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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

9・17在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習粉砕!
東富士現地闘争を闘いぬく
(1198号6面)

反戦・全学連、東富士現地で決起

 9月17日、反戦・全学連の部隊は、東富士現地に登場し、在沖米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習を粉砕する闘いに決起した。

 反戦・全学連の部隊がデモ出発地点に到着すると、静岡県警・機動隊が検問を行ない、弾圧を画策してくる。デモ隊が進撃する先には、陸自東富士演習場、陸自滝ヶ原駐屯地、米海兵隊のキャンプ富士が存在している。日・米帝にとっては軍事的要衝だ。そこに実力闘争で演習を阻止すべく決起した部隊に恐怖した弾圧策動だ。だが、そんな試みはまったくムダだ。闘う部隊は、デモ出発地点に降り立ち、直ちに隊列を整え、進撃する態勢を整える。

 午後1時、反戦・全学連の部隊は、旗竿を持ち、デモにうって出る。

 デモに先立ち、全学連の同志が東富士現地闘争の基調を提起する。「日帝・防衛省は、東富士演習場における『実弾砲撃移転訓練』を9月12日から22日までのうちの9日間実施しようとしている」「闘う沖縄労働者人民と結合し、高江ヘリパッド建設―名護新基地建設を阻止しよう。〈基地・沖縄〉の強化を粉砕しよう」「安倍政府は、南スーダン派兵の陸自部隊に『駆け付け警護』『宿営地共同防護』を実施させて自衛隊の実戦軍化に拍車をかけ、9月臨時国会で本格的な改憲攻撃に踏み込み、戦時国家体制形成を加速させようとしている。朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を粉砕し、戦争遂行の安倍政府打倒に進撃しよう」「在沖米海兵隊による実弾砲撃―『本土』移転演習を実力で粉砕する闘いとして、本日のデモを最後まで闘いぬこう」「本日の東富士現地闘争を闘いぬき、米軍・自衛隊を解体しよう」。

戦闘的デモを闘う

 静岡県警は、デモ出発前の基調提起に対して執拗に妨害を繰り返すが、闘う部隊は提起された闘いの基調を全体で確認した。デモ出発にあたり、シュプレヒコールをあげる。「米海兵隊の実弾砲撃―『本土』移転演習を粉砕するぞ」「中東反革命戦争粉砕」「朝鮮反革命戦争粉砕」「『安保法制関連法』粉砕」「安倍政府を打倒するぞ」。デモに出発し、進撃する最中にも自衛隊車両が頻繁に行き来する。昨年の「安保法制関連法」成立によって、東富士の日・米帝の軍事的要衝としての位置がますます高まっていることがハッキリと分かる。その軍事的要衝を切り裂く闘いとして反戦・全学連の部隊は、デモに決起したのだ。

 デモ隊が、陸自滝ヶ原駐屯地の真横の道にさしかかると、フェンスの中から警務隊らが、双眼鏡で監視したり、ビデオカメラを構えて撮影を始める。駐屯地に接近する闘う部隊に恐怖している様がありありと見える。滝ヶ原駐屯地の角を右折すると、東富士演習場入口に向かう緩い一本の坂道だ。電光掲示板には「射撃中」と表示されている。デモの最中にも、155ミリ榴弾砲の放つ大音響の重低音が繰り返し響く。闘う部隊は、東富士演習場に向け、辺り一帯に響くシュプレヒコールを叩きつける。「実弾砲撃―『本土』移転演習を粉砕するぞ」「東富士演習場を解体するぞ」「キャンプ富士を解体するぞ」。静岡県警・機動隊は、東富士演習場入口に布陣してシュプレヒコールを叩きつける部隊を一刻も早く遠ざけようとして規制を強め、弾圧を画策してくるが、闘う部隊は、これを跳ね返し、演習阻止の実力闘争を最後までやりぬいていった。

