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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

全国学園で新歓闘争に勝利(関西大学、徳島大学、九州大学、沖縄大学) (1231号7面)

 関西大学

新入生の組織化へ連日の情宣行動

 「『障害者』の解放をめざす会」は、関西大学学生に「障害者」解放運動への決起を呼びかけるべく、新入生歓迎の「障害者」解放企画を行なった。「『障害者』の解放をめざす会」の学生は、関大生の企画への結集を訴えるべく、連日、情宣行動を展開した。関大当局は、学生の情宣行動に対して毎度毎度の監視体制をとり、新歓闘争破壊を策してきたがこれを許さず、企画への結集を訴える情宣行動を断固としてかちとっていった。

 4月26日、市民会場にて、DVD・「養護学校はあかんねん!」と「車輪の一歩」の上映企画が行なわれた。

 「養護学校はあかんねん!」は、1979年1月、文部省(現・文部科学省)前に結集し、養護学校義務化を阻止すべく闘いぬいた「障害者」と労働者人民の六日間の闘いの記録映画である。「養護学校はあかんねん!」では、当時の文部省が養護学校義務化を決定したことに対して、これを「障害者」差別であると見抜いた全障連を先頭とする「障害者」たちが、体を張って文部省前座り込み闘争を打ち抜く姿が生き生きと映し出されている。

「養護学校はあかんねん!」と「車輪の一歩」を上映

 2014年1月の「障害者権利条約」批准で、「インクルーシブ(共生)教育」が謳われるようになったが、介護の商品化を本質とする「障害者総合支援法」のもとでは、こんなものは絵に描いた餅でしかない。「養護学校はあかんねん!」の中で、ある「障害者」は、「『健全者』と同じ社会では、どうしても『障害者』は落ちこぼれ、ついていけない。それでも一緒にいれば、これわかんないんだ、教えてくれよとか、食べさせてくれ、とやっていく中で関係ができていく。養護学校義務化は、『障害者』と『健常者』が関係をつくり、手をつないでいく可能性を断つこと」と言っている。介護の商品化の中では、このような関係を作っていくことなぞ到底できない。介護の商品化は、「障害者」と介護者との間に資本を介在させることで、介護を資本による利潤追求の手段にするものだ。その必然的帰結として、「障害者」と「健常者」の〈共闘・共生〉の条件を奪い、破壊し、「障害者」解放運動を解体していくものに他ならない。「障害者総合支援法」を徹底した差別糾弾闘争で粉砕し、あくまで「障害者」と「健常者」の〈共闘・共生〉を追求していくことが必要だ。

 昨年7月に、神奈川県相模原市の「障害者」施設・「津久井やまゆり園」で「障害者」19人殺害、27人重軽傷という「大量殺傷事件」が起きた。この事件の背景には、「障害者」を「劣った存在」として差別・排除していく優生思想が根深いものとしてある。日帝・文部省が強行してきた養護学校義務化は、優生思想を拡大再生産し、共闘・共生を破壊するものでしかない。「養護学校はあかんねん!」が問うていることは、「津久井やまゆり園」の事件ともつながっているのだ。

 もうひとつの「車輪の一歩」上映とあわせて、企画は、成功をかちとった。

関大学生運動の前進を

 世界大恐慌爆発情勢の深化と戦時国家体制形成の攻撃の中で、学生は、資本への従属を日々競わされている。さらに、安倍政府が大学の軍事研究の有効活用を目指す国家安全保障戦略を閣議決定したことを踏まえて、全国の大学が、競って戦争協力へとなだれ込むことを許すわけにはいかない。関大は 昨年12月7日、「安全保障技術研究推進制度」への申請禁止の方針を決めたという。2015年に、関大の教員が同制度の資金提供に応募したことに対するものだが、関大当局の決定以前に、安倍政府の推し進める軍事研究に積極的に応募するというファシスト教員の存在なぞ許されないことは明らかだ。安倍極右政府の朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃の中で、学生は資本への従属だけでなく、戦争協力でも競わされるのだ。しかし、だからこそ、闘う条件さえあれば学生は必ずや決起する。学生に闘う場所と手段を指し示すことが、革命的学生運動の責務だ。怒りを、現状の変革と戦争粉砕に組織しなければならない。

 〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の全面展開で、闘う関大生の1人も漏らさぬ組織化を、断固、かちとっていかねばならない。 



徳島大学

 徳島大学新聞会は、5月18日、市民会場にて、DVD・「車輪の一歩」と「原発導入のシナリオ」の上映会を行なった。企画に先だって、新聞会の学生は、企画への結集を訴える宣伝活動を展開した。

