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自衛隊ソマリア沖派兵粉砕!
10・11 横須賀からの護衛艦「たかなみ」「おおなみ」出撃阻止に決起 (992号4面)

 反戦・全学連、横須賀現地闘争を闘う

 反戦・全学連の同志たちは、10月11日、朝8時40分、横須賀現地に登場し、ソマリア沖への護衛艦出撃阻止の闘いに起ち上がった。国家権力・神奈川県警はわが同志たちの海上自衛隊横須賀基地に迫る気迫のこもった闘いに恐怖し、機動隊を配備して妨害を試みてきた。同志たちはこれをはねのけ、横須賀総監部を臨むヴェルニー公園内に横断幕を掲げ、「自衛隊のソマリア沖派兵を粉砕するぞ」「護衛艦『たかなみ』『おおなみ』の出撃を阻止するぞ」とシュプレヒコールをたたきつけた。その後、横須賀中央駅頭に移動し、行き交う労働者人民に自衛隊のソマリア沖派兵粉砕を呼びかけ情宣闘争をやりぬいた。ビラまきを妨害する機動隊の背後から手を出しビラを受けとって行く人もおり、基地の街・横須賀の労働者人民の不安と怒り、闘いへの共感が示されている。
 10月11日、護衛艦2隻からなる第10次出撃部隊は、海自横須賀基地からソマリア沖に出撃した。「出港式」には防衛政務官・神風、自衛艦隊司令官・河野らが出席し、出撃する計370人の乗員に対して、「世界経済の大動脈であるアデン湾で、自衛隊の生み出している安心感は大きい。使命感と信念を持って実力を発揮してほしい」(司令官・河野)と訓示している。第10次出撃部隊は、11月初旬よりアデン湾で部隊展開することになる。
 自衛隊ソマリア沖派兵は、2009年3月に当時の麻生政府が「海上警備行動」を発令して海自護衛艦2隻を出撃させることで開始された。その後、麻生政府は同年5月に派兵規模をさらに拡大し、P―3C哨戒機と陸上自衛隊・中央即応連隊、C130輸送機一機をジブチに送り込んだ。陸・海・空三自衛隊が統合しての、ソマリア沖での部隊展開に一挙に踏み込んできたのである。そのうえで、麻生政府は新たに海自護衛艦派兵の根拠法として、「海賊対処法」を成立させた。こうして、陸・海・空三自衛隊によるソマリア沖派兵が積み重ねられてきた。
 民主党主導の連合政府が成立してからは、ついに8度目の護衛艦出撃となった。民主党は野党時代の「派兵反対」の姿勢をあっさり投げ捨て、「海賊対処法」を行使して護衛艦のソマリア沖派兵を命じ続けている。その恥知らずな姿勢は、首相が野田に交代しても何ら変わることはない。
 野田連合政府によるソマリア沖派兵強行を断じて許してはならない。護衛艦2隻の出撃を弾劾し、ソマリア沖からの自衛隊の即時撤退をかちとろう。

自衛隊ソマリア沖派兵を粉砕せよ

 2009年3月からソマリア沖で展開する護衛艦2隻は、民間船舶を率い、定期的にソマリア沖のアデン湾を往復している。P―3C哨戒機は、アデン湾上空から監視活動を行なっている。ソマリア沖で展開する自衛隊は、新たにジブチに拠点を構えている。紛れもない海外基地そのものである。こうして自衛隊は対外戦争の犲太哭瓩鮴僂濔紊押⊆衛隊を猩働者人民虐殺の軍隊瓩箸靴洞化しようとしているのだ。
 ソマリア沖には自衛隊だけでなく米軍・仏軍などの艦隊がひしめくように部隊展開している。しかし「海賊」側も武装組織化が進み、活動範囲を広げている。活動範囲は紅海の最南部やモルディブ近海にまで及んでいる。ソマリア労働者人民の虐殺をみすえた護衛艦の展開がさらに強化されようとしている。
 そんななか、大ブルジョアジーどもがしゃしゃり出て、野田政府にソマリア沖派兵強化への圧力をかけ始めた。10月14日、日本経団連は「提言」を発表した。そこでは、護衛艦とP―3C哨戒機の出撃拡大を要求、そして給油用の補給艦派兵や外国船籍への給油、さらには日本船籍の船舶への自衛隊員や海上保安庁職員の同乗まで要求する有様である。全世界労働者人民からの搾取・収奪強化で日帝としての生き残りを図るために「南アフリカの喜望峰航路は嫌だ」「とにかく海賊対処を徹底しろ」とする、大ブルジョアジーの利害丸出しの派兵拡大要求に他ならない。

