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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

3・13内田「死刑」判決52ヵ年糾弾! 浦和地裁(現さいたま地裁)包囲―糾弾闘争を闘う (1175号4面)

さいたま市別所沼公園で決起集会

 3月13日正午、5・23闘争実行委員会に結集する仲間たちは、さいたま市別所沼公園に結集し、内田「死刑」判決52ヵ年糾弾! 浦和地裁(現さいたま地裁)包囲―糾弾闘争の決起集会を開始する。

 冒頭、神奈川で部落解放を闘う仲間が司会に起ち、開会あいさつの後に全体でシュプレヒコールをあげる。

 その後、全国部落解放青年同盟からのアピールが司会から代読される。「安倍極右政府は、国家権力頂点からの極悪な反朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、反中国―反共・排外主義攻撃を加速させ、戦争熱を煽りたてている。昨年9月19日に、『安保法制関連法』の成立を強行した安倍政府は、戦時国家体制構築に突き進んでいる」「そんな中で、部落解放運動総体もまた大きな試練を迎えている。安倍政府が、部落解放同盟内社民・こえ派などの既成勢力にさらなる屈服を迫り、ファシズム融和運動への転換攻撃を推し進めてくるのは必至だ。狭山闘争をめぐっても、内田反革命差別『死刑』判決から52ヵ年を迎えたが、事実調べ一つ行なおうとせずに東京高裁・植村がいつ、東京高検の意に沿って『3者協議』を打ち切り、再審請求棄却を狙ってくるのか、予断を許さない状況にある。われわれは、無実の部落民=石川一雄氏を支えぬき、〈差別裁判糾弾、階級裁判粉砕、国家権力糾弾・打倒〉の旗幟を鮮明にして、階級的共同闘争と大衆的実力闘争・武装闘争で闘いぬかなければならない。東京高裁の再審棄却を許さず、狭山闘争の勝利を何としてもかちとろう」「吹き荒れる差別煽動をぶち破る闘いとして、差別糾弾闘争の復権を何としてもなしきらねばならない。とりわけ、右翼ファシストに対する闘いは、撃滅戦しかありえない。ファシストとの死闘をくぐることなしに、階級闘争の前進はない」「2月23日、警視庁公安部による『非公然アジト』急襲―不当反革命弾圧を弾劾する。戦争遂行の安倍極右政府打倒へ進撃しよう」「全青同は、その歴史的責務にかけて、革命的部落大衆の組織化をなしきり、革命的反戦闘争をともに闘いぬき、部落差別廃絶をかちとって部落解放の牴造日瓩鬚燭阿蟯鵑擦討い決意を、改めて明らかにする」。