 「車輪の一歩」は、1979年11月にテレビ放映されたドラマで、題名にある通り、「障害者」が自立の一歩を踏み出すまでの過程を描いたドラマだ。母親の過干渉のもとに甘んじて自宅にこもりきり、自分の殻に閉じこもっていた1人の若い女性「障害者」が、大勢の仲間たちの支えを得て街に出て自立の道を歩みだすまでの成長を描き切るという筋立てである。この「車輪の一歩」は、1979年当時、「月刊障害者問題」というミニコミ紙を発行していた「障害者」の実生活でのさまざまな経験がモチーフとなっている。1976年に、「障害からの解放ではなく差別からの解放を」をかかげて、全国障害者解放運動連絡会議(全障連)が結成され、養護学校義務化阻止闘争など、「障害者」の〈自立と解放〉に向けた闘いが全国で闘われていた。闘いがかちとったものとして、駅やさまざまな公共機関、住宅にエレベーターやスロープが設置され、現在は「車輪の一歩」が放映された1979年当時のように、いたるところ階段だらけということはなく、車いすの移動もしやすくなった。外見上は「障害者」が社会で自立生活を営みやすくなったように見える。しかし、こんなものはあくまで外見上のことだ。「障害者総合支援法」の前の「障害者自立支援法」なる「法」は、「自立」という名を冠してはいるが、中身は「障害者」の〈自立と解放〉なぞという内容は、一切持ち合わせていない代物だ。そこには介護の商品化しかない。介護の商品化は、「障害者」と介護者との間に資本を介在させることで、介護を資本による利潤追求の手段にするものだ。その必然的帰結として、「障害者」と「健常者」の〈共闘・共生〉の条件を奪い、破壊し、「障害者」解放運動を解体していくものに他ならない。「障害者総合支援法」は、「障害者自立支援法」を一部手直ししただけにすぎないものだ。徹底した差別糾弾闘争で粉砕しなければならない。

 「戦時下の新たな革命的学生運動」の前進に恐怖する徳大当局は、2015年、徳大新聞会部室の閉鎖という暴挙に踏み込んできた。安倍極右政府のもと、革命的学生運動解体攻撃が激化している。2015年1月の東京大学の軍事研究解禁表明に端的に現れているように、戦前同様に大学をはじめ教育現場が戦争協力の場に変えられようとしている。今こそ、学生の怒りと闘いでこうした攻撃を、一周遅れのトップランナーよろしく革命的学生運動破壊に突撃する徳大当局もろとも、木端微塵に粉砕し、徳大での革命的学生運動の飛躍・前進に向けて奮闘する決意である。



九州大学

 本年度の新歓は、4月5日の九大伊都キャンパスにおける入学式へのヘルメットでの登場ではじまった。「全ての闘う新入生は革命的学生運動の戦列へ!」と大書された横断幕が、入学式のある椎木講堂入り口に布陣する。その前を通って入学式に参加する新入生に、青ヘルの部隊がビラを配布する。多くの新入生がビラを受け取り、入学式が開始される時間を確認して、部隊は引き上げた。

 現在、九大内に拠点を建設しえていない痛苦な現状にあって、1人の学生であろうとも、わが闘う戦列に獲得すべく、新歓の企画への結集を呼びかけ、九大をはじめとした福岡市内の各大学への何派にもわたる情宣行動を行った。新歓の企画は、「福岡・『障害者』解放をめざす会」の「『精神障害者』から見た『相模原事件』」と題する企画を推し進めることでなされた。5月14日に市内の「心身障がい福祉センター」において開催された。当日は、市内の大学生をはじめとして、さまざまな人が結集した。

