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11・17「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」粉砕!
自衛隊南スーダン第11次派兵阻止! 青森現地闘争を闘いぬく

(1205号3面)

青森駐屯地に進撃するデモを闘う

 11月17日、反戦・全学連の部隊は、南スーダンに出撃しようとする「南スーダン派遣施設隊」第11次派兵部隊が駐屯する、陸自・東北方面隊の青森駐屯地に進撃するデモを闘いぬいた。

 午前10時、青森市内にある、青森駐屯地直近の広場に結集した反戦・全学連の部隊は、青ヘルを装着し、手に旗竿を持って、デモ出発の準備を整える。デモ出発に先立ち、全学連の同志が本闘争の基調を提起する。「東北方面隊の第9師団第5普通科連隊(青森県青森市)を基幹とし、八戸(青森県)、岩手(岩手県)、船岡(宮城県)の各駐屯地の施設部隊などの隊員を加え、総勢約350人から成る部隊が、11月20日の先発隊を皮切りに、南スーダンに出撃しようとしている」「安倍政府は、『駆け付け警護』『宿営地の共同防衛』任務付与を、11月15日に閣議決定した。その閣議決定を受け、防衛相・稲田が、派兵部隊に対し、『駆け付け警護』『宿営地の共同防衛』任務の実施を指示した」「安倍政府は、派兵する自衛隊の動揺を抑えるために、『自衛隊員のリスク低減』を強調しているが、実際の戦闘を想定した態勢を作り、訓練を重ねて派兵している。安倍政府は、随所にウソとペテンをちりばめながら、自衛隊南スーダン派兵をあくまで強行することで、自衛隊の猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗龍化を進めようとしているのだ」「『安保法制関連法』施行下、自衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗閥化した末に、中東労働者人民に銃口を向け、虐殺することを、断じて許してはならない。『駆け付け警護』『宿営地の共同防衛』を粉砕し、自衛隊の南スーダン第11次派兵を断固として阻止しよう。青森駐屯地に進撃する現地実力闘争を闘いとろう。自衛官に出兵拒否を訴え、自衛隊の隊内叛乱の組織化をなし切ろう」。基調は、デモ隊全体からの拍手で確認される。

 いよいよデモ出発だ。旗竿を手にした青ヘル部隊は、青森駐屯地周辺の住民などの注目を一身に集める。腰の入らぬ青森県警の規制なぞ一顧だにせず、青森駐屯地に進撃する。

 デモ隊が青森駐屯地正門ゲートに達すると、居並ぶ自衛隊員たちが待ち構えていた。デモ隊は、青森駐屯地に向けて、怒りのシュプレヒコールを叩きつける。「自衛隊南スーダン派兵を阻止するぞ」「『駆け付け警護』を粉砕するぞ」「『宿営地の共同防衛』を粉砕するぞ」「労働者人民虐殺を許さないぞ」「自衛官は出兵を拒否せよ」。その後、デモ隊は、青森駐屯地の塀にそって進撃を続け、敷地内で戦々恐々とする自衛隊員に向かって、シュプレヒコールを浴びせ続けた。こうして、反戦・全学連のデモ隊は、青森現地闘争を、一切の弾圧を許すことなく最後までやりぬいていった。

青森駐屯地からの出撃を許すな

 11月15日、安倍政府は、南スーダン派兵部隊にたいする「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」任務付与を閣議決定し、即座に防衛相・稲田が「南スーダン派遣施設隊」第11次派兵部隊に対して新任務の実施を指示した。

 そして、11月19日、青森駐屯地で、「南スーダン派遣施設隊」第11次派兵部隊の「壮行行事」が行なわれた。まず、派遣部隊の隊長を務める1等陸佐・田中が、出発準備完了を報告する。これに返礼する形で、防衛相・稲田が、派兵部隊に対して、「自衛隊の国際平和協力の歴史の中で、新たな一歩となる」「万一の場合への備えとして、必要な任務と権限を与えておく。現地の邦人にとっても、部隊にとっても、リスクを低減することにつながると考える」「南スーダンの平和と安定のため、任務の完遂を期待している」と言い放った。そもそも、南スーダン派兵部隊への「訓示」は、第1次隊の隊旗授与式を除き、第2次隊以降は副大臣、政務官が行なっており、防衛相が行なうのは異例である。それだけ、「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」の任務付与が重大であったということだ。

 「壮行行事」終了後、隊長・田中は、「しっかり訓練してきたので、何の不安もない」「衝突が起こっているのは承知しているが、現在、ジュバは比較的平穏だと思う。情報を収集して安全確保に留意して活動したい」と、「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」の任務を帯びた出撃への意気込みを強調してみせた。
 第11次部隊は、8月25日〜10月26日に、関係法令や現地情勢などについて学び、9月14日から「駆け付け警護」と「宿営地の共同防衛」について訓練を受けた、としている。そして、安倍政府は、今回の「駆け付け警護」について、銃による威嚇や警告射撃を新たに認めた。活動地域は、「情勢が流動的」とした上で、ジュバ周辺に限るとし、新任務の対象範囲も同じ地域内とした。政府は、「実際の任務は原則として現地の警察や他国の歩兵部隊に委ねる方針」とし、自衛隊の「警護対象」は、ジュバ市内の大使館関係者ら在留邦人20人を想定する、とした。いかにも安倍政府らしい、ウソとペテンに満ちた派兵である。現地の流動的な情勢の中で、そんなマヤカシが通用することなぞ、およそ考えられない。安倍と稲田が口を揃えて「安全だ」と強調すればするほど、自衛隊南スーダン派兵に対する自衛隊内の動揺が、今後ますます広がっていくであろう。南スーダンに駐屯する自衛隊が、中東労働者人民に銃口を向け、虐殺する事態なぞ、断じて許してはならない。

 南スーダン派兵を通した、自衛隊の猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗虜栃圈Χ化を阻止しよう。動揺を深める自衛隊員の、隊内叛乱の組織化に着手しなければならない。戦争遂行の安倍極右政府を打倒しよう。