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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

11・20 駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」粉砕!
自衛隊南スーダン第11次派兵阻止に決起
(1205号5面)

反戦・全学連、御茶ノ水駅頭で決起

 11月20日、反戦・全学連の部隊は、南スーダンの「国連平和維持活動」(PKO)への自衛隊第11次派兵が、この日に強行されようとすることに対する闘いとして、御茶ノ水駅頭での派兵阻止の情宣に撃って出た。

 午前10時30分、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場する。青ヘルメットを装着し、横断幕を広げ、御茶ノ水一帯に響くシュプレヒコールをあげる。「自衛隊南スーダン派兵を阻止するぞ」「『駆け付け警護』を粉砕するぞ」「『宿営地の共同防衛』を粉砕するぞ」「労働者人民虐殺を許さないぞ」「安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、反戦・全学連の部隊は、ビラまき情宣を開始する。おりしも日曜日の午前中であり、お茶の水界隈は行きかう労働者・学生たちで賑わっていたが、アジテーションは注目を集め、配布されたビラは次々と受けとられていった。警視庁公安刑事は、情宣活動を遠巻きで見ているだけであり、一切手出しはできない。こうして、反戦・全学連の部隊は、約1時間の情宣をやりぬいていった。最後に、再度シュプレヒコールをあげ、一連の行動を終了した。

 「南スーダン派遣施設隊」第11次派兵部隊は、東北方面隊の第9師団第5普通科連隊(青森県青森市)を基幹とし、八戸(青森県)、岩手(岩手県)、船岡(宮城県)の各駐屯地の施設部隊などの隊員を加え、総勢約350人から成る部隊である。11月20日に先発隊約130人が、青森空港から定期就航便で出撃し、さらに11月30日に主力第1波約120人が、12月14日に主力第2波約100人がそれぞれ、青森空港からチャーター便で出撃する。このうち、「駆け付け警護」などを担う可能性が高い警備小隊は、約60人となっている。現在、南スーダンで展開する第10次部隊と、12月12日から交代し、「駆け付け警護」「宿営地の共同防衛」の任務を帯びた部隊展開を行なうことになる。第11次部隊の派兵期間は、来年の3月31日までとされている。

 安倍政府は、派兵先の南スーダン情勢について「首都・ジュバ市内の治安は比較的落ち着いている」なぞとしているが、派兵元の国連は、最近の南スーダン情勢について「カオス(混沌)」とする「報告書」をまとめている。国連の「報告書」は、8月12日〜10月25日の南スーダン情勢に関する内容について、現地情勢が「カオスに陥りつつある」「どん底の淵にある」と分析しているのである。この「報告書」について、首相・安倍は、11月15日、参院での国会答弁において、「国連に問い合わせた」と説明したのだが、その内容を聞くと、「現在の南スーダンがカオスという趣旨ではなく、ジュバは比較的安定しているとの回答だった。情勢認識は、わが国と基本的に異ならない」と強調したのである。こんなペテン的な説明を聞いて、誰が納得するのだろうか。どこまでも傲慢な安倍のウソとペテンによって、自衛隊が増強され、労働者人民の戦争動員が強制されようとすることを、断じて許すことはできない。

中東反革命戦争粉砕し、戦争遂行の安倍政府打倒へ

 7月の大規模戦闘以降も、南スーダン内戦は、いまだ続いており、10月中旬には、ジュバから約600キロ離れた地域での戦闘で、50人以上が死亡している。7月以降、新たに25万人が「難民」となり、人口の3分の1にあたる約400万人が食糧を入手しにくい状態に置かれている。そして、10月以降、1日に平均で3500人が国外に逃れている状態である。

 9月に首都・ジュバに入った非政府組織(NGO)の日本人活動家の報告も、内戦の激しさを伝えている。首都・ジュバについて、「ジュバは、現在、大統領派が掌握し、市街地ですぐに戦闘が始まる状態ではない。しかし、中心部を少し離れると、一触即発の緊張状態といえる地域もある」「大統領派は、避難民保護施設内に反政府勢力の幹部らが潜伏しているとの疑念から周辺の警戒を強め、敵意は施設防護をするPKO部隊にも向いている。さらに、最近では、新たな民族間の対立関係も激化している」「『紛争当事者間の停戦合意』は、既に崩壊しているというのが正しい認識だ」「自衛隊が『駆けつけ警護』をすれば、戦闘当事者になるリスクが高い。7月の戦闘の際は、南スーダン政府軍が外国人の援助関係者のいたホテルを襲撃したが、自衛隊が政府軍と交戦すれば憲法違反になる」「現地のNGOは、それぞれが危険回避の対策をとっており、襲撃や拘束された現場にPKO部隊が救援に来ると期待しているわけではない。むしろ自衛隊が『駆け付け警護』で武力行使をすれば、日本に敵対感情が向き、私たちの活動がやりにくくなる懸念もある」。これが、南スーダンの実情であり、自衛隊に対する見方なのである。

 しかし、安倍政府は、7月の大規模戦闘についても、平然と「戦闘行為ではなく衝突」と説明し、ウソとペテンを使った居直りを決め込んでいる。誰が見ても、自衛隊の即時撤退が必至であるにも関わらず、防衛相・稲田らが「ジュバは落ち着いている」なぞと大ウソを吹いて回っている。安倍政府の対応は、「とにかく派兵ありき」の態度に終始している。こうして、安倍政府は、白を黒と言いくるめてまで、「安保法制関連法」施行下、自衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗箸泙垢泙攻化しようとしている。中東労働者人民に銃口を向け、虐殺することを、断じて許してはならない。自衛隊の南スーダン派兵を、実力・武装の闘いで阻止しよう。

 安倍政府は、「安保法制関連法」の本格運用の実績を積み上げることで、日米安保を堅持しながら、沖縄・名護新基地建設、高江ヘリパッド建設をはじめとする自衛隊、在沖―在日米軍基地を着々と強化しようとしている。安倍政府による戦時国家体制形成と対決しよう。革命的反戦闘争の爆発をかちとり、国際反革命戦争の拡大・激化へ突き進む安倍政府を打倒しよう。中東反革命戦争、朝鮮反革命戦争を粉砕する革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。