全国学生部落解放研究会連合が基調提起

 全国学生部落解放研究会連合が集会基調を提起する。「1964年3月11日、浦和地裁・内田は、無実の部落民=石川一雄氏に対して、反革命差別『死刑』判決を打ち下ろした。『部落は悪の温床』『部落民ならやりかねない』という予断と偏見に基づき、被差別部落への差別意識をむき出しにし、わずか半年のスピード審理で石川氏に対する『死刑』判決を強行したのだ。この内田の反革命差別『死刑』判決こそ、石川氏に31年7ヵ月もの獄中監禁生活を強制し、52年たった今日まで石川氏を『見えない手錠』で縛りつづけているのである。内田による反革命差別『死刑』判決を徹底糾弾し、浦和地裁包囲―糾弾闘争を闘いぬこう」「前回の第26回『3者協議』では、狭山弁護団が東京高検に『基本的に開示すべき』と迫り、改めて意見書を提出する姿勢を明らかにした。また、12月7日付で狭山弁護団が『車の追い越し』『車の駐車』に関する『証拠開示勧告申立』を提出した件について東京高検が『不見当』なる回答を繰り返してきたことに対して、狭山弁護団が東京高検に『当初から存在しないのか』『存在しない理由や経緯を説明すべき』と突きつけると、東京高裁・植村は東京高検に『書面で回答するよう』検討を求めた。しかし、3月4日の第27回『3者協議』で東京高検は、またしても『不見当』なる回答を示した。狭山弁護団は、『なぜ不見当なのか、回答すべき』と怒りの追及を行なっている。次回の『3者協議』は、5月下旬の予定である」「石川氏は、77歳の高齢にもかかわらず『これからが私の人生だ』と、生涯かけて闘う意志を鮮明にしている。石川氏の並々ならぬ闘志に応えきる闘いをなしきらなければならない。階級的共同闘争を頑強に構築し、大衆的実力闘争・武装闘争で闘おう。第3次再審棄却策動を粉砕しよう」「部落解放同盟内社民・こえ派の『司法の民主化』要求を通した狭山闘争の幕引きを許してはならない。狭山闘争を単なる『冤罪事件』へと切り縮めてはならない。〈狭山差別裁判糾弾、階級裁判粉砕、国家権力糾弾・打倒〉の旗幟を鮮明にし、狭山闘争の歴史的勝利へ進撃しよう」「全国で差別事件、差別落書事件があとを絶たず悪質化している。そして、『在日特権を許さない市民の会(在特会)』などの反共ファシストが活性化し、『ヘイト・スピーチ』をがなりたて、部落大衆や在日朝鮮労働者人民に対する差別襲撃・敵対を繰り返している。断じて許すことはできない」「朝鮮反革命戦争とファシズムの危機がますます切迫している。部落解放同盟内社民・こえ派が押し出す『告訴・告発』や差別の『法規制』では、何も解決しないことは明白である。激発する差別事件に対して差別糾弾闘争を闘うことが求められている。特に、反共ファシストに対しては、撃滅戦の鉄の回答があるのみである。部落解放運動の生命線である差別糾弾闘争の復権をかちとり、部落差別の根底的廃絶、部落の根本的解放を実現するために闘わなければならない。日帝の狭山闘争解体を基軸とした部落解放運動解体攻撃を粉砕し、部落解放運動のファシズム融和運動への転換攻撃を木っ端微塵に粉砕しよう」。

 全国学生部落解放研究会連合が提起した基調を、全体の拍手で確認する。

 結集した仲間からの決意表明を受ける。東京・山谷日雇労働組合からは、「安倍政府は、労働者の首切りと『非正規雇用』を拡大するための『労働基準法』改悪を強行しようとしている。大衆収奪を進め、戦争遂行の費用に充てようとする目論見を粉砕しなければならない」「3月20日の『春闘勝利総決起集会』の成功をかちとろう。控えめな賃上げ要求を掲げるだけの、『連合』などの『本工主義』―『企業主義』を突破しよう。3月28日の『寄せ場春闘集中行動』を闘いぬく。山谷―全国寄せ場での春闘をやりぬく」。東京都地域連合労働組合からは、「安倍政府は、『一億総活躍社会』を掲げ、『富国強兵』型労働を強制しようとしている。日帝資本に改悪『労働基準法』なぞ与えたら、労働者の命と健康を守れなくなる。労働法制改悪を阻止しよう」「われわれは、『日の丸』『君が代』処分攻撃と闘うために、卒業式ビラまき行動を闘ってきた。教育現場では、安倍政府の戦争政策の反映として自衛隊体験強制が進められている。労働者人民の戦争動員阻止へ闘おう」。

