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4・28自衛隊ソマリア沖派兵粉砕!第27次P―3C哨戒機出撃阻止を闘う (1223号4面)

御茶ノ水駅頭で情宣行動

 4月14日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊・第5航空群(沖縄・那覇市)を基幹とする、P―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を、「第27次派遣海賊対処行動航空隊」として編成し、新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は、今回で27回目となる。「第27次派遣海賊対処行動航空隊」は、まず4月28日にP―3C哨戒機2機が、那覇航空基地から出撃し、5月9日に要員が、成田空港から出撃する。出撃した部隊は、ソマリアの隣国であり、紅海沿岸のジブチにある自衛隊基地に駐屯し、アデン湾で「海賊対処」展開に加わることになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、航空自衛隊・C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。

 P―3C出撃部隊が派兵に踏み込んだ4月28日、反戦・全学連は、第27次P―3C哨戒機出撃阻止の闘いに撃って出る。当日午前10時、反戦・全学連の部隊は、JR御茶ノ水駅頭に登場し、横断幕を掲げ整列する。部隊全体でシュプレヒコールをあげる。「自衛隊のソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「P―3C哨戒機の出撃を阻止するぞ」「中東反革命戦争粉砕」「自衛隊海外派兵を粉砕するぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、部隊はビラまき情宣を開始した。日・米・韓が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を包囲し、戦争挑発を重ね、「北朝鮮脅威」が最大限煽られ、朝鮮反革命戦争突入の危機が切迫する真っ只中であり、戦時国家体制形成にひた走る安倍政府への怒りが労働者人民の間で蓄積する中での情宣行動に、道行く労働者人民が注目し、激励の声援が寄せられる。用意したビラは、次々と捌けていく。反戦・全学連の部隊は、約1時間にわたる情宣を終え、再度のシュプレヒコールで、この日の闘争を締めくくった。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、計27回派兵され、最近では3月11日に護衛艦・「てるづき」が海自・横須賀基地から出撃している。P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。また、自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押↓猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化されようとしているのだ。そして、ジブチを海外派兵の拠点として強化する姿勢をあけすけにしている。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。安倍政府は、2013年12月10日以降、護衛艦一隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに、安倍政府は、2015年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員として、海自の将補クラス約10人を派遣した。その後、護衛艦については、2016年11月1日の閣議決定によって、1隻とする決定を下しているが、「減らした1隻は、北朝鮮のミサイルへの対応などにあてる方針」としており、本質に何ら変更はない。そして、統合幕僚監部は、1月18日、新たにCTF151の司令官として、海将補の福田達也を送り込んでおり、福田は、3月上旬から6月下旬までの期間、司令官としての任務に入っている。

 4月23日から、朝鮮半島沖に向う米原子力空母・「カール・ビンソン」と一体となり、海自護衛艦・「さみだれ」と海自イージス艦・「あしがら」が合同演習を行なっている。このうち、護衛艦・「さみだれ」は、過去、第1次(2009年)、第9次(2011年)、第17次(2013年)と、ソマリア沖派兵で出撃し、アデン湾での軍事展開を積み重ねており、その蓄積の上で、朝鮮半島沖に展開し、北朝鮮に対する戦争挑発行為に手を染めているのだ。こうして、安倍政府は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのである。

 ソマリア沖では、自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれてきた。安倍政府は、2015年以降、「海賊による襲撃事案はゼロになりました」なぞと「戦果」を強調しているが、実際にはソマリア沖の「海賊」の活動範囲はより拡散しており、アデン湾での活動を抑えているに過ぎない。「海賊」の活動範囲は、インド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていない。

中東反革命戦争参画強化を粉砕しよう

 ソマリアでは、米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化した結果、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされている。そのソマリアで、今年に入って飢餓が深刻化し、放置された結果、今まで鳴りを潜めていた「海賊」のソマリア沖での活動が再び活発化しており、3月にはソマリア沖を航行中のタンカーを「海賊」が乗っ取る事件が起きている。帝国主義軍隊との衝突の危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓、依然後を絶たないということだ。ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば、米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。

 安倍政府は、ジブチの自衛隊基地を、中東反革命戦争の出撃拠点としてさらに強化しようとしている。昨年8月15日には、防衛相・稲田がジブチの自衛隊基地を訪問している。自衛隊がジブチから中東に出撃し、労働者人民虐殺に踏み込むことを、断じて許すことはできない。

 帝国主義支配に抗する全世界労働者人民の実力決起が爆発している。パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、実力・武装決起が爆発を続けている。特に米帝・トランプが、イスラエル―シオニストと露骨に結託し、米大使館のエルサレム移転をはじめとしたパレスチナ解放闘争圧殺に動き、さらに対イラン反革命戦争への衝動を強めている。そして、4月6日には、シリア・アサド政権軍を標的とするミサイル攻撃に踏み込んでいる。そんな米帝―帝国主義に対する怒りが、中東労働者人民の中から沸き上がっている。そんな中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、イスラエルとの結託を強化し、中東反革命支配への参画を強める日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。日帝足下から、プロレタリア国際連帯の下での実力・武装の闘いを切り拓いていかなければならない。

 反革命翼賛国会を粉砕し、実力・武装の闘いで、革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。戦争遂行の安倍政府打倒に攻めのぼろう。