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東北関東大震災被災労働者人民支援大運動を

1・22 自衛隊ソマリア沖派兵粉砕!
第30次P-3C出撃阻止を闘う
(1258号3面)

 2017年12月22日、自衛隊・統合幕僚監部は、海上自衛隊第5航空群(沖縄・那覇市)を基幹とするP―3C哨戒機2機と要員のソマリア沖への出撃を発表した。現在ソマリア沖で展開しているP―3C派兵部隊の交替部隊を、「第30次派遣海賊対処行動航空隊」として編成し、新たに派兵するというものだ。P―3C哨戒機の出撃は、今回で30回目となる。また、今回、同時に、陸上自衛隊第九師団(青森市)を基幹とする「第9次派遣海賊対処行動支援隊」も派兵する。

 P―3C哨戒機2機が1月22日に那覇航空基地から出撃し、要員が1月15日に成田空港から、1月30日に羽田空港と那覇空港から、それぞれ出撃した。出撃した部隊は、ソマリアの隣国の紅海沿岸・ジブチにある自衛隊基地に駐屯し、部隊展開をすることになる。

 P―3C出撃部隊が派兵に踏み込んだ1月22日、反戦・全学連は、第30次P―3C哨戒機出撃阻止の闘いに撃って出た。午前9時半、反戦・全学連の部隊は、雪の舞う中、JR御茶ノ水駅頭に登場し、横断幕を掲げ整列する。部隊全体でシュプレヒコールをあげる。「自衛隊のソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「P―3C哨戒機の出撃を阻止するぞ」「中東反革命戦争粉砕」「自衛隊海外派兵を粉砕するぞ」「戦争遂行の安倍極右政府を打倒するぞ」。その後、部隊は、ビラまき情宣を開始する。次第に大雪になりつつあった悪天候の中にも関わらず、反戦・全学連の情宣行動は、道行く労働者人民の注目を集め、用意したビラは、次々と捌けていく。反戦・全学連の部隊は、約1時間にわたる情宣を終え、再度のシュプレヒコールで、情宣行動を締めくくった。

 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に、当時の麻生政府が、「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は、同年5月に、派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、航空自衛隊・C130輸送機1機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。

 2009年3月からソマリア沖で展開する海自護衛艦1隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。護衛艦は、計29回派兵され、最近では12月3日に護衛艦・「せとぎり」が海上自衛隊大湊基地から出撃している。そして、P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行ない、海上で展開する艦隊への情報提供をおこなっている。さらに、自衛隊は、2011年6月にジブチ国際空港内に拠点を構築している。自衛隊は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押↓猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化されようとしており、ジブチは、海外派兵の拠点として強化されようとしているのだ。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕しよう

 安倍政府は、ソマリア沖の自衛隊の活動をさらに拡大させている。安倍政府は、2013年12月10日以降、護衛艦1隻を、バーレーンに本拠を置く「多国籍任務部隊」(CTF151)に参加させ、特定海域を分担して哨戒する「ゾーン・ディフェンス方式」の監視を始めている。また、ソマリア沖派兵部隊の編成を変更しており、2014年7月に「派遣海賊対処行動航空隊」から業務隊、警衛隊、警務隊を分離させた「派遣海賊対処行動支援隊」を起ち上げている。さらに、安倍政府は、2015年5月、「多国籍任務部隊」の司令部要員を派遣した。その後、護衛艦については、2016年11月1日の閣議決定によって、1隻とする決定を下しているが、「減らした1隻は、北朝鮮のミサイルへの対応などにあてる方針」としており、本質に何ら変更はない。安倍政府は、対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのである。

 ソマリア沖では、自衛隊だけでなく、米軍をはじめとした北大西洋条約機構(NATO)の諸国や欧州連合(EU)の諸国、中国軍や韓国軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。軍事展開もエスカレートし、洋上での戦闘―「海賊」の拿捕が頻繁に行なわれてきた。安倍政府は、2015年以降、「海賊による襲撃事案はゼロになりました」なぞと「戦果」を強調しているが、実際にはソマリア沖の「海賊」の活動範囲はより拡散しており、アデン湾での活動を抑えているに過ぎない。「海賊」の活動範囲は、インド洋北西部にまで及んでいる。外国艦隊の展開は、「海賊」にとって「抑止力」にすらなっていないのである。

中東反革命戦争参画強化を粉砕しよう! 朝鮮反革命戦争突入を阻止しよう!

 ソマリアでは、米帝―帝国主義の介入によって内戦が激化した結果、ソマリア労働者人民の生活再建はなおざりにされている。そのソマリアで、2017年に飢餓が深刻化し、鳴りを潜めていた「海賊」のソマリア沖での活動が再び活発化している。帝国主義軍隊との衝突の危険を承知の上で牋齎疾藏皚瓩鯀世辰董岾ぢ院廚砲覆蹐Δ箸垢觴圓、依然、後を絶たないのである。さらに、ソマリアの首都・モガジシオ周辺では、依然としてイスラム原理主義武装勢力・「アルシャバーブ」などの武装勢力が活動するばかりか、シリアやイラクから逃れた「イスラム国」戦闘員が大量流入している。ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば、米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。そして、米帝―帝国主義による中東反革命戦争の拡大と、中東反革命支配の矛盾が、ソマリアにしわ寄せされているのである。

 こうした中、安倍政府は、ジブチの自衛隊基地を、中東反革命戦争の出撃拠点としてさらに強化しようとしている。自衛隊がジブチから中東に出撃し、労働者人民虐殺に踏み込むことを、断じて許すことはできない。

 パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、実力・武装決起が爆発を続けている。そんな中、米帝・トランプが、イスラエル―シオニストとの結託の下、パレスチナ解放闘争圧殺に動き、さらに対イラン反革命戦争への衝動を強めている。米帝―帝国主義に対する怒りが、中東労働者人民の中から沸き上がっているのだが、そんな中東労働者人民の怒りの矛先は、ソマリア沖派兵を継続し、米帝・トランプとイスラエルとの結託を強化し、中東反革命支配への参画を強める日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。日帝足下から、プロレタリア国際連帯の下での実力・武装の闘いを切り拓いていかなければならない。

 朝鮮半島が一触即発の状態になる中、自衛隊が米軍、韓国軍との連携を強化し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を包囲する部隊展開を行なっている。2017年末から、「安保法制関連法」を適用して、海上自衛隊の艦艇やP―3C哨戒機が朝鮮半島西側の黄海や東側の「日本海」で、「警戒監視」に入っているのだ。「『国連安保理決議』に基づく国際協力」に自衛隊が参加するのは、史上初である。「経済制裁」のための、「密輸」防止の活動であり、それ自体、れっきとした戦闘行為そのものである。そして、海自艦艇が、北朝鮮との本格的戦闘を想定して活動していることは、明白である。まさに、ソマリア沖で実戦経験を積んだ護衛艦とP―3Cが、朝鮮反革命戦争の最前線で動いているのである。日・米・韓による朝鮮反革命戦争突入を、絶対に許すことはできない。

 実力・武装の闘いで、革命的反戦闘争の爆発をかちとろう。戦争遂行の安倍政府打倒に攻めのぼろう。