浦和地裁を包囲―糾弾する戦闘的デモ

 「刑法改悪阻止関東活動者会議」の仲間からは、「差別主義・排外主義が一層強まっている。『精神障害者』差別が煽動され『心神喪失者等医療観察法』の下で隔離・拘禁の保安処分が強化されている。『障害者』虐殺の歴史を繰り返してはならない。戦時『障害者』抹殺攻撃を粉砕しよう。4月1日、『障害者総合支援法』施行3ヵ年糾弾の闘いに起ち上がろう」。東部朝鮮史研究会からは、「3月7日〜4月30日の日程で、米韓合同軍事演習が強行されている。韓国軍30万人、米軍1万7000人を動員し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の戦争を挑発する訓練が行なわれているのだ。米・韓両軍の間で『作戦計画5015』が策定され、『首切り作戦』と称される金正恩打倒の作戦が練られている。朝鮮半島は、一触即発の状態にある」「闘う韓国労働者人民と連帯し、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。差別主義・排外主義攻撃を粉砕し、日朝連帯闘争の前進をかちとろう」。全学連からは、「昨年11月、全学連大会の成功をかちとり、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を担う新執行体制を確立した。4月新歓闘争に決起し、朝鮮反革命戦争とファシズムを粉砕する革命的反戦闘争の先頭に起つ。学生運動を『自由と民主主義のための学生緊急行動』(SEALDs)ごときに明け渡してはならない。日本階級闘争の立ち遅れを取り戻すためにも、革命的学生運動の一大飛躍をかちとる」。決意表明の最後は全国反戦だ。「安倍政府は自衛隊を『国防軍』へと再編し、猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗閥化しようと目論んでいる。7月参院選後にも、本格的な改憲に着手しようとしている。戦時国家体制形成を粉砕し、戦争遂行の安倍極右政府打倒へ進撃しよう」。

 すべての発言が終了した後、閉会のあいさつがなされ、全体でシュプレヒコールを行ない、デモに撃ってでる。浦和(現さいたま)地裁正門前にさしかかるとデモ隊はただちに地裁に向かってシュプレヒコールをたたきつける。「内田『死刑』判決52ヵ年糾弾!」「浦和地裁を包囲―糾弾するぞ!」「石川氏の怒りを共有して闘うぞ!」「第3次再審棄却を阻止するぞ!」「狭山闘争に勝利するぞ!」。デモ隊は、一丸となって埼玉県警による不当な規制をはねのけ、内田「死刑」判決52ヵ年に対する怒りを叩きつけた。その後、デモ隊は、浦和市街地の中心部を通過し、JR浦和駅西口までのデモを最後までうちぬいた。執拗に「部隊解散」をがなりたてる埼玉県警の規制―妨害をはねのけ、集約提起とシュプレヒコールをやりぬいた。こうして、5・23闘争実行委員会に結集する仲間たちは、浦和地裁(現さいたま地裁)包囲―糾弾闘争を最後まで闘いぬいたのである。



3・11「浦和地裁『死刑判決』52年糾弾! 狭山第3次再審勝利! 埼玉集会」に決起

 3月11日午後6時半より、さいたま市「ときわ会館」において、「浦和地裁『死刑判決』52年糾弾! 狭山第3次再審勝利・埼玉集会」が開催された。

 午後5時過ぎ、解放派と全国学生部落解放研究会連合の部隊は、「ときわ会館」入り口前で青ヘルメット、ゼッケンに身を固め、横断幕を掲げて情宣を開始する。次々と会場に結集してくる部落大衆に「狭山闘争に勝利しよう」「再審開始をかちとろう」と声をかけ、ビラを手渡していく。そして、集会に来た石川一雄氏にあいさつをし、ビラを手渡した。開始時間直前まで情宣行動をやりぬき、本集会へと合流した。

さいたま市「ときわ会館」で集会

 午後6時30分より司会のあいさつで本集会が開始される。

 冒頭、東北・関東大震災から5ヵ年を迎えるにあたって、参加者全体で1分間の黙祷が行なわれる。その後、「入間住民の会」からの開会あいさつ、「支援する会」からの主催者あいさつ、埼玉同宗連と社民党埼玉県連からの連帯あいさつ、埼玉弁護士会からの連帯メッセージと続く。

 そして、小野寺部落解放同盟埼玉県連書記長からの基調報告がなされる。基調では、石川氏不当逮捕53ヵ年となる中、「3者協議」で東京高検がいまだに物的証拠の存在について「不見当」なる回答に終始していることを受け、東京高検に全証拠開示を突き付けていく姿勢が示された。さらに、東京高裁に対しては、「狭山事件」当日に「犯行現場」で農作業をしており、「犯行はなかった」と証言する小名木氏の事実調べを実現させなければならないことが強調された。基調は、参加者全体の拍手で確認された。

