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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

10・23自衛隊中央観閲式粉砕闘争を闘う〈東京〉
(1203号2面)

全国学生社会思想研究会連合が基調提起

 10・21反帝―国際連帯全国統一行動の東京集会は、10月23日、朝霞駐屯地(東京都練馬区、埼玉県朝霞市・和光市・新座市)で強行される自衛隊中央観閲式粉砕闘争として闘われた。内戦勢力のデモ隊は、朝霞一帯に敷かれた戒厳態勢を切り裂く戦闘的デモを闘い、朝霞駐屯地への進撃をかちとったのである。

 午前10時に10・21闘争実行委員会の部隊が、東武東上線朝霞駅南口広場に登場、隊列を整えてデモに先立つ集会を開始する。東京・山谷日雇労働組合の仲間が司会に起ち、集会開始を宣言する。まず、全体でシュプレヒコールをあげる。「自衛隊中央観閲式を粉砕するぞ」「『駆け付け警護』を許さないぞ!」「朝霞駐屯地に進撃するぞ」「朝鮮反革命戦争を粉砕するぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。シュプレヒコールが朝霞駅一帯に響きわたる。

 そして、全国で闘う諸人士が10・21闘争に寄せた熱烈な連帯メッセージ(別掲)を司会の仲間が代読する。日本キリスト教改革派亘理教会牧師 林茂雄氏、部落解放運動活動家、闘う部落民 野田和美氏、在日朝鮮人活動家、元原発労働者・原発労働裁判原告 梅田隆亮氏、沖縄反戦労働者の連帯アピールが読み上げられると、集会参加者全員が拍手で応える。

 全国学生社会思想研究会連合の仲間が、反帝―国際連帯全国統一行動の基調を提起する。

 「陸・海・空3自衛隊の持ち回りで毎年開催されている自衛隊中央観閲式が、今年は、陸上自衛隊朝霞駐屯地で強行されようとしている。今回の観閲式には、首相・安倍と防衛相・稲田が列席し、『駆け付け警護』『宿営地の共同防衛』の任務を付与しての自衛隊南スーダン派兵に向けて、檄を飛ばそうとしているのだ。しかも、今日の観閲式では、在沖米軍が、『祝賀飛行』と称して、オスプレイを飛ばそうとしている」「そもそも中央観閲式は、自衛隊員の戦意高揚を図るとともに、世界各国に対して日帝独自の軍事力を誇示し、さらに労働者人民に対する宣撫工作として自衛隊への『親近感』を醸成するために、実施するものだ。言い換えれば、安倍極右政府の戦時国家体制形成、朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を体現する場として、今回の自衛隊中央観閲式を強行しようとしているということだ」「こんな観閲式なぞ、粉砕あるのみだ。10・23反帝―国際連帯全国統一行動を自衛隊中央観閲式粉砕闘争として断固闘いぬこう。策動される権力の反革命弾圧を粉砕しよう。観閲式の周辺を徘徊して自衛隊激励を煽動する右翼ファシストの敵対を粉砕し、撃滅しよう」「ベトナム反戦闘争の只中の1966年10月21日に、全国政治ストライキが爆発して以降、『国際反戦デー』として、『10・21闘争』が継承されてきた。われわれの先輩たちは、この闘いを、帝国主義ブルジョア政府打倒を鮮明に掲げた反帝―国際連帯闘争として発展させ、全世界労働者人民決起に呼応する日帝足下権力闘争の飛躍をかちとるべく、奮闘してきた。この地平を拡大し、内戦勢力の総決起をもって、10・21闘争の大爆発を実現しよう」。

 自衛隊中央観閲式粉砕闘争として闘う今年の東京集会基調が提起され、仲間たちの拍手とかけ声によって確認された。

自衛隊中央観閲式粉砕の戦闘的デモ

 その後、再度全体でシュプレヒコールをあげてから、朝霞駐屯地に進撃するデモに撃って出る。10・21闘争実行委のデモ隊列は、沿道の労働者人民の熱い注目を集める。中には、手をふってデモ隊への声援を送る者もいる。デモ隊列が川越街道にさしかかる。朝霞駐屯地をとりまく機動隊が厳戒態勢を敷き、沿道や歩道橋は私服刑事であふれている。デモへの規制を強める機動隊どもと対峙しながら、10・21闘争実行委のデモ隊列は、意気をさらに高め、朝霞駐屯地ゲート前まで進撃した。

 朝霞駐屯地ゲート前で10・21闘争実行委のデモ隊列は、ゲートに居並ぶ自衛官どもに向かって怒りのシュプレヒコールを叩きつける。「朝霞観閲式を粉砕するぞ」「朝霞駐屯地を解体するぞ」。埼玉県警機動隊は、デモ隊への弾圧を画策してきたが、難なく粉砕した。その後、10・21闘争実行委員会の部隊は、埼玉県警の一切の弾圧を許すことなく、右翼ファシストの敵対を許すことなく、進撃を続ける。デモの間に、航空自衛隊戦闘機の編隊飛行が行なわれ、朝霞駐屯地周辺に騒音を撒き散らしていた。デモ隊は、自衛隊中央観閲式への怒りを新たにした。

