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12・3自衛隊ソマリア沖派兵阻止 大湊からの護衛艦・「せとぎり」出撃阻止に決起〈大湊〉 (1251号4面)

反戦・全学連、大湊現地闘争に決起

 12月3日、反戦・全学連の部隊は、海上自衛隊・護衛艦の29回目のソマリア沖派兵阻止の闘いに決起した。今回は、海自・大湊基地からの護衛艦・「せとぎり」出撃に対する闘いだ。

 午前9時、反戦・全学連の部隊は、大湊基地に登場した。艦番号「156」と記された「せとぎり」は、われわれから300メートル〜400メートルの所に停泊し、慌ただしく出撃準備をしている。反戦・全学連の部隊は、ヘルメット、ゼッケンを着け直ちにシュプレヒコールを行ない、労働者人民、自衛官に対してアジテーションを行なう。

 10時10分、「せとぎり」は、汽笛を鳴らしながら出撃する。反戦・全学連の部隊は、怒りをかき立て、船影が消えるまで繰り返しシュプレヒコールを叩きつけ闘いぬいた。

 出撃前に行なわれた出国行事では、大湊地方総監の海将・中西正人が防衛相・小野寺の訓示を代読。訓示は、「各国部隊や国際機関と力を合わせ、心を1つにして任務を完遂してほしい」とするもので、要するに、猩働者人民虐殺の国際反革命戦争を遂行せよ瓩箸いΔ發里澄C任犬撞してはならない。

 11月23日、自衛隊・統合幕僚監部は、海自大湊基地からの、護衛艦・「せとぎり」の出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開している護衛艦の交替として、約210人の隊員からなる「第29次派遣海賊対処行動水上部隊」として編成し、新たに派兵するというものだ。護衛艦のソマリア沖派兵は今回で29回目となる。出撃した護衛艦「せとぎり」は、ソマリアの隣国の紅海沿岸・ジブチにある自衛隊基地に駐屯し、部隊展開をすることになる。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、航空自衛隊・C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空3自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に、一挙に踏み込んできたのである。こうして、自衛隊ソマリア沖派兵が積み重ねられている。安倍政府による海自護衛艦の第29次ソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、これまで計28回派兵され、現在、8月6日に海上自衛隊佐世保基地から出撃した護衛艦・「あまぎり」が活動している。そして、P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押↓猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化されようとしているのだ。

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させてきた。安倍政府は、2013年12月以降、護衛艦1隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーンディフェンス方式」の監視を始めている。さらに、安倍政府は、2015年5月、CTF151の司令部要員として、海上自衛隊の将補クラス約10人を派遣した。護衛艦については、2016年11月1日の閣議決定によって、1隻とする決定を下しているが、「減らした1隻は、北朝鮮のミサイルへの対応などにあてる方針」としており、本質に何ら変更はない。

 安倍政府は、自衛隊ソマリア沖出兵について、11月2日の閣議で、11月19日に期限切れを迎える派兵期間の、1年間の延長を決定し、来年の11月19日までとした。防衛省は、ソマリア沖派兵の「趣旨」について「自衛隊を含む各国部隊による海賊対処活動をはじめとした国際社会の継続的な取組により、現在、低い水準で推移している」としながらも、「しかし、海賊を生み出す根本的な原因であるソマリア国内の貧困等は未だ解決しておらず、海賊行為に対処しなければならない状況には依然として変化が見られません」「極めて重要な海上交通路であるソマリア沖・アデン湾における航行の安全確保に万全を期し、国際協調主義に基づく積極的平和主義の下、国際社会の平和と安定に引き続き貢献していくことが重要」なぞと、ヌケヌケと言いなしている。そして、2018年3月上旬から6月下旬までの期間、将補クラスの海上自衛官10人をCTF151司令官として派遣する計画を明らかにしている。

中東反革命戦争参画強化を粉砕しよう

 ソマリア沖には、自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれてきた。しかし、ソマリアでは米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化し続けている。現在もイスラム原理主義武装勢力は、ソマリアでの大規模な武装攻撃を頻発させている。さらに、シリアやイラクから追われた「イスラム国」戦闘員の大量流入も指摘されている。そんな中、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされ、飢餓の危機と隣り合わせの生活を余儀なくされており、危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓楼輿蓋紊鮴笋燭覆ぁソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば、米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。

 安倍政府は、ジブチの自衛隊基地を、中東反革命戦争の出撃拠点としてさらに強化しようとしている。自衛隊がジブチの自衛隊基地を足がかりに、本格的に中東反革命戦争に参画し、労働者人民虐殺に踏み込むことを、断じて許すことはできない。自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕し、自衛隊の即時撤退をかちとろう。中東反革命戦争への参画強化を粉砕しよう。

 安倍政府は、11月5日〜11月7日のトランプ来日―日米首脳会談で、米帝・トランプ政権と「日米同盟強化」を確認し、朝鮮反革命戦争に突き進んでいる。米軍・自衛隊が拠点を構える横須賀を、米原子力空母・「ロナルド・レーガン」の母港としたことをはじめとして、大湊基地などの自衛隊基地が、朝鮮反革命戦争の出撃拠点としてさらに強化されようとしている。

 大湊基地を解体する反基地闘争の爆発をかちとろう。闘う全世界労働者人民と連帯し、反革命翼賛国会を粉砕し、実力・武装の闘いで、革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。中東反革命戦争への参画強化を粉砕し、朝鮮反革命戦争突撃を粉砕しよう。米軍・自衛隊解体し、戦争遂行の安倍極右政府打倒に攻めのぼろう。