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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

9・11「ビッグレスキューかながわ」粉砕闘争に決起
(1198号4面)

武山駐屯地北門前、横須賀中央駅頭で闘う

 「防災訓練」は、国、自治体、自衛隊、海上保安庁、警察、消防、企業内(職場)防災組織、町内会などの地域防災組織の総力をあげた訓練として全国各地で強行されている。

 9月11日、神奈川県では、横須賀市と合同で、陸上自衛隊武山駐屯地を中央会場として「ビッグレスキューかながわ(神奈川県・横須賀市合同総合防災訓練)」が行なわれた。自衛隊、在日米軍など、111機関の約1500人が動員され、航空機は、例年より多い15機が運用された。

 訓練の目的は、「自衛隊衛生部隊と県医療関係機関との連携をはじめ、県、市、各防災関係機関等の相互の連携を強化」「住民の防災意識の高揚を図る」があげられ、神奈川県が自衛隊を前面に推したてた訓練を行ない、その下に住民を取り込んでいくという意図を持っていることがはっきりと示されている。

 今回の特色としては、海上自衛隊の護衛艦・「いずも」を出動させる訓練、陸上自衛隊航空機の活動、米赤十字社の初参加、などを挙げている。在日米軍の参加は当然のごとく行なわれ、自衛隊と米軍の協力はますます強く深く進行している。そして、自衛隊の基地内に会場を設けての「防災訓練」が、「住民の意識の高揚」を図って実施されるのだ。到底見過ごすことはできない。

 9月11日午前八時半、反戦・全学連の部隊は、会場入り口である武山駐屯地北門前に登場する。降りしきる雨の中、横断幕を掲げシュプレヒコールを叩きつける。「自衛隊・米軍共同の『防災訓練』粉砕!」「戦争遂行のための『防災訓練』粉砕!」「内乱鎮圧訓練粉砕!」「陸自武山基地解体!」「自衛官は、内乱鎮圧訓練を拒否せよ!」。高校生の集団が足を止めシュプレヒコールに聞き入り、周辺の住民も雨の中、ビラを受け取り注目する。この闘いに恐怖する神奈川県警公安は、早朝より警戒態勢をとり、反戦・全学連部隊の登場とともに「歩行者の妨害になる。やめろ!やめろ!」と闘争破壊を試みるが、これを跳ね返して断固闘いぬいた。

 その後、反戦・全学連の部隊は、京浜急行・横須賀中央駅頭に登場してアジテーションとビラ撒きを行なった。「防災訓練」の意図を暴き、「戦争遂行のための『訓練』強化を許すな」「労働者人民の戦争動員を許すな」「労働者人民の闘いを圧殺するための内乱鎮圧訓練を許すな」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒しよう」と呼びかけた。

朝鮮反革命戦争遂行を見据えた「防災訓練」を粉砕せよ

 「防災訓練」への自衛隊の参加に加えて、在日米軍の参加が増加している。会場に自衛隊基地、米軍基地を使用することも増えている。神奈川県では、2012年の「ビッグレスキューかながわ(神奈川県・横須賀市合同総合防災訓練)」でも、陸自武山駐屯地を使用しており、2014年に相模原市は、「9都県市合同防災訓練」の中央会場として、在日米陸軍相模総合補給廠を使用している。

 防衛省・自衛隊は、独自に「自衛隊統合防災演習」を実施している。この目的は、狄椋匯には自衛隊が一切を仕切り、治安維持にあたる瓩箸垢襪發里任△襦「自衛隊統合防災演習」の一環として陸自は、「中部方面隊実働演習及び日米豪共同訓練(南海レスキュー28)を中部方面区(愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県、兵庫県)で、7月5日から9日にかけて行なった。「南海トラフ地震を対象」というものだが、これにも当然のごとく自治体及び関係機関が多数参加し、米軍、豪軍も参加している。今回、「ビッグレスキューかながわ」に参加した海自護衛艦・「いずも」は、海自最大の護衛艦であり「ヘリ空母」と分類されている。改修すれば、米海兵隊が保有する垂直離着陸型の最新鋭ステルス戦闘機・F―35Bも艦載できるようになるという巨大な戦艦である。こうした「空母」を「防災訓練」に参加させること自体、その目的が「衛生隊の医療救護活動訓練」と言おうが、「防災訓練」と戦争遂行訓練が一つのものである証である。 

 「防災訓練」は、明確に朝鮮反革命戦争遂行と一体の攻撃である。自衛隊と米軍が「軍事訓練」を行ない、自衛隊基地、米軍基地内で労働者人民に戦争動員の訓練をさせ、戦時国家体制を形成していくものに他ならない。

 安倍極右政府は、3月に「安保法制関連法」を施行し、9月中旬から、南スーダン「国連平和維持活動」(PKO)での「駆け付け警護」や「宿営地の共同防衛」などの実動訓練に入ろうとしている。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の直近で合同軍事演習を繰り返す米・韓とともに、日帝は、「集団的自衛権」の行使によって朝鮮反革命戦争突入を狙っている。こうした中で「戦争遂行訓練」、戦争動員態勢形成として強化される「防災訓練」を許してはならない。革命的反戦闘争の爆発で朝鮮反革命戦争を粉砕しよう。