実弾砲撃移転演習を粉砕せよ

 8月2日、日帝・防衛省は、東富士演習場における「実弾砲撃移転訓練」について、9月12日から9月22日までのうちの9日間、実施すると発表した。「訓練実施部隊」は、在沖海兵隊・第12海兵連隊第3大隊で、9月上旬にキャンプ富士に到着し、東富士演習場に入り、野営をしながらの「訓練」を行なう。「実弾砲撃移転訓練」の後、10月上旬に、「訓練部隊」がキャンプ富士から撤収して沖縄へ向かう。今回の「訓練部隊」の人員と砲数等は、約430人、約100両の車両を動員、発射する砲門は12門とされており、「訓練」では155ミリ榴弾砲や小火器が使われると発表されている。

 米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習は、1997年から開始されたものであるが、東富士演習場で実施されるのは、昨年9月につづいて1年ぶり14回目となる。

 もともと、この移転演習は、在沖米軍基地のキャンプ・ハンセンで行なわれていた「県」道104号線越え実弾砲撃演習を、移転演習として全国5ヵ所で行なうようになってきたものだ。実弾演習では、沖縄では実施されていなかった「夜間訓練」や「NBC(核・生物・化学兵器)訓練」が追加されるなど、訓練の内容は質・量とも強化・拡大されている。そのため、これまでも演習では「火災事故」が発生するなど、近隣住民に対して生活不安と恐怖を与えてきた。8月3日に、御殿場市で行なわれた防衛省南関東防衛局と地元側(御殿場市、裾野市、小山町)との「東富士演習場使用協定運用委員会」で、地元側は、沖縄で起きた元海兵隊員による「女性殺害事件」に言及し、夜間訓練の終了時間を前倒しするよう要求している。また、「沖縄の負担軽減」と称して実弾砲撃―「本土」移転演習は行なわれているが、沖縄の現状を見ても、キャンプ・ハンセンでは実弾砲撃演習以外の演習が頻繁に行なわれ、その結果、山火事が頻発するなど沖縄労働者人民の生活が脅かされている。さらに、オスプレイを運用するための高江ヘリパッド建設を強行するために、全国から機動隊を500人も動員して闘いを弾圧し、作業員を警察車両で輸送し、重機を搬入するために「中央即応集団」の大型ヘリを千葉県木更津から投入している。名護では、「知事の許可は必要ない」と言い放ってキャンプ・シュワブ内での生コンプラント建設などの新基地建設のゴリ押しを宣言している。こんなことをやっておきながら「負担軽減」なぞというのはペテンでしかない。粉砕あるのみだ。

戦争遂行の安倍極右政府打倒へ

 在沖米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習は、朝鮮反革命戦争突入を見据えつつ、当面は、「『イスラム国』壊滅」を掲げた新たな中東反革命戦争に投入する部隊の演習として強行されている。それは、中東労働者人民、朝鮮労働者人民を虐殺するための演習だ。こんなものを許してはならない。防衛省は、全国15自治体に「沖縄に関する日米特別行動委員会」(SACO)交付金をバラ撒き、「訓練受け入れ」を強要している。交付金と引き換えに、人体へのダメージが大きい白リン弾使用や夜間訓練を受け入れさせているのだ。また、火災事故を引き起こす元凶である実弾砲撃―「本土」移転演習は、周辺住民、労働者人民の生活を破壊し、生命を脅かすことを前提に強行されている。地元ではどこでも、そんな実弾砲撃―「本土」移転演習に対する怒りがまきおこっている。米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習を粉砕しよう。

