解放トップ
トップに戻る
解放最新号
バックナンバー
論文
定期購読

東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

6・2「―教育勅語、『日の丸・君が代』は森友学園への道―『君が代』不起立でクビ?! 集会」がかちとられる (1231号9面)

エル・おおさかで集会がかちとられる

 6月2日、大阪府立労働センター(エル・おおさか)において、「―教育勅語、『日の丸・君が代』は森友学園への道―『君が代』不起立でクビ?! 6・2集会」が、「『日の丸・君が代』強制に反対する大阪ネットワーク」主催で行なわれた。「反戦・反失業を闘う釜ヶ崎労働者の会」の仲間もこの集会に結集した。

 集会の冒頭、司会の「『日の丸・君が代』強制に反対する大阪ネットワーク」事務局の寺本勉氏より集会の趣旨について提起される。寺本氏は、「毎年この時期に、『大阪ネットワーク』の前身である『日の丸・君が代強制反対ホットライン大阪』時代から、その年の卒・入学式の状況を振り返り、私たちの取り組みの報告、今後の闘いに向けた私たちの意思統一ということで集会を開いてきた」とし、「君が代」斉唱時の不起立に対する大阪府教委の処分については、「今年は、2月・3月・4月の卒・入学式で、今わかっているだけでは『君が代』斉唱の時の不起立で府立学校で1人が戒告処分を受けた」と1人に対する不当処分が強行されたことを明らかにした。また、過去の「君が代」不起立による処分と意向確認拒否によって2人の再任用が拒否されたことも明らかにした。寺本氏は、さらに、森友学園についても「発端は大阪・豊中の市民の動きから始まったが、その特別報告もしていただくことになっている。森友学園、それから今大きな問題になっている加計学園、これは日本の教育を日本の教育者がどうしていこうとしてるのか、1つは『教育勅語』、『日の丸・君が代』を通じた国家主義的な教育、もう1つは規制緩和による新自由主義的な教育をメルクマールとしてこの2つの方向へ日本の教育をもっていこうとしていることの表れだろう」と発言した。

 続いて、「『日の丸・君が代』強制に反対する大阪ネットワーク」事務局長の山田光一氏より、今期卒・入学式の状況と今年2月〜5月の「大阪ネットワーク」の取り組みについて報告を受けた。集会のはじめに司会の寺本氏が明らかにしたように、山田氏は、今年の卒・入学式での被処分者が1人ということと、グループZAZA当該でもある梅原氏の再任用拒否への闘いを中心に報告を行なった。梅原氏再任用拒否については、‖膾緝楸軌僉再任用審査会への「大阪ネットワーク」や梅原氏本人から再三、要請・質問書の申し入れを行なってきたこと、大阪府商工労働部、法務局、労働局など関係機関への働きかけ、I楸軌兪阿任両霎襪箜稿情宣・署名活動の取り組み、などに取り組んできたことが明らかにされた。

 当該の梅原聡氏からは、「セクハラによる停職処分の者も再任用合格になっている。『君が代』不起立で今まで処分を受けてきたが、再任用拒否は教員としての人格を全面的に否定されたという怒りでいっぱいだ。大阪府教委は、われわれを目の敵にしている」と再任用拒否への怒りを語り、今後の闘いについて「大阪弁護士会への人権救済申立を考えている。まだまだ先は長いがしっかりと闘っていく」と闘う決意が明らかにされた。

永嶋靖久弁護士が講演

 集会は、「君が代」処分撤回弁護団の1人である永嶋靖久弁護士の講演にうつる。永嶋弁護士は、この間、大阪の地で「共謀罪」に反対する弁護士の取り組みの中心で闘ってきた人士である。今回の講演のテーマは、「共謀罪と『日の丸・君が代』」だ。

 永嶋弁護士は、冒頭、「政府は、6月13日に、参院法務委員会で『共謀罪』法案を『強行採決する』と決めたそうです。この国の政府と与党は、強行採決の日を決めて、国会を進めています」と、はなから成立ありきの安倍政府の国会運営を断罪し、「国会でやっている議論は全部ウソだ」と「共謀罪」法案を批判する。その上で、永嶋弁護士は、「『共謀罪』が目指すのは、政府に都合の悪いおしゃべりをさせないこと、コミュニケーションの統制だ。『現代の治安維持法』ではない。『危険なコミュニケーションを取り締まる』という『共謀罪』は、『危険な思想を取り締まる』という治安維持法よりも、はるかにたちが悪い。コミュニケーションの統制とは人間の内心そのものへの介入だ」「『君が代』処分は、教員を統制し、その内心に介入することで、子どもたちの内心に介入するものだ。『共謀罪』も『君が代』処分もどちらも、自分の頭で考えることなんかやめろ、ということだ」「『犯罪』は、実際はたいへん少ない。刑法犯認知件数は、2002年の約285万件をピークに激減していて、2016年には100万件を下回っている。それなのに、『体感治安の悪化』が叫ばれている。首相も防衛相も外遊に出かけるのに、ミサイル飛来を理由に地下鉄が止まるということになっている」「治安維持法と教育勅語は、日本とアジアに何をもたらしたか、ということを考えていかなければならないのではないか」「『共謀罪』への取り組みは、大阪や東京で毎日毎日どこかで行なわれている。とにかく街頭に出て、『共謀罪』成立阻止を訴えることだ。私も、『共謀罪』成立阻止を闘う」とした。

 質疑・応答をはさみ、グループZAZA当該の山田、菅、野村各氏から、再任用合格取り消し撤回訴訟での大阪地裁裁判長・内藤による不当判決への批判と闘いの決意が明らかにされ、続いて、同じくグループZAZA当該の奥野泰孝氏から、減給処分取り消し訴訟での最高裁不当決定への批判と闘いの決意が明らかにされた。

 集会の終盤は、特別報告として 屐愎考С惘猝簑蝓戮鮃佑┐覯顱廚茲蝓⊃考С惘爐療傾勅腟繕軌蕕魑さない取り組み、◆峪劼匹發燭舛謀呂垢福 あぶない教科書 大阪の会」より、来年度から教科化される「道徳」教科書の問題点について、「『ピース大阪』の危機を考える会」より、「ピース大阪」が過去の日帝の侵略戦争での加害事実についての展示を撤去した問題についての発言を受けた。

 最後に、「『日の丸・君が代』強制に反対する大阪ネットワーク」事務局の間苧谷氏が集会のまとめと当面の行動提起を行ない、集会を終了した。