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3・6護衛艦「ゆうだち」のソマリア沖派兵阻止闘争に決起〈大湊〉 (1175号3面)

大湊現地闘争に決起

 3月6日、反戦・全学連の部隊は、護衛艦・「ゆうだち」のソマリア沖派兵阻止の闘いを青森県大湊現地で闘いぬいた。

 今回、大湊からソマリア沖に出撃したのは、海上自衛隊・大湊基地を定係港(配属先は京都府舞鶴基地)とする護衛艦・「ゆうだち」(4550トン)だ。大湊基地からは、昨年10月23日にも護衛艦・「すずなみ」(4650トン)と「まきなみ」(4650トン)がソマリア沖に出撃したばかりであり、2009年の第1回から数えて24回目の出撃である。

 午前8時半、反戦・全学連の部隊は、積雪が残る中、大湊基地の桟橋で出撃準備中の艇番号「103」の「ゆうだち」から数百メートルの距離に位置する漁港岸壁に布陣する。隣接する駐車場には、青森県警機動隊の指揮官車や完全装備の機動隊員が乗ったマイクロバス、私服車両などが民間の車両を排除して多数配置されている。闘う部隊が現場に到着すると、私服刑事は、カメラやビデオで闘う部隊の撮影を始め、弾圧体制を敷く。昨年10月23日、大湊基地からのソマリア沖派兵阻止闘争に対して、青森県警は、「キリン旗は武器だ」「(キリン旗を)持っただけでも使用とみなす」「人に向けた瞬間に逮捕する」なぞというデタラメな理由をもって闘争破壊を策してきた。しかし、闘う部隊は、日帝国家権力が派兵阻止の実力闘争を破壊することなぞ許しはしない。「ソマリア沖派兵阻止」と大書した横断幕を「ゆうだち」に向け、全員が旗ざおを持ち、断固たるシュプレヒコールを開始する。「護衛艦『ゆうだち』の出撃を阻止するぞ」「ソマリア労働者人民の虐殺を許さないぞ」「自衛官は出兵を拒否せよ」「大湊基地を解体するぞ」というシュプレヒコールが「ゆうだち」上の自衛官に突き刺さる。続いて、全学連の同志が日帝・自衛隊のソマリア沖派兵の反革命性を暴きだし、労働者人民が実力・武装の闘いで阻止することの重要性を訴えてアジテーションを始める。アジテーションは、大湊基地内で始まった「出撃行事」を直撃する。シュプレヒコールとアジテーションは、11時に「ゆうだち」が桟橋から離れ、闘う部隊の視界から消えるまで叩きつけられた。弾圧の機会を窺っていた青森県警は、カメラやビデオでの撮影以外には、闘う部隊に何ひとつ手出しはできないままであった。

 安倍極右政府は、昨年9月の「安保法制関連法」制定をもって、自衛隊の実戦軍化に拍車をかけている。朝鮮反革命戦争への突入にむけて、「日本版海兵隊」=「水陸機動団」の創設のための米軍との訓練を繰り返し、「オスプレイ」や「水陸両用車」などの装備面の強化に突き進んでいる。中東反革命戦争への本格的参戦にむけて、ジブチに自衛隊の独自の基地を建設して兵站拠点作りに突き進み、「安保法制関連法」制定によって可能になった「駆け付け警護」を、南スーダン「国連平和維持活動」(PKO)に派兵する部隊に下命し、自衛隊を「虐殺軍」に作り変える攻撃に踏み込もうとしている。「海賊対策」を口実とした海自艦艇のソマリア沖派兵は、世界中を戦場にする日帝軍として自衛隊を実戦軍化する攻撃の一環として位置づけられているのだ。

護衛艦のソマリア沖派兵を阻止せよ

 ソマリア沖派兵を繰り返し、中東の反革命支配に参画することを狙う日帝への中東労働者人民の怒りは高まっている。闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下から朝鮮反革命戦争突撃粉砕、中東反革命戦争への本格的参戦粉砕の実力決起を地域・職場・学園から圧倒的に組織し、爆発させよう。反革命弾圧を粉砕し、戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。

 「海賊対処法」に基づく大湊基地からのソマリア沖派兵は、九回目であり延べ11隻となる。「ゆうだち」には、海自・約170人と、海上保安官が、横須賀から出撃する「ゆうぎり」と合わせて八人が乗船している。出撃に先立つ「出国行事」では、大湊基地を訪れた防衛相・中谷が「国内だけではなく、世界各国に期待されている。強い信念と誇りと持って任務を遂行してほしい」と訓示し、今回の派兵指揮官である第7護衛隊司令・井上が「任務の完遂に努力する」と応じた。防衛相・中谷は、「安保法制関連法制定で、自衛隊は世界中で労働者人民に銃口を向けることになる。中東支配の一角を占める日帝の軍隊として信念を持て」と訓示したのだ。

 米帝―帝国主義がソマリア内戦に介入し、野放図な収奪を強行している。ソマリア労働者人民の生活再建は遠のき、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓楼輿蓋紊鮴笋燭覆ぁいわば米帝―帝国主義がソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。

 安倍極右政府は、中東反革命戦争への本格的参戦に向けてソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。2013年12月10日以降、護衛艦一隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに、安倍極右政府は、2015年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員として、海上自衛隊の将補クラス約10人を派遣した。まさに日帝軍の狠翕譽轡侫鉢畄狙に突撃しているのだ。

 ソマリア沖には自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。安倍極右政府は、自衛隊をより実戦に近い環境に置き、実戦軍化を狙っているのだ。

 中東―アラブ諸国では、武装勢力が活発に動いている。米帝―帝国主義が「『イスラム国』壊滅」をかかげてイラク、シリアへの空爆を強行する中、ソマリアでも米帝―帝国主義の「掃討作戦」が強化されているが、しかし、それでもなお、中・南部などで武装勢力が攻勢をかけている。自衛隊が駐屯するジブチでも武装勢力の攻勢が続いている。いつ自衛隊員が現地で戦闘に入り、労働者人民を虐殺する事態が発生してもおかしくない状況となっているのだ。

 中東反革命戦争への本格的参戦を粉砕せよ。朝鮮反革命戦争への突撃を粉砕せよ。護衛艦のソマリア沖派兵を阻止せよ。