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1・20「共謀罪」新設阻止!国会前行動が闘われる
(1213号7面)

午前11時から国会前での集会かちとる

 1月20日、午前8時30分から、「共謀罪」新設阻止の国会前行動が「共謀罪新設反対! 国際共同署名運動」、「破防法・組対法に反対する共同行動」等の主催で闘われた。通常国会が始まるこの日、「テロ等準備罪」と銘打った「共謀罪」法案新設絶対阻止の決意も固く、国会前に登場し、8時30分からの国会議事堂前駅、永田町駅でのビラまき、国会前での座り込み、国会見学の生徒や国会前を行きかう労働者・市民にマイクでの呼びかけ、ビラまきが行なわれた。

 戦争へと突撃する安倍極右政府は、戦時国家体制形成にむけ、新年早々、通常国会での「共謀罪」の上程をぶち上げた。法務省・外務省・警察庁は、「共謀罪」新設の理由として、国際組織犯罪防止条約の締結に向けた法整備の必要性と3年後に迫る2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け「テロなどの組織犯罪への対策を強化する」として、過去3度廃案になった「共謀罪」の4度目の上程が、今国会でなされようとしようとしている。名称を「テロ等準備罪」に変え、何が何でも、強行成立を狙っている。話し合っただけで罪になる「共謀罪」新設を絶対許してはならない。

 安倍極右政府の4度目の法案は、(1)「共謀罪」の名称を「テロ等準備罪」に変更(2)対象になる団体を「組織的犯罪集団」に限定(3)処罰の条件に現場の下見など「準備行為」を追加―などの見直しを行ない、「国民の理解を得やすい『テロ対策』」を前面に押し出した。これを受け、官房長官・菅は、「共謀罪とは全くの別物」と強調している。法案は、4年以上の懲役・禁錮刑がある676の犯罪を対象にすることを前提とする。一方で、都議選を控えた公明党の顔を立てて、テロとの関連が想定しにくい罪は対象から外すとして、対象犯罪を半減するなど、狆さく産んで大きく育てる瓩海箸鯒案に「共謀罪」新設を強行しようというのだ。全力で阻止していかねばならない。

 午前11時から、国会前で集会が開催された。

 最初に、国会に向けてシュプレヒコールが叩きつけられる。「『共謀罪』の上程を許さないぞ!」「『共謀罪』新設を阻止するぞ!」「『テロ等準備罪』新設阻止!」「廃案をかちとるぞ!」

 続いて、「破防法・組対法に反対する共同行動」の事務局から、「共謀罪」をめぐる動きが提起される。

「共謀罪」をめぐる動きを提起

 「『共謀罪』の闘い、すでに10年を超えている。正念場が到来している。1月4日以来、安倍が与党連絡会議で、『今国会に重要な法案を提出する事を検討している』と発言をし、菅官房長官が『テロ対策のために、国民も『共謀罪』を求めている。国民には何の被害も与えない』という発言をして以降、マスコミが『共謀罪』を今国会に提出すると報じている」「自民党が強硬に突破することに対して、都議選を控えた公明党があたかも構成要件をより厳しくする、こういう形で与党内協議が済んでいるが、こういう小手先で『共謀罪』の危険性は、全く消えない。こんなものは、2006年の段階で与党が『修正案』の一部に組み込んでいたものに過ぎない」「今回の『共謀罪』法案の最大の危険性は、文字通り刑法の全面改悪に匹敵する刑法原理の全面転換にある。一言で言ってしまえば、法律を侵害した行為を処罰する刑法から、予防のための刑法に全面転換する。これが今回の『共謀罪』法案の本質だ。日本の刑法は、治安維持法が反戦や厭戦の声を押しつぶして、15年戦争に突撃した事を踏まえて、内心の自由を含めて思想・表現・結社の自由を定めている。今回の『共謀罪』法案、その内実としては文字通り、実質的な憲法改悪だ」「この間、報道されている限り、外務省や法務省は、『共謀罪』4度目の提出だが、その立法理由を全く明らかにできていない。言っていることは、犢餾歔反ト蛤疔瓢濔鯡鵑鯣秉擇垢襪燭甅甅狷本は、187ヵ国が批准しているにも関わらず、『主要7ヵ国』(G7)で、唯一批准していない国で、恥ずかしい瓠これが立法理由の1つだ。もう1つは、狹豕オリンピック・パラリンピックのために、それを成功させるためには『テロ対策』の強化が必要だ。そのために『共謀罪』が必要だ瓠この2つしか上げていない」「菅官房長官は、『一般国民は対象にしない』と発言した。しかし、先日の『赤旗』によると、犲0属飮法施行直前、官僚たちは、純真な運動は傷つけない、天下の宝刀であると偉ぶっていた。しかし、その結果がどうだったか。治安維持法以降、共産党はもとより、労働組合、あるいは、学者、弁護士、俳句の会に至るまで、徹底弾圧をされた瓠私たちはこうした道を選ぼうとする事を絶対に許すわけにはいかない。なんとしても永久廃案をかちとるために、闘いぬきたい」。

 続いて、連帯のあいさつに移る。「全国精神病者集団」の仲間、東京五輪に反対している仲間、「争議団連絡会議」の仲間、「中部労組」の仲間から発言を受け、集会の最後に、国会に向けて、シュプレヒコールを叩きつけ、国会前行動を終えていった。