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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

 7・27ソマリア沖派兵 P−3C哨戒機出撃阻止闘争に決起
(1193号4面)

JR御茶ノ水駅頭で情宣闘争に決起

 7月8日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊・第5航空群(沖縄・那覇市)を基幹とするP−3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。ソマリア沖のP−3C派兵部隊を、「第24次派遣海賊対処行動航空隊」として編成し、派兵するというものだ。P−3C哨戒機の出撃は、今回で24回目であり、この「第24次派遣海賊対処行動支援隊」は、7月27日に、P−3C哨戒機2機が那覇航空基地から出撃し、次いで8月6日に、要員が民間航空機をチャーターして那覇空港から出撃する。また、陸上自衛隊・中央即応連隊(栃木県宇都宮)を基幹とする「第6次派遣海賊対処行動支援隊」を編成し、7月23日に、羽田空港から民間の定期便を使って出撃し、8月8日にも、羽田空港から民間のチャーター便で出撃する。

 P−3C哨戒機2機が那覇航空基地から出撃する7月27日、反戦・全学連の部隊は、「自衛隊のソマリア沖派兵粉砕」「P−3C哨戒機の出撃阻止」を掲げて情宣闘争に決起した。午前10時、JR御茶ノ水駅頭に登場した部隊は、素早く横断幕を広げて整列し、シュプレヒコールをあげる。「自衛隊のソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「P−3C哨戒機の出撃を阻止するぞ」「海外派兵の常態化を許さないぞ」「国際反革命戦争の拡大・激化を粉砕するぞ」「中東反革命戦争を粉砕するぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。部隊は、駅頭でのビラまきに移り、ハンドマイクからは、アジテーションが響く。駅頭を通過する労働者人民は、横断幕に注目しビラを受け取っていく。闘いへの共感を示し、話し込んでいく人もいる。約1時間の情宣を終え、部隊は、再度シュプレヒコールをあげて闘争を締めくくった。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕せよ

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自の護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P−3C哨戒機と陸自・中央即応連隊、C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。安倍政府によるP−3C哨戒機の第24次ソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自の護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、計25回派兵され、最近では7月10日に、海自・呉基地から護衛艦・「いなづま」と海自・佐世保基地から護衛艦・「すずつき」が出撃している。そして、P−3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月に、ジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押◆嶇働者人民虐殺の軍隊」として強化されようとしているのだ。そして、ジブチは、海外派兵の拠点として強化されている。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。2013年12月10日以降、護衛艦1隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに、安倍政府は、2015年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員として、海自の将補クラス約10人を派遣した。自衛隊を「労働者人民虐殺の軍隊」として本格的に強化しようとしているのだ。

日帝の中東反革命戦争への本格参戦を阻止せよ

 「海賊対処活動」の延長をくり返す安倍政府は、6月17日の閣議で、今年7月24日から来年7月23日までの1年間の「海賊対処活動」延長を決定した。ところが、安倍政府は、「2015年のアデン湾での海賊行為がゼロになった」と喧伝し、自衛隊派兵の「戦果」と正当性を強調している。「海賊行為がゼロ」であれば、「海賊対処活動」そのものの必要性・根拠がなくなるにもかかわらず、安倍政府は、ソマリア沖派兵を継続している。その意味は、「取り組みを弱めれば、海賊の活動が再び活発になる」(当時の防衛相・中谷)というだけではなく、ジブチにある自衛隊基地を何としても維持したいからなのだ。国際反革命戦争の拡大、中東反革命戦争への参戦をなそうとする日帝にとって、ジブチの自衛隊基地は、その足掛かりであり、後退や縮小があってはならず、維持しなければならない拠点であるのだ。

 ソマリアでは、米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされたままで、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓麓 垢暴亳修靴討い襪里澄「海賊」は、各国軍隊がひしめき、拿捕や戦闘の危険のあるアデン湾での活動を回避し、活動範囲を拡散しているにすぎず、決して消滅したのではない。

 中東―アラブ諸国では、武装勢力が活発に動いている。米帝―帝国主義が「『イスラム国』壊滅」を掲げてイラク、シリアへの空爆を強行する中、ソマリアでも、米帝―帝国主義の「掃討作戦」が強化されている。こんな状況のソマリアでは、いつ自衛隊員が現地で戦闘し、労働者人民を虐殺してもおかしくない状況だ。中東反革命戦争遂行、国際反革命戦争の拡大・激化へと道を拓く、自衛隊ソマリア沖派兵を阻止しよう。