 東武東上線和光市駅前までのデモを最後までやりきると、10・21闘争実行委からの集約提起がなされ、東京における10・21闘争の勝利を確認し、今秋期階級攻防にさらに実力進撃することを全体の拍手で確認した後、シュプレヒコールで、自衛隊中央観閲式粉砕闘争はしめくくられた。

 10月23日午前10時半から12時15分頃まで、自衛隊中央観閲式は、陸上自衛隊朝霞駐屯地において行なわれているのであるが、自衛隊員約4000人、戦車など車両約280両、航空機約50機が朝霞一帯に集結して、戒厳体制下で強行されている。

 陸上自衛隊は、3年に一度、朝霞駐屯地で観閲式を行なっている。そもそも観閲式とは、「自衛隊の創設を記念し、隊員の使命の自覚と士気の高揚を図る」「国民に、自衛隊に対する理解と信頼を深める」ことを目的に行なわれる自衛隊の行事であり、要は「国威発揚」「戦意高揚」を狙った軍事パレードそのものである。1950年より、自衛隊の前身である警察予備隊発足以来、毎年行なわれてきたが、1996年以降、陸・海・空自衛隊が毎年持ち回りで行なうようになり、今年は、陸上自衛隊が担当となっていたものである。

全世界労働者人民の決起と連帯し、革命的反戦闘争の爆発を

 当日の観閲式では、居並ぶ自衛隊員たちに対し、首相・安倍が「訓示」を垂れた。安倍は、まず「士気旺盛なる諸君の姿を前に、最高指揮官として、大いに心強く、改めて、身の引き締まる思い」と、自分が「自衛隊最高指揮官」であることを強調する。そして、「国民から揺るぎない信頼を勝ち得た」なぞと自衛隊を絶賛した後、「世界もまた、自衛隊を頼りにし、高い期待を寄せています。カンボジア「国連平和維持活動」(PKO)に始まる、自衛隊の国際貢献の歴史は、はや20年を超えました」「今後も、諸君には、『積極的平和主義』の旗を高く掲げ、国際的な舞台で活躍してもらいたい」と、自衛隊海外派兵を強化する姿勢を鮮明にした。そして、今年3月施行の「安保法制関連法」の下、「日米同盟の絆は、さらに強固なものとなりました」とした上で、「この法制によって、諸君たちには、新しい任務が与えられることとなります」と、「駆け付け警護」と「宿営地の共同警護」の任務を付与する姿勢を明らかにした。最後に、「私と日本国民は、常に、諸君を始め全国25万人の自衛隊と共にある。その誇りと自信を胸に、それぞれの持ち場において、自衛隊の果たすべき役割を全うしてください」とし、戦時国家体制の尖兵たれと訴えたのである。こうして、首相・安倍は、日米安保の再編・強化を加速させて、朝鮮反革命戦争に突進する姿勢をあからさまにした。

 この後、安倍や防衛相・稲田ら安倍極右政府の面々の眼前で、陸上自衛隊普通科連隊(歩兵)部隊による行進、航空自衛隊のヘリや戦闘機などによる編隊飛行、戦車などの車両部隊の行進と軍事パレードが展開された。さらに、在沖米軍が普天間基地に配備するオスプレイが、「祝賀飛行」と称して、朝霞上空を飛行したり、米軍の軍用ヘリ・「ブラックホーク」や装甲車・「ストライカー」も参加した。今回、従来通り一般市民には非公開とされたが、自衛隊のホームページ上に観閲式の実況中継の動画が公開されている。

 今回の観閲式は、自民党主導の安倍極右政府となってから2度目の観閲式であった。安倍が「最高指揮官」として自衛隊を謁見する姿勢をアピールすることで、改めて安倍極右政府として自衛隊を支え強化していく姿勢をあからさまにした。そして、自衛隊の戦力を内外に見せつけることで、中国や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を牽制し、朝鮮反革命戦争突撃を内外にアピールしようとしたのだ。何より、安倍の発言を通して、戦時体制を一挙に構築しようとする姿勢がより鮮明となった。安倍は、戦時体制の中軸となる自衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓠瓠峭駛彪魁廚箸靴討気蕕忘栃圈Χ化していくことを、居並ぶ約4000人の自衛隊員たちに突きつけたのである。

 自衛隊中央観閲式強行を弾劾し、朝霞駐屯地をはじめとした自衛隊・米軍基地を解体する反基地闘争の爆発をかちとろう。沖縄・名護新基地建設、高江ヘリパッド建設などの〈基地・沖縄〉の強化を粉砕し、日米安保の再編・強化を粉砕しよう。

 自衛隊中央観閲式当日、今回もファシストどもが朝霞駐屯地周辺で街宣車両を回し、大音響でがなりたてながら自衛隊激励行動をおこなっていた。今日、朝鮮反革命戦争突撃下、ファシスト勢力が跳梁し反北朝鮮―反共・排外主義攻撃に手を染めている。戦争熱を煽るだけ煽りたてる一方で、反戦勢力への敵対―襲撃を狙う反共ファシストを撃滅しよう。反革命国会を粉砕し、朝鮮反革命戦争とファシズムに突進する安倍極右政府打倒へ進撃しよう。