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10・26 自衛隊ソマリア沖派兵粉砕! 第25次P―3C哨戒機出撃阻止闘争に決起 (1204号5面)

御茶ノ水駅頭で情宣に決起

 3月29日の「安保法制関連法」施行後、3度目のP―3C哨戒機のソマリア沖派兵が強行された。安倍極右政府による中東反革命戦争への本格参戦、国際反革命戦争の拡大・激化のステップとして位置づけられている自衛隊ソマリア沖派兵を何としても粉砕しなければならない。

 10月12日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第2航空群(青森県八戸市)を基幹とするP―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を、「第25次派遣海賊対処行動航空隊」として編成し、新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は、今回で25回目となる。「第25次派遣海賊対処行動航空隊」は、まず、10月26日に、P―3C哨戒機2機が、八戸航空基地から出撃し、次いで、11月6日に、要員が民間航空機を使って成田空港から出撃する。出撃した部隊は、ソマリアの隣国の、紅海沿岸・ジブチにある自衛隊基地に駐屯し、部隊展開をすることになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊中央即応連隊、航空自衛隊のC130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空3自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。安倍極右政府によるP―3C哨戒機の第25次ソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。

 10月26日午前10時、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場し、すぐさまゼッケン、ヘルメットを着け、横断幕を掲げ整列する。「自衛隊のソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「P―3C哨戒機の出撃を阻止するぞ」「中東反革命戦争粉砕」「国際反革命戦争の拡大・激化を粉砕するぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。シュプレヒコールが駅頭にひびきわたる。南スーダンへ派兵する自衛隊の「駆けつけ警護」などの報道で、自衛隊の動向に対する労働者人民の関心は高い。用意したビラは、次々と捌け、激励の言葉をかけていく人もいる。反戦・全学連の部隊は、約1時間にわたる情宣を終え、シュプレヒコールでこの日の闘争を締めくくった。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、計25回派兵されている。最近では、今年7月10日に呉基地から護衛艦・「いなづま」、同日佐世保基地から護衛艦・「すずつき」が出撃している。そして、P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押↓猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化されようとしているのだ。そして、ジブチの自衛隊基地を海外派兵の拠点として強化する姿勢をあけすけにしている。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させてきた。安倍政府は、2013年12月10日以降、護衛艦1隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めさせた。さらに、安倍政府は、2015年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員として、海自の将補クラス約10人を派遣し、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしてきたのだ。

 ソマリア沖には、自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれている。

 安倍は、昨年10月に行なわれた自衛隊観艦式の「訓示」で「海賊による襲撃事案はゼロになりました」なぞと「戦果」を強調した。安倍の悪質なペテンにだまされてはならない。ソマリア沖の「海賊」の活動範囲はより拡散しており、アデン湾での活動を抑えているに過ぎない。「海賊」の活動範囲は、インド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていない。こんな中、自衛隊は、「護衛艦による直接護衛の所要は減少」したとし、「水上部隊による海賊対処は護衛艦1隻により十分に可能である……P―3C哨戒機2機の態勢は維持しつつ、(11月20日に出撃する)第26次水上部隊から派遣する護衛艦を1隻とする」とした。南スーダン内戦の激化にともなって、ソマリア沖の「海賊問題」に対する「対処」が苦しくなったということであろう。ソマリアでは、米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされており、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓聾紊鮴笋燭覆ぁ 

戦争遂行の安倍極右政府打倒へ

 ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば、米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、やりぬいていかなければならない。

 安倍政府は、一挙に戦時国家体制形成にひた走り、朝鮮反革命戦争に踏み込もうとしている。安倍政府は、昨年9月に「安保法制関連法」を強行成立させて以降、より露骨に中東反革命戦争拡大、朝鮮反革命戦争突撃を加速している。安倍政府は、自衛隊と在沖―在日米軍の強化を矢継ぎ早にうちだした。〈基地・沖縄〉の強化に乗り出し、沖縄・名護新基地建設を加速している。そして、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への敵視政策を強め、独自「制裁」を強化したばかりか、米軍や韓国軍との連携強化に動いているのだ。

 安倍政府は、7月参院選の「圧勝」を受け、「安保法制関連法」運用を本格化させようとしている。その手始めとして、自衛隊海外派兵強化に着手しようとしている。10月23日に、朝霞駐屯地で行なわれた自衛隊中央観閲式において、首相・安倍は、居並ぶ自衛隊員に対し、「駆けつけ警護」や「宿営地の共同防衛」を念頭に「安保法制関連法」に基づく新たな任務について、「この法制で諸君たちには新しい任務が与えられることとなる」と言い放った。安倍政府は、現地情勢や訓練の習熟度を勘案した上で、11月15日には、「新任務」を活動内容に加えた実施計画を閣議決定し、11月20日に、第11次部隊として、陸自第9師団第5普通科連隊(青森市)を、南スーダンに出撃させようとしているのである。そして、安倍政府は、戦時国家体制形成のために、「緊急事態条項」制定を狙った改憲を策動しているのである。

 帝国主義支配に抗する全世界労働者人民の実力決起が爆発している。パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、実力・武装決起が爆発を続けている。中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。

 総翼賛化攻撃を踏みしだき、実力・武装の闘いで、革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。中東反革命戦争への参画強化を粉砕し、朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下からの実力決起を爆発させよう。戦争遂行の安倍極右政府を打倒しよう。