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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

 3・31卒業式処分発令抗議・該当者支援総決起集会が闘われる (1177号5面)

3名の不起立決起への処分発令弾劾

 東京都立学校での卒・入学式で「日の丸・君が代」を強制する都教委の「10・23通達」と対決する教育労働者の闘いが3月の2015年度卒業式でも闘いぬかれ、4人が決起した。この闘いに対して都教委は、3月25日に、3人の教育労働者に処分を発令した。決起した教育労働者の1人は、卒業式会場への不入場1回目を闘い、1人は、不起立2回目を闘い、1人は、不起立3回目を闘った。この3人以外にも、石神井特別支援学校の田中氏が3月24日の卒業式で不起立10回目を闘い、翌25日に都教委が事情聴取を行なっているが、処分は未だ発令されておらず、発令されれば9回目の処分となる。

 3月31日、午後1時30分から、全水道会館で「5者卒・入学式対策本部」が主催した「処分発令抗議・該当者支援総決起集会」が闘われた。「5者」とは、「『日の丸・君が代』予防訴訟をひきつぐ会」「『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会」「『日の丸・君が代』不当解雇裁判をひきつぐ会」「『日の丸・君が代』強制反対・再雇用拒否撤回を求める2次原告団」「同3次原告団」である。この集会には、処分を受けた当該3人と田中氏をはじめ現役の教育労働者、教職員のOB、また支援者ら80人を超える労働者人民が結集し、東京・山谷日雇労働組合も結集した。

 元被処分者の青木氏が司会に起ち、「今年で13回目となったが、私たちの意思表示は継続して闘われた。私たちの闘いは都教委にとって猝椶両紊離織鵐灰岫瓩世蹐Δ、引き続き闘っていきましょう」とあいさつを行ない、続いて、「5者卒・入学式対策本部」を務め、自らも処分発令を受けた川村氏が「今年の卒業式をめぐる状況」の報告を行なう。都教委は、1月14日に校長連絡会、1月18日に副校長連絡会を開き、「卒業式、入学式等における職務命令違反による懲戒処分の考え方・年次有給休暇の申請について」という管理職止まりの文書を配布している。そのうえで、「職員会議での発言や同僚への働きかけの状況、個別職務命令受け取りの状況も克明に報告する」「包括的職務命令は式の2週間前までに教職員を一堂に集めて行ない、休みも確認する」「個別職務命令は式の一週間前から渡し、渡し終わったという報告をセンターにする」「あらゆる可能性を考えて、係分担の変更や個別職務命令の変更、CD・テープの準備などをしておく」「送辞・答辞は管理職が事前に確認しておく」「当日の教職員の業務を明確化し、1人1人の着席時間を明示する」「校舎内外の警備を万全にし、チラシはセンターにFAXする」という卒業式を管理するためのマニュアルを作っていたことが明らかにされた。また、「5者」が行なった都教委要請行動に対する回答として、「卒業式等の式典において国歌斉唱時の起立斉唱等を教員に求めた校長の職務命令が合憲であることは、最高裁判決で繰り返し認められているところであり、職務命令違反があった場合は、個々の事案の状況に応じて厳正に対処します」という回答を郵送してきたことが報告された。

処分を受けた教育労働者が闘う決意を表明

 「君が代」処分関連の裁判を闘う弁護団を代表して加藤弁護士が発言に起ち、家庭でイジメを受けている生徒のために励ましのメールを送った教育労働者が「不適切メールを送った」として懲戒免職処分された事件の裁判で3月24日に全面勝訴の高裁判決をかちとったことを報告し、「13年間の粘り強い闘いが、東京の異常な教育行政を止めるために世論を広げ、少しづつ状況を変えてきている」と発言した後、「該当者の発言」として、はじめに、不起立2回目のYさんが発言に起つ。Yさんは、「不起立をやったら、担任外しに会うんじゃないかという不安はあった。思い悩んだが『君が代』斉唱時に立っていられず座った。侵略戦争のシンボル『日の丸・君が代』に屈するわけにはいかないと考え、不起立を行なった。事情聴取の時に支援の皆さんが来てくれたことは大きな励ましになった。来週は、『再発防止研修』があるが頑張る」と闘う決意を明らかにした。

 次に、不起立3回目のKさんが発言に起つ。Kさんは、「今年の卒業式で一番考えたのは、『生徒にどう伝えていくのか』ということだった。生徒は、『先生が座るなら、クラス全員で座ろう』と言ってくれた。嬉しかった。卒業式当日は、都教委から2人来ていた。通常は1人だが、1人は、不起立の監視役として来ていた。事情聴取の後、都教委は、校長に私のことを『あの人は、命を奪われても決して踏み絵を踏まない人ですね』と言っていたそうです。都教委の職員も、『君が代』斉唱の時に起立させることを狷Г潦┃瓩世隼廚辰討い襪箸いΔ海箸任后私の業績評価は、やはり爍鱈瓩任靴拭1年間3年生を担任して大変だったのに、一度の不起立でそれが爍鱈瓩砲気譴襪海箸狼せない。戦争への危険な流れに屈するわけにはいかない」と処分への怒りと闘う決意を明らかにした。

 3人目の発言には、石神井特別支援学校での卒業式で不起立を闘った田中氏が、起った。田中氏は、「3月24日の卒業式で、起立せず現認された。自分の席は、生徒から見えずらく、都教委が現認しやすい場所にされた。都教委が生徒の卒業式よりも私の不起立を現認することを優先していることが、ハッキリ分かった。25日に事情聴取を受けたが、まだ処分の発令がない。『10・23通達』以降、学校の経営がトップダウンになっている。終業式で忙しい25日に私を都庁まで呼び出すということにも、学校の現場よりも「君が代」で起立させることを優先させていることがよく分かった。昨年まで戒告3回、減給1月6回の処分を受けたが、より重い処分にならないようご支援をお願いします」と支援を呼びかけた。

 質疑応答の後、行動提起がおこなわた。行動提起の1つは、処分を発令した都教委に対して抗議のファックスを集中すること、2つ目は、4月5日に行なわれる2人への「再発防止研修」に対する抗議と被処分者に激励行動を行なうことだ。参加者全員が拍手で行動提起を確認し、総決起集会を終えていった。