 講師のKさんは、「めざす会」の会員だ。氏は、「私はお話の専門家でもないし、こういう人前でしゃべるのもはじめてのことなので、決してうまくはしゃべれないと思いますが、許してください。今日の話の題名にあるように、私は『統合失調症』という病気を抱えている『精神障害者』です」と自己紹介をし、「猗反佑蓮慇鎖西祿下圈戮性甅燹慇鎖西祿下圈戮世らあんな事件を起こした瓩箸いΔ海箸、よく言われています。これこそが偏見です。『精神障害者』を『危険な存在』と決めつけて、『隔離収容しろ』という声こそが差別です」「こうした事件と『精神障害』を結びつけ、『精神鑑定』などと大騒ぎした上で、『加害者は完全な刑事責任能力を問える状態だった』として起訴されていること」や「本人が『心神喪失による無罪』などと言ったことを含めて、この男が『重複障害者』に対してだけではなく、『精神障害者』に対しても差別者であるということだけは歴然とした事実です。そして、このような差別者が、燹慇鎖西祿下圈戮牢躙鵜瓩箸いΕャンペーンに力を与えたことが許せません」「この事件は、こうした差別で成り立っている社会のなかから生み出されたのです。この社会によって生み出されてきている事件であるにもかかわらず、このような事件を起こした1人の人間に責任をかぶせることで、社会に目を向けさせないようにしているのです。この社会がこれほどに腐れているということを、浮き彫りにしたのがこの事件なのだと思うのです。その際、このような酷い事件が生み出された理由を、『精神障害者』のせいにしているという差別の問題が残るのです。この事件を受けて、政府と厚生労働省は、早速『措置入院制度の見直し』ということをうち出しています。『精神障害者』をいけにえにして、ますますこの生きづらい社会を生きのびさせようというのです」「この社会がかなりキナ臭い方向に向いているなかで、こうした事件も生み出されたと考えています。この事件を引き起こした男は、『ヒットラーの思想が降りてきた』と公言しています。正に今の時代だからこそ、このような言葉が出てきたのだと思います。ユダヤ人大虐殺の前に、まっ先に『精神障害者』がガス室に送られたナチスの例や戦前日本の座敷牢の例なども、決して『過去のこと』と言えない状況が、再び迫っていることを感じます。だからこそ、戦争に反対することも大切なのだと思います」。

 この講演会をも力に、九州の地における革命的学生運動の飛躍前進に向けて、邁進していく。



沖縄大学

 沖縄における新歓闘争は、4月2日の沖縄大学の入学式情宣から開始された。沖大学内の体育館で行なわれる入学式を前に、社会思想研究会の仲間たちが正門前に陣取り、「今こそ学生が起ちあがろう」、「名護新基地建設を阻止しよう」と訴えるビラを、新入生に配布する。

 沖大当局はまたぞろ、「反社会的団体等によるビラの配布、勧誘、署名活動には十分注意して下さい」なる看板を正門前の2ヵ所に設置するなど、敵対姿勢を露わにするが、社会思想研究会の仲間たちは、これをはね返して大量のビラを新入生に配布していった。

 その後も、沖大正門前でくり返し情宣に立ち、また那覇市内の他大学でも情宣を行ない、4月16日には、午後1時から沖大近くの市民会場において、約10人の参加で、「新入生歓迎 公開学習会」を開催した。

 この「公開学習会」は、「辺野古の埋め立てがもたらすもの」と題して、新基地建設や高江ヘリパッド建設を阻む闘いのパネル展示、DVD・『辺野古のたたかい』の上映、辺野古現地に通う仲間による現地レポートを中心に行なわれた。DVDは、現地における激闘の日々を克明に映し出す。参加者全体で、この間の闘いの経過と熱気を共有する。さらに、現地に通う仲間は、新基地建設計画の概要を示して、「名護新基地は、巨大な軍事要塞だ。『沖縄の負担軽減』、『普天間の危険性除去』を口実にしつつ、実は、海兵隊基地の機能強化、最新鋭化を狙うものだ」と暴露した上で、「現地では、今、事実上の埋め立て工事となる護岸の建設が激しく進められ、多くの労働者・市民がこの暴挙を阻止するために、闘いを継続している」、「新基地建設を許さないために、安倍政府の暴走を止めるために、今こそ、青年、学生が声を上げていく時だ。辺野古の闘いに合流しよう」と熱く提起した。

 「公開学習会」は、新基地建設を全力で阻止すること、そのためには現地集中が何よりも必要であることを、参加者全員で確認する場となった。その上に立ち、社会思想研究会の仲間たちは、6月下旬にも「公開学習会」を計画している。

 名護新基地をめぐり、安倍政府―沖縄防衛局の手によって護岸工事が激しく進められているが、沖縄労働者人民の中に諦めも挫折もない。新基地建設への怒り、安倍政府への怒りは、ますます激しく燃え上がっている。「政治離れ」が叫ばれる青年・学生の間にも、政治的流動化が大きく開始されている。青年・学生の安保と基地への疑問と怒り、これを押しつける政府への怒りを、革命的学生運動に強力に組織していかねばならない。社会思想研究会の仲間たちは、学生の澎湃たる革命的決起の時代を切り拓くべく、さらに奮闘していく決意を固めている。