 続いて、狭山弁護団が日弁連の臨時総会のために急遽参加できなくなったことが報告され、片岡部落解放同盟埼玉県連委員長からの特別報告がなされる。冒頭、片岡氏は、「鳥取ループ」=宮部龍彦なる「ジャーナリスト」を名乗る輩が、「部落地名総監」の元となった、内務省作成の「昭和11年『全国部落調査』」の復刻版を、今年4月に「示現社」なる出版社よりインターネットで販売しようと画策している事態を明らかにした。この「全国部落調査」は、全国の約5400の「同和地区」が明記され、さらに代表的な苗字まで記載されている。断じて出版させてはならない極悪な差別本である。片岡氏は、部落解放同盟として「全国部落調査」出版差し止めの「仮処分申請」に奔走していることを報告した。続いて、本題の「狭山事件第3次再審の現状と再審開始に向けた課題」に移る。片岡氏は、「3者協議」で開示された新証拠のうち、「上申書、手拭い、録音テープ」を「3大新証拠」と位置づけ、石川氏無実を示す重要な証拠であることを、丁寧な解説によって明らかにしていった。そして、狭山弁護団が追い打ちをかけていることを受けながら、「3次再審になって10年になるが、今度は勝てる。やれることを精いっぱいやる」と狭山第3次再審闘争勝利にむけた闘う姿勢を明らかにした。

石川氏が不退転の決意

 いよいよ、石川一雄氏のアピールだ。石川氏は、まず「今年が最終決戦だと思う。勝利のためには証拠開示が不可欠である」とし、自身に対して行なった埼玉県警のデッチ上げの数々を暴露・弾劾する。そして、「1964年3月11日から52年の長い年月が過ぎた。当時、弁護団は無罪を主張した。判決前に、無罪を示すための『証人申請』をしたと聞かされた。そういうことを弁護団が私に言ってくれればいいのに、一切言ってくれなかった。残念でならない。そのために、半年間のスピード審理になった」と、当時の日共主導の弁護団の石川氏無視の姿勢への憤りを明らかにした。浦和地裁・内田に対しては、内田が「国民注視の事件」と強調していた点を指摘し、「最初から『死刑』判決は決まっていた。糾弾せねばならない」と怒りを改めて表明した。そして、今集会にむけ、得意の短歌を披露する。「息吹の中 3・11糾弾会 差別判決 3次で証す」と読み上げると、参加者全体が拍手で応える。最後に、「勝利のためにはみなさんの声が不可欠。77歳になったが、まだまだこれからが私の人生である。不退転の決意で闘う」と参加者全体に激を飛ばし、発言を締めくくった。

 石川早智子氏からのあいさつに続き、家族からのアピールとして、義姉である石川ウメ子氏からのあいさつがなされる。「(石川一雄氏の兄である、連れ合いの)石川六造に替わって厚くお礼を申し上げます。一日も早く石川一雄と石川早智子さんが、爺さん婆さんのもとに報告できるよう、きょうだい一同頑張ります」と決意を示した。

 「児玉市民の会」から集会決議が読み上げられ、全体の拍手で確認される。そして司会より、この日の集会に180人が結集したことが報告される。最後に、石川氏をはじめ集会参加者が立ち上がり、「差別裁判打ち砕こう」が高らかに歌われ、会場全体の「団結ガンバロー」で集会が締めくくられた。集会終了後、石川氏は、参加者1人ひとりに握手をし、闘いへの熱い思いを共有していった。

 部落解放同盟内社民・こえ派による狭山闘争幕引きを許さず、〈差別裁判糾弾・階級裁判粉砕・国家権力糾弾・打倒〉の闘いの旗幟を鮮明にし、全力で闘いぬくことが石川氏の決意に応えることである。大衆的実力闘争・武装闘争と階級的共同闘争を爆発させ、5・23不当逮捕53ヵ年糾弾! 5・24狭山中央闘争に総決起し、狭山闘争勝利に進撃しよう。