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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

11・28在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習阻止!
北富士現地闘争に決起
(1207号4面)

北富士演習場へ戦闘的デモ

 11月28日、反戦・全学連の部隊は、在沖米海兵隊の実弾砲撃―「本土」移転演習粉砕の北富士現地闘争に決起した。

 正午、反戦・全学連の部隊は、国道138号線沿いの山中湖畔に結集して隊列を整える。そして、実弾砲撃演習が行なわれている北富士演習場へのデモ出発に先立ち、全国反戦の同志が基調的提起を行なう。「在沖米海兵隊は、移転演習において、朝鮮反革命戦争・中東反革命戦争を想定した、激しい訓練を行なおうとしている」「北富士現地闘争の爆発をかちとり、在沖米海兵隊による実弾砲撃移転演習を粉砕しよう」「北富士演習場を解体し、自衛隊・米軍を解体しよう」との基調的提起を受けた反戦・全学連の部隊は、ただちに北富士演習場へのデモに撃って出た。

 横断幕を先頭にし、旗竿を手にした反戦・全学連の部隊は、国道138号線を北富士演習場方向に進んでいく。デモ隊は、通行する車両や地域住民の注目を集める。反戦・全学連の部隊は、意気揚々とデモを続け、東富士五湖道路の高架を抜けた先にある北富士演習場ゲート前に到着する。ゲートの内側では迷彩塗装をした米軍の車両が実弾演習に使う砲弾を積んで走り回っている。それを防衛するために、ゲート近くには私服刑事と自衛隊の警護隊が陣取り、われわれと対峙している。その後方には「訓練中 立ち入り禁止」の看板が掲げられている。反戦・全学連の部隊は、北富士演習場に向けて「米海兵隊の実弾砲撃移転演習を粉砕するぞ」「北富士演習場を解体するぞ」「米軍・自衛隊を解体するぞ」と怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。こうして反戦・全学連の部隊は、権力の弾圧を一切許さず、北富士現地闘争を最後まで闘った。

 11月8日、日帝・防衛省は、北富士演習場における実弾砲撃移転演習について、11月22日から12月2日までのうちの9日間の実施を発表した。具体的には、まず、11月中旬に在沖米海兵隊の訓練部隊が静岡県御殿場市のキャンプ富士に到着し、北富士演習場に入り、野営をしながらの訓練を開始する。実弾砲撃演習の後、12月上旬に、訓練部隊がキャンプ富士から撤収して沖縄に向かう、とするものである。今回の訓練部隊の人員と砲数等は、大隊レベルの約430人、約100両の車両を動員、発射する砲数は12門としている。

実弾砲撃移転演習を粉砕せよ

 米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習は、沖縄での『県』道104号越え実弾射撃訓練の日本『本土』分散を名目に1997年から開始されたものであるが、北富士演習場で実施されるのは、2014年11月以来となり、2年ぶり14回目となる。

 元々この移転演習は、「沖縄の負担軽減」を名目にして実施されてきた。在沖米軍基地のキャンプ・ハンセンで行なわれていた「県」道104号越え実弾砲撃演習を、移転演習として日本「本土」の5ヵ所で行なうようになったものだ。「沖縄の負担軽減」が語られているが、まったくのペテンである。

 実弾演習は、155ミリ榴弾砲や小火器に加え、沖縄では実施されていなかった「夜間訓練」や「NBC(核・生物・化学兵器)訓練」が追加され、白リン弾が使用されるなど、訓練の内容は質・量ともに強化・拡大されている。そのため、これまでも演習では「火災事故」が発生するなど、近隣住民に対して生活不安と恐怖を与えてきた。在沖米海兵隊は、移転演習において、朝鮮反革命戦争・中東反革命戦争を想定した、激しい訓練を行なおうとしているのだ。「沖縄の負担軽減」と称して実弾砲撃―「本土」移転演習が行なわれているが、沖縄の現状を見ても、キャンプ・ハンセンでは実弾砲撃演習以外の演習が頻繁に行なわれ、その結果、山火事が頻発するなど沖縄労働者人民の生活が脅かされている。そして、沖縄では、名護新基地建設、高江ヘリパッド建設が進められている。闘う沖縄労働者人民と結合し、名護新基地建設を阻止しよう。〈基地・沖縄〉の強化を粉砕しよう。