 安倍政府の「戦争屋」としての本性が7月参院選での「圧勝」をもって露わになっている。参院選投・開票の翌日の7月11日から沖縄・高江ヘリパッド建設を全国から動員した機動隊を使った猯呂鼎瓩燃始し、7月25日には南スーダンに派兵する陸自部隊への「駆けつけ警護」「宿営地共同防護」の訓練開始を決定している。戦時国家体制形成に不可欠な治安弾圧立法として「共謀罪」新設も狙っている。参院選まで封印していた「戦争屋」の本性を一気に展開し始めたのだ。安倍の本格的戦争への突撃―戦時国家体制形成攻撃を打ち砕くのは、労働者人民の実力・武装をもっての革命的反戦闘争への決起であり、帝国主義軍隊の労働者人民虐殺訓練一つ一つに対決し、現地実力阻止闘争をやりぬくことだ。東富士演習場をはじめとする、米軍・自衛隊基地を解体する反軍・反基地闘争の爆発をかちとろう。戦争遂行の安倍極右政府打倒・日帝国家権力解体へ進撃しよう。



9・1「本土」移転演習への在沖米海兵隊の出撃阻止の街頭情宣を闘う 〈沖縄〉

 9月1日、東富士演習場(静岡県)での在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習強行を目前にして、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会(沖縄青年実)は、沖縄・首里日雇労働組合(沖日労)の労働者たちとともに、沖縄からの海兵隊の出撃阻止の闘いに決起した。

 この演習は、沖縄労働者人民の反戦・反基地闘争に追いつめられた日・米の両帝国主義政府が、「沖縄の基地負担の軽減」と称して、「米海兵隊による沖縄・県道104号線越えの155ミリ榴弾砲の実弾砲撃演習を、本土に分散させる」と称して進めてきたものだ。1996年に両政府が交した「沖縄に関する日米特別行動委員会」(SACO)での合意にもとづき、1997年以降、矢臼別(北海道)、王城寺原(宮城県)、東富士(静岡県)、北富士(山梨県)、日出生台(大分県)の計5ヵ所の自衛隊演習場を使って、年4回のペースで強行されてきた。2016年度には、すでに王城寺原演習場(5月〜6月)で行なわれており、今回の演習は、今年度2回目のものとなる。

 しかし、政府が唱える「沖縄の負担軽減」は、まったくのペテンだ。それは、「基地の返還」、「訓練の移転」をアリバイ的に進めることで、沖縄における反戦・反基地の闘いをあざむき、在沖米軍基地の安定的・永続的使用に持ち込もうという攻撃だ。それどころか、逆に、在沖米軍基地の再編・強化・最新鋭化を図ろうという、許しがたい攻撃だ。沖縄労働者人民が求めているのは、こんなギマン的な「負担軽減」ではない。戦争のためにある沖縄のすべての基地の撤去、すべての軍隊の撤退だ。

 9月1日午後5時、那覇市のパレットくもじ前に、沖縄青年実と沖日労の旗が翻る。部隊は、直ちにビラまきとアジテーションを開始する。「今回の演習は、中東や朝鮮半島で、新たな大規模戦争をやるための予行演習だ。沖縄であろうが、どこであろうが、こんな殺戮と破壊の演習を許すわけにはいかない。東富士演習場での実弾砲撃演習を阻止しよう。沖縄からの海兵隊の出撃を阻止しよう」、「『訓練移転』だの『負担軽減』だのは、沖縄労働者人民の基地と戦争への怒りをかわし、その実、日米安保を維持・強化・実戦化するための攻撃だ。騙されるわけにはいかない」、「東村・高江では、ヘリパッドの建設工事が暴力的に強行され、これに対する労働者人民の闘いが燃え上がっている。高江現地に行こう。名護新基地建設阻止の闘いに起ち上がろう」、「朝鮮反革命戦争とファシズムに突き進む安倍極右政府を打倒しよう。安保粉砕、日米軍事基地解体、帝国主義軍隊解体へ進撃しよう」という熱烈な訴えに、道行く労働者・市民が足をとめて聞き入る。情宣に、年配者ばかりでなく、若い世代も強い関心と共感を示した。部隊は、約1時間にわたる情宣戦を断固としてやりぬいた。

 われわれは、青年労働者、学生の怒りと変革への情熱を強力に組織し、新基地建設阻止、全基地撤去、安保粉砕、政府打倒へと進撃していく決意だ。