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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

4・29「沖縄の元海兵隊員による性暴力・殺害から1年 基地・軍隊はいらない! 集会」が闘われる〈東京〉
(1224号5面)

 4月29日午後6時半、東京・千駄ヶ谷区民会館において、「沖縄の元海兵隊員による性暴力・殺害から1年 基地・軍隊はいらない! 4・29集会」が開催された。昨年4月28日、元米海兵隊の米軍属が、うるま市在住の20歳の女性に対して性暴力を加えて殺害し、沖縄の山中に遺棄した。この「事件」に対し、歴史的に米軍に虐げられてきた沖縄労働者人民の怒りが爆発し、以降、全米軍基地の撤去をつきつける闘いが果敢に闘いぬかれた。その「沖縄女性暴行殺害事件」1ヵ年にあたり、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」に所属する女性たちが軸になって、「基地・軍隊はいらない! 4・29集会実行委員会」を組織し、この日の集会を準備してきたのである。この日の集会に、220人の闘う仲間が結集した。

 「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の仲間が主催者あいさつを行なう。「被害者の父親は、『事件・事故が相次ぐ中、娘も被害者の1人になった。なぜ殺されたのか』とメッセージを発している。胸がしめつけられる思いだ。この『事件』に、沖縄の抱える状況が象徴されている。在沖米軍によって、いくつ命が奪われなければならないのか。私たちも、東京から声をあげていきたい」「防衛省は、『性暴力防止のため』と称して、パトロール隊を沖縄に派遣したり、監視カメラ設置に動いたが、実際には、高江の警備に配備されている。弾圧に屈することなく、海兵隊撤去、全基地撤去を実現することこそが本当の防止策である。辺野古、高江の新基地建設を阻止し、米軍の沖縄からの撤退をかちとろう」。

 次に、「ジェンダー問題を考える会」代表であり、元・沖縄県高教組委員長である、安次嶺美代子氏が講演を行なう。「4月28日、日本『本土』では『国際社会に復帰した』として爐祝いムード瓩砲△辰燭、その陰で、沖縄が米軍の占領下に置かれた。沖縄は、『無法地帯』となり、虫ケラのように扱われた。戦時と変わらない状態が7年〜8年続いた。『沖縄に戦後はない』とは、そういう意味だ」「4月28日のうるま市での『事件』から1周年を迎える。私も現場に行った。恩納村の深い藪の中に、献花台が置かれ、今でも献花が絶えない。周囲は山であり、米軍基地だ」「1年経って、何か変わったか。何も変わっていない。当時、取りざたされた『日米地位協定』についても、『運用改善』が語られるだけで、結局ウヤムヤにされたままだ。『綱紀粛正』『再発防止』も、まったく効果はない」「1972年『復帰』後、2015年末までの米軍構成員による犯罪検挙数は、5889件、このうち、殺人・放火・強盗・強姦などの『凶悪犯罪』は、沖縄県警の資料だけでも574件を数える。沖縄の抱える構造的な問題であり、軍隊がある限り解決できない。これは、沖縄だけの問題ではない。狒換颪量簑蠅性瓩塙佑┐討曚靴ぁ廖

 その後、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の仲間の1人である与儀睦美氏が、琉球舞踊を披露する。そして、集会参加者が、発言に起つ。沖縄から今日の集会に駆けつけた、知花昌一氏は、「『基地返還』の流れになり、私が地主であった、読谷村の『象のオリ』(楚辺通信所)が2007年に撤去された。しかし、すべては、マヤカシであった。『象のオリ』撤去にしても、『通信技術の進歩』による更新に過ぎない。普天間基地は、20年、返還しておらず、まだ運用が続いている。基地をなくしていきたい」と決意表明した。また、かつて自身も米兵による性暴力の被害を受けたキャサリン・ジェーン氏も、集会に駆けつけ、檄を飛ばした。

 集会の最後に主催者が、カンパ呼びかけと今後の行動提起を行ない、在沖米軍の性暴力をなくすための活動を、今後も継続していく姿勢を明らかにした。その後、集会参加者は、千駄ヶ谷区民会館前を起点に、原宿一帯を練り歩く「キャンドル・デモ」を行なった。夜八時過ぎの、短い距離のデモではあったが、大型連休でごった返す原宿の若者たちの注目を大いに集めた。このデモに対し、「在特会」系とおぼしき数人の反共ファシストどもが敵対に出て、横断幕をひきちぎるなどの暴行を働き、私服刑事どもに手厚く保護される醜態を晒した。