 昨年9月に「安保法制関連法」成立に踏み込み、今年3月に施行に踏み込んだ安倍政府は、改憲をも見すえて、本格的な戦時国家体制形成を狙っている。安倍政府は、今年11月20日の自衛隊南スーダン第11次派兵において、「安保法制関連法」を本格適用し、「駆け付け警護」「宿営の地共同防衛」の新任務を付与した。自衛隊の猩働者人民虐殺の軍隊瓩悗虜栃圈Χ化を許してはならない。朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を粉砕し、戦争遂行の安倍政府打倒へ進撃しよう。在沖米海兵隊による実弾砲撃―「本土」移転演習を実力闘争の爆発で粉砕しよう。北富士演習場を解体し、米軍・自衛隊を解体しよう。



11・11在沖米海兵隊の出撃阻止を闘う〈沖縄〉

 11月11日、在沖米海兵隊の北富士演習場(山梨県)での実弾砲撃―「本土」移転演習を目前にひかえて、天皇上陸阻止沖縄青年実行委員会(沖縄青年実)は、沖縄・首里日雇労働組合(沖日労)の労働者たちとともに、沖縄からの海兵隊の出撃阻止の闘いに決起した。

 この演習は、沖縄労働者人民の反戦・反基地闘争に追いつめられた日・米の両帝国主義政府が、「沖縄の基地負担の軽減」と称して、「米海兵隊による県道104号線越えの155ミリ榴弾砲の実弾砲撃演習を本土に分散させる」としてきたものだ。1996年に両政府が交した「沖縄に関する日米特別行動委員会」(SACO)での合意にもとづき、1997年以降、矢臼別(北海道)、王城寺原(宮城県)、東富士(静岡県)、北富士、日出生台(大分県)の計5ヵ所の自衛隊演習場を使って、年4回のペースで強行されてきた。2016年度は、すでに王城寺原演習場(5月〜)、東富士演習場(9月)で行なわれており、今回の北富士での演習は、今年度3回目のものとなる。

 しかし、政府が唱える「沖縄の負担軽減」は、まったくのペテンだ。それは、「基地の返還」、「訓練の移転」をアリバイ的に進めることで、沖縄における反戦・反基地の闘いをあざむき、在沖米軍基地の安定的・永続的使用に持ち込もうという攻撃だ。それどころか、在沖米軍基地の再編・強化、最新鋭化を図ろうという、許しがたい攻撃だ。沖縄労働者人民が求めているのは、こんなギマン的な「負担軽減」ではない。戦争のためにある沖縄のすべての基地の撤去、すべての軍隊の撤退だ。

 11日夕刻、那覇市のパレットくもじ前に、沖縄青年実と沖日労の旗が翻る。部隊は、直ちにビラまきとアジテーションを開始する。「在沖米海兵隊は、戦争が起これば真っ先に敵地に乗り込んで強襲作戦を行なう部隊だ。沖縄であろうが、どこであろうが、こんな部隊の殺戮と破壊の演習を許すわけにはいかない。沖縄―日本『本土』貫く闘いで、演習を粉砕しよう。海兵隊の沖縄からの出撃を阻止しよう」、「『沖縄の基地負担の軽減』は、安保の容認、基地との共存を利害とする沖縄ブルジョアジーの要求だ。普天間、嘉手納をはじめとする全基地の撤去、自衛隊を含む全軍隊の撤退こそが、われわれの要求だ」、「高江ヘリパッド建設を阻止するために、現地闘争に全力で起ち上がろう。名護新基地建設を阻止しよう。国家権力による『土人』発言―沖縄差別を許さず、日米安保粉砕、全基地撤去、沖縄解放に向けて闘おう」という熱烈な訴えに、道行く労働者人民が足をとめて聞き入る。「ビラを下さい」と進んで受け取りに来る高校生がいる。「がんばって」と声をかける子供連れの女性もいる。情宣闘争は、若い世代にも強い関心と共感を呼び起こした。

 われわれは、用意したビラをすべてまき切り、約1時間にわたる情宣戦をやりぬいた。日帝国家権力による高江ヘリパッド建設の強行、「土人」発言と激しい暴力に、今や沖縄労働者人民の怒りは沸点に達している。われわれは、その怒りの先頭に起って、闘いぬいていく決意である。