中東反革命戦争粉砕せよ

 ソマリアでは帝国主義による苛烈な搾取・収奪、米軍による無人攻撃機をも動員した内戦への介入の結果、荒廃が進行している。特に今年に入り、旱魃の影響で疫病や飢餓が蔓延、数十万人が命の危機にさらされている。いわば燹岾ぢ院廚砲任發覆蕕覆韻譴弌待つのは餓死瓩箸いΔ里、ソマリア労働者人民の置かれた現実である。ソマリア内戦もさらに混迷を深めている。米帝―帝国主義が攻勢を強めた結果、首都・モガジシオを支配していたイスラム原理主義勢力・アルシャバーブが8月に撤退。暫定政府がモガジシオ入りしたものの、暫定政府が米帝―帝国主義に支えられてようやく延命していることに代わりはない。局面の打開をかけ、10月15日に暫定政府が南部のケニア国境沿いに攻め込むと、それに呼応してケニア軍が10月16日にソマリア南部に侵攻を開始し、アルシャバーブを追撃している。
 帝国主義海軍がどれほど集中して展開しても、「海賊問題」を解決することなぞできはしない。ソマリア沖における「海賊問題」は、米帝―帝国主義のソマリアへの介入と野放図な収奪が生み出したものである。いわば米帝―帝国主義は、ソマリア労働者人民を「海賊」へと追いやっているのだ。そんな連中に「海賊対策」を語る資格はない。こんな米帝―帝国主義の汚いやり口を跳ね返す闘いを、全世界労働者人民がプロレタリア国際連帯の下でやりぬいていかなければならない。
 野田連合政府は、戦争政策をさらに強化している。その一環として、中東反革命戦争への参画強化をさらに強めようとしている。
 野田は陸自施設部隊約350人の派兵の検討に入った。野田は第2次調査団を10月9日に南スーダンに再度送り込んでいる。野田は調査団の報告を受ける形で、南スーダン派兵に踏み込もうとしているのだ。しかし、自衛隊施設部隊が展開するとなれば、東アフリカの港から内陸部の南スーダンまでの1900キロに及ぶ補給路を確保しなければならない。いつ戦闘になって労働者人民虐殺に踏み込んでもおかしくない。さらに、民主党政調会長・前原や、自衛隊イラク派兵の尖兵であった現自民党参院議員・佐藤正久ら右派勢力は「武器使用基準緩和の検討」を主張し始めている。こんな自衛隊海外派兵の拡大を許すことはできない。陸自施設部隊の南スーダン派兵を阻止せよ。
 世界大恐慌爆発情勢下、帝国主義支配に抗する全世界労働者人民の実力決起が爆発している。パレスチナをはじめとする中東―アラブ諸国で、大衆決起が爆発を続けている。中東労働者人民の怒りの矛先は、中東反革命支配に参画する日帝にも向けられていることを、肝に銘じなければならない。
 闘う全世界労働者人民と連帯し、日帝足下からも実力決起を爆発させよう。中東反革命戦争を粉砕しよう。戦争遂行の野田連合政府打倒・日帝国家権力解体に攻めのぼろう。