「ゆうだち」の計2隻を派兵するというものだ。「ゆうぎり」「ゆうだち」は、合計約380人の自衛隊員を乗せて、3月6日に、横須賀基地と大湊基地を出発し、約3週間かけてソマリア沖に到着して、約3ヵ月〜4ヵ月の間、現地で展開することになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、C130輸送機一機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んだのだ。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。そして、今回、24回目の海自艦隊出撃に踏み込んできたのである。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自・護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月に、ジブチ国際空港内に拠点を構築している。対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。そして、ジブチを海外派兵の拠点として強化する姿勢をあけすけにしている。

 ソマリア沖には自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。

 しかし、安倍がいくらソマリア沖派兵の「戦果」を強調しようと、自衛隊派兵で「海賊問題」が解決するはずはない。ソマリア沖の「海賊」の活動範囲は、より拡散している。「海賊」の活動範囲は、インド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていないのだ。安倍政府は、より本格的な中東反革命戦争への参画強化を狙っており、「海賊問題」はいわば踏み台でしかないことは、進行する事実を見れば明白である。

 ソマリア沖への、護衛艦の横須賀からの出撃を阻止しよう。ソマリア沖からの自衛隊の即時撤退をかちとろう。

横須賀基地を解体せよ

 朝鮮反革命戦争の出撃拠点としての、横須賀基地の再編・強化が進行している。

 米海軍は、昨年10月に、原子力空母・「ロナルド・レーガン」を米海軍・横須賀基地に配備し、母港化した。以降、「ロナルド・レーガン」は、アジア近海をうろつき、韓国軍などとの合同演習にも参加している。東アジアに睨みをきかせ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の監視に動いているのは明白である。原子力空母・「ロナルド・レーガン」には、熱出力で60万キロワットの原子炉が2基搭載されており、福島第1原発1号機に匹敵する規模である。まさに、海に原発が浮かんでいる状態にある。原子力空母でひとたび大事故が起きれば、原発同様、放射能がまき散らされ、労働者人民の被曝も懸念される。しかも、福島第1原発のごとく、炉心溶融(メルトダウン)となれば、膨大な核汚染物が鉄板を突き抜けて海中に流出し、横須賀一帯は犹爐粒き瓩伐修后しかし、そのことを百も承知のはずの米軍も安倍政府も、まったくおかまいなしである。日・米帝にとって、朝鮮反革命戦争遂行のためには、放射能汚染の恐怖にさらされ続けなければならない地元の労働者人民の犠牲なぞ、一顧だにしないという姿勢が、よく現れている。

 3月7日から、米韓合同軍事演習が朝鮮半島の各地で行なわれているが、そのただ中の3月14日、米海軍のイージス駆逐艦・「バリー」が、米海軍・横須賀基地に入港した。これにより、横須賀基地に配備された、「弾道ミサイル防衛」(BMD)システムを搭載する艦船は、7隻となった。米帝の「アジア太平洋重視戦略」に沿い、空母・「ロナルド・レーガン」を中核とする第7艦隊のBMDシステム運用を支援するためとして、これまでの駆逐艦・「ラッセン」に代わり配備されたものである。「バリー」は、最新のイージス戦闘システム・「ベースライン9」を導入し、「防空、水上、対潜戦」の迎撃能力を高めたイージス艦である。昨年、横須賀に追加配備された「チャンセラーズビル」「ベンフォールド」にも同じシステムが搭載されており、横須賀基地には米海軍でも最新の能力を有する艦船が集中する。すべては、朝鮮反革命戦争遂行のためである。

 安倍政府は、昨年9月の「安保法制関連法」成立以降、自衛隊・米軍強化に突き進んでいる。そんな中で、自衛隊内の動揺が確実に広がっている。横須賀にある、幹部自衛官養成場である防衛大学校を今春卒業する419人のうち47人が、自衛官に任官しない意向を示した。昨年の任官拒否者25人のほぼ2倍にあたる。防衛省は、任官拒否の増加について「民間の雇用状況改善」が理由なぞと対外的に説明しているが、関係者の間には、「安全保障関連法の影響も完全には否定できない」との声が浮上している。

 動揺する自衛隊員の隊内叛乱への組織化を進めなければならない。米軍・自衛隊基地を解体する現地実力闘争の爆発をかちとろう。革命的反戦闘争の爆発で、朝鮮反革命戦争の出撃拠点として強化される米軍・横須賀基地、自衛隊・横須賀基地を解体しよう。戦争遂行の安倍極右政府を打倒しよう。