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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

5・14 「沖縄『日本復帰45年』を問う アピール&デモ」が闘われる〈東京〉 (1227号3面)

新宿アルタ前で集会

 5月14日午後1時半より、「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の主催による、「沖縄『日本復帰45年』を問う アピール&デモ」と銘打った、新宿デモが闘いぬかれた。デモ出発前の新宿アルタ前の集会に、続々と250人の仲間たちが結集する。東京・山谷日雇労働組合と明大社会思想研究会も、この闘いに結集した。

 午後1時半、司会が行動の開始を宣言する。「沖縄では、今も、悲惨な事件が起きている。沖縄には、基地が集中し、新たな基地が建設されようとしている」「『共謀罪』がまず適用されるのは、沖縄からになるだろう」「ウチナンチュの思いを聞いてほしい」と、参加者に訴えた。

 「沖縄からの訴え」としての、琉球大学大学院修士1年の玉城愛氏(元名桜大生)の発言の後、参加者全体で、新宿の歩行者天国の路上に出て、横断幕やプラカードなどを広げてのスタンディングを行ない、シュプレヒコールをあげる。この行動が、歩行者天国とその周辺を歩いていた新宿界隈の人々の注目を一身に集める。

 参加者全体がアルタ前広場に戻った後、参加者が次々に発言に起つ。

 「復帰」3年前にパスポートを使って日本「本土」に移ってきたウチナンチュの仲間は、米軍政下の沖縄について証言する。「米軍の占領下の通貨は、最初は米軍の軍票が使われていたが、米ドルに変わり、『復帰』後に日本円になった」「『憲法9条の下に帰りたい』のスローガンの下、『祖国復帰運動』が盛んになった。私も生徒会でデモに参加し、申し入れをした」「『復帰』後、ベトナム戦争の真っ只中、キャンプ・シュワブに行くと、ヤギが猜射能感知装置瓩箸靴栃し飼いされていた」。そして、〈基地・沖縄〉が固定化された沖縄の現状を明らかにする。「誘致派は、『さびれた村を復活させる』として、米軍基地誘致を主張している。実際には、米軍基地の飲み屋で、店員が米兵に殴り殺される事件が起きており、住民の生活が脅かされている」「『経済活性化』の名の下に交付される政府からの交付金にしても、使われ方に制限があり、結局ハコモノばかりになる」「『ヘイト・スピーチ』を行ない、悪罵を投げつける者が出てきており、ゆゆしき問題。今を変えていくのが、『本土』に住む私たちの務めだ」。

新宿一周デモを闘う

 高校時代まで嘉手納基地周辺で生活をしていたウチナンチュの仲間は、「嘉手納は、基地に占領された町。日米安保条約に基づいて基地を提供している」「今月、嘉手納基地で、米軍がパラシュート訓練を行なっている。日本政府は、無責任な対応しかしない。沖縄は、『復帰』後、むしろ悪くなっている面がある」と、日・米両政府への怒りを明らかにした。

 宮古島や石垣島の自衛隊配備問題について、現地で闘う仲間が報告を行なう。「与那国島では自衛隊部隊150人の配備が行なわれている。宮古島では、市長選で自衛隊配備推進派が勝利している。石垣島では、沖縄防衛局が私有地の調査に来ている」「宮古島には自衛隊レーダー基地がある。元々、日本軍が基地を置いていたが、米軍が占領し、その後自衛隊に引き渡されたものだ。基地周辺では、電磁波の影響が広がっている」と、南西諸島の現状を紹介し、闘う決意を表明した。

 集会の最後に、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)」の仲間が今後の活動方針を紹介した後、集会の最後に、参加者全体でシュプレヒコールをあげる。「辺野古の工事を、今すぐやめろ」「高江の工事を、今すぐやめろ」「普天間基地を即刻返還しろ」「沖縄の土地を、戦争に使わせないぞ」「沖縄には、米軍基地も自衛隊基地もいらない」。

 続いて、靖国通りのデモ出発地点に移動し、新宿一周デモにうってでる。新宿駅西口の一角にある、大成建設が本社を構える新宿センタービルにさしかかると、デモを闘う仲間たちは、大成建設に対する怒りのシュプレヒコールを叩きつける。「大成建設は、辺野古の海を埋め立てるな」「大成建設は、辺野古から手を引け」「大成建設は、軍事基地建設をやめろ」。その後、デモ隊は、新宿駅南口を通過して、明治通りを北上し、新宿3丁目から伊勢丹前に至るデモコースを進む。デモ隊は、新宿を行きかう多くの人々の注目と声援を受ける。〈5・15〉の東京での闘いとしての新宿一周デモは、熱気のうちに終了した。