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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

10・1「広島県総合防災訓練」粉砕闘争に決起〈広島〉
(1243号6面)

 10月1日、午後1時より「広島県総合防災訓練」が直下型地震を想定して三次市の親水公園をメイン会場に、三原市の広島空港など計5ヵ所で強行された。「総合防災訓練」は、関東大震災時に強行された戒厳令―軍隊の治安出動を「教訓」とした自衛隊の「治安出動訓練」に他ならない。自衛隊の主導の下、行政機関を総動員して避難民支援、災害医療、負傷者運搬などの訓練を、車両、重機、船舶、ヘリ、輸送機などを大量に投入して行なうのだ。「災害の危機」を煽り、「地域自主防災組織」による「住民参加型訓練」と称して住民を巻き込むことで、「非常事態」下の治安維持作戦に労働者人民を糾合し動員していくことを狙うものだ。

 「広島県総合防災訓練」には、陸上自衛隊第13旅団(司令部・海田町)が参加している。陸自第13旅団は、警察、消防などの行政機関、民間会社、「自主防災組織」と共に消火訓練や避難訓練などを行なった。

 政府の言う「防災」とは、一般の「災害」を「防ぐ」事ではなく、ブルジョア社会を防衛することが目的だ。自衛隊は、1995年の阪神大震災において労働者人民の救助を後回しにして、真っ先に政府機関や銀行などの防衛にあたっている。2011年3月11日の東北・関東大震災でも真っ先に治安優先の体制をとり、高速道路・鉄道を統制下に置き、食料や飲料水など「支援物資」の被災地への輸送を自衛隊が一元管理し、労働者人民が被災者救援のために物資を携えて被災地に入ることさえ禁止した。その結果、自衛隊や米軍が被災地に輸送した「支援物資」は配布する体制も人もなく、集積拠点に山積みされたままになるという状況が起こった。「防災訓練」に名を借りた「治安出動訓練」なぞ粉砕あるのみだ。

 正午、反戦青年委員会は、広島県の三次駅前に登場し情宣を開始した。「広島県総合防災訓練粉砕」「自衛隊による治安出動訓練を許すな」とアジテーションが響き渡り、労働者や学生にビラが次々と渡され、道行く労働者からは「ごくろうさまです」と声がかえってくる。警察権力は、情宣をなんとか妨害しようと遠巻きでわれわれを監視していたが、一切の弾圧の機会を与えず情宣を貫徹した。

 1923年9月1日、関東大震災下で、デマが流布され、排外主義の大煽動の中で、軍隊、警察、自警団により、朝鮮人、中国人が大虐殺され、「社会主義者」の虐殺が強行された。その9月1日を「防災の日」などとすり替え、自衛隊・警察の指揮下に戦前の「隣組」「自警団」を復活させることなぞ断じて許してはならない。

 関東大震災―朝鮮人・中国人虐殺94ヵ年糾弾。「戦争遂行訓練」、戦争動員態勢形成として強化される「総合防災訓練」を許すな。

 日帝の戦争準備が激しく進められており、陸上配備型の弾道ミサイル迎撃システム・「イージス・アショア」や、新たな迎撃ミサイル・「SM3ブロック僑繊廖¬疑幼綮ゝ Α屮哀蹇璽丱襦Ε曄璽」など最新鋭の精密兵器が導入されようとしている。今年5月の米補給艦を対象に行なわれた「米艦防護」に続き、9月14日、海上自衛隊の補給艦が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイルを警戒・監視する米海軍イージス艦に燃料などを提供している。

 衆院解散、総選挙をうけ野党再編が進んでいる。民進党は、「希望の党」に合流する者と、「立憲民主党」に移る者とに分裂し、事実上解党した。「希望の党」は「日米同盟の深化」と改憲を掲げた極右政党だ。自民党と右翼性、強行性を競い合い、日帝・安倍の朝鮮反革命戦争とファシズムへの突撃を右から補完するブルジョア極右反革命政党の形成であり、両者による議会制圧への突撃だ。労働者人民の怒りと闘いの議会内的集約を許さず、実力・武装で政府打倒・日帝国家権力解体を切り拓く日本階級闘争の渾身の飛躍が無条件に求められている。「集団的自衛権の行使」をもっての朝鮮反革命戦争突入を絶対に阻止しよう。沖縄名護新基地建設を阻止しよう。憲法改悪を許すな。日帝の朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。